元精神科・小児科看護師。
不登校・発達障害・仲間に入れない・顔色を伺う、自信がない…等、子どもの将来が不安なママや、イライラして怒り過ぎてしまう、自分なんかの子どもで可哀想…と罪悪感を感じるママへ。子育て中の不安やイライラから卒業し、子どもを心から抱きしめられるママになる為の、カウンセリングやセミナーを全国で開催。
「言う事を聞かない子どもが一瞬で笑顔になる!5日間無料メール講座」は、発行1年で2000人を越えるママが受講。「7日間でイライラ子育て解消! mamaマスター講座」は、子どもと一緒に受講でき、自分と子どもと向き合う7日間の連続講座。「子どもを叩かなくなった!」「子どもを愛おしく思える様になった!」など、沢山の変化の声を頂いています。
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「長男が負けるのがつらい。頑張りを認めてあげられない」という、 Nuttさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ Nuttさんのお悩み 10歳の長男のことについて相談したいです。長男は真面目で負けず嫌いですが、繊細で表立って目立つ事が嫌いな性格です。幼稚園から武道を習っており、週3回、真面目に練習しています。 私は息子が武道で負ける姿を見るのがつらく、勝つと心が楽になります。ちょっとした練習試合でも動悸がして、負けるのを見ると激しく落ち込みます。いつも「勝った負けたは関係ない。全力を出せたらそれでいいのだから」と自分に言い聞かせています。 下の子もいますが、私はいつも長男にだけ“私の中にいる影の私”を通して彼のことを見てしまいます。あるがままの長男を、一生懸命頑張るただその事実だけを、どうして見られないのでしょうか。口では「勝敗は関係ない、全力投球すればそれでよいよ」と話していますが、きっと私の裏の気持ちは感じていると思います。 人生は勝ち続けることができないのも分かっています。それなのになぜ私は、息子が負ける姿を見るのがこんなにもつらいのでしょうか。息子がもし私のために頑張っているのなら、本当に申し訳ないです。私はこれからどういう気持ちを持てばいいですか? ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより Nuttさん、ご相談ありがとうございます。 長男くんの頑張りを、ただ認めてあげたいのにできないと感じているんですね。そして、自分のために頑張ってしまっているのではないかと申し訳なく感じているのですね。長男くんのことをとてもよく考えていて、とっても優しいママさんなんだなと感じました。 Nuttさん、子どもの頃の自分を思い出してみてください。もしかして、次のような経験がありませんでしたか? お母さんに喜んで欲しくて頑張ったのに、褒めてもらえなかった。散々頑張っていたのに、もっとできるはず! もっと頑張れ! と求められて苦しかった。勝ったり、目に見えた結果が出たときしか認めてもらえなかった…。 もしかしたら、Nuttさんは子どもの頃の自分を、今の長男くんに投影しているのかもしれません。 試しに、次の言葉を子どもの自分に戻ったつもりで、口に出して言ってみてください。 「お母さん、お母さんのために頑張ってるんだから、もっと褒めてよー!」 「お母さん、頑張ってること認めてよー!」 「負けたり、結果が出ない私だって、許してよー!」 「ほかの人より劣っている私でも、好きでいてよー!」 言ってみて、どんな感じがしますか? 負ける長男くんは許せない! ただ頑張ってるだけの息子は認められない! そんな目の前の子どもは、あなた自身なのです。もしかしたら子どもの頃のNuttさんも、同じように感じていたのではないでしょうか? そんな経験を繰り返してきたことで、Nuttさん自身も自分を「私は頑張ったくらいでは認められない人」「私は人に勝たなければ価値のない人」なのだと言い聞かせ、そういう人として扱い続けてしまってきたのかもしれません。 子どもの頃の自分を思い出して、手のひらにのせるイメージをしてみてください。どんな表情していますか? 子どもの自分に、大人の今のあなたから、次のように話しかけてみてください。 「お母さんに喜んでほしくて、いっぱい頑張ってきたね」 「お母さんが大好きだから、喜んで欲しかったんだよね」 「それなのに、褒めてもらえなくて悲しかったね」 「どうせ頑張っても認めてもらえないんだと思って、寂しかったね」 「負けてしまったら、もっと見放されそうで怖かったね」 「勝つことでしか認めてもらえない気がして、悲しかったよね」 「あなたは、頑張っても頑張れなくても、ここにいてもいいよ」 「あなたは、勝っても負けても、お母さんの子でいてもいいよ」 「今までよく頑張ってきたね」 「今まで頑張らせてごめんね」 「あなたの頑張りを、私が一番認めてあげられなくてごめんね」 「もう、そんなに頑張らなくてもいいよ」 「もう、勝ち続けなくてもいいよ」 「あなたはそのまんまで、そこにいていいよ」 「あなたの気持ちを教えてくれてありがとう」 子どもの自分に話しかけてみて、どんな感じがしていますか? 子どもの頃の自分は「条件付きでしかお母さんに認めてもらえない」と感じてしまっていたのかもしれませんね…。 だからお母さんに認めてもらえるように「頑張るのは最低限、当たり前。勝ったらやっと、お母さんの側にいることを許される土俵にのれる」と思い続けてきたのかもしれません。それはきっと怖かったですよね、苦しかったですよね。 今、長男くんを通して感じている苦しさは、子どもの頃から感じていたのと同じような苦しさを「終わらせるため」に起きてくれているんですよ! まずは「怖かった」や「悲しかった」を感じてあげてくださいね。そうやって、自分のどんな感情も許し、思う存分感じさせてあげることが、自分との仲直りの大きな大きな一歩になります。 次に、「お母さんは勝っているあなたしか認めてくれなかったって本当かな?」と疑ってみてほしいのです。 もしかしたら、負けた時にがっかりはしていたかもしれない。けれど、それはあなたの力を信じていたからこそ、ただ悔しかっただけかもしれない。勝ったときに喜んでいたのは、あなたと喜びを共有したかったのかもしれない。勝った、負けた、頑張った、という結果であなたを評価していた訳ではないのかもしれない…。 自分が信じていたことを疑ってみると、今まで見えなかった世界が見えてくることもあります。もしかしたら、他の誰でもないあなた自身が「負けないか? 頑張ってるか?」と自分を見張って裁いていたのかもしれない。そのことに気づけたならば、もう大丈夫です。 これからは、今までのように自分を見張り始めたら、早く気づけるようになるでしょう。気づけるようになると、「今までどおり、勝ち負けで評価する?」「それとも、負けても頑張れなくても、私は『どちらの自分でもいいよ』って私に言ってあげる?」と選べるようになっていきます。 どんな自分も自分で許せるようになってくると、あなたの映し鏡である長男くんのことも、きっと許せるようになっていきます。長男くんの試合もまったく違う目で応援することができるようになるはずです。 魔法の言葉をぜひたくさんつぶやいて、自分との仲直りの練習をしてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年11月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すべての人に『好かれたい』と思ってしまう性格に悩んでいる」という、美和子さん(26歳・メーカー勤務)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■美和子さんのお悩み 「接するすべての人に好かれたい」と思ってしまう自分の性格に悩んでいます。