通信社、編集プロダクションを経てフリーライターに。ガイドブックや旅パンフレットなど海外旅行系の仕事を中心に行ってきた。アジアのローカルフードが大好きだが、実はセミベジタリアン。これからはジャンルや固定観念にしばられず、役立つ情報や女性のための情報を発信していきたい。現在、関東の某県で片田舎暮らしを実践中。(フォークラス)
日に日に気温が高くなり、外での水遊びが心地いい季節がやってきました。「早く水遊びがしたい!」という子どもとママたちへ、いますぐ東京都内で水遊びができる無料の公園を紹介します。 ■まるで巨大な滝壺みたい! 虹がでる水のカーテンを歩こう ・総合レクリエーション公園(江戸川区) 大小10の公園や広場が集まる広大なスポット。水遊びできるのは「虹の広場」です。壁泉と呼ばれる回廊は上から水が流れおちて、水のカーテンのようです。流れおちる水の内側を歩くと、巨大な滝壺にいるような気分に浸れます。 天気のいい日は、光が水にあたって虹が発生することも。公園にはアスレチックや小学生以下の子どもが無料でポニーに乗れる「なぎさポニーランド」もあります。 交通アクセス 東京メトロ東西線「西葛西駅」から徒歩約7分 ■白い砂浜で水遊び&砂遊び! 長いローラースライダーも人気 ・大森ふるさとの浜辺公園(大田区) 約400mにわたる人工の白い砂浜がある公園です。河口につくられているため、波が少なくておだやか。遊泳は禁止されていますが、水遊びや潮干狩りを楽しめます。足洗い場があるため、汚れた足をきれいに流して帰れるのもうれしいところ。 橋を渡ったところにある、ふるさとの広場には、長さ30mのすべり台・ローラースライダーがあり、子どもたちに大人気! 幼児向けの遊具もありますよ。 近くにある「大森 海苔のふるさと館」の3階展望室では、眺望を楽しみながらお弁当を食べられます。日ざしの強い日や急な雨のときも安心です。 交通アクセス 京浜急行線「大森町駅」から徒歩約12分 ■流れる滝を歩いてみよう! 水上アスレチックにもトライ ・平和の森公園(大田区) 大森ふるさとの浜辺公園のとなり。東京ドームの2倍以上の広さをもつ公園で、環状七号線をはさんで南北にわかれています。水遊びは北部の平和の広場へ。カスケードと呼ばれる流れる滝は、なだらかな階段状のせせらぎ。安全のため、素足ではなくサンダルなどをはいて遊びましょう。 ほかにも釣りができる池や水生植物園があります。公園の南側には人気のフィールドアスレチックも(小中学生100円、高校生以上360円)。池のコースがあるので、着替えを持って行ってくださいね。近くには無料の幼児用アスレチックもありますよ。 交通アクセス 京浜急行線「平和島駅」から徒歩約10分 ■駅近なのに緑あふれる渓谷美! 風流な景観に癒やされる ・音無親水公園(北区) 王子駅のすぐ前にかかる音無橋の真下にあり、川の流れを人工的に整備してつくられた公園です。このあたりは江戸時代から渓谷の名所で、浮世絵にも数多く描かれていました。いまも江戸情緒を感じさせる木の橋やあづま屋、水車などがあり、風流な景観は「日本の都市公園100選」にも選ばれているほど。 その名のとおり水に親しむ憩いの公園で、遊具はありません。せせらぎの深さは20cmほどのため、小さなお子さんも安心して遊べます。ベンチや木かげなど休憩できる場所も多く、お弁当を広げたり、着がえたりなど、スペースには困りません。 交通アクセス JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩約2分 東京にも無料で水遊びできる広い公園があります。浅瀬で楽しめるから、子どもの水遊びデビューも安心です。お弁当やレジャーシートを持って、近場の水遊びスポットにおでかけしましょう。
