旅行業界に計10年従事。1回目の転職で、職場の人間関係が悪化し退職したことをきっかけに、カウンセリングと出会い、パンドラの箱を開けたかのように、それまで気づかなかった幼い頃からの課題に向き合う。現在は、「自分らしく気分爽快に生きる」サポートをするため、個人を中心とした心屋流カウンセリング、セミナーを行っている。
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼の元カノに嫉妬してしまう」という、わかさん(28歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 ■わかさんのお悩み 彼の過去の恋愛に嫉妬しないためにはどうしたらいいでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより わかさん、こんにちは。短いご相談の中にも、彼の過去の恋愛に嫉妬して、苦しむ姿を想像してしまいました。 好意と恋愛感情をわけるひとつに、独占欲があります。ですから、彼が好きなら、嫉妬はごく自然な感情だと思いますよ。まずは嫉妬してしまう自分を許してあげてくださいね。 彼の過去の恋愛を意識してしまう、どんなことがありましたか? 元カノとのツーショット写真が出てきたとか、彼が元カノの話をするとか…。 かわいいヤキモチは、恋愛のスパイス。もしも、それを表すのは、よくないと我慢してきたのなら、「捨てて」「話されるとイヤ」って伝えてみて。そのとき、「どんな気がしてしまうからか」を一緒に伝えられるといいですね。 それでも、激しい嫉妬で苦しいなら、それは、古傷から来ているかもしれません。それには、先ほどの「どんな気がするのか」が鍵になります。例えば「元カノへの思いが残っているからだ」とか「私よりも元カノが一番なのかも」とか。 更に、そう思うと、どんな気持ちが湧いてきますか? 例えば、「ちゃんと愛されてない」「いつか、いなくなってしまうんじゃないか」などです。 振り返ると、もしかして、その思いって、今回が初めてではなかったりしませんか? だとしたら、わかさんがそう思ってしまうのは、彼や元カノは関係ありませんよ。わかさんがそう思ってしまうのは、彼や元カノは関係ありませんよ。ほとんどは、お父さん、お母さんに向けられている思いなのです。「どうせ、愛されてるし」って、いっぱい呟いてくださいね。 そして「(彼の)一番になりたい! (のになれない)」という思いが強いようなら、それもご両親への思いなのですが、お姉ちゃん(下に妹弟がいる)に多かったりします。わかさんは、どうですか。 両親の愛情を一身に受けてきた第一子が、下の子が生まれたことで、両親(愛情)を取られた! そのせいで、自分は愛されなくなったと勘違いすることが多いのです。そして、下の子の面倒を見ることで愛されようと頑張ってしまう。すると、大人になっても、自分が愛されたい、認められたいと願う相手に、自分より目をかけられている人を見つけては嫉妬するパターンにハマることもあります。 もし、「そうかも」と思ったなら、「みんなが、弟(妹)をかわいがって、寂しかったな~、悲しかったな~」とその頃の気持ちをちゃんと味わって、わかってあげてほしいのです。そして「なのに、よく頑張って、弟(妹)世話したね~、たまに意地悪したけど~(笑)」ってあの頃の自分をねぎらってあげてね。 そして、「元カノに負けたくない」といろいろ頑張って疲れてしまっているなら、元カノの亡霊を吹き飛ばし自由になる魔法の言葉は、「元カノ/弟(妹)に負けてもいい。っていうか負けてるし」です。すごーく抵抗があるかもしれせんが「負けたくない」と思ってしまうのは、悔しいかな「負けている」と自分がどこかで思っているからなのです。 最後に、改めて、元カノをどんな風に考えたらいいかというと、「今の大好きな彼を作ってくれた功労者」です。出会い、付き合うって、凄いタイミングだと思うんです。元カノとの別れがあったから、今、わかさんとのお付き合いがある。そして、元カノとの関係で彼もたくさん学んだ結果、今、わかさんを選んでいる。極端な言い方をすれば、元カノの前に出逢っていたら、わかさんと付き合っていない可能性もあるのです。 元カノが頭にチラついたら、チョー上から目線で「ご苦労であった。さがってよい。あなたはあなたの幸せを」って言ってお引き取りいただきましょう。 わかさんは、これからも、もっともっと彼との関係を深めていける人なのですから、今を大切に、素敵な未来を。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年11月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「摂食障害でした」という、ミッキーさん(20歳・学生)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 ■ミッキーさんのお悩み 私は5年間摂食障害でした。やっと心も回復してきて健康的で魅力的な女性になりたいと思えるようになってきましたが、どこかスッキリせずなぜか太ることへの恐怖が少し残ってふっきれず、モヤモヤが続いてます、確かに過去はがっちりしたからだでしたが肥満ではなかったのですが、前みたいにはなりたくないという気持ちもあります。どうすれば食や体重に、振り回されず幸せな気持ちで生きられますか? ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより ミッキーさん、5年間、しんどかったですね。今は、回復したとのこと、何よりです。