お寺書籍編集・ライティング→IT関連企業を経て、2009年よりフリーランスのイラストレーターとして活動中。書籍・雑誌・WEBなどをメインにイラストを制作しています。 2015年1月に第二子が産まれたことを機に、赤ちゃんを観察して描いた「赤子イラスト」をTwitter上で公開中。 公式ホームページ Twitter(赤子イラスト)
大人の真似して言ってるけれど、ちょっと違う…! 子どもの言い間違いはとってもおもしろくてかわいいもの。その言い間違いをイラストレーター栗生ゑゐこさんがイラストに描き起こす新連載のスタートです。
ウーマンエキサイトの人気連載「赤ちゃんかるた」の栗生ゑゐこさんの新連載がスタートしました。1歳になった娘さんを観察すると、日々幼児ならではの可愛さとおもしろさと、さまざまな出来事が繰り広げられています。
3歳と0歳の子どもの母でもあるイラストレーターの栗生ゑゐこさんが、赤ちゃんのいる生活で発見したことをカルタ形式のイラストコラムで毎週連載。思わず「分かる分かる!」と言ってしまう子育てあるあるが満載です。
こんにちは、イラストレーターの栗生です。 先日公開されました「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」のページ、もうご覧になられましたか? 私もプロジェクトの「泣いてもいいよ」ステッカーをさっそくiPadに貼ってみたところ、激しく割れている画面の角がいい感じに補修できました(※そういう用途じゃない)。 ・ 特集:WEラブ赤ちゃんプロジェクト さて、今回の赤ちゃんカルタは「ほ」。 赤ちゃんといえば、ムチムチボディに丸くてフワフワのほっぺた…というイメージがありませんか? 新生児って正直そこまでほっぺが出ていないので、産後直後は「なんだ都市伝説か?」と思っていたのですが、数ヶ月後にはあら不思議。小さく控えめだった新生児ほっぺはどこへやら、餌を詰め込みすぎたハムスターかと見まごうばかりに貫禄たっぷりの、見事な頬に成長したではありませんか。 乳児期の成長曲線を見るとわかるとおり、赤ちゃんの体重は産後一度落ちてから急激に増え、生後3ヶ月頃には出生時の2倍ほどの重さになります。この頃からムチムチが加速し始めたというお子様も多いことでしょう。 そんなムチムチほっぺの引力たるや、うっかりすると通りすがりの見知らぬ人までもが引き寄せられるほど。触りたくなる気持ちはわかるけれど、まずは事務所(保護者)を通してからにしてもらいたいです。 今日のカルタ 「ほっぺの曲線がたまらない」
2016年05月04日このステッカー制作のお話をいただいたのは、ちょうどベビーカーに乗った1歳の子どもが地下鉄の通路で通行人に殴られるという事件があり「赤ちゃんに暴力とは何事!」と憤りを感じていたときのこと。 赤ちゃんの安全を守るために自分にできることはないだろうか、そう考えていたところに声をかけていただき、これはいい機会かもしれない…とステッカー制作に参加させていただくことにしました。 でも、わざわざ知らせる必要ってあるの? はじめはそんな思いも。 ステッカーを作るにあたり、最初は疑問もありました。「赤ちゃんが泣いても気にしませんよ」って、見知らぬ人にわざわざ知らせることなのかな? 気にかけてるなら直接声をかければいいんじゃない? ステッカーという形で意思表示するのであれば「泣いたらあやしますよ、困ったことがあれば手伝いますよ」と、より積極的な表示にするのはどうか? などなど。 しかし、打ち合わせでお会いしたステッカー発案者の紫原さんの話では、赤ちゃんが泣いている時、むやみに声をかけないほうがいいケースもあるとのこと。なるほど…。 方向性を固めて、デザインの修正が大方終わったころ。ウーマンエキサイトの担当さんから許可をもらい、赤ちゃんイラストをアップしているTwitterアカウントで簡単なプロジェクトの説明とステッカーのイラストをアップしてみました。すると予想以上の反応が。 ウーマンエキサイト発のweラブ赤ちゃんステッカー、5月5日くらいに公開予定です。 pic.twitter.com/ufrS2drUQn — 赤子イラスト(栗生ゑゐこ) (@quriwoo2) 2016年3月6日 多くは好意的な感想や仕様についての問い合わせ、改善意見などでしたが、中には 「そんなに赤ちゃんに優しい自分をアピールしたいのか?」 「ステッカーをつけていない人が白い目で見られるようになるんじゃ?」 「子連れにそんなに気を使う必要があるのか?」 といった感想もありました。 もちろんこのステッカーには何の強制力もないですし、誰がどういう意図でつけていても別に構わないと思います。赤ちゃんが泣いて大変そうにしている親御さんに「泣いても大丈夫ですよ、気にしないでください」とそれとなく伝わることと、「赤ちゃんを見守っている、気にかけている人がいる」ことが誰の目にもわかるというのが重要だと思います。 ステッカーはあくまでひとつの手段 子どもの登下校を見守る保護者の方々のように、あるいは「こども110番の家」の看板のように、赤ちゃんや、赤ちゃん連れの人を見守っている人がここにいますよ、と表明する手段のひとつとしてステッカーを使ってもらうことができたら。そして赤ちゃんの安全を脅かす存在を遠ざけ、保護者に少しでも安心してもらうことができるのであればすごくいい。 さらに言えば赤ちゃんと子どもの安全と成長を守りたい、と思う人はたくさんいると思うので、そうした人々による「赤ちゃんに優しい社会の可視化」につながっていけたらいいなあ、と夢想しています。 と、ここまで書いて「それなら吹き出しのセリフが「見守っているよ!」というバージョンがあってもいいかも? いや吹き出しのないバージョンもありかも…」などと考え始めている私(いや、独断では決められないのですが)。 WEラブ赤ちゃんプロジェクトはまだ産声をあげたばかりです。より多くの方に賛同・参加していただくことで、今回のステッカー配布以外の活動にも道が開けていくと思います。
