世界一有名な名探偵の活躍を描いた『シャーロック・ホームズ』がまもなく公開を迎えるが、ホームズの助手・ワトソン役のジュード・ロウが先日、単身来日した際に「これまで出会った中で最も面白い人」と称したのが、ホームズを演じたロバート・ダウニー・Jr.。本作に続き、世界的ヒットとなったアクション大作の続編『アイアンマン2』が6月に公開されるなどめざましい活躍を見せているが、彼のこれまでの俳優人生には“紆余曲折”という言葉がぴったり当てはまる。天性の演技力を持つと同時にちょっぴりワルな香りを漂わすこの男。本作『シャーロック・ホームズ』をめぐる彼の言動、姿勢からもその素顔が垣間見える。まず、ロバート・ダウニー・Jr.と言えば、『レス・ザン・ゼロ』(’87)での、上流階級でありながらもドラッグに溺れ、堕ちてゆく青年役で鮮烈な印象を残し、その後も喜劇王チャップリンの生涯を描いた『チャーリー』(’92)の演技が絶賛され、オスカー主演男優賞にノミネートされるなど順調なキャリアを築いていった。だが「天才」と呼ばれた多くの俳優がそうであったように、私生活での様々な問題がキャリアにも影を落とす形で、徐々に華やかな表舞台から姿を消していく…。だが、世紀をまたいで俳優という“天職”に復帰。デヴィッド・フィンチャー監督作『ゾディアック』ではアルコール依存症の記者役で卓越した演技力を見せ人々を唸らせ、『アイアンマン』で、天才科学者であり会社経営者でもあるトニー・スタークという当たり役にめぐり合い、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』ではオスカー助演男優賞ノミネートと完全復活を果たした。そして今回、鬼才ガイ・リッチーの誘いを受けて名探偵を熱演。本作に出演するに当たり、長編4作と短編56作を読み込んだという。今回ダウニーが体現した、アクティブなホームズ像について“これまでにないホームズ”との評も聞こえるが、原作をじっくりと読み込んだ彼の弁によると「ホームズを描いた人気TVシリーズや映画は彼を忠実に描いていないことに気付いた」と真逆のコメント。彼は原作小説におけるホームズについて「(これまでの映像作品より)もう少し自由で奇抜な人物として描かれていた」と語り、「だから、みんなで原作に立ち返り、ドイルが描くホームズ、ワトソン、アドラーの会話や、冒険、好き嫌いについて情報を分析した。以前映像化された作品よりも、原作に忠実であることを心がけながら再現したんだ」とその役作りの一端を明かしている。無精ひげを残し、やや物憂げな雰囲気を漂わせる天才肌の名探偵。ヒーローでありつつも、どこかちょいワルな感じはまさに、紆余曲折を経てスターダムに返り咲いたこの天性の演技派だからこそ表現できたと言えるかも。本作でダウニー・Jr.は見事、ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を獲得。マット・デイモンやダニエル・デイ=ルイスといった実力派との競合の末の受賞となったが、そのときのコメントは「誰も僕の味方をしてくれていないと思っていたよ。でも、僕はいつだって狙っていたよ!」と何とも彼らしいユーモアにあふれている。一見、“ヒーロー”などとは縁遠そうなのに(?)、次々と新たなヒーロー像を次々と打ち立てるこの男からやはり目が離せそうにない。『シャーロック・ホームズ』は3月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:アイアンマン 2008年9月27日より日劇3ほか全国にて公開© 2008 MVLFFLLC. TM & © 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.アイアンマン2 2010年6月11日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開Iron Man 2, the Movie: © 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:ジュード・ロウ、昨秋誕生した娘とついに対面ジュード・ロウ来日!ダウニー・Jr.は「出会った中で最も面白い人」アイアンキューピー誕生しかもマスクは可動式!数量限定の前売特典で登場名コンビが挑む最大の試練『シャーロック・ホームズ』カップル限定試写会に30組60名様ご招待約束通り!シャーロック・ホームズの“最強の相棒”ジュード・ロウの来日決定