「健康的」が、私も目指すところです!しかも、女性の魅力である丸み(セクシーさ)は、脂肪でつくられるので、その点でもある程度あった方がいいですしね! さて、摂食障害は、一般的にも、私のカウンセリング経験上でも、根本には「母親との関係」が大きく関わっていることが多いです。お母さんに甘えられなかったり、愛されていないと感じているなどです。ミッキーさんは、いかがですか? もし、そうなら、この機会に向き合ってみるのもいいですね。もちろん、今は、回復したとのことですし、必要があれば、向き合わざるをえないことが起こるでしょうから、そのときでもいいですよ。いずれにしても「どうせ、愛されてるし」って、たくさん呟くことから始めてみて。 「前みたいにはなりたくない」気持ちがあるとのことですが、前のようになると、どんな悪いことが起こると思っていますか? 何を言われそう? どう思われそう?「太ったね」と言われたら、なんて言われたような気がする? 「体型が前のようになること」そのものより、本当は、今挙げてもらったこと、つまり、そのせいで起こった、被ったと思っていることを、再び体験するのが怖いのではないですか? 「前みたいになると、絶対○○される、言われる」と信じてしまっている状態です。前みたいになっても、それらが起こらないとしたら、どうですか? 恐怖が和らぎませんか? まずは、「起こらないかも~」と、そっちの可能性の方が大きいことを知ってくださいね。 その上で、「そうされてもいい」「そう言われてもいい」とたくさん呟いてみて。その覚悟で腹をくくること! それが恐怖をふっとばす強さのもとですよ。 ちなみに、そうされたり、そう言われたとき、前はどうしていましたか? ぐっとこらえたかしら? 本当はなんて言いたかったですか? 今度は、それ、言ってもいいんです! 平気なフリをしたり、甘んじなくてもいいですからね。 さて、摂食障害のご相談も多く寄せられているので、そんな方のために、ここでもう少しお話させていただきますね。 ミッキーさんの摂食障害は、拒食症でしたか? 過食症でしたか? 拒食症の方には、完ぺき主義でストイックな方が多いように思います。自分をコントロールできなくなることへの恐れもありますね。だから、「中途半端でいい」「(食べることが)止まらなくなってもいい」「堕落してもいい」と呟いてほしいです。 そして、過食症の方は、罪悪感を持ちやすく、意志が弱いと自分を責めがちな方が多いように思います。「こんな私でも、大丈夫、ダメじゃない」「まぁ、よい」って呟いて! 吐かなくてよいよ~。また、寂しさを食べ物で埋めようとするきらいがありますから、寂しいときは、その寂しさをいやがらずに、じっくり「寂しいよ~」って口に出しだしながら味わってくださいね。 両者とも、太ることにバツをしてること、0か100か思考という点では一緒です(過食症の方も、食べ吐きする方がほとんどで、「食べたことを、なかったことにする」つまり、0にするのです)。だから、「太ってもいい」「中途半端でいい」が魔法の言葉になりますよ。 もうひとつの共通点は、「頑張ること」に○をしていること。拒食症の方は、頑張ってこれちゃった人で、過食症の方が、頑張れない自分を責めてきた人なんじゃないかなぁ。だから、「がんばらなくてもいい」「がんばれなくてもいい」「ちゃらんぽらんでいい」も魔法の言葉になります。 ここでご紹介した言葉を呟いてみて、ザワザワする言葉、拒否したくなる言葉をいっぱい呟いてみてくださいね。「おいしくいただく」喜びを味わいましょう。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年09月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「痩せたい!」という、あゆあゆさん(33歳・トラック運転手)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 画像:(c)miiko - Fotolia.com ■あゆあゆさんのお悩み くだらないかと思われる事と思いますが私にとっては切実かつ恥ずかしい話で誰にも話せません。実はダイエットの成功と失敗を繰り返してもう20年以上経ち、今もってまだ成功していません。どうしても痩せたいです。怒られるかもしれませんが、痩せることで全てが解決すると思っています。自分の意志の弱さにうんざりしてメンタルもぐちゃぐちゃです。どうすれば一生太らない体と意志の強い心を持てますか。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより あゆあゆさん、全然、くだらなくないですよ。ダイエットに何度も挑戦している人、いろんなダイエットを試しては挫折している人も多いことかと思います。恥ずかしいことでも何でもありませんから、安心してくださいね。 さて、「痩せる事で全てが解決すると思っている」とのこと、怒りはしませんが、「それは幻想ですよ」と言っちゃいます(笑)。そんなあゆあゆさんへの根本アプローチを、2つご紹介しますね。 ひとつは、あゆあゆさんが、解決したいことって何でしょうか? もしかすると、全ての原因を「太っているせい」にしているだけかもしれませんよ。 こんな自分であるのも、あれができないのも、あの人の私への対応も、きっと、いや、絶対、私が太っているからだって…。もし、そう思っているのだとしたら、それ、濡れ衣、ダミーの可能性が高いです。 長年抱える悩みは、潜在意識では、そうであることにメリットを感じているものです。