2016年04月27日こんにちは、イラストレーターの栗生です。何だかあっという間に連休ですね。連休ですが、幼児2人とずっと一緒だと思うと「むしろ連勤だな~」という気持ちになります。体力がゼロにならないよう策を練らないと…。 さて、今回の赤ちゃんカルタは「へ」です。 赤ちゃんと暮らした経験がある方は聞いたことがあるかもしれません。赤子が漏らす、音とも何ともつかない「へ~」という声を…。 実際何割ほどの赤ちゃんがそんな声を出すのかわかりませんが、去年出産を終えた私は、たしかに新生児が「へ~」という音をさせていたのを聞きました。意図していないのにうっかり口から漏れちゃった、みたいな風情と、天上の音曲であるかのような今まで聞いたことのない音色。 新生児のたまらん萌えポイントとしてイラストにも描いていたのに、どんな音だったのか、どういう声だったのか、今となってはまったく思い出せないのです。そういえば上の子が産まれたときはどうだったっけ…と記憶をたどってみましたが、「へ~」という声を聞いたかどうかすら思い出せないという…。 1年前の私よ、そんなにかわいかったのなら録音しておくべきだったよ! 時が経ってからいつでも思い出せるなんてことなかったよ! 今日のカルタ 「へ~って言う」
2016年04月27日こんにちは、栗生です。保育園の慣らし保育が終わり、「ようやく仕事ができる~」と思ったのもつかの間、1歳児が熱を出して3日間お休みとなりました。集団生活1年目あるあるですね…(遠い目)。 さて、今回の赤ちゃんカルタは「ふ」。寒さの厳しい冬場、手足の先までモッコモコのジャンプスーツを着ている赤ちゃんを見かけることが多くなった気がします(暖かい地域ではそうでもないかもしれません)。 このジャンプスーツ姿の赤子の着ぐるみっぽさがたまらなくて、街で赤ちゃんを見かけるたびに、ついつい目で追ってしまうのです。 さらに言うと、前向きタイプの抱っこ紐にモコモコ赤子をインした親御さんがこっちに歩いてくるとき。あれ、どうしても目がそらせなくて5秒間ほど見つめてしまうことがあります。見知らぬファミリーをガン見するとは大変失礼なことと存じ上げているのですが、モッコモコのかわいい赤ちゃんを、見るなと言うほうが無理なのです。 ところで、防寒着以上に強力なぬいぐるみ感を放っているのがベビー向けの仮装用衣装。去年のハロウィンはなんとなくスルーしてしまいましたが、後からテンション高めの衣装を着せられた赤ちゃんの画像を検索しては身悶えている始末です。親のエゴと言われようともかわいいものはかわいいのです。今年は何か着せてみようかな…。 今日のカルタ 「冬はぬいぐるみ化する」
2016年04月20日すっかり春めいてきた今日この頃、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 わが家は、この春転園した子どもたちが、慣らし保育に入りました。慣らし保育とは文字通り「保育に慣れさせる」ことで、通常時よりも保育園で預かってもらう時間が短くなっています。その分、いつもより子どもと過ごす時間が長せるので、それはそれで楽しいのですが、仕事のほうが死にかけております。同じ思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。 さて、今回の赤ちゃんカルタは「ひ」です。 赤ちゃんって基本的に、表情がそれほど豊かではないですよね。あまり赤ちゃんに接していない人であれば、笑顔、泣き顔、真顔、寝顔ぐらいしか見られないかもしれません。ですが、表情に乏しいように見えて、実はさまざまな顔をしています。 わが子でいうと、たとえば生後数週間経ったある日。いつものように授乳しようと抱き上げるとふいにおちょぼ口になる。これは乳を飲むときのイメトレ…? また、生後8ヶ月ぐらいの頃には、ほおの内側を吸い込んだり、下唇を突き出してアゴをしゃくれさせたりしているのを、なぜだか頻繁に見かけました。ふと見ると顔がしゃくれている赤子、シュールであります。 赤子は基本的に真顔なので、見ることができるとすごく得した気分になります。成長するにつれ、表情がくるくると変化するようになり、それはそれで人間らしく、とてもかわいいのですが、赤ちゃん時代しか見られないひょうきんな表情も逃さず見ておきたいですね。 今日のカルタ 「ひょうきんな顔をする」
2016年04月13日三寒四温の気温差に春を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 自分と子どもの鼻水拭きに専念するあまり、子どもたちの転園・入園準備をすっかりおろそかにしていた(見ないふりをしていただけともいう)、イラストレーター、栗生でございます。 子どもを産むまで知らなかったんですが、赤ちゃんってすぐに鼻水を出すんですよね。 わが家の赤子は夜、鼻づまりと咳で起きてしまうことがあります。そういうときには朝、赤子の顔がカピカピになっており、シーツは鼻水でところどころ黄色の迷彩柄に。「うん、病院行こう」と固く決意する瞬間です。 しかし、事情によってはすぐに受診できないこともあります。そんなときは定番育児用品のひとつである鼻水を吸引する器具、これが活躍します。赤子のウブな鼻の穴にチューブを入れて、親の口の吸引力により鼻水を吸い出すというシンプルな構造に当初はやや引き気味だったのですが、これを使わざるを得ないくらい、赤子の鼻はすぐ詰まるのです…。 しかし、低月齢児ではこのチューブの先が鼻の穴の大きさより大きく、鼻に入らないことがあります。難儀していたら、実父に「昔は直接鼻の穴に口をつけて吸い出していた、母親ならできるだろう」と言われて、おののきました。そこは母限定しなくてもいいんでは…? 一応やってみましたが、「難しい上にやる側も、もれなく菌をもらう」という仕様ゆえ、病院で吸引してもらうのがいいという結論に落ち着いた次第です。 そういえば、最近では電動の鼻水吸引機もいくつか出ており、レンタルできるものもあるので大変気になっています。ちょうど手持ちのシンプル系器具は、嫌がって鼻に差し込むのもまともに吸引するのも難しくなってきたところ。ぜひ試してみたいものです。 今日のカルタ 「鼻水がエンドレス」
