雑誌や企業WEBサイトへのレシピ提供、テレビやラジオの料理コーナー出演、イベント出演の他、料理イベントの監修、飲食店の立ち上げや新商品企画など、フードコンサルタントとしても活動中。カフェやレストランでの経験を軸に、身近な材料を使った自宅でも作りやすいレシピを心がけている。
「エスカルゴバター」とはフランスのブルゴーニュ地方名物のエスカルゴ料理に用いるあわせバターのことで、バターにニンニクやパセリなどを加えて作ります。 これさえ作り置きしておけば、チャチャッとおしゃれなおつまみが作れてしまう優秀な作り置き調味料。まとめて作って冷凍保存しておけば、必要な分だけ切って使うことができるのです。 忙しいけれど、おしゃれでおいしいものを作って食べたい! そんな方におすすめしたい調味料。バゲットに塗ってガーリックトーストにしたり、ステーキに添えたり、パスタソースにしたり…料理の幅がぐんと広がります。 今回はエスカルゴバターの作り方と、エスカルゴバターを使った速攻おつまみ「ホタテときのこのエスカルゴバター焼き」をご紹介します。 ●混ぜるだけ! エスカルゴバター(作りやすい分量) ・バター(食塩不使用)…100g ・にんにく…1かけ分 ・パセリの葉…20g ・塩…小さじ1/2 作り方は簡単です。室温に戻してやわらかく練ったバターに、みじん切りにしたにんにく、パセリ、塩を加えて混ぜるだけ! フードプロセッサーをお持ちなら、バターを室温に戻す必要もありません。冷たいままのバターを1センチ角程度に切り、芽をのぞいたにんにく、パセリ、塩とともにフードプロセッサーにかけるだけ! なめらかに混ざったら完成です。 ラップに包み、棒状にまとめます。 すぐに使い切る場合は冷蔵保存。それ以外はこのまま冷凍保存しましょう。 必要な分だけ端から切って使います。 今回は、このエスカルゴバターを使って、ホタテときのこのエスカルゴバター焼きをご紹介します。 ほんの5分ほどでワインにぴったりなおつまみが完成しますよ。 では、さっそく作り方を! ●速攻おつまみ! ホタテときのこのエスカルゴバター焼き ・エスカルゴバター…20g ・エリンギ…小2本 ・しめじ…1/2パック ・ホタテ(生食用)…4個 フライパンにエスカルゴバターを入れて熱し、バターが溶けてふつふつしてきたら、食べやすく切ったエリンギ、しめじを加えて混ぜながら炒めます。 きのこに火が通ったら、厚さを半分に切ったホタテを加えてさっと炒め、味をみて塩・胡椒をしてできあがり! 残ったソースもおいしいので、ぜひパンをつけながら最後まで楽しんでください。 えびやタコ、チキンなどもあいますし、火の通りやすい具材でしたら、エスカルゴバターとともに耐熱皿に入れてオーブントースターで焼くだけでも大丈夫です。 よかったら、お試しください。
2013年02月17日今年のバレンタインデー。買おうか? それとも作ろうか? 時間とお金をかけて、上手にできなかったらどうしよう? 迷いますよね…。 簡単でとてもリッチな味わいの、ちょっとオトナなチョコレートケーキはいかがですか? 相性のいいチョコレートとオレンジの組み合わせ。 オレンジピールを混ぜ込み、さらにオレンジのリキュールをきかせた風味豊かなチョコレートケーキはかなりの本格派。 味にうるさい彼も、これなら認めてくれるかも? それでは、さっそく作り方をご紹介します。 ●オレンジのチョコレートケーキ(18センチ丸型1台分) ・チョコレート(製菓用スイート)…80g ・バター(食塩不使用)…80g ・卵黄…2個分 ・薄力粉…40g ・卵白…2個分 ・砂糖…60g ・オレンジピール…60g ・オレンジリキュール(グランマルニエ)…大さじ3 ・粉砂糖…適量 下準備:型に敷紙を敷く。チョコレートは細かくきざむ。オーブンを160℃に予熱する。 1)ボウルにチョコレートとバターを入れ、60℃くらいの湯せんにかけてなめらかに溶かす。 2)卵黄を1つずつ加え、さらに粉も加えて泡立て器でその都度、混ぜる。 3)別のボウルに卵白を入れて泡立て、砂糖を2~3回に分けて加え、ツノがおじぎするくらいのメレンゲを作る。 4)2)のボウルにメレンゲをひとすくい入れて泡立て器でぐるぐる混ぜる。生地が少しゆるんだら、残りのメレンゲを2回に分けて加え、泡を消さないようにすくい落とすように泡立て器で混ぜる。 5)8割ほど混ざったら、オレンジピールを加える。ゴムベラに持ちかえてさっくり混ぜる。白い筋が見えなくなったら型に流し入れ、160℃のオーブンで40分ほど焼く。 6)焼き上がったら、崩れないように注意して型から出し、熱いうちにリキュールを刷毛で塗ってしみこませる。ラップで包み、常温で2~3日おく。 7)仕上げに茶こしで粉砂糖をふる。 ここではグランマルニエというオレンジリキュールを使用しています。 ちょっと多いかな? と思っても、ラップで包んで2日ほど寝かすとなじむので大丈夫。しっとりとしたチョコレートケーキに仕上がります。 これも、このケーキのいいところなのです! 例えば、おもてなしディナーに招待することになっても、デザートまで時間をかけられないことも多いはず。 このチョコレートケーキなら、2~3日前に作っておけば、あとは日ごとに勝手においしくなってくれるので、前日や当日にバタバタしなくてすみますよ。 今回は製菓用のスイートチョコを使用しています。高級なチョコレートを使ったチョコレートケーキはやはり高級な味わいに仕上がりますが、市販の板チョコでももちろん大丈夫。ミルクでもビターでも、お好みのものを使ってください。 ホールのまま箱に入れてプレゼントしてもいいですし、カットしてワックスペーパーなどでラフに包んで麻ひもやマスキングテープで飾っても可愛いですね。 よかったら、お試しください。