2016年07月18日子どもといっしょに絵本を読む時間は、親子の絆を深める大切なひととき。でも、同じ絵本ばかりで飽きてしまう、どんな絵本を買えばいいかわからないとお悩みの方もいることでしょう。そんなときは、絵本カフェがオススメです。 バラエティ豊かな絵本がそろうカフェなら、お気にいりの1冊と出会えるかも。東京と神奈川のステキな絵本カフェを紹介します。 ■ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ(東京都大田区) 閑静な住宅街にあるかわいらしいお店。エントランスには四季を感じさせる花が咲きほこり、心おどります。店内に入るとたくさんの絵本が! 「本との出会いをここちよく」をモットーにつくられた空間には、国内外選りすぐりの絵本や児童書が集められています。 よく見ると小さなテーブルとイスが置かれたコーナーがあり、子どもがお気に入りの絵本をゆっくり読むことができます。 小さな中庭をはさんだところにあるカフェスペースでは、白壁の落ちついた空間で絵本を読みながら、大人も子どももゆったりとお茶を楽しめます。 人気メニューは、くるみのクッキー(3コ)180円、紅茶ゼリー280円。紅茶とコーヒーは450円~。キッズメニューのジュース(リンゴ・オレンジ)120円~もありますよ。 中庭やカフェスペースではさまざまなイベントも開催されています。お話の会やコンサートのほか、お絵描きやフェルト教室などのワークショップも毎回大盛況です。 絵本の取り寄せや郵送もしてくれるので、読みたい絵本があればたずねてみてはいかがでしょう。 ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ 東京都大田区千鳥2-30-1 tel.03-5482-7871 open.11:00~18:00 月・第2火定休 東急多摩川線 武蔵新田駅より徒歩約4分 ■うみべのえほんや ツバメ号(神奈川県横須賀市) 海の色をおもわせる水色の扉をあけると、たくさんの絵本と物語のキャラクターたちが迎えてくれます。まるで絵本の世界にトリップしたような雰囲気。 ここは、常時1,000冊以上の絵本が置いてある絵本専門店。子どもから大人まで楽しめるものばかりです。ドリンクやフードを注文したら、カフェスペースで自由に絵本を読めます。販売もしているため、気にいった絵本をおうちに連れて帰ることもできます。 小さな子ども用のイスや絵本の話にあわせて遊べる木のおもちゃもあり、幼い子どもも飽きずに楽しめそう。 料理やスイーツはすべて手づくり。キッシュとスコーンのランチセット(サラダ・スープ付き)850円、全粒粉・くるみ入りワッフル(バニラアイス・生クリームのせ)600円、カスタードプリン310円が人気です。 挽きたての豆を1杯ずつハンドドリップで淹れる香り高いコーヒーや、授乳中のママも安心して飲めるカフェインレスのデカフェもありますよ。 2階は木のぬくもりが心地よいギャラリーになっていて、絵本の原画展やおはなし会、絵本作家さんのイベント、ワークショップなども開催されています。 うみべのえほんや ツバメ号 神奈川県横須賀市津久井1-24-21 tel. 046-884-8661 open.10:00〜19:00 水・木定休 京急線 津久井浜駅より徒歩約1分 絵本は子どもの脳や情緒の発達にとてもいいと言われています。最近では、大人への癒やしの効果も注目されています。育児や家事、仕事でハードな毎日を送るママにはもちろん、忙しい女性たちにとって心の栄養スポットになりそうです。
