パーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業。海外ブランドのPRを経て、2013年よりペットとオーナー向けのアパレル&雑貨ブランド、ducie(デューシー)を立ち上げる。スタートから一年で全国38店舗のブティックが取り扱う人気ブランドへと成長。「最愛のペットとのあらゆるシーンをもっとステキに彩るために、ひとめ見て心踊るような可愛い商品を提供したい。キラキラをちりばめたものづくりを大切にしています」プライベートでは、スタイリストとして活躍中の旦那様と、シェットランドシープドッグのタイシと、駒沢ライフを満喫中。
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© Monika Wisniewska - Fotolia.com 飼い主さんにとって家族同然のペットの食事。単なる餌ではなく、美味しくて安全な食事を与えたいと思うのは当たり前のこと。 我が家のペットは犬ですが、一日の中で彼の一番の楽しみは、おそらく散歩と食事の時間でしょう。人間のようにたくさんの娯楽があるわけでもない、ペットの数少ない楽しみぐらいは、出来る限りキチンとしたいと思っています。 数年前、愛犬家の友人たちから「ドライフードを手作り食に変えたところ、目ヤニや体臭が軽減した」という話を聞き、アレルギー体質だった愛犬の食事を、思い切って手作り食に切り替えることにしました。 色々とリサーチをして、参考にしたのはこちらの3冊です。 基本は、肉:野菜:穀類を1:1:1の割合で与えるだけ。 愛犬の頭の大きさを一回分の食事の分量の目安として、便の様子を見ながら、分量の調整をします。 「犬にとって危険な食材」を避けるのはもちろんですが、後はあまり神経質にならずに、旬の食材や冷蔵庫の残り物を組み合わせます。 個々の体質や犬種によっても向き不向き、多少の違いがあるので、獣医さんでアレルギー検査などをしてから、手作り食に切り替える方がより安心です。 さて、ここでは一般的に犬が食べると危険な食材を列記します。 ・赤血球を破壊する成分を含むネギ類、ニンニク ・消化が悪く、ビタミンB1を破壊するチアミナーゼが含まれる甲殻類、生の淡水魚 ・結石の原因となるアクが強い野菜(アク抜きをしてからの使用はOK) ・犬にとって毒性があるペルジンを含むアボカド 私の場合は、これらの食材を除いた肉・野菜・穀類をおじやのようにコトコト煮て3~4日分作り置きし、小分けにして冷凍しておいています。 では、ある一日のレシピをご紹介しましょう。 愛犬大喜び!ヘルシー野菜たっぷりおじや作り方 材料: 肉:鶏のささみ 野菜:大根、白菜、キャベツ、生姜、ひじき 穀類:玄米(米の表皮や胚芽には農薬が残留しやすいので、無農薬玄米がオススメ) 作り方: 【1】肉と野菜を食べやすい大きさにカットします。 【2】多めに炊いて小分けで冷凍しておいた玄米を、たっぷりのお水で煮ます。 ※犬は玄米の消化が得意でないので、ドロドロになるまで煮込むこと。 【3】野菜とお肉を投入し、さらに煮込みます。水分がなくなってきたら完成。 もちろん味付けは不要です。 穀類は玄米の他、パスタやうどんなども使います。 パスタは食べやすいショートパスタが便利ですよ。 フードボウルに入れてから、納豆や蒸かしたサツマイモ、チーズ、すりごまなどをトッピングして、はい!出来上がり。 何を試しても改善しなかった愛犬の脂漏症が、手作り食に切り替えてから10分の1以下に軽減しました。体臭や毛並みなど目に見える変化にも感動しましたが、何よりも愛犬の食事への食いつき具合が、ドライフードとは比にならないです!空になったフードボウルをいつまでも舐めている姿を見て、やっぱり美味しいんだなぁと、シアワセな気持ちになります。 手作り食はメリットもたくさんありますが、栄養が偏りがちになることもあるので、我が家では、朝はドライフード、夜は手作り食にしています。 ペットの健康管理は、100%飼い主さんの責任です。正解、不正解ではなく、100人の飼い主さんとペットがいたら、100通りの愛情の注ぎ方があるのがステキなこと。ペットの食事も人間同様、美味しくて安全なものを。家族一緒にシアワセな時間を過ごせたら最高ですね!