2010年03月05日世界一有名な名探偵を、鬼才ガイ・リッチーの手でダイナミックに描き出したアクション・エンターテイメント『シャーロック・ホームズ』。12月25日の全米公開に先駆けて一足早く、12月14日夜(現地時間)、ホームズゆかりの地・ロンドンでプレミア・イベントが華やかに開催され、3,000人以上のファンが殺到!リッチー監督に主演のロバート・ダウニー・Jr.やジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムスらスタッフ・キャストが一堂に会した。当日は気温1℃という極寒、雨が降ったり止んだりと悪天候となったが、どこ吹く風とスペインやイタリア、インドなど20か国以上から報道陣が約250人、鑑賞者は1,330人が集結。さらにキャスト・スタッフが姿を現すと駆けつけたファンの熱気は最高潮に!これに応えるように、ロバートらはサウンドバイツやファンサービスをしながら約50メートルのレッドカーペットを約1時間もかけて歩いた。本作のプロデュースを務めたスーザン夫人と仲睦まじく登場した“ホームズ”ことロバートは、この熱狂に「パーフェクトだね!雪が降ってくれたらもっとよかったんだけどね!こういう天気には慣れたよ」と興奮。ホームズ役については「やりがいのある大きな役だった。非常に良い人たちに囲まれていたしね!」と語ると、夫人は「彼はホームズに多面性を与えたと思う。肉体的にも、ドラマ、コメディ、インテリジェンスの要素を与えたわね!」と愛する夫に称賛を贈った。ロンドンに凱旋したジュードも「とてもエキサイティングだね!ロンドンのプレミアが大好きなんだ!自分が生まれた街だしね。白い息が出るのは、とてもこの映画の雰囲気にふさわしいよね」と大喜び。日本のファンに向けて「もちろん日本に行くよ!素晴らしい国へ行くのを楽しみにしています」とメッセージを寄せてくれた。Andrew Gn(アンドリュー・ゲン)のシルバーのドレスにChristian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)のハイヒールを合わせ、ロバートとジュードの間で輝きを放っていたレイチェルは、2人との共演について聞かれ「2人は撮影現場の外でも良い友人だし、良い組み合わせで、良いチームだと思うわ」と満面の笑み。「映画を楽しんでください。素晴らしいホリデーシーズンを!」と日本のファンに向けて呼びかけた。また、早くもシリーズ化の噂が囁かれている本作だが、これについては「ちょっと様子を見てみようかな。これが成功するかどうかで決まると思うよ。暖かい風が吹いてくれれば良いよね!」とリッチー監督。原作の小説にはホームズが日本にいたという記述もあるが…?「先走りすぎだよ(笑)。まずは、この作品をやってからだね。でも、“シャーロック・ホームズIN ジャパン”を覚えておくよ。いまマネージャーに言っておいたから!」とユーモアたっぷりに答えてくれた。これは期待大!続編については、キャスト陣も「ガイ・リッチーとも良い友人になれたし、ジュードと仕事をするのも素晴らしいしね。妻ともしっかり話をしているよ!」(ロバート)、「みんながもっと観たいと言ってくれたら次も作るよ!」(ジュード)と前向きな姿勢がうかがえる。映画『シャーロック・ホームズ』の日本での公開は、2010年3月12日(金)より全国にて。今後の監督・キャスト陣の来日にも期待が集まる。■関連作品:シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:ジュード・ロウ、のぞき見し続ける学生たちに激怒、オレンジを投げつける!ジュード・ロウの娘を出産したモデルがツーショット写真を英ゴシップ誌に公開ジュード・ロウに4人目の子供、女児が誕生残念!ブラピの『シャーロック・ホームズ』出演は誤報ブラピが盟友の窮地を助け、シャーロック・ホームズの宿敵役に急遽挑戦?
2009年12月15日Mr.ChildrenやMy Little Loverなどの数々のヒット曲を手がけてきた音楽プロデューサー、小林武史と映画監督・岩井俊二が手を組み、KAT−TUNの赤西仁を主演に描く青春バンド映画『BANDAGEバンデイジ』。この豪華タッグが早くから注目を集めていた本作だが、11月21日(土)より発売開始となった劇場前売り券が前代未聞の売上枚数を記録!完売の劇場も続出するという、異例の快進撃を見せている。本作は、一時代を築いた90年代の日本のバンドブームを背景に、音楽に賭ける若者たちの情熱や葛藤、恋愛模様を小林さんが描きあげたオリジナルストーリー。ボーカル役を務める赤西さんは、小林さんプロデュースの下、劇中バンドと同じ名前の期間限定音楽プロジェクト“LANDS”として、本作の主題歌「BANDAGE」を歌い上げる。11月25日(水)にシングルリリースされ、早くもオリコンデイチャートにて初登場1位を獲得するという白熱ぶり。今回発売された劇場前売り券を購入すると、応募ステッカーがもれなく付いてくるが、主題歌「BANDAGE」CDに封入されている応募はがきに貼って応募すると、抽選で1,400組2,800名が1月19日(火)に都内某所で行われる一夜限りのスペシャルライヴ<LANDS:LAST LIVE>に招待される。劇場前売り券と主題歌CDとの連動キャンペーンは、東宝配給作品としてはこれが初めての試み。これが見事に功を奏し、発売初日で約7万枚の前売り券が売れ、現在急ピッチで増刷しているとのこと。赤西さん、小林監督からも「嬉しい」と喜びの声が届けられた。来年の公開に向けて本格始動した本作だが、果たしてこの快進撃はどこまで続くのか?『BANDAGEバンデイジ』は2010年1月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会
2009年11月26日