ひとりたりとも仲の悪い人を作りたくありません。はたから見れば“愛想のいい人”なのでしょうが、周りにこびているだけだと自分では思います。 自分だけに話を振ってくれない人がいると、それだけで「嫌われた!」と落ち込んでしまいます。その人が実際に私を無視している、嫌っているというわけではなくても、一度気にし始めると、被害妄想がどんどん膨らんでいきます。 「私だけに話しかけてくれなかった」「私の話にだけ、相づちを打ってくれなかった」など、その人が偶然、無意識にした行動かもしれなくても、すべてを「私はこの人に嫌われている」という結果に結びつけてしまいます。 どうしたら、このように周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか? 毎日が生きづらいです。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより 美和子さん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。 「私のことを無視しているのでは?」「嫌われているのではないか?」と被害妄想がふくらんでいくと、人と関わるだけで疲れ果ててしまうし、関わること自体どんどん怖くなってしまいますよね。 でもね、大丈夫ですよ! そうした被害妄想や人から嫌われる怖さは、軽減していくことができますから。 大人になってから、ほかの人とどう関わるかは、幼児期に形づくられる場合が多いようです。その時期、一番身近で、いつも一緒にいるのがお母さんのため、その影響は大きいといえるでしょう。 例えば、小さい頃にお母さんとどう接したか、そこから生じた勘違いや誤解によって、人間関係に臆病になってしまうケースがあります。過去の癒やされない思いを、まずはひも解いていきましょう。 美和子さん、まずは幼児期から小学校1年生くらいの、子どもの頃を思い出してみてください。あなたは、お友だちとどのように関わっていましたか? もしかしたらすでに「誰ひとりからも嫌われないように皆と仲良くしよう」と必死になっていなかったでしょうか? さらに、その頃のあなたが、お友だちに嫌われたり、仲良くできていなかったりする姿を想像してみてください。そして、その姿を美和子さんのお母さんが見たとしたら…。お母さんは、どんな顔をすると思いますか? ガッカリしそう? 悲しそう? それとも、怒りそうですか? また、次の言葉を口に出して言ってみてください。 「私は“嫌われるような恥ずかしい人”になってはいけません」 「私は“嫌われるような人”になって、お母さんを悲しませてはいけません」 「私はお友だちと仲良くできないところがバレて、お母さんをガッカリさせてはいけません」 言ってみて、どんな感じがしますか? 「どうしたら周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか?」というお悩みを解決するヒントは、ここにあると思います。 今も心の奥であなたが気にしているのは、周りの人ではなく、もしかしたら“お母さんの顔色”なのかもしれません。 小さい頃、お母さんをガッカリさせないため、お母さんに恥をかかせないために、「嫌われない自分」「人と仲良くできる自分」を演じていませんでしたか? そして、その癖を大人になった今も続けているのではないでしょうか? 実際に、子どもの頃、誰かに嫌われた経験があったかはわかりません。でも、そのような可能性を感じると自分を責めて、いっそう誰からも嫌われないように頑張り、お母さんを守ろうとしていたのかもしれません。 子どもはみんなお母さんが大好きですよね。美和子さんも同じで、子どもの頃、お母さんから嫌われることを一番恐れていたのでしょう。 しかし、今ようやく、お母さんのためではなく「自分のために、自分らしく生きよう」というスタートラインに立たれたのですね! 嫌われることもある自分や、人と仲良くできないこともある自分も、美和子さん自身。「お母さんに許してもらおう」とするのではなく、自分自身で許してあげませんか? 「嫌われることがあってもいいよ」 「人と仲良くできないことがあってもいいよ」 「お母さんをガッカリさせることがあってもいいよ」 「お母さんを悲しませることがあってもいいよ」 「どんな自分でも、私は私を嫌わないよ」 「どんな自分でも、私は私が大好きだよ」 上記の言葉を、ぜひ魔法の言葉としてつぶやいてみてください。 そうするうちに、周りの人や、心の中の“お母さん”に好かれようと頑張って費やしてきたエネルギーを、自分に向けてあげられるようになっていきます。 すると自分をもっと好きになり、自分をもっと喜ばせることに夢中になり、他人の目を気にしている暇もきっとなくなっていくはず(笑)。 そしてふと気づくと「自分らしく生きられている自分」になっていることでしょう。 美和子さんが自分らしさを取り戻されることを、これからも応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の目が怖くて、人間関係が苦しい」という、ぽぽんたさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ぽぽんたさんのお悩み 私はずーっと人間関係に苦しんでます。いわゆる”普通”がわからないので、大勢の中にいることや、人との関わりを怖く感じます。「私はここにいてはいけないのではないか?」「バカにされてないか?」と人の目が怖いのです。主婦ですが、ご近所や婦人会など、人付き合いはついて回ります。どうしたらこの孤独感や不安から解放されるでしょうか。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより ぽぽんたさん、ご相談ありがとうございます。 人付き合いは、どこにもついて回りますもんね…。その間ずっと怖さや孤独感、不安を感じているのはとてもつらいですよね。私もぽぽんたさんと同じく、人といてもずっと孤独感を感じていたので、お気持ちがとても分かります。 けれど、今はほとんど気にならなくなってきましたし、ぽぽんたさんもきっと楽になっていけるので大丈夫ですよ! ぽぽんたさんが楽になる方法を一緒に考えていきましょうね。 人間関係での距離感や自分の役割の多くは、子どもの頃の家族との距離感や、家族の中の自分の役割が基礎となって身についていると言われています。 ご相談内容だけではわかりませんが、ぽぽんたさんは、子どもの頃の家庭内で「私はここにいてはいけないのではないか?」と感じてはいませんでしたか? そこで、次の言葉を口に出して言ってみてください。 「お母さん、役に立てなくてごめんなさい」 「お母さん、助けてあげられなくてごめんなさい」 言ってみて、何か思い出すことはありましたか? どんな気持ちになりましたか? もしも気持ちの変化を感じたら、家族の中、特に関係の深いお母さんとの間で、「自分は役に立てない存在」と思うことがあったのかもしれません。 大好きだったお母さんによく怒られたり、ガッカリされたり、ほかの兄弟ばかりほめられたりするなかで、 「自分はお母さんの役に立てない存在なんだ」 「私なんて、お母さんを喜ばせることができない。