2016年04月06日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 わが家の赤子は1歳1ヶ月。すでに乳児期は終わっていますが、まだ朝晩の授乳は欠かせません。離乳食はしっかり食べているので、現在の赤子にとっての授乳は、食事というより趣味とかコミュニケーションの一環になっているような気がします。 今日も「マンマ〜」と甘えた声を出しながら乳を吸っていますが、時折、母の首や脇腹をここぞとばかりにわしづかみしたり、こねくり回したり、はたまたひねり潰したりしてくるのは一体何なのでしょうか。 先日、クリエイター系のイベントにブースを出した際、乳児連れのお客さんが立ち寄ってくれたので、気になっていたこの問題について聞いてみたところ、「授乳中、こちらの腕やら乳首やらをつまんだりしてくるけれど、思いっきりつかんでくることはあまりない」とのこと。なるほど。 ところで先日Twitterに「抱っこすると、赤ちゃんが喉元を突いてくる」というイラストをアップしたところ、共感のコメントを多数いただきました。喉アタックは、脇腹&乳首わしづかみ攻撃よりも「赤ちゃんあるある」な攻撃なのかもしれません。 なぜそこを執拗に突いてくるのか、機会があれば当人(赤ちゃん)に問うてみたいものですが、話ができるようになる頃には、きっとそんなこと忘れているでしょう。私としては胎内記憶よりも聞いてみたいことなのですが。 今日のカルタ 「のどを狙う」
2016年03月23日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 皆さんは赤ちゃんの寝かしつけ、どうやっていますか? わが家では、部屋を暗くして抱っこでゆらゆらするか、目を閉じて眠そうにぐずっていたら添え乳をして、そのまま寝落ちを狙うというスタイルが多いです。 なかなか寝つかなかったり、すぐに起きてしまったりする時期もありましたが、今はたいていこのどちらかの方法で夢の中へと旅立ってくれます。 しかし、子の寝かしつけのために快適な温度に保たれた部屋は、当然親の寝かしつけにも最高の環境。暗くて静かで、横には絶妙な温かさの柔らかな赤子がくっついていて…。こんな天国のような状況から寝落ちせずに生還するなんて、鋼の精神力を持ってしても無理でありましょう。 私はこの天国を満喫したいために、そのまま子どもと一緒に寝てしまうことが多いのですが、ある晩ふと目が覚めて横を見ると、顔をこちらに向けてガン見している赤子と目が合いまして…。思わず「ウワッ」と叫んでしまいましたね。 赤子、お前だったのか。私が寝入るのを見守っていてくれたのは…。 今日のカルタ 「寝る親を見守る」
2016年03月16日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 だんだん暖かくなってきて、日中の外出が楽しい季節になってきましたね(スギ林方面から飛んでくる黄色い粉さえなければ、もっと楽しいのですが…)。 わが家の赤子は外で過ごすのが好きらしく、保育園のお散歩で公園に行くと、ハイハイで芝生の上を走り回るそうです。広い公園は気持ちがいいものですが、赤ちゃんが好きなのはどちらかというと狭い場所だったりします。 家の中でも、30cm四方のおもちゃ箱からおもちゃを投げ出して自分がきっちり収まっていたり、カーテンの陰に隠れたり、家具の隙間に入り込んで棚の中身をぶちまけたりしている姿がよく目撃されています。 移動の際も、以前は(なぜだか)ベビーゲートと壁の隙間を通ろうとして挟まり、泣いているということがあったのですが、最近は熟練の域に達した高這い(タカバイ。お尻を高く上げて這うこと)で、椅子の足を華麗に避けつつテーブルの下を移動し、意外な場所から出てきては目的地まで一直線。一家でもっとも無駄のない動線を描けるのは、おそらく赤子でありましょう。 今日のカルタ 「抜け道を見つけた」
2016年03月09日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 幼稚園や保育園に通う子どもがいると、朝は特に忙しいですよね。 わが家の子どもたちは別々の保育園に通っていて、上の子と夫は一足早く先に家を出、私と下の子は少し後に出て行きます。 朝のバタバタを終えて、保育園の荷物も持った、上着も着せた、さあ出かけよう…というときにふと漂う、ほのかな、しかし確実に赤子の下半身から発せられた系の、色で言えば黄色~茶系の…まあ、平たく言えばうんちのにおいがする…ええ、よくあることですよね。出がけのアウトプット。 それでオムツをいそいそと替えまして、さて、と抱っこ紐に入れたところでまた香ってくる2回目の茶系臭…。 私は家で仕事をしているので、保育園への出発前にモタモタしていてもそれほど致命傷にはならないのですが、お勤めの親御さん方におかれましては、出発時刻ギリギリのハプニングは大変ツラいものがあろうかと思います。皆さん、本当にお疲れさまです。 今日のカルタ 「二度あることは三度ある」