2016年06月10日台北から日帰りで行ける宜蘭(イーラン)県は、クジラやイルカウォッチングの名所。春から秋にかけて、連日ホエールウォッチングツアーが催行されています。しかも、高い確率でイルカやクジラをみることができると大人気です。 大都会の台北も楽しいけれど、ときには台北郊外へ足を運んでみるのもいいものです。お決まりの観光コースにはない、台湾の意外な魅力に触れることができますよ。 ■台湾東北部の美しい海岸線に生息するイルカたち 宜蘭県は、太平洋に面した台湾東北部にあります。台北から高速バスまたは鉄道で約1時間半。そのため、台北っ子たちに人気の行楽地となっています。 クルーズ船によるホエールウォッチングツアーが催行されているのは、なだらかな内湾に面した鳥石港(ウーシーガン)。ここは台湾3大漁港のひとつで、豊富な漁獲量を誇ります。豊かな漁場はイルカやクジラたちにとっても恵まれたエサ場です。黒潮にのってやってくる魚たちを追って、彼らが漁港沖まで姿をあらわします。 このあたりの沖合には約20種類近くのイルカが生息しているといわれ、ツアークルーズで彼らと遭遇する確率は約8割以上と、かなり高い確率です。 ■あいきょうたっぷりのハシナガイルカの姿も クルーズ船によるホエールウォッチングツアーは、3月から11月ごろまで。悪天候でないかぎり鳥石港から毎日数回出航しています。 ツアーは最初に亀山島という、その名の通りカメの形をした火山島の周囲をまわります。島の沖合には世界でも数少ない海底温泉が湧いているので、海面がブクブクと泡だった珍しい光景を目にできます。 順調に航行していたツアー船がゆっくりと停止したら、イルカやクジラが近くにいる証拠。彼らと遭遇すると中国語の船内放送が流されます。言葉がわからなくても、乗客たちの目線を追えば大丈夫。歓声の先にはハシナガイルカが愛嬌たっぷりにジャンプをしていることでしょう。 ■たっぷり2時間強のクルーズツアー、酔いどめは必携 「ホエールウォッチングツアー」という名称にもかかわらず、実際はクジラよりもイルカのほうを多く目撃します。イルカたちもツアー船には慣れっこのようで、船の下から突然すがたをあらわして乗客を驚かせることも。その姿は、とてもオチャメです。 一方、クジラのほうはめったに姿をあらわさないか、あらわれても小型のオキゴンドウが多いようです。そのため、遭遇してもイルカとかんちがいしてしまうことも。 ツアーのクルーズ時間は約2時間ちょっと。その日の天候や海の状態で所要時間が大はばに伸びることもあります。また、大きく揺れることもあるので、乗船前に酔いどめの薬を飲むと安心です。 ■新鮮な魚介やユニークな博物館も魅力 ホエールウォッチングツアーのあとは、鳥石港にある魚市場に寄ってみましょう。購入した新鮮な魚介を近くのレストランに持っていくと、好みの調理法で料理してもらえます。味つけは比較的薄めなので、日本人の舌にもあうはず。 鳥石港には、ほかにも名物があります。個性的なモダン建築の蘭陽(ランヤン)博物館です。ガラス壁にアルミや石板をななめに取りつけているので、ドアや空間がかたむいているような錯覚を起こします。 エントランスホールなどガラスの吹き抜けになっている部分では、よりななめ感覚が強調されて体感できるので、時間があればぜひ見学して。館内では、郷土の自然や歴史に関する興味深い展示が見られます。 入館しなくても、ユニークなオブジェのある庭園を歩いたり、カフェでくつろぐこともできますよ。 鳥石港へは台北中心部から直行バスも運行されています。わずか1時間半のショートトリップで、台湾屈指の美しい海とおいしい料理、何よりかわいいイルカたちに癒やされます。家族旅行はもちろん、日常を忘れてリフレッシュしたいときにも最適ですね。