ダメな子どもなんだ」 「大変そうなお母さんを助けられない役立たずなんだ」 などと、自分で自分を責め続けてはいなかったでしょうか。自分のことを「役立たずで存在する価値もない人だ!」と自分で否定していなかったでしょうか? 自分で自分を否定していると、周りの人からも否定されているように感じてしまうんですよね。そして、自分が扱うのと同じように、周りの人もあなたを否定するように扱い始めます。 もし、周りの人に「ぽぽんたさんて、役立たずで存在する価値もない人だよね!」と言われたら、とっても悲しいですよね…。そんな悲しい言葉を、自分には何十年間も、しかも1日に何万回もぶつけているんですよ! ほかの誰でもない、自分を傷つけているのは自分自身。自分を孤独にさせているのは、真っ先に自分を否定し、自分を責めて、自分の味方をしてあげない、自分自身だったのですね。 けれど、そこに気づいたら、あとは簡単です! 自分と自分の関係が変われば、周りの人との関係も変わりますから! まず、ぽぽんたさんは本当に”お母さんにとって役に立たない子”だったのか? 存在する価値もない子だったのか? 子どもの頭で考えて、子どもの自分が信じ込んだ自分のイメージ。それってホントかな…? とぜひ疑ってみてください。 疑うためには、お母さんに直接聞いてみるのもいいと思います。「お母さんの役に立てないような自分は、お母さんの側にいる価値もない子だってずっと思っていたんだ。役に立てないこともある私でも、ここにいてもいいかな?」と。 とても勇気がいる行為だと思いますが、それは、心の底で自分自身が無意識のうちに何度も言ってきた言葉です。それを一旦、外に出してみてください。妄想から目覚める大きな一歩となりますよ! それから、信じてきた自分のイメージを疑うためには、次の魔法の言葉を1日に何回も繰り返しつぶやいてみてください。 「私はただここにいるだけで、周りに喜びをもたらす、みんなから引っ張りだこの人気者です!」 そうすると、気がついたら”ぽぽんたさんを孤独にするぽぽんたさん”は息をひそめていき、逆に”どんな人間関係の場にいても、そのままの自分でいることを許してくれるぽぽんたさん”という、一番の味方を得たぽぽんたさんが誕生します。次第に、孤独感や不安感を感じなくなっていることにも気づけると思います。 ぽぽんたさん、これからも応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら) ※2018年8月10日 内容に不備がありましたので、修正させていただきました。
2018年08月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「長女をかわいいと思えず、イライラしてしまいます」という、まゆさん(39歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■まゆさんのお悩み 4児の母ですが、イライラして子どもに当たってしまいます。特に、11才の長女をかわいがれません。ある日帰宅すると、長女が自分の髪を男の子のように短く切ってしまっていたことがあり、その日から怒りを感じ、かわいいと思えなくなりました。宿題を教えても理解が遅くてイライラします。 旦那も帰りが遅く、何もしてくれないのでイライラ。同居中の義母はテキパキしたタイプで、ダラダラな私に無言の圧をかけてくるのでイライラして、子どもに当たってしまうことも。 子どもにやさしくしたいし、本当は長女に一番手をかけてあげなければいけないのに、いつも怒ってばかりです。子どもたちも私の顔色ばかりを見て、寄ってこなくなりました。子どものほうから話しかけてきても、素直に返事をしてあげられません。 私は出産後、育児から逃げるかのように仕事を優先してきました。手をかけなければいけない時期に手をかけてあげられず、もう遅いですよね…。このままではよくないのはわかっているのですが、どうしたら良好な状態になれるでしょうか。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより まゆさん、ご相談ありがとうございます。家族と関わるたびにイライラしたり、優しくしたい子どもに怒ってばかりで罪悪感を抱えていたりでは、さぞかしつらいだろうとお察しします。 でも、手遅れということはないので大丈夫ですよ! 今からできることを、一緒に考えていきましょうね。 まず、ご長女に対して怒りの感情が湧くとのこと。試しに、次の言葉を口に出して言ってみてください。 「私はちゃんとできない人です」 「私はだらしない人です」 「私はできない人です」 「怖いよー」「やめてよー」 「私がちゃんと育てられていないのがバレるじゃない!」 「ちゃんと勉強できる子にならないと、私ができない親だってバレるじゃない!」 「私がだらしないのが、バレるじゃない!」 「だから、もっとしっかりしてよ!」 「私のためにも頑張ってよ!」 「私に恥をかかせないでよ!」 言ってみて、どんな感じがしますか? まゆさんは小さい頃からずっと、自分のことを「できない人」「だらしない人」と信じてきたのかもしれません。そしてそれは、まゆさんのお母さんが、今のまゆさんと同じように「何かができなかったり、だらしなかったりすると怒っていたから」ではないでしょうか。 いつも「これ以上、お母さんに恥をかかせないように」「お母さんに怒られないように」と、できないことでも必死に頑張ってこられたのではないでしょうか。 頑張らないと受け入れてもらえない怖さ、できない自分を認めてもらえない寂しさ、かわいがってもらえない悲しさ。そんな気持ちを知っているからこそ、ご長女の心の痛みを想像して、「なんとか優しくしてあげたい」「一番手をかけてあげたい」と苦しくなるのではないでしょうか。 でも本当は、まゆさん自身がずっと「そのままの自分」を認めて欲しかったんですよね。優しくしてもらいたかったのに、してもらえなかった。怖かったですよね。悲しかったし、寂しかったですよね…。 そのような気持ちがあるからこそ、頭では「旦那さんに助けて欲しい」と思っていても、実際に助けてもらっては困るのです。誰かに助けてもらうと「できない自分」を感じて、また自分責めの材料にしてしまうから。自分から、助けを遠ざけてしまうのですね。 では、どうしたらいいのか? 小さい頃から信じてきた「できないと怒られる」「だらしないと嫌われる」という法則を、ぜひ今から疑ってみてください。そして、ごまかすのをやめて、できない自分、だらしない自分を、隠さずに堂々と出してみてください。 それから、怒ってごまかすのではなく、怒りの底に隠された「怖い」「寂しい」「悲しい」「不安」などの感情も、隠さずに出してあげてください。隠したりごまかしたりすると、周りの人は何に困っているのか、どう大変なのかが、余計に分からなくなります。 どんなに小さくても、自分の心に湧き出した「怖い」「悲しい」「寂しい」といった感情に丁寧に目を向け、立ち止まって一つひとつを感じてあげてください。 そうやって今からでも、自分に自分で手をかけてあげること。すると、まゆさん自身が「手遅れなんてないんだな」「いつからだってやり直せるんだな」と実感できると思います。 すると、子どもに対して手遅れだと焦ったり、心配しすぎたりすることに使っていたエネルギーを「自分に手をかける時間」へと変えていけます。 まゆさん自身が安心できたら、お子さんに対しても「恐れや不安から」ではなく「大切にしたいから」という理由で、自然に手をかけてあげられるようになりますよ。 人はいつからだって変われます。手遅れということはないので、大丈夫ですよ。