2013年02月14日彼の実家、旦那様の実家にお邪魔したら、忙しそうな彼ママ・義理ママのお手伝いをする機会もあるかも? そんなとき、恥ずかしい思いをしないためにも、最低限知っておきたい料理の基本テクをご紹介します。 まず料理以前のことですが、キッチンに勝手に入るのは禁物です。誰にもはいってきて欲しくないという場合もあるので、必ず、「何かお手伝いできることはありませんか? 」「よかったらお手伝いさせてもらえませんか? 」など、断りを入れてからにしましょう。 そして、一緒にキッチンに立つことになって… 一番困ってしまうのが「○○切りにして! 」などの言葉の意味が分からないことではないでしょうか? 写真は筑前煮ですが、ひと口大に切った鶏肉、乱切りのごぼう、たけのこ、そぎ切りの干ししいたけ、花形切りのにんじん(ねじり梅)、れんこん、六方むきの里芋、手でちぎったこんにゃくなどが入っています。ひと品の煮物でもこれだけ色々な切り方があるのです。いくつ分かりましたか? 知っておいて損はない、野菜などの基本的な切り方をまとめてみました。 ●覚えておきたい 基本の切り方1 輪切り…筒状の材料を端から一定の幅に切ります。厚さは用途によって変えます。 半月切り…筒状の材料を縦半分に切り、端から一定の幅に切ります。輪切りの半分。半月の形。 いちょう切り…筒状の材料を縦4つ割りにして、端から一定の幅に切ります。いちょうの葉の形。 小口切り…ねぎなど細長い材料を端から切ります。 色紙切り…薄い正方形に切ります。筒状の材料は周囲を切り落とし、四角柱にして端から 薄く切ります。色紙の形。 短冊切り…材料を薄い長方形に切ります。幅4~5センチ、高さ1センチの長方形に切ってから1~2ミリ幅に薄く切ります。短冊の形。 ●覚えておきたい 基本の切り方2 乱切り…材料に対して斜めに包丁を入れ、材料を90度まわしてまた同じ方向に包丁を入れます。これを繰り返し、ほぼ一定の大きさにします。まわし切りとも言います。 拍子木切り…材料を1センチ角の四角柱に切ります。幅4~5センチ、高さ1センチの長方形に切り、端から1センチ幅に切ります。拍子木の形。 くし切り(くし形切り)…球形の材料を縦半分に切り、切り口の中央から包丁を入れて等分に切っていきます。 さいの目切り…材料をサイコロのように1センチ角に切ります。拍子木切りにしてから、端から約1センチ幅に切る。さらに小さく5ミリ角に切ると、あられ切りになります。 みじん切り…材料を細かくきざみます。粗くきざむと、粗みじん切りになります。野菜によって異なりますが、しょうがやセロリなどはせん切りにしたものを端から細かくきざんでいきます。 たまねぎなどは縦半分に切り、根元を自分から遠い方に置いて、端から薄く切れ目を入れます。横に2~3か所切りこみを入れ、端から切っていきます。 ささがき…細長い材料を片方の手で回しながら、鉛筆をけずるように薄くそぎます。笹の葉の形。 ●覚えておきたい 基本の切り方3 そぎ切り…包丁を寝かせてそぐようにして切ります。薄く、面積が広いため、火通りがよく味もからみます。 せん切り…薄切りにした材料を端から細長く切ります。 隠し包丁…火通りや味のしみこみをよくするため、材料の目立たないところに包丁で切りこみを入れます。大根の煮物など十文字に隠し包丁を入れます。 面取り…煮崩れを防ぐため、輪切りや角切りにした材料の角をそぎとります。 かつらむき…適当な長さの筒状の材料の側面に包丁をあて、薄くむきます。 花形切り…筒形の材料を五角形にして、まわりに切込みを入れ輪切りにします。丸く花のように切ります。にんじん、れんこんなどに用います。 いかがでしたか? 切り方1、2に関しては、切り方の名称を覚えておき、さっとできるようにしておくと安心ですね。 また、基本を覚えるのと同時に、日頃から外食などで食べるものの切り方や大きさなどに注目しておくといいと思います。そうすれば「野菜炒めなのにこんなに分厚く切っちゃったの? 」とか「お漬物なのにこんなにペラペラ? 」なんてこともなくなりますよね。 彼ママ・義理ママの前で赤っ恥をかかないで済むのはもちろん、レシピがきちんと読めるようになると日々の料理もきっと楽しくなるはずですよ!
2013年01月05日寒い季節、人が多く集まったときに作るものといったら、お鍋! 彼の家や旦那様の実家でも、お鍋を囲み機会は少なくないのでは? 彼ママ・義理ママのお手伝いで恥ずかしい思いをしないためにも、最低限知っておきたい料理の基本テクをご紹介します。 逆に、さりげなく「デキる」と思わせるチャンスでもあるので、しっかり予習をしてのぞみましょう! ●糸こんにゃくやしらたきと肉は離して置く! @すきやき 知らないと赤恥! な基本中の基本ですが…。すきやきに欠かせない糸こんにゃくやしらたき。これらには石灰分が含まれているため、肉のタンパク質と合わさると肉の熱凝固が早くなります。 つまり、せっかくの肉がかたくなってしまうのです。またカルシウムの作用で、色も悪くなってしまいます。 お鍋を囲んで、自由に好きな具材を入れていくスタイルのとき、肉の隣にしらたきを置いてしまったら…「この子、料理しないわね! 」とチェックされてしまうかも? この、厄介な石灰分ですが…きちんと下ゆですることでだいぶ抜けます。 もしお手伝いをするなら、「しらたき、下ゆでしましょうか? 」のひと言で、「基本は押さえているわね! 」と思ってもらえるかもしれません。 ●関東風? 関西風? @すきやき ご存知の方も多いと思いますが、すきやきには大きく関東風、関西風があり、作り方が異なります。 関東風は、あらかじめ醤油、砂糖、みりんなどの調味料をあわせた割下(わりした)を作り、そこへ野菜や肉を加えて煮ます。 関西風は割下を使わず、牛脂で肉を焼き、砂糖をまぶして醤油、酒などを直接加えて味つけをします。肉を何枚かいただいたら野菜を入れ、野菜から出る水分で煮ながら、醤油、砂糖で味をととのえます。 作り方や味つけに関しては地域だけではなく各家庭で異なると思いますので、あまり出しゃばらずに、鍋奉行におまかせしたほうが無難でしょう。 それでも、もしも、頼まれてしまったら… 「実家は関東風で、あらかじめ割下を作るのでちょっと自信がないのですが…」と素直に申し出るか、彼ママ・義理ママに分量を確認しながらすすめても良いと思います。 ●煮立ったら弱火! @豆乳鍋 水炊き、寄せ鍋などの一般的な鍋の場合、魚や鶏肉など出汁のでるものから煮始め、野菜、豆腐、薄切りの牛肉や豚肉などの順に入れていくと、火の通り方もよく、旨みも引き出せておいしく作ることができます。 ただし、最近人気の豆乳鍋となると、ちょっとしたコツが必要です。 豆乳はグラグラと沸騰させると分離してしまうので、はじめは中火で温め、煮立ったら弱火にするのがポイント! 卓上コンロのツマミがなぜか自分の目の前に…? なんてときも、煮立ってきたら、すかさず弱火にしましょう。これで減点なし! そしてプラスアルファとして… 成分無調整の豆乳を使えば湯葉ができるので、おすすめです。 豆乳を温め、表面がかたまってきたら箸で引きあげて湯葉をいただきます。湯葉が取れなくなったら出汁を足し、具材を加えて弱火で煮ます。 