2016年04月22日外国人観光客の増加もあり、都心にはお手ごろ料金で泊まれる、オシャレでモダンなホステルが増えています。 コスパもアクセスもよく、女性の「おひとりさま」でも安心して泊まれる、東京の「次世代型お宿」をご紹介します。 ■THE TRAVELERS HUB「GRIDS NIHOMBASHI EAST」(グリッズ日本橋イースト) 日本橋という、江戸時代から続く老舗問屋街に建つホステルが「GRIDS NIHOMBASHI EAST(グリッズ日本橋イースト)」。 ゲストルームは2段ベッド形式のドミトリーがメインですが、きしみをなくした最新のベッドフレームなので快適。4階と5階は女性専用フロアなので、女性ひとりでも安心です。 ほかにも個室や、複数人で泊まれる部屋もあるので、カップルやファミリーも利用しやすくなっています。 パウダールームは各階に完備。2階にはミニキッチンや冷蔵庫を備えた共用スペースもあります。 また、1階のバーラウンジは世界のビールやフリッター(揚げもの)が楽しめる人気のお店が。常に多くの旅行者でにぎわっています。 秋葉原にも、系列の同じタイプのホステルがあります。 ■BUNKA HOSTEL TOKYO(ブンカホステル東京) 浅草の通称「すしや通り」にあるのが「BUNKA HOSTEL TOKYO(ブンカホステル東京)」。 通りの雰囲気とは裏腹に、館内はモダンな空間が広がっています。東京見物にやってくる外国の友人がいれば、ぜひおすすめしたいお宿です。 客室はドミトリーが中心ですが、かこい棚形式のバンクベッドを採用しているため、通常のドミトリーに比べてプライベート感がたもたれています。もちろんこちらも、女性専用フロアがあります。 1階はフロントのほか、おしゃれな居酒屋もあり、日本全国の銘酒がいただけます。ここでは和食をベースにした料理やお弁当も提供されていて、宿泊客以外でも気軽に利用できます。 ■エンブレム ホステル西新井 「エンブレム ホステル西新井」は、国際交流に力を入れているコスモポリタンなホステル。都心のまん中ではありませんが、駅近なので便利です。 「家よりも快適に過ごせる場所」がコンセプト。そのため、広くて居心地のいいコミュニティラウンジには、ミニキッチンや日本庭園などがしつらえてあります。 ゲストルームはドミトリーと、1~3人用の個室にわかれていて、女性専用ドミトリーもあります。すべてのベッドに、シモンズ社のポケットコイルマットレスが導入されているので、寝心地も満点。 フロント階には、おしゃれなカフェバーが併設されていて、宿泊客は無料で朝食が食べられます。 ■センチュリオンホテル・レジデンシャル赤坂 「センチュリオンホテル・レジデンシャル赤坂」は、赤坂見附駅のそばという便利な立地。 部屋はキャビンタイプですが、日本の和をイメージしたラグジュアリーな個室空間です。女性専用フロアがあり、専用のカードキーでフロア管理されているので、セキュリティーも万全です。 アメニティはパリの老舗ブランド「デタイユ・ラ・メゾン」社製。シャンプー&リンスのほかクレンジングや基礎化粧品などもそなえられていて、手ぶらでOKなのはうれしいところ。かわいい浴衣も貸してくれます。 1階の「サムライラウンジ」は、宿泊客ならドリンク、スープ、コーヒーが24時間無料です。 ■CENTURION CABIN&SPA(センチュリオンキャビン&スパ・レディース) 女性専用で、スパも兼ねている宿泊施設が「センチュリオンキャビン&スパ・レディース」。 スパには、マイナスイオンたっぷりの岩塩サウナをはじめ、セラミックボールを使った遠赤外線足湯、ヒノキ風呂などがあり、疲れも吹きとびそうです。 こちらもアメニティは「デタイユ・ラ・メゾン」で統一されています。宿泊キャビンは個室タイプと2段ベッドタイプの2種類。 また、もし宿泊キャビンが満員でもご心配なく。24時間営業のスパだけの利用もできます。ゆったりとくつろげる休憩室もあるので、そこで休むことも可能です。女性専用だから、安心して休めますね。 物価の高い首都圏でもリーズナブルで快適にステイできる「次世代型」のホステル。