2016年03月02日こんにちは、イラストレーターの栗生です。このところ赤子の夜泣きが本格化してきてしまい、なかなか眠れない夜を過ごしております。 夜泣きのスタートは「メンメンメ~(たぶんマンマと言っている)」と甘えたような泣き声なのですが、その後徐々に声が大きくなり、こちらが起き上がれないでいると、「ア゛ー! メンメー!!!」と声を限りに泣き叫びます。その上、抱っこであやそうとすると「もう遅いわ!」とばかりに、そっくり返ってお怒りになるのです。 赤ちゃんの泣き方って成長にともなって、甘え泣き、怒り泣き、本気泣き…と、バリエーションが出てきますよね。しかも、泣き方にはそれぞれ個性が光ります。わが家の赤子は怒ると「タイタイタイ!」と言いながら泣くもので、本人には気の毒ですが、おもしろくてつい笑ってしまいます。 そういえば最近、「赤ちゃんの夜泣きは、一度放置しておけば以後しなくなる」という説を見かけました。でも個人的には、放っておくのは音量的にも心情的にも、ちょっと難しいものがあります。 …という具合に保育園の連絡帳に睡眠の悩みを書き連ねていたら、保育士の先生がうまく寝かせるコツを伝授してくれました。赤子も大人も安らかに眠れるよう、今夜も試行錯誤です。 今日のカルタ 「泣くのが仕事」
2016年02月24日こんにちは、イラストレーターの栗生です。2月も半ばを過ぎ、寒さの中にもそこはかとなく春の気配が感じられるようになってきました。 私は寒がりなのでタイツに靴下とレッグウォーマーをオンした防寒スタイルで過ごしていますが、赤子のほうは移動中に靴下が神隠しにあう事件があまりに多いので、少しの距離であれば裸足のまま移動しています。 そんな時に思い出すのが、知人が遭遇した「赤ちゃん、足が冷えてるわよ〜。かわいそう〜」と通りすがりにアドバイスしてくれる見知らぬ人のこと。そういえば赤ちゃんを連れていると、1人のときよりも断然話しかけられる回数が多い気がします。 たとえば、抱っこ紐で長女を抱っこしてスーパーで買い物中、「それ(抱っこ紐)、最近みんなしてるけど大丈夫なの? おんぶのほうがいいんじゃない?」と、突然年配の女性(もちろん初対面)に心配されるというケース。話しかけてきたご本人としてはきっと以前から気になることだったのでしょうが、突然のことに私も面食らって、「まぁ、大丈夫だと思います…」としか言えず微妙な空気になったことがありました。 もちろん疑問や心配だけでなく、「かわいい~」「何ヵ月?」などと言ってもらえることもたくさんあります。 声をかけられるとなんだかんだで自分(と子ども)がこの地域で暮らしているんだなぁと強く感じます。 今日のカルタ 「通りすがりの人に話しかけられる」
2016年02月17日こんにちは、イラストレーターの栗生です。インフルエンザその他の感染症による学級閉鎖や学年閉鎖などのうわさを伝え聞くこの頃、いかがお過ごしでしょうか? かくいう私も集団生活をするわが子たちが感染しないかとビクビクしていたのですが、なんと自分が高熱を出してしまいました。集団生活とは程遠いロンリー在宅労働者なのに、一体なぜ! インフル検査では陰性と出たものの、お医者さんはクロとのお見立て。薬を処方してもらい、とりあえず熱は一晩で下がりました。怖いのは家族に移してしまうことですが、そういう時に限ってなぜか子どもたちがいつもよりもくっついてくるんですよね。 上の子は嬉々としてお医者さんごっこを始めるわ、下の赤子はマスクを引っぺがすわ、口に手を突っ込もうとするわ(なんで!?)で、もうやめてくれ! 母さんに触れるなァァ!…と、小さい子どもがいると、隔離されたくてもできないのがつらいですね。 今のところ家族には移っていない模様ですが、できる予防は早めに、計画的にやっておくにこしたことはないですね。皆さんもお気をつけください…。 今日のカルタ 「手をつっこんでくる」
2016年02月10日こんにちは。遠方に住む友人が春に出産予定と聞いて、今からウキウキソワソワしている栗生です。友人数人と共同で出産祝いを贈ろうという話になっているのですが、もう高性能ブランドバギー(高価)でも電動ハイローチェア(高価)でも、何でも贈ってあげたい気分です。…と、自分が産むという緊張感がないからか、うれしさやおめでたさがMAXになってしまって妙にハイになっている自分がいます。あぁ、早く新生児の顔を拝みたいな~。 ところで、赤ちゃんの誕生祝いって、一体何が喜ばれるんでしょう。わが家でもいろいろなものをいただきましたが、もらってうれしいものとよく使うものって、実は違ったりするんですよね。 うちでずっと使っているのは、超軽量おむつポーチと赤ちゃんの成長に合わせて形態を変えられるメリー。逆にすぐ使わなくなってしまったのはバウンサー。低月齢の頃はよく使いましたが、今は自分で動き回りたいようで大人しく座っていてくれません。 ひとつ、もらってうれしかったものがあります。それは、さまざまな種類の木でできた無垢の積み木。匂いや手触りの違いが楽しく、おそらく高品質なおもちゃだと思うのですが、なにせ赤ちゃんが積み木を積むのはだいぶ先のこと。もらって1年はひたすら舐められしゃぶられ、その次は放り投げられ、大人が積もうものなら速攻でなぎ倒される、という具合です。 もしや、しゃぶっているときに木の味の違いを覚えたりしていたのだろうか? だとしたら味覚の発達に一役買っていると言えなくもない…のかもしれない…。 いろいろな意味で長く使えると言える積み木、友人の出産祝いに、ひとついいのを贈ってみようかしら。 今日のカルタ 「積み木は積みません」 (栗生ゑゐこ)