具材は豚薄切り肉、鮭、油揚げ、豆腐、白菜、水菜、きのこ、餅などが一般的ですが、あまり煮込まなくても火が通るように、薄く切ったり、あらかじめ下ゆでをするか、電子レンジで加熱しておくと良いでしょう。 豆乳鍋に油揚げや餅巾着を入れるご家庭も多いかと思います。このとき、油揚げは熱湯をかけて油抜きをすることが多いです。 理由は2つ。1つは表面の油が酸化しているため、そのまま使うと油臭くなるから。もう1つは、表面の油が邪魔をして調味料がしみこみにくくなるから。 「油揚げは油抜きしますか? 」なんて聞いてみてもいいかも。 ただ、最近の油揚げはそれほど油臭くないですし、分かったうえで油抜きはしない主義、という方が多いのも事実。 いずれにしても彼ママ・義理ママの指示をあおぎながら、素直に従うことが大切です。 まちがっても「油抜きしないと油臭くなりますよ? 」とか言って、こざかしい子だと思われないように気をつけてくださいね。 彼ママ・義理ママと楽しくお鍋を囲めますように…
2013年01月03日何かと忙しい年末。「年越しそば」までなかなか気がまわらないですよね。せっかく彼や友だちと大晦日を過ごすなら、今年はほんの少し頑張って年越しそばを作ってみませんか? 1年を締めくくる最後の料理。自分でお出汁をとって、とっておきの年越しそばを作ってみましょう! といっても、難しいことはありません。普段にも使える簡単なお出汁の取り方をご紹介します。もちろん、年越しそばのレシピもあわせてご紹介します。 ●準備しておけば簡単! お出汁の取り方 さっそく、お出汁の取り方をご紹介しましょう。 水4カップに昆布8gを入れて30分以上浸しておきます。前日や昼間のうちに時間があれば、麦茶ポットなどの容器に水と昆布を入れて冷蔵庫に入れておきましょう。 そのまま、水と昆布を鍋に入れて弱火でじっくり煮出し、沸騰直前で昆布を取り出します。 100ml程度の差し水を加えて温度を下げ、鰹節削り節8gを加えます。 火を止めて2分置き、ザルにキッチンペーパーを2枚重ねてのせ、濾します。このとき、鰹節を絞らないようにします。 これで、お出汁の完成です。 こちらを基本に、昆布や鰹の量を調節してお好みの味にしてみてください。 昆布を水に浸すところまでやっておけば、火にかけて鰹節を加えて濾すだけなので、普段の日でも少し頑張れば…できそうな気がしませんか? お出汁のいい香りがするお味噌汁や煮物は格別です。毎日とはいかなくても、丁寧に作った和食でほっこりしたい日にはおすすめです。 それでは、このお出汁を使って、簡単な年越しそばのレシピをご紹介します。 ●簡単! 手作り年越しそば(2人分) ・そば(ゆで)…2玉 ・出汁…(上記より)3カップ ・濃口醤油…大さじ3 ・みりん…大さじ3 ・海老の天ぷら(市販)…2尾 ・青ねぎ(小口切り)…適量 1)小鍋に出汁、醤油、みりんを入れて温める。 2)そばは表示通りにゆでて器に盛り、1)のつゆをかける。 3)海老の天ぷらをのせ、青ねぎをちらす。 今回は簡単に「ゆでそば」を使用しました。ゆで時間は1分でした。「生そば」は、ゆでてから水洗いをして、もう一度さっと湯通しして温めてからつゆをかけます。 おいしいそばつゆを作るには、本来「かえし」といって醤油、砂糖、みりんから作られる、そばつゆの原液のようなものを作らなくてはなりません。まろやかでとてもおいしいのですが、みりんを煮切ったり、出来上がったものを寝かせたり…。 この日だけ、しかも少量のおそばを作る人には少々手間がかかりすぎるので、自分で取ったお出汁に醤油とみりんを加えただけの「簡単つゆ」です。 これなら、紅白を見終えて、ほろ酔いで用意をしても、5分で出来上がります。お試しください!
2012年12月30日野菜炒め。作りすぎてしまうこと、ありませんか? 手軽にたくさんの種類の野菜がとれるので便利ですが、何日も食べ続けるのは苦痛。しかも、冷蔵保存しておいたものをレンジで温め直したら、ベチャベチャ…なんてことも。 それならば、残った分は無理して食べずに1回分ずつ小分けにして冷凍しちゃいましょう!きっと、時間や心に余裕がない日の強い味方になってくれるはず! 野菜炒めの冷凍保存のコツと、冷凍野菜炒めを使った中華丼のレシピをご紹介します。 ●野菜炒めは1回分ずつ冷凍保存! さっそく、冷凍保存のコツをご紹介しましょう。 難しいことは何もありません。いつも作っている野菜炒めを1回分ずつ小分けにラップに包み、ファスナー付ビニール袋に入れて冷凍保存するだけです。 コツは大きく2つ! 葉物やもやしなど、冷凍すると水分が出やすいものは控えること。 せん切りや薄切りなど、なるべく小さめに切ること。 冷凍してしまうので、食感が命! というような野菜は残念ながら不向きです。 それから、あれこれ使いまわしたいのであれば、味つけは控えめにしておいたほうがアレンジしやすいです。 今回は、たまねぎ1/2個、にんじん1/4本、しめじ1パック、アスパラ3本、パプリカ1/4個です。油を熱したフライパンで強火でざっと炒めて、塩・胡椒で軽く味つけしました。 冷凍野菜炒めがあれば、あっという間に野菜たっぷりのおかずが出来上がります。 解凍すると、炒めたてのようなシャキシャキ感はなくなり、少しくったりするので、凍ったまま加えて野菜たっぷりのスープやシチューにしたり、ラーメンややきそばの具にするのがおすすめです。温めたお出汁に加えて卵とじにしたり、あんかけのあんにして、ごはんや麺、お豆腐にかけても! ●冷凍野菜炒めで、あっという間の中華丼(2人分) ・冷凍野菜炒め…2人分 ・豚薄切り肉…50g ・水…150ml ・Aオイスターソース…小さじ1 ・A醤油…小さじ1 ・A酒…大さじ1 ・A砂糖…小さじ1 ・B片栗粉…小さじ1 ・B水…小さじ1 ・ごま油…適量 ・ごはん…茶碗2杯分 1)豚肉は2センチ幅に切る。フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。色が変わったら水と凍ったままの冷凍野菜炒めを加えて煮立たせる。 2)Aの調味料をあわせて加え、ひと煮立ちしたらBの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。温かいごはんにかける。 今回は豚肉を使いましたが、シーフードミックスや冷凍むき海老などを使えば包丁も使わなくて済みますね。うずらの卵を加えてもいいですね。ぜひ、お好みの具材でお試しください!