まずはまゆさん自身にたくさん、手をかけてあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年06月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「軽んじられてばかりの私。旦那を尊敬できません」という、シーちゃんさん(事務・ 32歳)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■シーちゃんさんのお悩み 子どもの頃から駄目だしされたり、叱られたり、コミュニケーション下手で無視されたりしてばかりでした。「私がワガママで自己中でマイナス思考だから、考え方を変えたらいい」とわかっているのですが、大人になった今でも治りません。 自分を好きになれず、それが原因だとアドバイスをもらっても人格を否定されているように感じ、人と接することが嫌です。こびているつもりはないのですが、軽く見られてストーカーに遭ったり、モラハラを受けたりしたこともあります。頭が悪く、精神的に弱いのは自分でも理解しており、賢く生きていきたいです。 旦那に浮気をされ、流産したときも「おまえが悪いからだ」と言われ、義母からは「強くなりなさい」と言われるのですが、なぜ私が悪いのかわからないし、どうしていいのかもわかりません。何でも悪いことは私の責任になり、「お互いさま」がない。旦那と一緒にいても孤独を感じますし、尊敬できません。生きている意味がわからず、毎日死にたい気持ちで過ごしています。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより シーちゃんさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。 子どもの頃から今までの無視、駄目だし、モラハラ…。それは本当に、おつらかったですね。 『考え方を変えたらいいのだとわかっているのですが、大人になった今でも治りません』 頭では変えたいと願っているのに、治らない現実が続くのは、シーちゃんがダメなわけでも、変えることが無理なわけでもないのです。ちゃんと理由があるのですよ! では早速ですが、次の言葉を口に出して言ってみてくださいね。 「私は軽く扱われるような、価値のない人間です」 「考え方を変えられない私は、ダメなやつです」 「いじめられるのは、強くなれない私が悪いのです」 言ってみて、どんな感じがしましたか? 悲しいことに、しっくりと来てしまったのではないでしょうか? それが、今回のお悩みの原因です。あなた自身が、他の誰よりも自分のことを「こんなやつだ」と信じている。「その盛大なカンチガイに、いい加減気付いてー!!」と、本来の素晴らしい価値あるあなたが、心の中でずっと叫び続けているのです。 目の前の人は、あなたの心の中を映し出す鏡です。 「あなたが、あなたのことをこんなに馬鹿にしていますよ」 「あなたが、あなたのことをこんなに軽く扱っていますよ」 ということを、義母や旦那様が教えてくれているのです。 人と一緒にいても孤独を感じるのは、あなたでさえも、あなたを置いてけぼりにしているから。あなたでさえも、そのままのあなたを変えようと嫌って、否定しているから。 けれど、こうしてご相談されたということは、もう既に「自分で自分の味方をして上げられる自分」になっていますよ。だからもう、大丈夫! そんなシーちゃんさんに、最後に魔法の言葉を贈ります。 「毎日死にたいほどつらかったのに、今日まで生き延びた私って強い!」 「相談できた私って、自分への愛にあふれている!」 「私はいつでも、私の最高の味方と共にいる!」 「私は私の一番の仲良し!」 この言葉を、何度でもつぶやいていてください。素晴らしく価値のあるシーちゃんにふさわしい現実が、たくさん集まってきますからね! ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子育てに神経質な自分が嫌です」という、ガチャピンママさん(28歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ガチャピンママさんのお悩み 1歳8ヶ月の女の子の母親で、今妊娠8ヶ月です。育児に神経質な自分がすごく嫌です。 少しでも子どもの機嫌が悪いと、私まで機嫌が悪くなります。「具合悪いのかなぁ?」「熱でも出るのかなぁ?」「予定つぶれちゃうのかなぁ?」「はぁ~あ…」と終わる1日がとても嫌で仕方がないです。 そして、子どもを監視してるレベルで見てしまう自分が嫌です。遊びにでかけても、「風邪もらってくるんじゃないか」「うつるんじゃないか」「吐いたりするんじゃないか」など。子どもの病気を恐れている自分も嫌です。 前提を変えよう。変えても幸せなことばかり起きるわけではない。わかっているのに、モヤモヤや罪悪感が止まりません。旦那さんはすごく手伝ってくれます。旦那さんや実家に甘えまくっている自分も嫌です…。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の福田とも花さんより ガチャピンママさん、ご相談ありがとうございます。子どもが小さいうちは、ただでさえ何をするか分からないですもんね。神経張りつめている毎日ではしんどいですよね…。 それでは、早速ですが、次の言葉を口に出して言ってみてくださいね。 「神経質な私、ありがとう!」 「監視して子どもを守れている私って、最高!」 言ってみて、どんな感じがしていますか? 神経質だったり監視してしまう自分って、疲れ果ててしまったり、子どもを自由にさせてあげられない気がして、嫌になりますよね…。 けれど、やめたくてもやめられない自分というのは、実は今の状態でいた方が、安心だったり安全だと感じていて、無意識のうちにその自分でい続けることを、自分で選んでいるのですね。 でも、神経質や監視してしまうことは、悪いことばかりではありません。守れている事がいっぱいあります。 例えば、子どもの安全。チョロチョロする子どもを、危険から守ってあげることができます。それから、子どもの体調の悪化を未然に防ぐこともできます。未然に防げれば、予定をキャンセルせずに済み、ママ自身の機嫌が悪くならず、子どもを怒り過ぎることも防げたりします。 嫌っている自分の中には、実は自分や子どもを守れていることがたくさんある、ということに目を向けてみて下さい。そして、そんな自分に「そのまんまでいいよ」「いてくれてありがとう」と、言葉をかけてあげてみてくださいね。 その上で、なぜ自分を嫌ったり、罪悪感を感じるようになったのかを、考えてみませんか? それでは今度は、次の言葉を言ってみてくださいね。 「私は失敗する人です」 「私は選択を誤り、人に迷惑をかける人です」 言ってみて、どんな感じがしていますか? ガチャピンママさんは、小さい頃からがんばって気をつけていないと、ついうっかり気を抜いてボーっとしてしまったり、ミスをしてしまいやすかったのでしょうか? がんばらずにそのまんまの自分でいると、周りに甘え過ぎて「もっとがんばりなさい!」と怒られたり、「もっとしっかりしなさい!」と責められたことはなかったでしょうか? もしくは、お父さんやご兄弟などが、お母さんに迷惑をかける姿を見て育ち、せめてガチャピンママさんだけは迷惑をかけないようにと、気を張っていたのでしょうか? そうやって、怒られたり、責められたり、お母さんが困っている姿を見たりすると、怖くなって「もっとがんばらねば!」「もっと神経を使わなければ!」と、自分を奮い立たせていたのかもしれませんね。 