2016年02月03日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 暖冬とはいえ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。 積雪で東京の交通がマヒした日、保育園デビューした赤子は早速風邪をひいてしまいました。今年は保育園にどのくらい通えるのか、今からドキドキしています。 そんな赤子も早いもので間もなく1歳。母乳を飲み始めて1年のキャリアになります。最初の頃はまだ飲み方もうまくなく、こちらも授乳時間や体勢を試行錯誤して飲ませたものですが、今やおっぱいを放り出して寝転んでいるだけで勝手に飲みに来てくれるように。俗に言うドリンクバー状態であります。 それもただ飲むのではなく、足を持ち上げてアクロバティックなポーズをするわ、口を中心に転がりまわるわで、端から見たら母子で前衛舞踊を繰り広げているように見えるんじゃないかと、授乳しながら楽しくて仕方ありません。 しかし、最近はガッツリ生えてきた歯で噛まれるようになってしまい、楽しい時間が恐怖のひと時に…。そろそろ卒乳かな~と考えている、この頃です。 今日のカルタ 「乳の飲み方フリーダム」 (栗生ゑゐこ)
2016年01月27日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 我が家の赤子は年が明けて、保育園に通うことになりました。床に降り立つと泣いてしまうので、保育士さんの腕の中か背中で暮らしているような状態なのですが、ご飯の時間になると泣き止んでモリモリ食べているとのこと。日中頻繁に授乳していた頃にはわからなかったことですが、どうやら食いしん坊らしいです。 保育園ではまだ立つ気になれないらしい我が子ですが、家では頻繁につかまり立ちをし、数秒間なら手を離して踏ん張っていられるようになりました。 つかまり立ちが上手になった赤ちゃんが何をするかというと…そう、とにかく目についたものに手を伸ばす! 倒す! 落とす! 思わぬところに手が届くし、重さのあるものも動かせるので親は焦ります。 焦った親がどうするかというと、取り上げたものを棚の上やテーブルの中央に寄せて上げていくわけです。おかげで現在、我が家の棚という棚の下の段はスカスカ、天板の上はモノがマシマシの、地震でもきたら逆に危ないんじゃ?という状態に…。 赤ちゃんがいるお宅って、こうなりがちじゃないかと思うのですがいかがでしょう? 大人も赤ちゃんも安心な、うまい収納方法があったらぜひ教えてもらいたいです。 今日のカルタ 「棚の上が限界」
2016年01月20日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 年末年始に2人の子どもと遊んでいて、遊び方が今までとは変化していることに気がつきました。 上の3歳児は、パズルやブロックに少しずつではあるけれど粘り強く取り組めるようになり、こちらが声をかけても聞こえないかのように没頭して遊ぶように。あと1ヵ月で1歳になる赤子は、マイペースに床のものを舐めたりしゃぶったりして過ごしていたのが、「ちょうだい」「どうぞ」などの声かけや手遊びなどのコミュニケーション系の遊びを好むようになりました。 こちらが相手をしてやらず別のことをしていると、大抵怒りながら追いかけてきます。ちょっと大変ですが、追いかけて来るほうが来ない時よりもまだ安心。なぜって? 後追いせずどこかに行って静かにしている時に限って、トイレで便座を舐めようとしていたり、洗濯洗剤の容器をかじっていたり、ベビーゲートの隙間に挟まっていたり、まさかのテーブル上にいて(!)みかんに歯を立てていたりするからです…。 この冒険心あふれる赤子は、ちょっと目を離した隙に姿を消しては何かやらかすので、親の肝は常時冷えっぱなしです。この人にも、ただ寝転んで愛嬌を振りまいていた時代があったんだな…と、遠い昔のことのように思い出しながら、今日も風呂場に向かって爆走する赤子を捕まえるのでした。 今日のかるた 「そこは危険地帯だ」
2016年01月13日明けましておめでとうございます。2016年が始まりましたね。お正月は実家の布団で昼までゴロゴロしていたいイラストレーター栗生です。 実際は朝がやたら早い乳幼児たちが両横に寝ているので、朝寝など到底許されないわけですが…。 以前は素晴らしい寝つきの良さだった我が家の赤子ですが、10ヵ月を過ぎた頃から、どうも寝なくなってしまいました。 抱っこで眠りについたはずの子を布団に置いた瞬間に発せられる地獄の叫び声。慌てて抱き起こしゆらゆら&スクワットで寝かせ、再度着地にトライするも、今度は空中で横にしただけでビエ~~ン…。 赤子はいつしか、布団を感知すると背中のセンサーが作動してサイレンが鳴る仕様に成長を遂げていたのです。なにそのセンサー、いつの間に搭載されたの!? 怖い! 寝かしつけ業界では有名な、背中センサー問題。みなさんご存じかと思いますが、なかなかつらいですよね。何がつらいって、抱っこから解放されると思いきや、泣いて振り出しに戻った時の期待はずれ感。消耗感。そして、焦燥感。一度で済めばいいのですが、ループにはまってしまうと絶望的な気分になってきます。 しかし人間、やられっぱなしではありません。とある本に「石のように重たくなるまで待つ」、つまり完全に寝入ってから布団に置けばよし、とあるのを見つけて早速実行。目を閉じた後も我慢して抱っこし続けていると、たしかに体が重くなる瞬間がありました! センサーが作動する時は、まだ体が起きているのかもしれません。 今日も赤子が石になるまで抱っこで待つぞ~。 今日のかるた 「背中のセンサースイッチオン」