例えば、原因がいろいろあるとダメダメな自分ってことになっちゃうし、ひとつにしておいた方が楽だし…。 そうであり続ける以上、本当の問題を見なくても済む、できなくても仕方がない、諦めのつくことが多いのかもしれません。だとしたら、それがなくなってしまったら、困りますもんね。だから、手放したくないって…。 あゆあゆさんは、太っていることで、何ができないと思っていますか? どんなことを諦め、どんなことに甘んじなければいけないと思っていますか? でも、それ、太っていてもできていてる人、甘んじてない人、いますよね? いないと思ったら、ぜひ、探してみてくださいね。「太っているから」は理由にならないことを知ってください。 逆に、痩せたら何ができると思っていますか? 何がしたいですか? 痩せて、問題が全部解決したら、どんな風に過ごしていると思いますか? それ、痩せるのを待たなくてもいいです。順番が逆です。先に、やっちゃってくださいね。 痩せている人の生活を先にしてみて。私も、ノースリーブを着てみたいけど、二の腕が気になって着られなかったのですが、えいやっと先に着てしまいました。 そして、ふたつめは、つい食べてしまうのは、ストレスからくるものかもしれません。普段の生活で、ダメな自分を隠そうとしたり、我慢したり、緊張していませんか? 例えば、頂いた文面からわかるだけでも「くだらないと思われること」や「怒られること」を恐れていたり、自分の恥ずかしい部分を誰にも話せずにいたりしますよね? 他にもいろいろあるのではないでしょうか? 意志が弱いと自分を責めることもストレスとなって悪循環だったりしますよ。 もう恥ずかしい自分を隠すのをやめて、人に話しちゃいましょう。それがあなたの魅力です。我慢せずに、したいことをして、言いたいことを言いましょう。そして、恐れていることは、「そうなってもいい!」と腹をくくること。そうしたら、もう、むやみに食べなくてもよくなるのです。 これらは、直接痩せることとは関係ないように感じるかもしれませんね。が、いろいろやってみてうまくいかなかったあゆあゆさんだからこそ、ぜひ、試してほしいのです。 もう痩せようと頑張らないで。なぜなら、痩せようと頑張るということは、「太っている自分」が前提、セルフイメージってこと…。人は、自分が思っている通りになるからです。これらをしていたら、放っておいても勝手に痩せていくものだと思っておいてくださいね。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年08月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「親から結婚のプレッシャーが…」という、ゆなさん(34歳・会社員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 ■ゆなさんのお悩み もうすぐ35歳になります。ずっと実家住まいなのですが、親の結婚へのプレッシャーが最近ひどく胃痛になるくらいです。 周囲が焦らせるので、結婚できるかもしれないと思い作った彼氏には、2ヶ月で音信不通にされ、その時人間不信になりそうで胃痛や眠れなくなり、食事もとれなくなりました。 親や周りが焦らせるせいで、見る目が曇り、結婚しなければいけないという思いで付き合い始めたばかりに、いい年して音信不通にされ情けないです。 離婚してる人がたくさんいる中で、結婚すれば幸せになれるという親の押し付けをなくすにはどうしたらよいでしょうか? そもそも少し前までは、外泊にも厳しく一人暮らしをしたいといってもだしてもらえず、がちがちに固めてきたのに、急に結婚を急かされても困ります。 付き合う相手も、自分と一緒に居たいとかではなく、結婚に焦る様子が見えたら、みんな嫌になるのではないでしょうか? 親に言われなくても、誰よりも子供が欲しい、結婚したい、親孝行に孫の顔を見せたいと思ってるのは私なのに、とにかく急かしてプレッシャーかけて欲しくありません。どうしたら親は言わなくなるでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより ゆなさん、大勢を代表するようなお悩みを寄せてくれて、ありがとうございます。親から結婚のプレッシャーをかけられて、イラついている人、多いのではないかしら。私も、以前、そうでした。とってもとってもナーバスになって、その話題が出ると怒っていた時期があります。 あのね、結論から言うと、親もそのうち諦めて、言わなくなる(笑)。 だけど、この件をキッカケに、親との関係を見直す機会になるといいなぁと思うので、もう少し、書かせていただきますね。 ゆなさんは、親(周りも含め)の期待に応えてきた(これた)人なのではないでしょうか。なのに、こればっかりはなかなか応えられない、うまくいかない。それで、焦ってしまっている状態ですよね。だから、焦りのもとは、「期待に(早く)応えなければ!」との思いです。 では、なぜ、そんなに期待に応えようとするのでしょう…。それには、親に心配をかけてはいけない、悲しませていけないなどのイイコのパターンと、親にいろいろ言われてきて、親の言う通りにしないと失敗する、失敗したときいろいろ言われるなど恐怖からのパターンがあります。 ゆなさんは、どうかしら? 「親の期待に応えなくていい」「親に心配をかけてもいい」「親を悲しませてもいい」「親の言うことをきかないで失敗してもいい」「怒られてもいい」って呟いて、どんな気持ちになるか感じてみてくださいね。 文面からは、結婚のことだけでなく、ずっと親に振り回されてきた感じがしてる苛立ちも見えますね。