それなのに、どんなにがんばっても、どんなに神経を使っても、お母さんは一向に幸せそうにはならず、「私のがんばりが足りないせいだ」「私のせいでお母さん助けてあげられなくて、ごめんね」と罪悪感を抱えるようになったのかもしれませんね…。 そこからずっと、周りの人の不幸はみーんな自分のせい! と、罪人を続けていませんか? 子どもの機嫌が悪いのも、喜ばせられない自分のせい… 子どもが風邪をもらうのも、防ぎきれなかった自分のせい… 子どもに何かあるたびに、こんなふうに自分を責めていたのでは、それはそれは気は重くなるし、毎日ビクビクと恐ろしくなってしまいますよね。 それでは最後に、ガチャピンママさんに魔法の言葉をプレゼントします。 「病気もケガも失敗も、体験するほど生命力がメキメキ育ち、甘えるほど回復が早まる」 どうぞ、お子さんに風邪をもらわせてあげて、免疫力を働かせてあげてください。 失敗を体験させてあげて、心の免疫力をつけさせてあげてください。 困る体験をさせてあげて、「助けて」と自分から声を上げる練習をさせてあげてください。 そして、これはガチャピンママさんご自身にも、言ってあげて下さい。 困ったときや怖いとき、旦那さまやご実家は、手伝ってくれたり甘えさせてくれるんですよね。ここでも罪人を手放し、「申し訳ない」ではなく「ありがとう」とただただ受け取る練習をしてみて下さい。 ガチャピンママさんのお子さんが、困ったときに「申し訳ないから…」と、甘えずに遠慮してひとりで苦しんでいたら、どう感じますか? いつまでも、私たち親がそばにくっついて回り、監視して守り続けることはできません。けれど、実際に困ったときに、「助けて」って甘えてくれたら、親や周りの人は気付いてあげやすいですよね。 どうぞお子さんに、助けてもらいながら周りから愛されて生きる、幸せなママの背中を堂々と見せてあげてくださいね。 ガチャピンママさんがお子さんと一緒に、心と身体に免疫力をつけ、肩の力を抜いて子育てできることを、これからも応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年03月15日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに友達を作ってあげられない」という、ななこはるさん(40歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ななこはるさんのお悩み 子どもにお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいでしょうか。「自分が母親じゃなければ」とか、「自分自身いなければ良かったのに」と、プライベートで遊ぶ人たちを見ると、死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の福田とも花さんより ななこはるさん、ご相談ありがとうございます。 子どものお友達が、親子で幼稚園以外の時間も約束をして一緒に遊んでいる様子を見ると、「私がお友達を作ってあげられないせいで、ごめんね」と罪悪感を感じてしまうお気持ち、とても良く分かります…。 私も少し前までは、子どもの夏休み前などに、ほかのママ達が約束をしている会話を聞き耳を立てては、心が凍りつき、落ち込むことの繰り返しでした。 けれど、ななこはるさんも、そんな辛さから必ず抜け出すことが出来ますよ! それでは早速ですが、ななこはるさんが幼稚園生ぐらいの子どもに戻ったつもりで、口に出して次の言葉を言ってみて下さいね。 「お母さん、私お友達がいなくて寂しいよー」 「お母さん、私が寂しい気持ちに気付いてー」 「お母さん、お友達ができないようなダメな子でごめんね」 「お母さん、寂しい顔を見せて、心配させてごめんね」 「お母さん、こんな私でガッカリさせてごめんね」 言ってみて、どんな気持ちが湧いてきましたか? 子どもの頃のななこはるさんは、お友達を自分からたくさん作ることができていましたか? もしかしたら、人見知りだったり、数少ない決まったお友達とだけ遊んでいたのではないでしょうか? 自分からお友達に声をかけるのが恥ずかしかったり、怖かったりした時、本当はお母さんにどうして欲しかったですか? 何て言って欲しかったですか? こちらのご相談にも『死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。』と書かれているように、ななこはるさんは、死にたいくらい辛くならないと、人に助けを求めてこなかったのではないでしょうか。 小さい頃に、お母さんにちょっとした事ですぐに助けを求めてしまうと、どんな顔をされそうで怖いですか? 何て言われそうですか? ・迷惑をかけてしまいそう? ・心配をかけてしまいそう? ・嫌がられてしまいそう? ・甘えるなって怒られそう? 子どものななこはるさんは、自分だって寂しかったのに、そんな自分の気持ちより、お母さんに迷惑をかけたくないとか、心配をかけたくないという、お母さんの気持ちの方を優先させてきたのかもしれませんね。 いつもいつも、自分は後回し。そして「友達を作れない自分がいけないのだから、寂しいだなんて助けを求める価値なんてない!」と、寂しがる自分さえも責めていたのではないでしょうか。 そんな寂しさや自分を責めて苦しかった小さな自分と、目の前のわが子が重なって見えるから、「あの時の自分と同じ思いを味わわせたくない!」「助けてあげたい!」「助けなければ!」と、死にたくなるぐらい必死に自分を追いつめているのかもしれませんね…。 『子供にお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいのでしょう』と書かれていましたが、助けてあげるべきは、目の前の子どもではなく、ななこはるさん自身なのかもしれませんね…。 それではひとつ、ワークをしてみたいと思います。 お友達をうまく作れなかった、子どもの頃の自分を、お水を救うようにして手の平に乗せてみて。そして、大人のあなたから手の平の子どもの自分に、こう話しかけてみて下さいね。 「お友達が作れなくて、寂しかったね。」 「お友達の輪に入って行くのは、怖かったね」 「そんな寂しさや怖さに、気付いてあげられなくてごめんね」 「こんなに寂しいのに、お母さんに心配かけさせないようにと、助けてと言わせてあげなくてごめんね」 「あなたに我慢させ続けて、ごめんね」 「助けて欲しかったら、助けてと言ってもいいよ」 「もう一人きりで頑張らなくていいよ」 「あなたの気持ちを、教えてくれてありがとう」 手の平の子どもの自分は、どんな表情になりましたか? お友達が欲しいのは、もしかしたら目の前の子どもというよりは、ななこはるさんの方なのかもしれませんね。 ななこはるさんが、ひとりきりで頑張らなくてもいいのだとしたら、どうしたいですか? もし、助けを求めてもいいのだとしたら、もし寂しいと言っていいのだとしたら、誰に何て言いたいですか? 今、頭に思い浮かんだその人に、とっても勇気が要るし、とっても怖いと思いますが、小さい頃の自分が言えなかった言葉を、大人になった自分が今、自分のために言ってみてあげませんか? お子さんは自分のために、ママがママ自身を責めて苦しむことを、望んでいないのではないでしょうか。 まずは、ななこはるさんが「寂しい」と言ってみましょう! 「助けて」と言ってみましょう! ママが一人きりになることを終わらせると、子どももママの背中を見て学び、子ども自ら助けを求め、声を上げられる子どもになります。 