2016年01月06日気がつけば2015年も残りわずか。皆さんはどのような1年を過ごされたでしょうか。私自身は第二子の出産、実父の逝去と大きな出来事が2つあり、人の生死について考えることが多かった1年でした。こんな出来事があっても、年々早くなる時の流れにくさびを打ち込むことはできないんだ…としんみり感じ入る年の瀬です。(実際はイラスト描いたり赤子に乳をやったり上の子のトイレに付き合ったりする間にしんみりしております) 自分にとってはあっという間の1年でも、今年の1月に産まれた赤子にとってはまさに進化の1年。ほとんど目も見えず、泣いて乳を飲んで寝て…の繰り返しだった新生児から、乳以外のものを食べ、床に落ちている小さなゴミを拾い、自力で移動できるようになったのですから、すごい成長です。 そういえば、先日実家で見たアルバムには、母の字で「バックでハイハイするのが得意」という一文が添えられた赤ちゃん(私)の写真が貼られていました。それはまさしく数ヵ月前の我が子の姿。 腹ばいになって動こうとするものの、手足の力のバランスが取れず、後ろにジリジリと進んでしまう赤ちゃんの姿を思わず写真に収めた母の気持ち、今ならよくわかります。母の視線は今の私の視線であり、おそらく人が子どもを産み育てるたびに投げかけられる、人類共通の眼差しなのでしょう。 生まれてくる赤ちゃんを慈しみ、その成長を見守るという営みが、どうか途絶えることのない世界であってほしい…。オムツを替えながら、また想いに耽る年の瀬でした。 今日のかるた 「進みたいのに遠ざかる」
2015年12月30日こんにちは、師走の日暮れの早さについていけないイラストレーター栗生です。 そろそろ今年1年分の経理作業をやらねばならんのですが、まだ一文字も入力しておらず、加えて年末の〆切の早さと年明けの〆切の近さと部屋の寒さが相まって震えが止まりません。 そんな私のほっとステーションである赤子は最近、新生児のころ使用していたベビーバスに自ら出入りして遊ぶのがお気に入りのご様子。 出産からわずか1カ月ほどしか使わなかったベビーバスも、再び日の目を浴びることができてさぞ喜んでいることでしょう。 思い起こせば、ベビーバスでの初めての沐浴はとても肩がこる難しい作業でした。慣れたころには沐浴が終了しお風呂デビューとなっていたので、こちらの洗浄技術があと一歩及ばないもどかしさがあったものです。特に首や脇の下、足の付け根、手指の間などのムチムチお肉で隠れた箇所は汚れを落とすのが難しく、気がつけば赤くかぶれていたことも…。 ちなみに手のひらの汚れはお風呂で洗い落とすのは諦めて、入浴後にじっくり取り除いていたのですが、これ、何気に楽しいひとときでした。 手指に挟まっているほこりを「〇〇ちゃんの宝物」と呼んでいる人もいるそうなんですが、確かにこれをつまみ出す行為にはかなりのお宝発掘感があります。 それにしても、手のひらをずっと握っているのに、赤子はいつどこでこんなにほこりを仕込んでいるのか。謎は深まるばかりです。 3カ月くらいになると手を開くようになるので、この仕込まれたほこりも産まれたて限定のレアグッズということになるのでしょうか。 今日のかるた 「シワの中はワンダーランド」
2015年12月23日こんにちは。先日我が家の赤子が一人で2~3秒立つという事件があり、思わず「ちょ!待てよ!」と叫んでしまったイラストレーター栗生です。 事件でもなんでもなく、喜ばしい成長なんですが、もっと…もっと赤ちゃんを堪能したい! と、勝手なことを考えていたのは本人には内緒にしておきたいものです。 さて、新生児の頭髪の量・長さについて 前々回 で触れましたが、生まれて数ヶ月経った赤ちゃんの髪の毛はどうでしょう。 我が家の上の子は、生まれた時から黒髪フサフサ。多少薄くなりつつもハゲることなくそのまま伸びましたが、下の子はある時期から布団に髪の毛が散らばるようになり、6カ月を過ぎるころには、上部と襟足のみに毛が生えて、まるで里芋のような頭になっていました。 赤ちゃんの抜け毛はよくあることだそうで、布団に擦れて後頭部や側頭部が薄くなってしまうのは珍しくないようです。 中にはまだらになったり、前頭部からツルッと行き後頭部に毛が残る、リトル磯野波平的な赤ちゃんもいたりします。 でも「安心してください。みんなちゃんと伸びますよ」。 今日のかるた 「さといも似の頭」
2015年12月16日こんにちは。冬の家族の体調管理に右往左往するイラストレーターこと栗生です。みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。 今日のような寒い日でも我が子たちは元気に掛け布団から飛び出しています。飛び出る際に横で寝ている私に必ず蹴りかかり、頭突きを食らわしてくるのはなぜなのか。 以前も少し書きましたが、赤ちゃんの力って想像以上に強いと思いませんか? 我が家の場合は生後6カ月ごろから手足がぶつかると痛いな~と感じることが増え、7カ月ごろからははっきりと「こいつ…オレをいたぶってもてあそんでいやがる…」と思うようになりました。 上の子の乳児期にはあまり感じなかったことなので個人差があるかもしれませんが、どうでしょう。赤ちゃんの攻撃に困っている方は挙手願います(挙手しても何も出ませんが、私と痛みをわかちあえます)。 赤ちゃんも「歯茎がむずむずする」とか「服やおむつから解放されたい」とか「力の加減はできない」などと色々な事情があるかとは思います。それはわかります。私も、数年後に振り返ったときいい思い出となるよう、今は耐えつつ心とイラストに刻む所存です。 でも、噛んだり髪を引っ張ったり鼻に指を突っ込んだりするのはもう少し控えてもらえるとうれしいな。 今日のかるた 「攻撃力が意外と高い」