たとえ宿泊しなくても併設のカフェやバーを利用すれば、時代の「今」を感じることができますよ。 ・ THE TRAVELERS HUB「GRIDS NIHOMBASHI EAST」(グリッズ日本橋イースト) アクセス:都営地下鉄 東日本橋駅から徒歩3分 ・ BUNKA HOSTEL TOKYO(ブンカホステル東京) アクセス:東京メトロ 浅草駅から徒歩5分、つくばエクスプレス・浅草駅からは徒歩1分 ・ エンブレム ホステル西新井 アクセス:東武スカイツリーライン 西新井駅から徒歩1分 ・ センチュリオンホテル・レジデンシャル赤坂 アクセス:東京メトロ 赤坂見附駅から徒歩3分 ・ CENTURION CABIN&SPA(センチュリオンキャビン&スパ・レディース) アクセス:東京メトロ 赤坂見附駅から徒歩2分
2016年03月25日マレーシア・ペナン島の旧市街ジョージタウンは、ストリートアートの街として注目を浴びています。 古びた路地に描かれたポップな壁画やアイアンワークは、観光客にとって絶好のフォトスポット。 また、アートな雰囲気のおしゃれカフェも人気です。街歩きが楽しいジョージタウンの魅力を紹介します。 ■世界遺産の街をいろどるユニークな壁画 大航海時代から200年近くにわたってイギリス領だったマレーシア・ペナン島。西洋風のコロニアル建築が数多く残されている旧市街ジョージタウンは、ユネスコ世界遺産に登録されています。 街なかの古びた路地を歩いていると、思わず目がクギづけになってしまうのが現代的な壁画です。 よーく見ると本物の自転車やブランコがはめ込まれていたりと、とってもユニーク! 壁画に描かれているのは、子どもや老人、動物など。どこか懐かしく、思わず笑みがこぼれてしまうものばかり。 観光客も足をとめて壁画をバックに自撮りをしたり、自分も壁画の人物になったかのようなおもしろフォトを撮る人も。こうした自由さこそ、街角アートの魅力ですね。 ■まるで路上の漫画!? トリビア満載のアイアンワーク ジョージタウンの街をおもしろくしているのは壁画だけではありません。まるで線画のようにみえる鉄製のアイアンワークがいたるところでみられます。 その数は52カ所にもおよんでいて、どれも街の人々の風習や通りの由来などがひとコマ漫画風に描かれています。 それぞれの説明書きには、ちょっとしたトリビアが込められています。 たとえば、「この通りは、英国領時代のメイン通りのひとつですが、今はバックパッカーたちのメイン通りです」「この場所で、靴デザイナーのジミー・チューが靴職人の丁稚見習いをはじめました」などなど。 世界のファッション界で活躍するジミー・チュウ氏は、ここジョージタウンの出身だったんですね。 こうしたユーモアたっぷりのトリビアとおちゃめな絵のタッチに、つい顔がほころんでしまいます。 ■街歩きの休憩もアート感覚あふれるおしゃれカフェへ ここ数年、ジョージタウンにはアート感覚あふれるおしゃれなカフェが急増しています。なかでもオススメの2軒を紹介しましょう。 ・Cozy in the Rocket Caffe(コジー・イン・ザ・ロケット・カフェ) 木のボードにペイントされたポップな絵画、レトロなキャンパス風のインテリアが高感度。なのに気どらない雰囲気が人気のお店。 手打ちパスタやサラダ、自家製デザートなどフードメニューもおいしいと評判です。 ・China House(チャイナ・ハウス) アートギャラリーやワインバー、ミニシアターなども併設する多目的カフェ。 どのスペースもインテリアのコンセプトが異なり、店内を見て歩くだけで異空間にトリップしたかのよう。10種類以上の自家製ケーキも人気です。 ジョージタウンに街角アートがお目見えするようになったのは、2012年のこと。毎年おこなわれている文化フェスティバルのプログラムとしてでした。 しかし、その評判があまりにも高かったため、いまも新しい街角アートが誕生し続けています。なんど訪れてもおもしろい発見がある楽しい街として、世界中の旅行者を魅了しています。