ママが子どものためにできることは、自分で自分を幸せにする姿を見せてあげることです。幸せなママの背中を見せてあげることです。 ななこはるさんが、周りの人から愛され助けられながら、親子で幸せに過ごされることを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年02月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いじめられた同級生にビクビクする息子に、イライラしてしまう」という、Snowyさん(44歳・主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■Snowyさんのお悩み 小学校6年生の息子が学校でイジメにあい、 去年10月から不登校になりました。今はフリースクールに楽しく通っているのですが、 前の学校の同級生に会うのが嫌で地元ではビクビクしています。 しょうがないのかもしれませんが、 「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」と私はイライラしてしまいます。 そんな息子に対して、どうすれば一番良いのでしょうか? ■心屋塾認定講師の福田とも花さんより Snowyさん、ご相談ありがとうございます。大切な我が子のビクビクした姿、見ていて辛いですよね…。 それでは早速ですが、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。 ・息子くん、助けて上げられなくてごめんね ・守って上げられなくて、ごめんね ・こんな辛い思いをさせてしまって、ごめんね ・ママのせいで、ごめんね 言ってみて、どんな感じがしていますか? イライラするのは、 罪悪感 が刺激されるからなんです。 「もうそんなビクビクした姿、見せないでよー」「ママまで苦しくなるじゃない!」って、自分で自分を責めてしまうのが苦しいから、子どもにそんな姿を見せて欲しくなくて、子どもにイライラして、責めたくなってしまうのかもしれませんね…。 また、 「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」 と、おっしゃっていますが、本当に、その通りですよね…。Snowyさんたちは、何も悪くない。 けれどこの、「私は悪くない!」という心の叫びは、もしかしたら小さい頃からSnowyさんが、心の中で叫んでいた言葉なのではないでしょうか? ・お母さんを守ることのできない私 ・お母さんを助けてあげられない非力な私 こんな風に小さい頃から、ご自分の事を思っていませんでしたか? 現在の悩みは、実は小さい頃のお母さんとの関係から影響を受けていることがあります。 Snowyさんのお母さんは、ひとりで辛そうに子育てを頑張っていたのでしょうか? お父さんの助けも借りられず、いつもイライラしていたのでしょうか…。 そんなお母さんをそばで見ていて、お母さんを笑顔にしてあげられない自分を、無意識に責めていたのかもしれませんね…。 けれど、大人になった今、目の前の息子君の不登校の姿を見て、心が苦しくなっているのは、生き直しのチャンス到来です! 小さい頃から抱えてきた、不要な罪悪感を手放すために、背中を押すきっかけを、作ってくれているんです! 小さなSnowyさんが自分を責めながら、「お母さんを助けて上げられなくてごめんね」と言っている姿をイメージしてみてください。 そんな小さなSnowyさんの目の前にいる、あの頃のお母さんは、どんな顔をしているだろう? 何て言葉をかけてきますか? 大人のお母さんは、子どものSnowyさんに、助けてもらう事なんて、望んでいなかったかもしれませんね。 あの頃のお母さんは、小さなSnowyさんがいてくれたから、あんなに辛くても、頑張れたのかもしれませんね。 次の言葉も、口に出して言ってみて下さいね。 ・お母さんは、私がいたからこそ、幸せだったんだ ・お母さんは、私がただいるだけで、幸せだったんだ 続いてこちらも言ってみて。 ・息子は、私がいるからこそ、幸せだったんだ ・息子は、私がただいるだけで、幸せだったんだ 言ってみて、どんな感じがしましたか? 「地元ではビクビクしています。そんな息子に対してどうすれば一番良いのでしょうか?」 とありますが、 Snowyさんは、何もしなくて大丈夫です。 Snowyさんがいてくれるから、息子君は安心して、ビクビクできるのです。 Snowyさんがただいてくれるから、息子君は怖いものを怖いと言えているのです。 ママは、ただ子どものそばにいるだけで、十分なのです。息子君と一緒に、オドオドしてもいいし、ビクビクしてもいいし、イライラしてもいい。イライラ・ビクビク・オドオドするSnowyさんだからこそ、息子君のママでいる意味があるんですよ。 Snowyさんも、息子君も、大丈夫です。 どうぞ、そのままのSnowyさんで、息子君のそばにいてあげてくださいね。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年12月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自暴自棄になった心を立て直したい」という、ひらりさん(28歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ひらりさんのお悩み 私は、子どもの頃から自信がなく、自分が嫌いです。 嫌いな理由は、「もの忘れが多い」「優先順位がわからず、要領がとにかく悪い」「不器用で注意力散漫」などです。 すぐ自分には何もできないと、諦めてしまいます。これらが原因で学校や仕事も何度も挫折し、苦労しましたが、なんとか続けてきました。 しかし結婚・出産後、子育ては難しく、自分の嫌なところがまた浮き彫りになりました。 うまくできない自分にイライラの連続。また、子どもが私のようになって欲しくない気持ちも大きく、プレッシャーになっています。 そして子育てだけでなく、全ての自信を喪失。自暴自棄になってしまいました。 自暴自棄になってしまった心を立て直し、自信を持つにはどうしたらいいでしょうか? ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の福田とも花さんより ひらりさん、ご相談ありがとうございます。 読みながら、「あーー分かりますー一緒ですーー」と、何度心の声が漏れでたことか…。 今まで、生きづらかったですよね…、苦しかったですよね…。 それでも、自分だけのことなら、自分が我慢すればいいだけだったから、何とか耐えられたんですよね。 だけど、子どもができると、自分のせいで子どもにまで悪影響を及ぼしてしまうように思えて、恐ろしくなったり、子どもの悲しむ姿を想像すると、自分以上に苦しくなりますよね…。 今まで、きっと何度も変われない自分を諦めたくなったり、自暴自棄になっていたのではないでしょうか。 けれど、今回こうしてご相談をしてくださったひらりさん。ご自分を諦めないでいてくださって、私はとっても嬉しいです! 自分が自分を諦めなければ、必ず変わっていけますよ。 では早速、幼稚園生の頃のひらりちゃんに戻ったつもりで、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。 「私は、人に迷惑をかける人です」 「私は、いるだけで邪魔な存在です」 「お母さん、お友達みたいに、できなくてごめんなさい」 「お母さん、私のせいで嫌な思いをさせて、ごめんなさい」 言ってみて、どんな感じがしましたか? もしかして小さい頃から、お友達と同じようにできないことが多かったのかもしれないですね。 