2012年12月23日秋になると絶対にはずせないのが栗スイーツ! モンブラン、栗のタルト、栗のパウンドケーキ、栗蒸し羊羹…想像しただけでワクワクしますね。 でも、自分で作るとなると、ちょっと難しそう? 今回は市販のペーストや冷凍パイシートを使ったマロンパイをご紹介します。 今が旬の栗の渋皮煮を包み込んだマロンパイ。 サクサクのパイ生地に、マロンペーストがたっぷり入ったアーモンドクリームと、栗の渋皮煮がまるごと1粒ごろんと入った贅沢なスイーツです。 それでは、さっそく作り方です。 ●冷凍パイシートでかんたん!マロンパイ(8個分) ・冷凍パイシート(18センチ角)…2枚 ・マロンペースト(市販)…100g ・バター(食塩不使用)…30g ・卵…1個 ・アーモンドパウダー…50g ・栗の渋皮煮(市販)…8個 ・溶き卵(艶出し用)…1個 ・A粉砂糖…30g ・A水…小さじ1 <下準備> 冷凍パイシートは表示通りに解凍しておく。バター、卵は室温に戻しておく。渋皮煮はペーパーで汁気をふきとっておく。マフィン型(直径7.5センチ)にバターを塗っておく。オーブンを200℃に予熱しておく。 1)市販のマロンペーストをゴムベラで柔らかく練り、バターを加えて少しずつ練りあわせてなめらかにする。 2)卵を溶きほぐし、1に3~4回に分けて加え、その都度、泡立て器で手早く混ぜる。アーモンドパウダーをふるい入れ、ゴムベラで均一に混ぜる。 3)台にラップを敷き、パイシートを置いてラップを重ねる。めん棒でひとまわり大きく広げて4等分にする。もう1枚のパイシートも同様にのばし、4等分する。(10センチ角程度のパイシートが8枚とれれば良い。) 4)パイシートの中央に2の1/8量と栗の渋皮煮をのせて軽く押さえる。ふちに溶き卵を塗り、風呂敷包みにして、とじめを押さえる。残り7個も同様にする。(※写真参照) 5)表面に溶き卵を塗り、とじめの部分に楊枝などで4~5か所穴をあける。 6)200℃に温めたオーブンで25分ほど焼く。 7)こんがり焼けたら取り出し、網の上で冷ます。粗熱がとれたら、Aを混ぜあわせたものを小さなスプーンでとり、線を描くようにする。完全に乾いたら出来上がり。 見た目は本格的なので、プレゼントしても喜ばれると思います! パイシートやマフィン型の大きさは、今回使用したものを記載していますが、まったく同じでなくても大丈夫です。ぜひ、気軽に挑戦してみてください。
2012年12月16日これからの季節。クリスマスパーティーや忘年会など、ホームパーティーなどでお呼ばれする機会も多くなります。自宅でおもてなしするのだって悩むのに、「持って行く」となると、ますます困ってしまいますよね。 持ち運びもラクチンで、訪問先でさっと食べられる。それでいて、わぁ~っと歓声があがるような、華があるメニュー? なんて、考えただけで気が遠くなりそうですね。 でも、大丈夫! そんな時に「気が利くな」と思わせる持ち寄りレシピとテクニックをご紹介しちゃいます! 今回は、ワインのお供にピッタリのパテ・ド・カンパーニュ。そんな憧れの前菜を手作りしていったら、注目度アップまちがいなし? フライパンでかんたんに作れるお手軽レシピをご紹介します。 ●フライパンでかんたん!パテ・ド・カンパーニュ(6人分) ・豚ひき肉…320g ・鶏ひき肉…150g ・たまねぎ…1/4個 ・マッシュルーム…4個 ・ピスタチオ(生・皮むき)…10g ・くるみ…20g ・卵…1個 ・塩…4g ・胡椒…少々 ・白ワイン…大さじ1 ・パン粉…大さじ1 ・生ハム…6枚 1)たまねぎはみじん切りにする。マッシュルームは石づきをのぞいて粗みじん切りにする。ピスタチオ、くるみはローストして粗みじん切りにする。パン粉は分量の白ワインに浸しておく。 2)ボールに豚ひき肉、鶏ひき肉、塩、胡椒を入れて粘りが出るまでしっかり混ぜる。1と卵を加えてよく混ぜ、2等分にする。 3)オーブンシートのうえに生ハム3枚を広げる。2の生地を棒状にまとめて生ハムの上にのせて巻きつける。オーブンシートで包み込み、両端をキャンディのようにしてとめる。 4)さらにアルミホイルで包み、しっかりとじる。同様にもう1本作る。 5)フライパンに4を入れ、中火で5分ほど転がしながら焼く。水100ml程度を入れて蓋をし、途中で水が足りなくなったら水を足して20分蒸し焼きにする。 6)そのまま冷まし、粗熱がとれたらアルミホイル、オーブンシートをはずして食べやすく切る。 ●持ち運びもおしゃれに! 今回はガラスのふた付き容器にワックスペーパーを敷き、切ったパテを詰めています。すきまに、コルニッション、オリーブ、ミニトマト、マスタードなど、パテに添えたいものも一緒に詰めて… これなら、訪問先でそのままテーブルにお出しできるので、スマートです! 女性だけでなく、肉好きな男性にも喜んでもらえるはず! ぜひお試しください!