例えば、昔にも、子供なんだから「○○してはいけない」と言われたり、もう大人なんだから「○○しなさい」って同時に言われたりして、「どっちなの!」って思いをしてきたかもしれません。 それも、ゆなさんが親の言うことを聞こうとすればこその苛立ちです。それこそ、もう大人ですから、親の言うことは聞かなくてもいいですよ。自分の人生を生きてもいいのです! ゆなさんもおっしゃっているように、親に言われると辛い「結婚へのプレッシャー」は、実は、自分が一番思っている部分だったりします。そして「それができない自分はダメだ」と自分を責めたり、親の期待に応えられない罪悪感で苦しかったりもしますよね。だからこそ、そこを突かれると痛い…。 痛いと耳を塞いだり、跳ね返すことで自分を守ろうとしてしまいがちですが、その姿が親からすると、わかってない、伝わってないと思えるから何度も言ってきたりします。だから、その痛がっている自分をそのまま親に見せてもいいんですよ。 勇気を出して、本音、つまり「そうだよね、できることなら私だってそうできたらどんなにいいかと思ってる、けど…」ってその苦しさを語りだしてみて。自分が考えていること、親への希望、言ってみて! 私もそうでしたが、「親に心配かけたくない」あるいは「口をだされたくない」って思っている人って、自分の話って安心材料以外、あんまりしてないことが多いと思うんです。でも、それが逆効果になったりしますよ。 ちなみに、あの頃の私の常套句は「そんな話するなら、帰る」でした(笑)。ゆなさんは実家暮らしとのことですが、そんなにイヤなら、一人暮らしをしてみてもいいのですよ。と言うと、反射的に「そんなことできない」とできない理由をいっぱい言われそうですけど、それを疑ってみてもいいのです。 最後にもうひとつだけ。「いい歳して」なんて、思うのはやめましょうよ!自分をそんなに辱めないで! 恋愛に歳は関係ないから、いつでも程よい歳です。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年07月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「怒ると物に当たる癖がある」という、lynlynさん(36歳 教職)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 ■lynlynさんのお悩み 小さい頃から、怒ると物に当たる癖があります。本務採用されてから、緊張した後にカバンを投げ付けて携帯を壊しました。それから、妊娠してイライラして扇風機を壊しました。出産後も扇風機を壊し、次々にあらゆる物を壊して壁を蹴り穴をあけ、クローゼットを壊し椅子を投げ、赤ちゃんにまで何かしてしまわないかこわくなり、抗うつ剤を処方してもらいました。 今は安定剤や眠剤、漢方を飲んでいますが、お薬だけでなく自分の中にある根本的な原因を知って、感情をコントロールし、暴力的な言動をやめたい、治したいと思っています。仕事中は自分を良く見せることができるのですが、身内に対して甘えなのか、八つ当たりのように当たってしまいます。その後の罪悪感や自責の念、怒り、毎日それの繰り返しで、もう自分が嫌です。何かヒントが欲しいです。お願いします。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより Lynlynさん、こんにちは。お悩みを読ませていただきました。毎日、辛いですね。赤ちゃんのために、そんな自分に向き合おうとしてくれたんですね。いい機会だと思います。 つい人や物に当たってしまう怒りやイライラは、本当のストレス源を見つける必要がありますね。 文面を拝見するに、Lynlynさんは、小さい頃から、いい子になろうとがんばってきたのではないでしょうか。そして、ある時、小さいながらに、物に当たると気持ちがすっと落ち着くことを知って、そうするようになったのはないかなって想像します。そして、今も同じパターンを採用している。 Lynlynさんの場合、身内に対しては八つ当たりできるということですから、「外ではきちんとしなくてはいけない」「世間体を大事にしなくてはいけない」などの緊張感(ストレス)があるみたいですね。実は、だから、それを沢山しなくてはいけない教師という職業をわざわざ選ばれたのかもしれませんよ。 そのストレスの爆発が人や物への八つ当たりになっているだけです。では、どうしたらいいのか。 「仕事中は自分を良く見せることができる」とおっしゃっていますが、それをやめることです。 家の内と外は、シーソーだと思ってください。バランスです。家の外でよく見せようとがんばればがんばるほど、家の内(中)で悪い部分が出る、だから、今はどっちも本来のLynlynさんではないはずです。 そのシーソーが釣り合ったとき、それがLynlynさんの自然体なのですよ。どこでも自然体のLynlynさんでいていいのです! 明日から、力を抜いて、うんとダメダメな先生になってください。ダメダメなところを他の先生にも見せてください。そして、迷惑をかけて、助けてもらってください。 きちんとしなくていい!! ちゃらんぽらんでいい! って、いっぱい呟いてください。そしたら、世界が変わりますよ。もう物を壊す必要もなくなります。 それから、もう一つ。 ストレスがたまった時の対処法のレパートリーももっと増やしましょうか。物を壊すくらいパワーを使うことがいいですね。スポーツ、カラオケ、おしゃべり、お皿を割らせてくれるバーもあるらしいですし。 また、一人ですぐにできる方法もあるといいですね。案外、お料理などもいいという人がいますよ。