そんなひらりさんを、お母さんはどんな顔して見ていたのでしょうか? 心配して困っていた? もっと頑張りなさいと怒られた? お母さんの様子を見て、ひらりさんはこのままの自分ではいけないのだと、思い始めたのかもしれませんね。 これ以上お母さんを心配させないように、これ以上お母さんに怒られないように、他の人と自分を常に比べて、自分のできないところを責め続けて、そのままの自分を否定し続けてきたのでしょうか。 大好きなお母さんを、困らせたくなかったですよね…。大好きなお母さんから怒られるのは怖かったですよね…。 だから、お母さんから否定される前に、自分が自分を否定しておく。 お母さんから怒られる前に、自分で自分に怒っておく。 そんな心の癖がついたのかもしれませんね。 だけど、そうやって常に人と比べて、自分にダメ出しをし続ける自分が、頭の中に住んでいるのは辛いですよね。 今のひらりさんの自信のなさや苦しさは、そんな長年続けて来た心の癖を、もう終わらせてもいいんだよーというサインなのではないでしょうか。 お母さんはきっと、他のお友達と同じようにできないと、ひらりさんが仲間に入れなくなったり、社会で困ってしまわないかと、心配したり怒ったりしていたのかもしれないですね。 つまり、“ひらりさんに悲しい思いをして欲しくない”から。 お母さんの願いはただひとつ、「ひらりさんが、幸せに笑顔でいてくれること」だったのかもしれないですね。 ひらりさんが何かができないたびに、困ったり怒ったりしていたお母さんのあの姿は、ひらりさんの幸せを願っている「愛情表現」だったんですね。 だとするならば、ひらりさんがやるべきことは、お母さんに怒られないように自分を怒ることでもなく、お母さんを困らせないために人と比べてダメ出しをして、ありのままの自分を否定することでもないですね。 お母さんのためにも、できない自分のまんまで、幸せになること。そのまんまの自分を許して笑っていられること、なのかもしれませんね。 自信て、何かができるから自信が持てる訳ではないんです。 何かができない自分でもいいのだと、そんな自分でいても大丈夫だと信じられることが、丸ごとの自分を信じられる「自信」なのだと思うんです。 それでは、最後にこちらの言葉も、言ってみてくださいね。 「私はみんなから、助けてもらえる才能にあふれた人です」 「私は、みんなから、たくさんの愛情をかけてもらえる能力に長けた人です」 「私は根っからの、愛され上手です」 「子どもが私みたいに、周りの人から愛される人になってもいい!」 言ってみて、どんな感じがしますか? 私も、物忘れも激しければ、要領も悪いです…。 だから、家族にもママ友さん達にも、いつもたくさん助けてもらい、支えてもらって何とか生きています。 けれど、上の魔法の言葉を呟きながら、嫌ってきた自分を自分で受け入れ始めました。 すると、我が家の子どもは、こんな子に育ちました。 小学6年生の娘は、修学旅行出発のとき、私が「忘れ物ない?」と聞くと、「多分! 忘れ物あっても誰かに借りるから大丈夫~!」と、何の心配もなく、元気に出かけて行きました。 ママの私が日々色んな人に助けてもらい、生還していく姿を見続けて育った我が子は、いつの間にか「どうせ困っても大丈夫」「失敗しても大丈夫」「どうせ私は助けてもらえるし」という、揺るぎない安心感を持った子どもに育っていました。 完璧ではないママは、完璧を求めずに済む子どもを育てられるプロです! 失敗が多いママは、失敗しても大丈夫だということを、教えられるプロです! どうぞ、ひらりさんはそのまんまで、ご自分の才能と、お子さんの才能を伸ばし続けてくださいね。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年10月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「ママ友から孤立するのが怖い」という、ハラミさん(50歳以上・パート)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■ハラミさんのお悩み 孤立が死ぬほど怖いです。大切な毎日をこんなくだらない悩みで埋め尽くされていて死にたくなります。もっとわたしは自由になりたい。とにかく仲間外れにされる状況が怖いのです。 実際に何かの集まりの時に声をかけられず、仲良しと思っていた人たちが、私を抜きに集まっていたことを知ると、ナイフで心をズタズタに刺されたような気持ちになり、立ち直ることができなくなります。私はのけ者にされていないか? またされないように…と余計な神経をいつも使ってしまいます。 どれが本当の自分の感情なのかもわからなくなっていて、ママ友たちと集まっていても「わたしこれで大丈夫だよね」「変な事言ってないよね」「表情は大丈夫かな」「失礼な事してないよね」と神経を使いすぎて、かえって不自然というか挙動不審な態度になっているのが、自分でよくわかります。 行きたい場所があっても、もしママ友が私を抜きに集まっている所に遭遇してしまったら…、もう生きていかれない…と感じます。 考えただけでも胸が苦しくなります。行きたい所も、ママ友がいなそうな場所や時間を選びます。 サイズの合ってない洋服を無理やり着込んでいるような息苦しさの毎日です。 わたしはこんな自分から脱出することができるのでしょうか。 ■心屋塾認定講師の福田とも花さんより ハラミさん、こんにちは。 ご相談ありがとうございます。 行きたい場所にも自由に行けず、いつまた孤立してしまうのかと、死にたくなるほど恐怖を感じながらの毎日は、とても苦しいですよね…。 わたしはこんな自分から脱出することが出来るのでしょうか。 はい、できますよ! それでは、さっそく次の言葉を口に出して言ってみてくださいね。 ・私は、変な人です ・私は、失礼な人です 言ってみて、どんな感じがしましたか? ハラミさんは、のけ者にされる人や誘ってもらえない人って、どんな人だと思っていますか? 「誘ってもらえない人=変な人・失礼な人」 と思っていませんか? 私を抜きに集まっていたことを知ると、ナイフで心をズタズタに刺されたような気持ちになり、立ち直ることができなくなります とありますが、心をズタズタに刺したかのように傷つけているのは、もしかしたら、ハラミさんが「ご自身に浴びせている言葉」なのかもしれませんね…。 “誘われなかった”という事実に直面する度に、「ほら、やっぱり私が変な人だからだ!」「ほら、やっぱり私が失礼だからだ!」と、ご自分を責めて、罵っていませんか? 誘わなかったママ友さん達が、傷つけているのではないのです。 ハラミさん自身が、誰よりも自分自身を傷つけているのです。 ハラミさんは、いつから自分のことを、そんな人だと信じはじめたのでしょうか? 幼少時代から家庭の中で、自分だけ孤立しているように感じたことは、ありませんでしたか? 例えば、自分以外の家族が話していると盛り上がっているのに、自分が加わると、面倒くさそうな顔をされたような気がしたり…。 他の兄弟には笑いながら話しているのに、自分にだけ厳しいこと言われたように感じたり…。 そんな経験を繰り返していくうちに、「どうして自分だけ、仲間に入れてもらえないのだろう?」って、小さな子どもの頭で一生懸命考えて、自分の中に悪い部分や問題を、探しはじめます。 そして、仲間に入れてもらえない自分を、「こんなダメな所がある自分だから、仕方がない」と、納得させようとするんですよね…。 