2015年12月09日こんにちは。イラストレーターの栗生です。 寒さが身にしみるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。 我が家はこの1ヵ月誰かが風邪を引いている状態で、直近の数日間は親がダウンし子が元気というファミリーあるある地獄。 親のライフがエンプティ間近でも、おかまいなく繰り出される子ども達の際限のない要求、なかなか辛いものがありますね。 そんな生活における私のささやかな希望は、産後激しく抜け落ちた髪の毛が新しく生えてきたということ。 人生で今が一番薄毛状態なのですが、そんな寒々しい頭皮にも柔らかい毛が新芽のごとく芽吹き、アホ毛となってそよいでおります。生命力を赤子に吸い取られたかと思っていたけど、まだ残っていてよかった…。 人間は毛の量や長さでかなり印象が変わります。 生まれたての赤ちゃんも、一番個性がわかりやすいのはズバリ「毛の量」、赤ちゃんらしさが際立つのは「毛の長さ(短さ)」ではないでしょうか。 髪が多め、長めの子はなんとなく幼児らしく見えます。我が家の赤子(10カ月)の髪は大分伸びてきたと思ったけれど、端から見るとまだまだバブバブ感があふれています。 小さな頭をなでるたびに、どんどん成長してほしいような、赤ちゃんのままでいてほしいような、…ん? ちょっと待てよ…この前髪の具合、笑ったときのまぶたの具合とあいまって…鶴瓶師匠! 我が子の髪型が鶴瓶感満載であることを発見し、さらに鶴瓶師匠まで可愛く見えてきた、赤子脳の私でありました。 今日のかるた 「毛の量はみんなちがってみんないい」
2015年12月02日どうもどうもこんにちは。イラストレーターの栗生です。 日毎に寒さが増してくる季節になりました。 これを書いている今は11月の中旬ですが、朝起きると窓にすさまじい結露が発生しており、赤子が「水分補給!」とばかりに舐めにいくのが風物詩となっております(舐める前にあわてて止めに入ります)。 家の中では軽装の赤子も、肌寒い日の外出には靴下を履きます。 赤ちゃんの靴下ってほとんど履くところなんかないんじゃないかっていうくらい、小さくってかわいいですよね。 おそらく大人の足ほどひっかかる場所がないからだと思うのですが、これがすぐどこかへ行ってしまうのです。 よく動く今の月齢ばかりでなく、大して動かないはずのねんね期でも。これって赤ちゃんあるあるなんでしょうか。大したあるあるではないですが…。 それにしても、妊娠中ドギマギしながら初めて入った赤ちゃん用品店で、新生児用の衣料品を手にしたときの衝撃は忘れられません。人形用かと思うほど小さなベビー服、靴下、帽子、ミトンによだれかけ。 淡いパステル調の色合い、柔らかな肌触り。夢のように清らかな赤ちゃん用品を見ていると、俗世の面倒を一切忘れられるような気がしたものです…。 今日のかるた 「靴下すぐに行方不明」
2015年11月25日どうもこんにちは。イラストレーターの栗生です。突然ですが、赤ちゃんって自分のこと叩きませんか? 勢いよく腕を振り回し、あるときは顔を殴打。またあるときはゴリラのように胸をドラミング。思わずウホウホとアテレコしたくなるしぐさであります。 我が家の赤子はこれが6カ月ごろから顕著になってきたのですが、そういえばその伏線は生後1カ月ほどですでにあったような気がします。 授乳のたびに袖を振り、やんごとなき姫君が「くるしゅうない、乳をたも~」と言っているかのようで大変かわいらしかったあのころ…。 徐々に ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!と自ら向かっていく手法になり、やがてそばにいる大人だけでなく、己の顔にもパンチをくらわすように…。 ただグーで叩くだけならまだしも、「ひっかき」という攻撃、物を持って振り回すという攻撃を覚えると、知らぬ間に赤ちゃん自身の顔に傷がついていることもあったりします。 でもそれで泣いたりするわけでもないのがおもしろいところ。痛みに強いのか、はたまた鈍感なのか、どっちなのでしょうね。 今日のかるた 「傷だらけの地蔵顔」
2015年11月18日こんにちは、風邪をこじらせて副鼻腔炎を患い中のイラストレーター栗生です。 副鼻腔炎っていうと「航空飛行隊」みたいな語感でかっこいい雰囲気がありますけど、いわゆる蓄膿症のことなんですってね。 服薬中ですがなかなか良くなる気配がなく、QOLが下がる一方です。夜中に咳き込むと家族が起きてしまうので、仕方なく仕事をするという、いいんだかどうだかわからない状況です。早くまともな生活がしたい…。 さて、私のどうでもいい体調報告はさておきまして、10月に満9カ月を迎え、つかまり立ちと高這いによる後追いが激しくなってきた我が家の赤子氏。 日を追うごとに動きが軽やかになり、ハイハイ中に勢いで軽く宙に浮いているときすらあります。 母子手帳を見るとハイハイは7~9ヵ月、つかまり立ちが8~10ヵ月のうちにほとんどの赤ちゃんができるようになるそう。確かに一心不乱になって家中を動き回っています。 ほぼこの通りに来ていますが、上の子がこれにまったく当てはまらない子だったため、動き回る乳児というものが非常に新鮮で、「そんなところでも立てるんだ! 赤ちゃんなのに!」「移動めっちゃ速い! 赤ちゃんなのに!」などといちいち騒いでいます。 たっちやハイハイなどの動作のほかに、ねんねのころと比べて変わってきたなーと思うのが、親(私)への反応。いや、反応というか仕打ちというかですね。 呼ぶとうれしそうに来る、授乳時の甘えっぷりなどは、そりゃあもうキュン死ものなわけですが、同時に痛いことも増えました。 とにかく至る所をわし掴みにされ、噛まれるわしゃぶられるわ…。 特に指を標的にされることが多いのですが、それがどうもこちらが痛がる様子を見て面白がっているようなのです。 「あいたたたー」と叫ぶとニヤニヤしながらさらに噛んでくる乳児。2本のプリティな乳歯が刺さる刺さる…。 ちなみに夫はそんなに噛まれていないよう。 「この差はなんなのか、ひょっとして愛なのか、それならむしろウェルカムだ!」 と今日も噛まれる母でありました。 今日のかるた 「噛めばしみ出す親の味」