2016年02月16日台北のランドマーク「台北101」からほど近い「四四南村」(スースーナンツン)は、大都会の真んなかなのに、まるでタイムスリップしたかのようなレトロスポットです。 ここで毎週日曜の午後に開かれる「シンプルマーケット」は、台北っ子たちに大人気です。気のきいたおみやげも探せるかもしれません。 ■かつての軍人家族の居留地がおしゃれなリノベ施設に 大型の商業施設が集まる信義区の一角に、20世紀半ばに建てられた、朽ちはてそうな集合住宅が残されています。ここ「四四南村」は、かつて中国大陸から渡ってきた「外省人」の軍人と、その家族が暮らした村。現在は、文化遺産として残されています。 「村」といっても、5分も歩けば一周できてしまうくらいの小さなエリアです。一部の建物は内部がリノベーションされて、おしゃれなカフェや雑貨ショップなどに生まれ変わっています。 また、狭い路地やカラフルな扉など、レトロで味わいのあるたたずまいをバックに写真撮影する人も多く、最近では日本の雑誌でも多くみかけるようになりました。 ■絶妙なロハス感がたまらない!? 「シンプルマーケット」 「四四南村」の中央の広場で毎週日曜の午後1時から午後7時まで開かれる「シンプルマーケット」。規模は小さいながらもクオリティの高い出店者が集まってきます。 朝どりのオーガニック野菜や天然酵母パンといったファーマーズ系から、ハチミツやハーブなどを使った無添加の手づくりソープ、若手クリエイターによる1点もののアクセサリーなど…。 絶妙にロハスな品々が都会人のココロをわしづかみにします。旅行者にとっては個性的なおみやげの宝庫といえます。 マーケットの片すみには、イートインスペースやミニライブステージなどもあり、ちょっとした文化フェスのよう。小さな子ども連れのファミリーから中高年、学生や若いカップルなど、さまざまな層の人々が思い思いに楽しんでいて、ほのぼのとした雰囲気です。 ■レトロ住宅と「台北101」をバックに「ハイ、チーズ!」 「四四南村」では、レトロな住宅とモダンな超高層ビル「台北101」を一緒に写真に収めることができます。もっとも人気の高い撮影スポットは、フリマが開かれている広場です。 広場に面して立っている「眷村文物館」と書かれた塀には、水色の窓枠もついています。被写体になる人が塀のうしろにまわりこみ、窓から顔を出して「ハイ、チーズ!」。ここでしか撮れない想い出深い写真になることでしょう。 「眷村文物館」には、村で暮らしていた人が実際に使っていた家具やテレビなどが展示され、レトロ感たっぷり。「四四南村」を訪れたら、ぜひ立ちよってみてください。 ■フリマがない日には、カフェやセレクトショップめぐりがオススメ フリマのない日でも、訪れる価値は十分にあります。焼きたてのおいしいベーグルが人気のカフェ「好,丘」(ハオ、チョウ)や、天然果汁を使った手づくりアイスクリームショップ「midori」など、話題のお店があるからです。 「好,丘」は、台湾製のよいモノを集めたセレクトショップを併設。昔なつかしいレトロな文具から、雑貨・衣類・食品など品ぞろえも豊富。センスのいい台湾良品を広く発信しようというコンセプトが強く感じられます。 「四四南村」へは、MRT「台北101/世貿」駅2番出口から徒歩4~5分。アクセス抜群なので、弾丸旅行にもぴったりですよ。