2012年12月13日すきやきにお麩、入れますか? 「すきやき麩」という名前のお麩があるぐらいなので関西では定番のようですが、全国的には入れないご家庭も多いかもしれません。すきやきの旨みをたっぷり吸っておいしいので、なじみのない方も一度試してみませんか? 今回は、すきやきに大きな輪っか状の車麩を入れて… たっぷり煮汁を吸った車麩を使って、翌日のメインになるようなフライをご紹介します! とんかつみたいな車麩のフライ。お肉が食べたいけれど、ちょっと我慢…というときにも満足できるはず! ●車麩の使い方 乾燥の車麩はさっと洗い、ひたひたの水に浸します。(ぬるま湯だと早く戻ります。) 十分やわらかくなったら手のひらに乗せ、もう片方の手を重ねて軽く押さえて水気を切ります。 あとはお好みの大きさに切って、煮たり、焼いたり、和えたりするだけです。 すきやきの場合も食べやすく切って、煮汁に入れるだけ。 いつものすきやきにプラスしてみてください。 ●車麩のフライ(2人分) ・すきやきの車麩…6切れ ・卵…1個 ・水…大さじ2 ・小麦粉…大さじ5 ・パン粉…適量 ・揚げ油…適量 ・キャベツ・ラディッシュなど…適量 1)卵を溶き、水、小麦粉を加えてよく混ぜる。 2)すきやきの残りの車麩(1個を3等分に切ったもの)を1にくぐらせ、パン粉をつけて180℃に熱した油でこんがり揚げる。 3)皿に盛り、キャベツのせん切り、4等分に切ったラディッシュなどを添える。 すきやきの味がしみ込んでいるので、そのままで十分おいしいのですが、お好みでソースなどをかけて召し上がってください。 ●揚げない!車麩のフライの作り方 いくらお肉の代わりにお麩を使っても、フライはちょっとねぇ、というヘルシー志向の方のために、揚げないフライの方法もご紹介します! パン粉1カップ、オリーブオイル大さじ1をフライパンでじっくり炒めて、“こんがりパン粉”を作ります。 上記の車麩のフライと同様に卵、水、小麦粉を混ぜ合わせた衣にくぐらせた後、“こんがりパン粉”をつけて、200℃に予熱したオーブンで20分ほど焼けば完成です。(オーブンの機種等により異なりますので、様子を見ながら調節してください。)
2012年11月16日女子が大好きな秋の味覚といったら…芋・栗・南瓜ですね。 そのなかから、今回はさつまいもを使って、簡単なスイートポテトのレシピをご紹介しましょう。 さつまいもは食物繊維やビタミンB1、B2、Cが豊富で、抗酸化成分も含んでいるため美肌に効果的なのです。さっと煮たりんごも一緒に混ぜ込んで、美肌効果をさらにアップさせて! さっそく、オーブントースターで簡単に作れるアップルスイートポテトのレシピをご紹介します! ●アップルスイートポテト(12個分/6人分) さつまいも…正味250g 砂糖…大さじ1 バター(食塩不使用)…10g 生クリーム…大さじ4 ラム酒…小さじ1 Aりんご(皮をむいて1センチ角)…1/2個 A砂糖…小さじ1 卵黄…1個 いりごま(黒)…少々 1)さつまいもは皮をむき、ひと口大に切る。蒸気のあがった蒸し器で強火で20分ほど竹串がすっと通るくらいまで蒸す。 2)フライパンにAを入れて火にかけ、弱火でしんなりするまで炒める。 3)さつまいもが蒸し上がったら熱いうちにバターを加え、木ベラなどでつぶしながら混ぜる。砂糖、生クリーム、ラム酒も順に加え、なめらかに混ぜる。 4)3に2を加え混ぜ、12等分にして丸める。アルミカップにのせ、溶いた卵黄をハケで薄く塗り、いりごまをふる。 5)オーブントースターでこんがりと焼き色がつくまで焼く。 ほくほくのさつまいもにりんごの酸味が加わった、とっても素朴なおやつです。もっとなめらかな食感にしたい場合は、“裏ごし”のひと手間を加えてくださいね。 直径4センチほどのひと口サイズで、子供からお年寄りまで年代を問わず喜んでもらえるので、手みやげにピッタリです。お弁当にいれて食後のお楽しみにしても! さつまいものおいしい季節に、ぜひ作ってみてください!
2012年10月31日小さなくちばしがあって、ヒヨコのような可愛い形に見えるひよこ豆。カラダによくて、普段の料理がオシャレっぽくなるので使っている方も多いのでは? ミックスビーンズの缶詰やドライパックにも入っていますし、最近はひよこ豆だけのドライパックもスーパーで売っていたりしますよね。もちろん、それも手軽でいいのですが、乾燥のものを自分でゆでればお手頃価格でたっぷり使えて、好みのゆで加減にできるのでおすすめです。 たっぷりゆでたら小分けにして冷凍できるので、挑戦してみてください! 今回はひよこ豆のゆで方と、そのゆで汁を使ったひよこ豆のカレーのレシピをご紹介します! ●ひよこ豆のゆで方 乾燥のひよこ豆150gはさっと洗い、500ml程度の水にひと晩漬けておきます。(暑い時期は冷蔵庫に入れましょう。) 水を切り、新しい水を500ml程度加えてゆでる。沸騰したら弱めの中火にして30分ほどゆでます。好みのかたさになったら火を止め、そのまま冷ませば完成です! ゆで汁ごと密閉容器に入れて冷蔵庫で保存をして、夏場なら2~3日、冬場なら5~6日以内に食べきりましょう。もっと長期間保存する場合は、1回分ずつファスナー付ビニール袋に入れて冷凍保存します。 