自分にあった発散方法を見つけてみてくださいね。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年05月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「まわりに振り回されてしまう」という、あんぽんたんさん(23歳 フリーター)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。 ■あんぽんたんさんのお悩み まわりに振り回されてしまいます。変温動物みたいに、周りの雰囲気に影響されやすく、悲しくなったり、怒っちゃったり。一番身近な恋人にもです。 相手の行動にイラっときてしまいます。しばらく振り回されないように心の距離を保つようにしてみたんですが、意思が弱くて元に戻ってしまいます。私は、自分で自分の事をお姫様と思ってるんでしょうか。自分の思い通りにいかないと取り乱してしまいます。 日常生活に一番影響を受けている彼氏と別れるのは間違ってますか? 別れたら恩知らずで私は幸せになれない気がします。なんとなく。 もっと感謝すべきですか? どうすれば、相手との距離をうまくとれますでしょうか。どうせ私のことを相手にしてくれる人は、彼氏しかいない。彼を失ったら何もなくなって存在するいみもなくなりそうです。何のために生きればいいかわかりません。乱文ですみません。回答お願いします。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより あんぽんたんさん、こんにちは。あんぽんたんさんのように周りに振り回されやすい人の特徴に、「相手に合わせる」傾向があげられます。いつも、自分よりも相手を優先していませんか。 ちょっとくらい無理しても、相手のスケジュールに合わせたり、相手の希望を優先さたり…、更には言われていないことも察して動いているかもしれませんね。それでは、ストレスを溜めてしまいます。しかも、その無理をおくびにも出さずにするから相手には気付かれていない場合が多かったりします。 私もそうだったのですが、そんな傾向がある人は、人と仲良くいる方法として、波風立たせずに、嫌われないように「相手に合わせる」ことを学んできたと言っていいかもしれません。 そして、いざ、「これだけは」という自分の希望を言ってみると、相手はあっさり自分の希望を言ってきたり、断られたり。あんぽんたんさんが取り乱したりしてしまうのは、そんなときではないですか。「こんなに私は、あなたに合わせてきたのに、なんでこんな些細な私の希望をきいてくれないの?! このくらいきいてくれてもいいじゃない!」って。 もしかすると、察してほしい、言わないでもわかってほしい傾向も強いので、察してもらえなくてイライラしてしまうのかもしれませんね。だから、決して、自分をお姫様だと思っているわけではないと思いますよ。 さて、彼と別れるかどうかですが、どちらでもさして問題ではありません(笑)。今回の解決には関係ないからです。今の彼と別れたら、一時的にそのような思いはしなくてもいいかもしれませんが、今のままでは、次の彼とも同じような思いをすると思いますよ。 それよりも、今、あなたに気づいてほしいのは、「もっと自分を大切にする」ことを学ぶところにいますよということ。具体的に言うと、自分の都合や希望を相手に伝えてほしいのです。 今の彼からでも、新しい彼からでも、友達からでも構いません。相手と違っても、お互いに伝え合う。どちらにも「イヤだ」という権利もあります。その上で、「じゃ、どうしようか」とお互いにいい着地点を見つけるのです。実は、そうした方が、うんと気持ちのいい関係が築けますよ。 そして、胸に手を当てて「自分がどうしたいか(自分の気持ち)」をもっと聴いてあげてくださいね。もう何が人として正しいかや、誰かの正解を探さなくてもいいのです。 相手に合わせてしまう人の多くは、あんぽんたんさんも感じていらっしゃるように、自分には何もない、価値がないと思っている傾向があります。そして「迷惑をかけたら嫌われる」と信じている人も多いでしょう。だから、合わせていないと相手が離れていってしまうと思い込んでいるのです。 その勘違いから、早く目を覚ましてくださいね。「どうせ、私がいるだけでみんな幸せだし~」「みんな私が大好きだし~」「人に迷惑をかけてもいい」っていっぱい呟いてみて! もしも今、あなたが周りから粗末に扱われ、自分には価値がないと思っているのだとしたら、逆です。自分が自分を価値がないと思って粗末に扱ってるから、周りもそうしてくれているだけですよ。 だから、あなたが自分を大切にするようになったら、周りもあなたを大切に扱ってくれるようになりますからね。お楽しみに。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年04月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「新しいことを始めるのが怖い」という、ななえさん(24歳 学生)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。 ■ななえさん(24歳 学生)のお悩み 仕事、学校、資格、習い事…何でも新しいことを始めるときがとても怖いです。具体的には、大学入試に行けなかったので試験のない専門学校に入ったり、入社式が怖くて入社しなかったり、趣味でバンド活動をしようとメンバーを見つけたのに練習に行けなかったりしました。 