2014年05月22日クローゼットに柔らかいパステルカラーの春夏服が並ぶと一気に気分が高まって、メイクやヘアカラーまで一新したくなります。さて、この春もたくさんの最新トレンドが発信されていますが、旬のアイテムは気になるけれど、自分で着るのにはちょっと抵抗が、、、という方も多いのでは?そんなとき、愛犬のファッションにトレンドを取り入れてみる、という選択もありますよ! フラワーモチーフ 毎年春になると、カラフルでポップな花柄ファッションが登場しますが、今年は例年以上にフラワーモチーフのアイテムが、ランウェイを華やかに彩りました。プリントや刺繍、花びらを繊細に模倣した立体的なモチーフなど、さまざまな花を用いた洋服が目を引きます。そんな2014年春夏のビッグトレンドの一つ、「フラワーモチーフ」を用いたペット服がこちら。 ducie(デューシー)の2014 SS新作「デイジー・レース・フーディ・タンク」(左)は、涼しげな総レースのフード付きタンクに、デイジーのお花が一枚一枚縫い付けられています。デイジーの花言葉「無邪気」という言葉のように、愛くるしくピュアな印象がこれからの季節にぴったりの一枚です。 そして、トレンドの"透け感”が楽しめるメッシュ生地に、スパンコールのお花がキュートな「フラワー・スパングル・トップス・フォー・パピー」(右)。こちらは、同じデザインで人間用のトップスもあるので、愛犬とお揃いで着ることができますよ。 ナンバー&メッセージ そして以前より圧倒的な人気で、今季もビッグトレンドから外せないのは、数字やメッセージがプリントされたスポーティなスタイル。2014年秋冬でも引き続き注目されるアイテムです。 甘めのデザインが苦手な男の子のワンちゃんにもオススメな「88ルミナス・ボーダー・ティー」は、オーガンジーベースの、透け感のあるボーダー生地に、数字の88が刺繍されたTシャツ。88の部分は、暗闇で蓄光するため、夜間のお散歩にも重宝します。 そして“carry me(抱っこして!)”とキュートなメッセージがプリントされた 「キャリー・ミー・タンク・フォー・パピー」。 肌触りの良いスウェット生地をオーガンジーで覆い、裾にレースを施したガーリーなノースリーブ。こちらも、飼い主さんとお揃いの着用が可能な一枚です。 これからはファッションで遊ぶのに絶好の季節。春夏の最新トレンドを愛犬と一緒に上手に取り入れて、ペットとの楽しい思い出をたくさん共有してくださいね。 ・ ducie(デューシー)SPRING SUMMER COLLECTION
2014年04月15日ペットを飼っている皆さん、旅行の際、ペットはどうしていますか?答えは2つ、同伴かお留守番。けれど、同伴させるにも、「一緒に泊まれる宿の情報が乏しい」、またお留守番といっても、「なんとなく心配」なんてお困りの方、多いと思います。そうですよね。その気持ち、よく分かります。 一般社団法人ペットフード協会の「2013年全国犬猫飼育率調査」によると、全人口の約26%が犬か猫を飼っているのに対し、ペット同伴を受け入れている宿の数は全体の5%以下、とまだまだ限られています。 さらに、ペット同伴OKの宿に対する「汚い」「サービスが劣る」といったマイナスのイメージから、ペット同伴で宿泊する場合、宿のクオリティは妥協せざるを得ない、という飼い主の声も少なくありません。 移動の手続きが面倒な海外旅行は仕方ないけれど、国内旅行であれば、家族の一員としてペットも同伴させたい!との思いから、私も以前はお宿に期待を抱かずにペット同伴旅行をしていた飼い主の一人でした。 ところが!そんなネガティブな思い込みを払拭させる、とっておきのお宿があったんです。自然の恵みと美味しい食事、心のこもったおもてなしなど、旅の醍醐味、最高の非日常をペットと一緒に過ごすことができる、ステキなお宿が! 秘密にしたいホテル「stellar」 「愛犬とサイパンにて。これからプライベートビーチでひと泳ぎ」 なんて浮かれてSNSに投稿したくなる、まるで海外のリゾート地にでも来たかのような写真が撮れるお宿がこちら。 昨年の夏、千葉県南房総のプチホテル「stellar」に滞在した時の一枚です。 開放感のあるダイニングルームで潮風にあたりながら、フルコースのディナーをいただき、深い眠りから目覚めた翌朝は、プールサイドで朝日を浴びながらゆったりと朝食を堪能。広大な敷地に大興奮の愛犬と走り回り、疲れたらハンモックでしばし休憩。絵に描いたような夏の一日です。 そしてなんと、一日限定二組まで、という贅沢なおもてなしのすべてを、愛犬と一緒に楽しむことができるホテルです。目の前にあるビーチで日が暮れるまで遊んで、プールでクールダウン。日本にいることを忘れてしまうくらい、パーフェクトな休暇が愛犬と実現できるのです! 秘密にしたい旅館「渓山荘」 ホテルもいいけど旅館もね、という方にオススメしたいのは、群馬県の北部、塩河原温泉にある「渓山荘」。クラシカルな建物と、モダンなインテリアが調和する、スマートなたたずまいが印象的な旅館です。300年前の諏訪神社の舞殿を移築したという、特別室と別館にて、ペット同伴の宿泊が可能。 清潔に整えられたお部屋と行き過ぎないサービス。さらにお食事は、全国各地の自然農法園から取り寄せたお野菜や、飼料からこだわって生産された肉や卵が丁寧に調理されてふるまわれるという贅沢さです。 冬の雪見、夏の森林浴、秋の紅葉など、四季を通じて自然の憩いを満喫できる露天風呂も魅力の一つで、星空を眺めながら、また鳥のさえずりを聞きながら、時間を忘れて何回入浴するも良し。旅館のホームページには、「自然と静寂、あるのはこれだけです」とのメッセージが。 自然と静寂を引き立てるお宿のおもてなしにすっかり魅了された私は、これまでに4度もこちらを訪れています。 ホテル「stellar」、旅館「渓山荘」。ペット同伴OKながらよい意味で期待を大きく裏切るこの2軒。ともにオススメの決め手は、もし、ペットを飼っていなかったとしても、宿泊したいと思えること。本当は秘密にしておきたいくらいの場所なのです。 今度の旅行は「ペットは同伴?お留守番?」。答えはもちろん「同伴」で。愛するペット、愛する家族、パートナー、友達。大切な誰かと、最高の時間を共有できるとっておきのお宿で、ゆっくり至福の時を過ごしてみてはいかがですか。
2014年03月12日