2015年11月11日こんにちは、私イラストレーターの栗生です。こっちで椅子の足をかじっているのはうちの赤子。 おもちゃも好きだけど、お母さんの本をちぎって食べたり、つかまり立ちでテーブルの上のものを落としたりするのも大好き。 あら、部屋の隅に何かを見つけたみたい。LANケーブル…それはちょっとやめとこう、ね。あらあら、今度は棚に向かって爆走だ(ハイハイで)。 角が当たると痛いと思ってつけたコーナーガード、活躍する間もなくむしりとられてかじられてる。これは逆効果…! さらに乳幼児世帯にはおなじみのジョイントマット、これも思いっきり引きはがされてる…! せつない! 親せつない! …という具合に、動き始めた赤ちゃんにとって家の中は気になるものがいっぱい。親はもちろん、口に入れられたり壊されたくないものを赤ちゃんの手の届かないところに上げ、角ばっているところにはクッションガードを施すなどします。 しかし、赤ちゃんは日ごとにできることが増えていく生き物。 ガードを破り、届かないと思われていたところに手を伸ばすこともあります。 我が家の赤子は8カ月に入ってつかまり立ちを頻繁にするようになったのですが、オムツを捨てるプッシュタイプのゴミ箱がつかまるのに絶妙な高さであるらしく、手をかける→ふたが開く→気がついたときには部屋中クッサー!! …ということがしばしばありました。 ケガをするわけではないのでいいんですが、親の心が地味にダメージを負う出来事でした。 今日のかるた 「おもちゃより気になるものがここにある」
2015年11月04日どうもこんにちは。朝晩冷え込むようになり、掛け布団をはねのける子どもたちの布団を掛け直す仕事に従事していたところ、あっさり風邪をひいた栗生です。そして努力の甲斐なく鼻水をたらしている子どもたち。 秋、それは切ない季節でございます。 さて、赤ちゃんカルタ第4回は「え」です。 赤ちゃんって体がとても柔らかいですよね。 我が家の赤子も180°以上開閉脚しながらのアクロバティック飲乳、前後に開脚しながらおもちゃの味くらべをするなど、日々驚きの姿を披露しています。 これは日中に限ったことではありません。人々が寝静まった夜間にも行われます。 ある夜、寝室で何かうごめいている気配がしたのでそーっとのぞいてみたところ…そこにはうつぶせになりヒップアップに励む赤子の姿が! またある夜、突如鼻に痛みを感じて起きると…上下さかさまの状態から回し蹴りを連続で放ってくる赤子の姿が! 君は格闘家か! 親はサンドバッグか! 上の子の乳児期には夜泣きで起こされることが多かったのですが、今はこのヒップアップからの回し蹴りやかかと落としといった足技をくらって目が覚めます。ヒップアップは親を油断させるトラップだったのです…。 初めて赤ちゃんのダイナミックな寝相を目撃したときは、あまりの自由さに感激すらしたものですが、暴力に訴えるのはやめていただきたいと切に願う秋の夜長でありました。 今日のかるた 「エクササイズに余念なし」
2015年10月28日赤ちゃんカルタ、第3回は「う」。赤子との生活において、「う」のつくものと言えば思い浮かぶものはただひとつ(ですよね?)。 そう、うんちです(断言)。 赤ちゃんのお世話、それはうんちとの戦い。…は言い過ぎですが、人生でこれほどうんちと向き合うことってなかなかないんじゃないかと思います。 赤ちゃん会などで出会うきれいなママたちも毎日うんちと戦っているのだと思うと、つい熱いものがこみ上げてきて「同志よ!」と固い抱擁を交わしたくなるのですが、どうでしょうか。…私だけでしょうか。 我々うんちオムツを替える者は、便秘や変色といった赤ちゃんの健康に関わることから、健康には差し支えないけれど起こると精神的にダメージの大きい「うんち漏洩」などの問題に日々直面しています。 特に離乳食前の赤ちゃんのうんちは柔らかく、大人ではあり得ないくらいカジュアルに漏れ出てしまうこともしばしば。 先日、買い物中に抱っこひもの底から振動とただならぬ芳香が漂ってきたことがありました。一刻も早くお店を離れたかったのですが、店員さんが話し好きだったのが運の尽き。しばらくしてベビールームに移動した時にはすでに遅く、服と抱っこひもにまで被害が及んでおりました。 …とツイッターでつぶやいたところ「うちは入浴中に爆発が起きました」というコメントをいただいて、漏洩どころではない悲劇に涙したのでした。 今日のかるた 「うんちの数だけドラマあり」
2015年10月21日赤ちゃんと一緒にいると、生きているのかどうか心配になってしまうことがあります。子育てを経験しているママたちは、きっと同じような思いをされたこともあるのでは? 特に新生児はその繊細さにドキドキすることこの上ありません。 下の子の時はだいぶ余裕がありましたが、初めての出産時は母子同室でのマンツーマンかつ赤子がそばにいる興奮と緊張でろくに寝付けず、起きて泣いているときは「早く寝てくれ~!」と思っているものの、寝ているときあまりにも無音で、生きてるかどうか何度も確かめてしまっていました。 それ以外にもよくあるのが、抱っこひもで寝てしまった時。首をがくりと折ってこちらの胸に突っ伏してくるので、息をしているか周りの人から心配されます。 寝ているときもたまにヒヤヒヤすることがあります。枕代わりに頭の下にひいたタオルがなぜか顔の上にあったり、寝返りができるようになるとうつぶせになったまま寝てしまったり。発見時かなりビクッとします。 それから、添い寝をしていてうっかりこちらも寝落ちてしまったときは「つぶした!?」とめちゃくちゃ焦ります。 そんなことがありつつも、ずっと同じ布団で寝てきた赤子と私ですが、最近は寝ぼけた赤子が助走をつけてかかと落としを放ってきたり、授乳時にもたえず脇腹や二の腕などを捻りつぶしに来るので、くっついて寝てしまうことはなくなりました。親につぶされないための赤子の防衛策なのでしょうか。 今日のかるた 「いきているのか気になります…」
2015年10月14日