新しい環境にワクワクして自分の意思で申し込みするのに、結局自分でチャンスも楽しみも握りつぶしてしまいます。それを乗り越えて始められた数少ないことも、ハードルや難しいことを乗り越えなければいけない場面でいつもいつも逃げ出してしまいます。 これは継続力がなく、気合いや忍耐が足りない問題で、私の甘えなのでしょうか? どんなに自分に言い聞かせても怖くて怖くて仕方がない瞬間がやってきます。解決方法があったらぜひ知りたいです。よろしくお願いします。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより ななえさん、自分のチャンスや楽しみを握りつぶしてしまう自分、切ないですね。どうにもならない歯がゆさが伝わってきました。 ななえさんのようなケースは、「失敗してはいけない」との思いが強いあまり、失敗の可能性があることをやめてしまう、ある意味、完ぺき主義の方に多いです。失敗したらどんなイヤなことが起こりそうですか? 誰かからなにか言われそうですか? それが怖いのですよね。 ななえさん自身も「怖くて怖くて仕方がない」とおっしゃっている通り、簡単に言えば「怖がり」になっているだけです。その怖さをじっくり観察してみてくださいね。 失敗そのものへの恐怖、「失敗したかっこ悪い自分」「ダメな自分」を見たくない(自己否定の恐怖)、そんな自分を見せたら周りが離れていく、見捨てられる恐怖、がある場合が多いです。 それらに直面するのが怖いあまり、あえて、トライしないことで「やっていたら、できたかもしれない」と思っていられる状況を作り、自分を守っているケースもあります。 さて、いつから、怖がりになりましたか。私たちは、赤ちゃんのとき、何度失敗しても、立とうとしました。歩こうとしました。失敗して転ぶのが怖いから(恥ずかしいから)、もう立つのやめた、歩けなくてもいいなんて決め込む赤ちゃんはいないですよね。 だから、途中からなのです。失敗の恐怖を誰かに教わったのかもしれません。あるいは、失敗したことを笑われたり、叱られた経験から自分で学んだのかもしれません。失敗したら大変と転ばぬ先の杖を用意され、失敗させてもらえなかったのかもしれません。 でも、もうそろそろ、その恐怖の妄想から卒業して、赤ちゃんの時のような本来の自分に戻りませんか。ななえさんのケースで私がとても残念に思うのは、等身大の自分がわからなくなってしまうことです。 やってみたらできたこともあったはずなのに、「できないかもしれない自分」ばかりを見て、どんどん自分を過小評価しがちです。そして、逃げた一瞬だけ「ホッ」とする安堵感は味わうでしょうが、もっと大きな「したいことをする喜び」を味わうことができません。 ななえさんに贈る魔法の言葉は、「かっこ悪くてもいい。っていうか、ずっと前からかっこ悪いし」「失敗してもいい。っていうか、失敗しよう!」「どうせ、愛されてるし(どんな自分も受け入れてもらえるし)」 何度もつぶやいて、挑戦して実際に失敗することを通して、そのことを早く実感してくださいね。失敗して、かっこ悪くて、悲しむ自分を周りに見せてください。そして、失敗した自分を誰よりも優しくねぎらってくださいね。 「よくやったね、がんばったね、今回は残念だったね」って。(失敗した自分を責めるのがあなたの仕事ではないのですよ) そして、最後にもうひとつ。怖さがなくなったらやろうなんて思わないで。怖いときは、大声で「怖いよ~!!」って叫んでみると、ちょっと楽になりますよ。怖がりでもいい、怖さを排除しようとしないで、怖いって叫びながらやってみるのです。小さなことからでかまいません。 すると、びっくりするくらい新しい世界が広がります。怖いことフェチになっちゃうかもしれません。ななえさん、応援しています! ビバ、失敗!! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年02月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「他人と自分を比較して落ち込んでしまう」という、まーちんさん(32歳、会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。 ■まーちんさん(32歳、会社員)のお悩み 私はいつも他人と自分を比較して落ち込んでしまいます。例えば友人が多くて、誰とでも直ぐ打ち解けられ、面白い性格の友達がとても羨ましいのです。 それに比べて私は面白い事は言えないし、つまらない人間だから友達も少ないんだ。私はダメだ。私は独りだ…と。 何かにつけて常に人と比べてしまい、こんな思考の繰り返しで毎日がとても苦しいです。 自分は自分! そう思いたいけどうまくいきません。人と比較しないようにするにはどうしたらいいでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより まーちんさん、こんにちは。ついつい人と比較して、自分のダメな部分を思い知るって辛いですね。私たちは、誰もが完璧ではないですから、誰にだって自分より素敵な部分を持った人はたくさんいますよ。 そして私たちは、自我が生まれる際、人と比べることを通して自分を認識し始めます。ですから、比較することそのものが悪いことではないのです。ですが、それを「自分がダメだ」と思うための材料にしてしまうのはもったいないですね。 更に、人と比較する自分すら「ダメだ」と思う材料にしているのだとしたら、「もしかして、私、自分を何かにつけて、ダメだと思いたいのかしら?」と疑ってみてもいいかもしれません。 さて、今日は、人と比較して自分をイジめなくなる2つの方法をお伝えしますね。