そのままサラダ、スープに入れるほか、マッシュしてコロッケにしたり、鶏肉などと一緒に煮込んだり…便利に使えます! ●ゆで汁も活用! ひよこ豆のカレー(2人分) ・ひよこ豆(ゆでたもの)…150g(上記ゆでひよこ豆の半量程度) ・にんにく・しょうが…各1/2かけ ・たまねぎ…1/2個 ・なす…1個 ・パプリカ(赤)…1/4個 ・カレー粉…小さじ1 ・ホールトマト(缶詰)……1/4缶 ・ひよこ豆のゆで汁+水…150ml ・ローリエ…1枚 ・塩…小さじ1/4 ・カレールウ(市販)…1ブロック ・油…適量 ・雑穀ごはん…茶碗2杯分 1)にんにく、しょうが、たまねぎはみじん切りにする。なす、パプリカは1cm角に切る。 2)鍋に油、にんにく、しょうがを入れて熱する。香りが出てきたら、たまねぎを加え、しんなりするまで炒める。なす、パプリカも加えて炒め、全体に油がまわったらカレー粉を加えて炒める。 3)ひよこ豆のゆで汁に水を足して150mlにし、トマト缶とともに2に加え混ぜる。ひよこ豆、塩、ローリエを加え、フタをして15分ほど煮る。 4)いったん火をとめ、カレールウを加えて溶かし、再び火にかけてとろみがつくまで煮る。味をみながら塩・胡椒(分量外)で調味する。 5)器に雑穀ごはんを盛り、4をかける。
2012年10月27日何かと忙しい朝。お弁当作りにかける時間はないけれど、手作りでヘルシーなランチタイムを送りたい! という女性におすすめのスピードお弁当です。 洗って切って持っていくだけ! の、あっという間のパンサラダ弁当をご紹介します! ●からあげでボリューム満点! パンサラダ弁当(1人分) ・バゲット(厚さ2センチ程度)…2枚 ・ロメインレタス…2枚 ・ベビーリーフ…1/2パック ・プチトマト…2個 ・オリーブ(黒)…3個 ・パプリカ(黄)…1/8個 ・洋風からあげ…3個 ・A白ワインビネガー…小さじ1/2 ・Aオイル(エクストラバージン)…小さじ1/2 ・Aにんにく(すりおろし)…少々 ・A塩・胡椒…各少々 1)バゲットはひと口大に切り、軽くトーストする。レタス類は食べやすい大きさにちぎり、流水に15分さらし、水気を切る。プチトマトは4等分、オリーブは半割り、パプリカはせん切りにする。Aは小さなふた付き容器に入れる。 2)お弁当箱にレタス類を入れ、プチトマト、オリーブ、パプリカ、からあげ、バゲットを彩りよく散らす。Aを添える。 3)食べる直前にAをよく振り、回しかけて全体をよく混ぜる。 からあげが入ることでボリュームがアップするとともに、味気ない感じもありません。 ワンボウルで野菜も肉も主食もとれる、満腹メニューです! 洋風からあげのレシピは こちら の記事を参考にしてください。 ●朝のお弁当作りを短縮するコツ! レタス類は前日に洗って水気を切り、ペーパータオルで軽く包んで、保存容器かファスナー付ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しておきます。 オリーブやバゲットも切って準備しておいても大丈夫です。 ここまでやっておくと、朝は次々と盛っていくだけです。 今回はパンのカリッとした食感も味わいたいので、軽くトーストしたバゲットを使いましたが、やわらかい食感が好きな方はフォカッチャやロールパンなどでも! だいぶ涼しくなってきましたが、暑い日には保冷剤をつけることもお忘れなく…。 ぜひお試しください!
2012年10月09日カルシウムや鉄分が豊富で、肌や髪を美しく保ってくれる「ひじき」。女性には特にうれしい食材です。 積極的に摂りたいけれど、煮物にすると、なぜか山ほど作ってしまい、食べきらないうちに飽きてしまいがちです。 そこで… おふくろの味の定番副菜「ひじきの煮物」を、体によくてボリュームのある、和カフェ風メインに変身させちゃいましょう! ●ひじきの煮物(4人分) ・芽ひじき(乾燥)…30g ・大豆(水煮)…30g ・にんじん…1/3本 ・油揚げ…1枚 ・Aだし…300ml ・A砂糖…大さじ2 ・A醤油…大さじ2 ・Aみりん…大さじ2 ・ごま油…適量 1)ひじきは10分ほど水につけて戻し、2~3回洗い流す。にんじん、油揚げはせん切りにする。 2)鍋にごま油を熱し、ひじき、にんじん、油揚げ、大豆の順に加えて炒める。 3)Aを加えて中火で汁気がなくなるまで煮る。 ※大豆は缶詰やドライパックでも構いません。 ※大豆の戻し方は こちら の記事を参考にしてください。 甘めの味つけの、ひじきの煮物です。 薄切りにしたれんこん、さやいんげんのせん切りなどを加えても! それでは、ひじきの煮物をサクサクのコロッケにリメイクしましょう! ●和カフェ風!ひじきコロッケ(2人分) ・じゃがいも…大1個 ・豆乳…大さじ2 ・ひじきの煮物…上記より50g ・塩・胡椒…各少々 ・薄力粉…適量 ・溶き卵…1個分 ・パン粉…適量 ・揚げ油…適宜 1)じゃがいもはタワシでよく洗い、水気のあるままふんわりラップで包み、電子レンジ600Wで4~5分加熱する。ペーパータオルなどに包みながら熱いうちに皮をむき、木ベラなどでつぶす。(やけどに注意しましょう! ) 2)豆乳、ひじきの煮物を加えて均一に混ぜ、塩・胡椒で味をととのえ、8等分にして丸める。 3)粉、卵、パン粉の順に衣をつけ、180℃に熱した油でこんがり揚げる。 ところどころにある大豆がアクセントになっています。 ひじきの煮物の甘辛い味がついているのでそのままで十分おいしいのですが、お好みでソースなどをかけてお召し上がりください。 ひじきの煮物は常備菜として1回分ずつラップに包み、ファスナー付ビニール袋に入れて冷凍保存しておくのもおすすめです。自然解凍でも、レンジ解凍でもOK! これさえあれば、急な来客でもパパッとおもてなしできます。 ぜひお試しください!