2016年01月15日ノルウェー北部に位置するトロムソは、北極圏最大の街といわれています。 「北欧のパリ」とうたわれる美しい街並みには、おしゃれな店やグルメスポットのほか、見どころもたくさん! 神秘のオーロラとロマンチックな小都市の魅力を紹介します。 ■カジュアルにオーロラ鑑賞するならトロムソへ トロムソは北極圏のなかでも、オーロラの出現率が高いオーロラベルトの真下に位置しています。そのため、9月下旬から4月上旬までの間、オーロラを鑑賞できます。 オーロラが出現する時間は、早ければ夕方6時ごろからと生活時間帯なのもうれしいポイント。寝不足になる心配もありません。運がよければ、ホテルから見ることもできるそうですよ。 ■重装備の必要なし! 北極圏なのに札幌なみの気温 オーロラは発光が弱いと、街の灯りなどにかき消されて目視できません。しっかり鑑賞するなら、現地発着のオーロラツアーに参加しましょう。 夜空や海面を緑色に染めあげる、息をのむような美しさにただ魅了されます。刻一刻と表情をかえるので、いつまでも眺めていたくなります。 オーロラ鑑賞の服装は、スキーウエアなどの重装備が一般的です。でも、トロムソではダウンジャケットでも大丈夫。海流の影響で、トロムソの最低気温は真冬でもマイナス6℃前後と札幌なみなのです。とはいえ、手袋やマフラーは必携ですよ。 ■おしゃれな店やカフェが並ぶ街を散策 トロムソのメインストリートであるストルガータ通りには、歴史ある美しい建物が並んでいます。北欧雑貨店やおしゃれなカフェ、レストランなどが軒を連ねていて、散歩をしているだけでも楽しい街です。 中心部は30分もあればまわれてしまうので、道に迷うこともありません。手づくりのキャンドルショップなど、気になる店に出あえることでしょう。 アザラシの餌づけショーが行われる水族館「ポーラリア」や、街を一望できる「トロムソ・ケーブルカー」など、観光スポットもたくさんあります。 なかでも、見逃せないのは三角形のモダン建築「トロムスダーレン教会」(北極教会)。内部にある、高さ12m、重さ6tの美しいステンドグラスは必見です。 ■世界最北のビール醸造所が経営するビアホール トロムソはノルウェーでもっともバーやパブが多い街。その火つけ役となったのは、世界最北のマックビール醸造所が経営するビアホール「ウルハーレン」(OLHALLEN)といわれています。 マックビールは1877年の創業、ビアホール「ウルハーレン」は1928年開業と、どちらもトロムソ最古だそうです。 「ウルハーレン」は開業以来、地元の人々に愛されつづけてきました。男性たちは、この店を皮切りにパブのはしごをしたそう。かつては、週末になると真冬でも行列ができたといいます。 じつはこの「ウルハーレン」、1971年まで女性は入店禁止だったとか。もちろん現在は女性もウエルカムです。 数種類もの生ビールと瓶ビールが楽しめるので、1杯ずつ飲みくらべをするのもオススメ。1番人気は、創業以来変わらない味わいのピルスナービール。飲みやすい軽めの喉ごしで、ホップの風味が爽やかです。おつまみには名産の干しダラやトナカイのサラミはいかが? ■グルメと若者カルチャーが豊富 トロムソの名物料理は、なんといっても新鮮なサーモンです。ここの港に集荷されるサーモンの約4割が日本に輸出されているそう。 街のレストランでは、肉厚のサーモン料理のほか、エビやカニなどのシーフードメニューが充実。とりわけスモークサーモンは、ホテルの朝食ブッフェにもだされるほどポピュラーです。 小さな街なのに活気にあふれ、若者の姿を多く目にします。ここには世界最北の総合大学があり、国内外から学生たちが集まってくるのです。 パブでは若者たちが深夜まで盛りあがっています。ハウスやテクノなどの音楽レーベルもあるんですよ。 オーロラのほかにも、さまざまな楽しみがあるトロムソ。夏は白夜やホエールウォッチングなども楽しめるため、1年中魅力はつきません。機会があればぜひ、訪れてみてくださいね。
2016年01月09日