まず、ひとつめです。まーちんさんからいただいたご相談から、以下に価値を置いていらっしゃることがわかります。 ・友人の数 ・誰とでもすぐ打ち解けられること ・面白いことが言えること つまり、人の価値を測るものさしです。他にも、人と比較してダメだと思っている部分があるのでしたら、そのものさしを書き出してみてくださいね。 書き出したものは、「自分にはない」あるいは「少ない」と思い込んでいるものです。そして、あなた自身が、自分をそういう人間だと思ってしまっている。だから、落ち込んでしまうのではないでしょうか。 人は、あなたの鏡です。そう、いい部分も。あなたの中にもあるから、それがまぶしく見えるのです。「あなたにもあるよ」と見せられているだけなのです。「ある」のに、それを制限してしまっているのは、自分です。だから、自分が自分に許可をだせばよいだけのことです。具体的には、以下をつぶやいてみましょう。 ・私も友達が多くてもいい ・私も誰とでもすぐに打ち解けてもいい ・私も面白くてもいい ちなみに、もしも、そんな自分になったら、どう生活が変わるでしょう? 実は、その部分を心の奥で嫌がっていることが多いのです。もしかしたら、一番イヤがっていることかもしれません。だから、やめておこうと無意識でも制限していたりするのです。 例えば、面白くて誰とでもすぐ打ち解け友達が多ければ、付き合いが多くなるかもしれません。自分の時間が少なくなるかもしれません。自分の時間を作ろうとすれば、誘いを断らなくてはいけないこともあるでしょう。そういった部分も引き受ける覚悟をすることが必要です。 許可を出して、それによる変化への覚悟ができたら、もうそういう人として生きていってくださいね。そういう人になろうと努力しないことがコツです。なぜなら、「なろうとする」のは、その前提が、今そうでないからなのです。 「もうそうなんだ」と思って、抵抗があるなら「そうなりつつある自分」として過ごしてみてほしいのです。 そして、もうひとつの方法は、今度、羨ましい人を見かけたら、未来の自分の姿として見てみること。何のために自分がそれを見せられているのか。神様は案外丁寧なのかもしれません。 「次にそうなるよ、勉強しておいてね」と見せてくれているのです。だから、「そうか、私もああなるんだな~」と妄想して楽しんでみることです。 私も、これらの方法で、自分には「ない」と思っていたものが自分の中にもあることに気づいたり、うらやましいなと思っていたことが自分にも起きたりしました。タイムラグがある場合もありますが、ぜひ、この2つの方法を、根気よく試してみくださいね。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年01月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張しだしたら手、足の汗が止まらない」という、なべおさん(37歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。 ■なべおさん(37歳)のお悩み 緊張しだしたら手、足の汗が止まりません。長年の悩みです。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより なべおさん、こんにちは。長年の悩みをお寄せいただきありがとうございます。「緊張」については、多くの方が多かれ少なかれ困った体験があることと思います。 特に、なべおさんの場合は「緊張する→交感神経が高まり手足に汗をかく→どうしよう! と焦る→緊張している自分を意識する→さらに、交感神経が優位になる→さらに手足に汗をかく」の悪循環になっているように思います。 そして、さらに、緊張しそうな場面が近づくと「また緊張するとまずい(いけない)、手足に汗をかいたらまずい(いけない)」の思いから、ますます緊張感が高まるのではないでしょうか。 まず、私たちが緊張する要因は、単純に言うと「うまくやろう」「失敗しないようにしよう」とするからです。つまり「自分をよく見せよう」「ダメな自分を隠そう」とする気持ちからです。 なべおさんは、どんな時に緊張しますか。その時、誰にどんな風によく見てもらいたいと思っているでしょうか。逆に ・どう思われたらイヤだと思っているか ・どんなことが起こったらイヤだと思っているか(不安ですか) ・緊張していること、手足に汗をかくことがバレたらどんな奴だと思われそうか 書き出してみましょう。 次に、その思いを捨てることです。捨てるとは、書き出したことに対し「そんな風に思われてもいい」、「そんなことが起こってもいい」とつぶやくこと。そして、その覚悟を決めること。(実は、恐れていることは妄想なので、そうならないことがほとんどです) 例えば「かっこ悪いと思われてもいい」「ダメな奴だと思われてもいい」「途中で帰られてもいい」「シーンとなってもいい」など。そう、これがあなたの緊張しないための魔法の言葉です。 そして、「ありのままの自分を見てもらうのでいいや。これが今の自分だ。今の実力だ」と腹を決めること。緊張状態でも発揮できる力が実力です。 もしも、ここで「ありのままの自分を見てもらうなんて、ダメだろう」と思われるのだとしたら、「どこをダメだと思っているのか」書き出してみましょう。そして、先ほどの要領で「そんな自分がバレてもいい(というかもうバレてるし)」とつぶやいてみましょう。これが2つ目の魔法の言葉。 実は、その自分を出してもいいのです。出した方が魅力的ですべてうまくいくのですよ。また、「緊張するとまずい(いけない)。