2012年10月05日時間をかけずに、ヘルシーでおいしいごはんが食べたい。 でも、ときどき自炊をすると食材を無駄にしてしまって、地球にもお財布にもやさしくない。 …そんな悩みを解決するため、伝授したいのが「食材の保存&時短」のコツ。 今回の食材は「きのこ」。ヘルシーで安価な上に、煮ても、焼いても、揚げてもおいしい、優秀な食材です。一年中手に入りますが、ぜひ旬の今、いろいろなメニューに挑戦して、きのこ料理をめいっぱい楽しんでいただきたいです。 でも… お味噌汁に少しだけ使った“しめじ”の残りが冷蔵庫の中でバラバラになっていた! なんて経験はありませんか? 使い切れなかった“しいたけ”が、異様にしっとりしていた! なんて思い出はありませんか? そんな悲しい状況に陥らないための、簡単すぎるワザをご紹介します。 ●きのこはまとめて冷凍保存! たとえば、しめじ。使う分だけ石づきを切り落とし、ほぐすなりして使うと思います。残った分はどうしますか? そのまま元の袋に戻しますか? そうすると、冷蔵庫でバラバラ状態に陥る危険性が… このとき、すべて石づきをのぞき、ほぐしてファスナー付ビニール袋に入れます。 すぐに使うのであれば、このまま冷蔵庫でOKです。 この要領で、他のきのこもすぐに使える状態にほぐしたり、切ったりして、あわせてビニール袋に入れておきます。 たとえば、マッシュルームなら、石づきをのぞいて薄切り。エリンギなら長さを半分に切って、薄切り。…といった具合です。 すぐに使わない場合は、冷凍庫で保存します。 冷凍したものは、スープに入れたり、炒めたり…凍ったまま調理します。 生のきのこに比べると歯ごたえなど劣る部分もありますが、ほとんど気になりません。 ●使える!「冷凍ミックスきのこ」 きのこは数種類をあわせて使うと味が複雑になり、おいしさが増します。 つまり、この「冷凍ミックスきのこ」はとても理にかなった保存法なのです。 私は、舞茸だけ使いたい!といった場合には、袋のなかから探し出して使いますが…洋食に使う「きのこ」と、和食に使う「きのこ」というように分けてもいいですね! それでは次に、下ごしらえをして冷凍したきのこを時短調理でおしゃれな前菜にしちゃいましょう! バルサミコ酢と醤油で味つけしたマリネです。ワインやパンに合うのはもちろん、醤油ベースなので意外とごはんにも合うんです。 では、さっそく作り方を! ●ごはんにもパンにも! 絶品・きのこのバルサミコマリネ(2人分) ・冷凍ミックスきのこ…お好み(分量の目安;しめじ1/2パック、舞茸1/2パック、マッシュルーム4個、エリンギ1本ほど) ・オリーブオイル…大さじ1 ・にんにく(みじん切り)…1かけ分 ・赤唐辛子(半分に割って種を出す)…1本 ・バルサミコ酢…大さじ1 ・醤油…大さじ1/2 ・ローリエ…1枚 ・塩・粗びき黒胡椒…各少々 フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れて弱火で熱し、香りが立ってきたら、冷凍のままミックスきのこを入れて強火で炒めます。 しんなりしてきたら、バルサミコ酢、醤油、ローリエを加え、水分を飛ばしながら炒めます。 塩・胡椒をふって、できあがり! そのままでもおいしいのですが、ひと晩、冷蔵庫でしっかり冷やすと、味がなじんでまたおいしいです。 ざざっと炒めるだけなので、本当にあっという間! このまま冷蔵庫で2~3日は保存可能です。 ゆでたパスタとあえたり、バゲットにのせたり、ドレッシング感覚でサラダにのせたり。ぜひお試しください!
2012年09月25日今大流行の「塩麹」で使える作り置き調味料ができます! 紹介するのは大葉、くるみを使った和風ジェノベーゼソースの作り方。 いろんな料理にマッチするので、一度作っておけば、毎日の料理がワンランク上のごちそうに! ジェノベーゼソースはイタリアのジェノバうまれのソースで、バジル、オリーブオイル、にんにく、松の実、チーズ、塩などをペースト状にしたもの。 厳密にはいろいろと条件があるのですが、そのへんはユルくいきましょう…。 このジェノベーゼソース。パスタにはもちろん、ゆでたじゃがいもや海老・帆立などの魚介類に加えてさっと炒めたり、きれいに並べたトマトとモッツァレラチーズにかけたり、料理上手への階段を二段飛ばし、三段飛ばしで駆け上がれてしまう万能ソースです。 今回は、巷で大流行中の塩麹を使って…身近な食材で作るアレンジジェノベーゼソースをご紹介します! ●大流行の塩麹! 手作りがおすすめ! 塩麹はいろいろなメーカーから販売されていますが、とても簡単な上にかなりお得なので、手作りするのがおすすめです。 塩麹に関する本もたくさん出ていますし、インターネットでもたくさんヒットしますが… 私が参考にしている作り方をご紹介しておきます。 【材料】米麹200g、塩60g、ミネラルウォーター250ml ※米麹には生と乾燥があります。乾燥タイプを使用する場合はミネラルウォーターを50ml程度プラスしてください。 ボウルに麹と塩を加えて手でほぐしながらよく混ぜ、水を加えて全体を混ぜます。 保存容器にうつし、ゆるく蓋を閉めて常温で寝かせます。 1日1回混ぜ、常温で7~10日ほど寝かせ、軽くとろみがついたら完成です。 たったこれだけ! あとはキッチリ蓋をして冷蔵庫に保存しておけば、半年間くらいもつそうです。 ●万能! 塩麹紫蘇ジェノベーゼソース さらに、塩麹を使った作りおき調味料、「塩麹紫蘇ジェノベーゼソース」を作ります。 定番のジェノベーゼソースはたくさんのバジルや松の実を使い、意外とコストがかかるので、大葉を使った和風のジェノベーゼソースをご紹介します。 【材料】作りやすい分量 ・青じそ…50g ・くるみ(ローストする)…40g ・にんにく…1かけ ・塩麹…小さじ2 ・オリーブオイル…150ml オリーブオイルを半量残し、その他の材料をすべてミキサーにかけてペースト状にします。 残りのオリーブオイルを加え、さらに撹拌してなめらかになったら完成です。 清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存します。 ※塩麹によって味が異なりますので、様子を見ながら調節してください。 ※くるみはローストした状態で冷凍可能。まとめてローストしておくと便利です。 長期保存できるようにパルメザンチーズは加えていませんが、塩麹のおかげで十分コクと深みがあります。その分、ヘルシーなのもうれしいですよね! 調理の際に、必要に応じてチーズを加えてください。 ちょっとおしゃれでヘルシーな万能作り置き調味料。ぜひ、お試しください!
2012年08月27日せっかく気合をいれて料理をしても、食べきれなくてついつい余らせてしまう。でも、少しだけ作るのは面倒だし、同じものを食べ続けるのはもっと嫌! …そんなときは、上手にリメイクして、さらにおいしく変身させましょう。「料理のしりとり」みたいに、次に続くメニューのアレンジパターンがあると心強いですよ。 今回の元メニューは、鶏もも肉に味をつけてフライパンやオーブンでこんがり焼きあげた「グリルチキン」です。おもてなしやバーベキューなどでもよく作られるメニュー。しっかりめの味で香ばしく焼き上がったチキンは、お酒もごはんもすすみますよね。 オーブンなら一度にたくさん焼けるので、リメイクする前提で多めに作っておくといいかも…?! ●漬け込んで焼くだけ!簡単グリルチキン まずは簡単グリルチキンの作り方から。 今回はごはんにもパンにも合う「ハニーマスタード照焼きチキン」の作り方をご紹介します! 鶏もも肉2枚はペーパーで水気をふきとり、塩、胡椒で下味をつけます。 厚手のビニール袋に入れ、醤油、はちみつ、粒マスタード、オリーブオイル(各大さじ2)、にんにくのすりおろし(1かけ分)を加えてよく揉みこみます。 30分以上漬けこみ、200℃に温めたオーブンで30分ほど焼くだけで、おもてなしにピッタリなメインディッシュの完成です! ※焼き時間は鶏肉の厚みやオーブンの機種等によって調節してください。 ●グリルチキンをリメイク!あっという間のペッパーチキンライス 次に、残ってしまったグリルチキンを新たな料理に変身させましょう。 今回は「ペッパーチキンライス」を作ります! 油を熱したフライパンに食べやすくほぐしたチキンを入れ、さっと炒めます。すでに火は通っているので温める程度でOK! 温まったらフライパンの端に寄せ、温かいごはんを加えて切るように混ぜながら炒めます。 全体を混ぜ、パラリとしてきたら塩・ブラックペッパーで調味してできあがり! 仕上げにパセリのみじん切りや万能ねぎの小口切りなどをのせれば、残り物で作ったとは思えないくらい、おしゃれなひと皿に…。 翌日のランチにはもちろん、パーティーのシメにササッと作って出せば、好感度アップまちがいなし! 他にも、レタスと一緒にパンに挟んでサンドイッチにしたり、トーストやバゲット、たっぷりの野菜と一緒にボウルに入れてカフェ風のパンサラダにしたり…。 グリルチキンはファスナー付ビニール袋に入れて冷凍保存も可能。あわてて食べ切らなくても大丈夫です。ぜひお試しください!