なぜなら、仲間に入れてくれなかったお父さんやお母さんを、悪者にしたくなかったから…。 自分を責めていた方が、楽だったのかもしれませんね。 子どもってそれぐらい、お父さんお母さんが、大切で大好きだったりするんですね。 そんな家族の仲間に入れて欲しくて、小さな子どもの自分は毎日精一杯、 「わたしこれで大丈夫だよね」「変な事言ってないよね」「表情は大丈夫かな」「失礼な事してないよね」と神経を使いすぎて返って不自然というか挙動不審な態度 を、がんばってきたのかも、しれませんね。 私もそうでしたが、家族の会話に入れなかったのは、ただ自分が一番小さくて、話に入れなかっただけなのかもしれない。話の意味が分からなくて、たまたま変なことと、捉えられてしまっただけだったのかもしれない。 こんなふうに、小さな子どもの自分が、誤解し始めてしまっただけ、なんです。 あなたは、変な人でも、失礼な人でも、ないのです。 今の苦しい現実は、あなたがそんな人ではないことに、気づくために、起きてくれているのです。 そしてきっと、ママ友さんを通して、神経を使いすぎる自分を、卒業する練習をさせてもらっているんですよ。 次の言葉も、言ってみてくださいね。 「私も仲間に入れて欲しいな」 「誘ってもらえないと、寂しいな」 変な自分が悪い! 失礼な自分のせい! と思っていると、言いにくい言葉かもしれませんね。言ってしまったら、相手に申し訳ないとか、迷惑をかけてしまいそうだと、想像してしまったり…。 でもね、残念ながら、家族の中で孤独を感じていたあなたも、今のあなたも、これらの言葉を言わないから、周りが気づかなかっただけなんです。 もう一度、お伝えします。 あなたが、「変な人」や「失礼な人」、だったからではないのです。 「私は、自分の気持ちを伝えれば伝えるほど、大好きな仲間に囲まれる!」 この魔法の言葉を呟きながら、とっても勇気が要るし、怖いと思いますが、少しずつでもいいので、気持ちを伝える練習をしてみてください。 すると、ナイフで刺されるような恐ろしい孤独感から、自ら卒業することができると思います。 ハラミさんを、応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年08月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「発達障害の息子の将来が心配」という、きょんちーさん(43歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。 ■きょんちーさんのお悩み 高校一年の息子は、発達障害があり対人不安が強く学校が嫌いです。幼稚園からずっと友達も作れず、言葉がでませんでした。そして小学五年生から不登校を繰り返しており、現在もまた不登校です。 病院や相談室などを転々としてきましたが、どこも具体的な解決策が見つかりません。話すことができるのは、母である私と妹、小学五年生のときに優しくしてくれた支援員さんのみです。父親に対しても苦手意識が強いほうです。 心配なのは、将来社会参加できるかどうかです。 毎日、家事手伝いや散歩、家庭学習をさせてはいますが、本人は外にひとりで外出することができません。母子分離不安も強いので、就職活動もできるかどうか、社会参加できるかどうか心配でなりません。 どうしていけば良いのでしょうか。学校の先生たちも病院の先生も手探り状態でどうしたらいいかわからない状態です。 父親は他人ごとのようで、もう何もあてにはできません。 誰か助けて下さい。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより きょんちーさん、ご相談ありがとうございます。息子さんのこと、幼稚園の頃からずっと心配で、今は将来についての不安が強くなっているのですね…。 突然ですがきょんちーさん、幼稚園生くらいの小さな自分に戻ったつもりで、次の言葉を口に出して言ってみてくださいね。 「私、一人で居るのが不安だよ」 「お母さんとずっと一緒にいたかったよ」 「学校なんて行きたくなかったよ」 「お母さん、助けてよ」 言ってみて、どんな感じがしていますか? 子どもは、あなたの鏡です。もしかしたら、きょんちーさん自身が、子どもの頃からずっと、一人でいるのが不安だったのではないでしょうか? 誰にも助けてもらえず、ひとりぼっちを感じて来たのではないでしょうか? 本当は上の言葉を言いたかったけれど、言ってしまったら、お母さんに迷惑をかけてしまいそうな気がして、怖かったのでしょうか。 もしくは、お母さんに話しかけたけれど聞いてもらえず、いま旦那さんに対して感じているように「どうせわかってもらえないんだ」と諦めて、心を閉ざして来たのでしょうか。 そのような経験を繰り返して、きょんちーさんは自分のことを、 「どうせ誰にも助けてもらえない、ひとりぼっちの人」 「どうせひとりでちゃんとできない人」 「どうせ他の人と同じようにできない人」 「どうせ普通の人より劣っている人」 と思い込み始めたのかもしれませんね。 そのセルフイメージ通りに、目の前の子どもが、問題を見せてくれているだけなのです。 発達障害のわが子が、ペラペラお喋りできて、どんどんお友達を作ろうとしてしまったら、どうなりそうで怖いですか? 伝えても伝えても、誰にもわかってもらえない悲しみを、感じてしまいそうですか? 発達障害のわが子が、普通に登校してしまったら、何が怖いですか? 他の子と同じようにできない劣等感を感じて、傷ついてしまいそうですか? 発達障害のわが子が社会に出てしまったら、どうなりそうで怖いですか? 誰にも助けてもらえず、一人で困って、悲しい思いをしてしまいそうですか? その不安や怖さは、全部きょんちーさん自身が体験してきたこと。 「思い出し笑い」ならぬ、「思い出し怖い」なのです。 では、どうしたらいいのか? 今まで信じこんできた「どうせ誰にも助けてもらえない、ひとりぼっちの人」という自分のセルフイメージを疑ってみませんか? ほら、ここで「誰か助けて」と言えたことで、私にはちゃんと伝わりましたよ! 喋ることで、伝えたいことを、伝えることができますね。わかってもらえないこともあるけれど、わかってもらえることもありますね。傷つくこともあるけれど、傷つかないこともありますね。 お母さんに話したとき、わかってもらえたと感じたことはありませんか? 「どうせひとりでちゃんとできない人」 「どうせ他の人と同じ様にできない人」 「どうせ普通の人より劣っている人」 自分ひとりでできなかったとき、他の人と違ったとき、「そんなあなただからいいんだよ」と近くにいてくれた人はいませんでしたか? そんなあなただから、選ばれたことはありませんか? そんなあなただからこそ、できていることはありませんか? 怖がりで傷つきやすいきょんちーさんがママだからこそ、わが子の繊細な心に、目を向けてあげられているのかもしれませんね。 もう、自分で自分を許してあげませんか? あのときのお母さん以上に、実は、自分が自分を一番責めていたりします。 「他の人と同じようにできなくてもいい」 「ひとりでちゃんとできなくてもいい」 「社会や学校に行くのを、怖がってもいい」 「怖がりの自分でもいい」 どんな自分も自分で許して上げていくと、どんな子どもでも大丈夫! と、信じて見守ることができるようになりますよ。 きょんちーさん、怖がりながらも「助けて」と伝えてくれて、ありがとうございました。 きょんちーさんを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年06月29日