手足に汗かくとまずい(いけない)」と禁止したり、それを隠すべき恥ずかしいこととして扱うと緊張感が高まります。 誰しも緊張する場面はあります。緊張してもいいのです。(ちなみに、私は「緊張している=ワクワクしている」と思っています)いい緊張感は大切です。そして、手足に汗をかいても、しようとしている本筋に支障はないのではないでしょうか。 「緊張してもいい」「手足に汗をかいてもいい」これが3つめの魔法の言葉です。 その上で、緊張してしまったら、どうしても気になるようであれば、ハンカチを持つなどの対処も大切ですが、隠さず、それを発表しましょう。「緊張しています」「手足にも、こんなに汗をかいています」言ってしまうことで、堂々と緊張できますし、汗もかけます。 それは、相手の緊張をほぐすことにも繋がるので、場の空気が柔らかくなりますよ。隠す必要もなくなるので、落ち着いていく自分にも気づくでしょう。だから、緊張しても大丈夫なのです。どんな自分も隠そうとしないことがキーポイントです。 緊張している自分さえも「わぁ~、私ったら緊張している」、「こんなにワクワクしているんだ」、「目の前の人、今からしようとしていることを、こんなに大事に思っているんだ」と楽しめるようになるといいですね。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」。 今回は、「両親の離婚した日が、自分の誕生日だったことがショックだった」という、Emiさん(27歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。 ■Emiさん(27歳 会社員)のお悩み 私の親についての悩みです。私の両親は離婚をしています。原因は単身赴任していた父に愛人が居る事が探偵へ調査して判明したからです。母や姉や兄、私を裏切った父には会うことを禁じられている事もあり、会っておりません。そして、その離婚した日は私の17歳の誕生日を迎えたでした。 母の辛い気持ちは近くにいる私たちが一番分かります。ただ27歳になった今も私の誕生日に離婚した事が正直ショックで母へ気持ちをぶつける事も出来ず、父に裏切られたショックと、誕生日に離婚されたショックが忘れられず、いまだに引きずっています。私が気にしすぎなのか…どうしたら良いかわかりません、良いアドバイスがありましたらお願いします。 ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより Emiさん、ご両親の離婚…辛かったですね。しかも、せっかくのお誕生日に…。その気持ちをひとりで握りしめてきたこの10年は、さぞ苦しかったことと思います。 ついつい引きずってしまうイヤな思い出の中には、飲み込んだ思いや学びが詰まっていますよ。Emiさんの場合は、お母様への思いやりから、敢えて飲み込んできたと言った方がぴったりかもしれませんね。でも、その飲み込んだままの思いがずっと胸にあるから、それが、ひとつの「親へのワダカマリ」となってしまっているのです。 そう、そのワダカマリを解くには、本当の気持ちをそっと打ち明けることです。まずは、自分にそっと、つぶやいて打ち明けてみましょう。 ちなみに、お母様へぶつけたい気持ちは何でしたか? 「なんで、よりにもよって私の誕生日に離婚したのよ!」、「私のこと、考えてくれなかったの?! 私のことはどうでもよかったの?!」、そんな怒りや責めたい気持ちだったかもしれません。 でも、実は、そんな思いの奥には、傷ついた柔らかい心がピトっと隠れています。更に深く、本当の気持ちを、じっくりと感じてみましょう。 私が想像するに「お父さん、お母さんが離婚するなんて悲しい」、「お母さんも悲しいかもしれないけど、私も悲しいよ」、「私の誕生日、大事にしてほしかった」、そのようなことではないでしょうか。(他にもあったら付け足してくださいね) そして、もっと言えば、それはその時だけでなく、小さな頃からの心の叫びだったかもしれません。「お父さん、お母さん、仲良くして。家族だよ。」「私のこと、もっと大事にして(ほしい)」まずは、ひとりで呟いてみてください。 自分の本当の気持ちに、まず自分で気づいて感じてほしいのです。もしかしたら、一番辛いのはお母さんだから、私はそんなこと思っちゃいけないと禁じてきたかもしれません。 それが終わったら、お母様にも打ち明けられるといいですね。「あのとき、こんな風に思っていた」お母さんの反応はどのようになるかわかりませんが、伝えられた自分を褒めてあげてくださいね。 ところで、Emiさん、もしかして、お母様をかわいそうだと思っていませんか。お母様は辛い思いはしたかもしれませんが、かわいそうな人ではありませんよ。 もしも、Emiさんにお母様がかわいそうに見えているのだとしたら、それは、Emiさんのその思いがかわいそうに見せているだけです。お母様は、Emiさんが何かをしてあげないと幸せになれない人でもありませんし、弱い人でもありません。 もう、あの時の話をしても大丈夫です。実は、ずっと前から大丈夫でした。(私も、ずっと母をかわいそうな人だと思ってきましたが、その誤解が解けてから世界が変わりました。 心屋塾では「妖怪かわいそう」と名付けています。もしも、かわいそうと思っているなら、 こちら を参考にしてください。 この機会に、自分の心とお母様にしっかり向き合ってみてください。ワダカマリが解けることを祈っています。そして、いつかお父様ともお話できる機会があるといいですね。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年10月22日