2012年08月19日忙しくて買い物にも行けず、冷蔵庫の中身がさみしい…でも作らなきゃ…。そんな日は保存食品を活用するのがオススメ。買い置きしておくと便利な保存食品と、それを使ったお助けレシピをご紹介します。 今回の保存食品は「あさりの水煮缶」。あまり買わないという方もいるかもしれませんが、カニ缶やホタテ缶よりリーズナブルでけっこう使えるんですよ。 今回は、あさり缶のお手軽ごはんをご紹介します。ひと皿で満足できること間違いなし! ●缶詰で手軽にできる!あさりの変わり天津飯 さっそく、作り方(2人分)をご紹介します。 まず、具を用意します。あさり水煮缶1缶(130g)は汁気を切ります。 ※缶汁はあさりの旨みたっぷり。後ほどスープに活用するので捨てないで! にんじんは細い部分4センチくらいを用意し、せん切りにします。 干し椎茸1枚を水で戻し、軽く水気を絞ってせん切りにします。戻す時間がないときは、大きめの耐熱容器に干し椎茸と水1カップを入れて落としラップをし、600Wで2分ほど加熱。粗熱がとれてから水気を絞ってもOK。 ※椎茸の戻し汁も天津飯には使いませんが、捨てずに後ほどスープに活用! ボウルに卵3個を割り入れ、塩ひとつまみを加えて混ぜておきます。 つぎに、あんを作ります。 小鍋に水1/2カップ、鶏がらスープの素小さじ1/2、砂糖、醤油各小さじ2、酒、酢各小さじ1をすべて入れて火にかけます。ひと煮立ちしたら、水溶き片栗粉(片栗粉、水各小さじ1)を加え、とろみをつけます。 お皿にごはんを盛り付けておきます。最後に、卵を作りましょう。ここからはスピード勝負ですよ! ごま油を熱したフライパンにあさり、にんじん、干し椎茸を加えてさっと炒め、溶き卵のボウルに入れてざっと混ぜます。フライパンをさっとふいて油を足し、卵液の半量を流し入れます。 大きく混ぜて半熟状になったら、ごはんにスライドさせながらのせます。ひっくり返さず、片面だけ焼けば失敗知らず。 上から温かいあんの半量をかけ、きざみねぎを散らせばできあがり! 「野菜のせん切り、ましてや干し椎茸を戻すなんて面倒クサイ!」というときは、あさり缶だけでも十分。ねぎかグリーンピース(缶詰・冷凍など)があれば、彩りもきれいです! ●ついでに、超簡単・あさりのスープも! せっかくなので、超簡単あさりのスープも一緒に。 捨てずに残しておいた、あさりの缶汁、椎茸の戻し汁、水を適量ずつ合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら醤油などで味をととのえれば完成です。具はお好みで…。 ぜひお試しください!
2012年08月07日平日はいつも仕事で疲弊。料理なんて面倒クサイ。でもおうちでおいしいごはんを食べたい!しかもサッとできる簡単レシピで♪ …そんなワガママ多忙女子に伝授したいのが「保存&時短」のコツ。あらかじめ食材にひと工夫加えるだけで、食材をおいしく保存でき、調理時間も大幅カットできるワザをご紹介します。 今回の食材は「鶏肉」。よくスーパーで安売りしているのを見かけますよね。「安かったけど結局使い切れなかった」「いつのか分からない鶏肉が冷凍庫にゴロゴロ・・・」なんてことにならないよう、「洋風から揚げ」のレシピで保存&時短テクをおぼえましょう! ●3分の下ごしらえで劇的においしくなる!冷凍保存のコツ まずは美味しく冷凍保存するコツから。 鶏肉はひと口大に切り、ファスナー付ビニール袋に入れます。塩・胡椒、ハーブ、レモンの絞り汁、オリーブオイルを入れてよく揉み、そのまま冷凍庫へ。…ハイ、たったこれだけ!3分もあればできちゃいますよね? どうせ揚げる前に30分~1時間程度漬け込むのであれば、買ってきた日にココまでやって冷凍しておくのがポイントです。鶏肉はお酢やレモン汁などに漬けておくとしっとり柔らかくなるので、簡単においしく保存できるというわけです。 今回は鶏もも肉を使っていますが、もちろん安くてヘルシーな鶏むね肉でもOK!パサパサした食感が嫌だという方も、この保存方法をぜひ試してみて。もも肉と比べてしっとり効果が分かりやすいでしょう。 ●10分で完成!簡単絶品・洋風からあげ 次に、下ごしらえをして冷凍した鶏肉を時短調理します。 解凍するときは、鶏肉を冷凍庫から出して冷蔵庫に移すと簡単ですが、より時短したいときは流水解凍がオススメです。 解凍したら、片栗粉を適量まぶし、軽く形をととのえながら油で揚げていきます。こんがり揚がれば、レモンとハーブがさわやかな“洋風からあげ”のできあがり! 調理時間は約10分。冷凍庫に作りおきしておけば、『ガッツリなメインの一品』があっという間に完成です!普段ごはんだけでなく、急なゲストや彼氏のおもてなしにも使える簡単レシピ。ぜひお試しください! 【材料】2人分 ・鶏もも肉……1枚(約250g) ・塩……小さじ1/4 ・胡椒……少々 ・好みのハーブ(タイム、ローズマリーなど)……適量 ・レモンの絞り汁……大さじ1/2 ・オリーブオイル……大さじ1/2 ※塩・胡椒・ハーブの代わりに、ハーブソルトでもOK!
2012年07月26日