大学卒業後、小説家を目指して日々研鑽するも、未だ何の媒体にも作品が載ったことがない悲しい男。芸術全般、文学、映画、哲学についての記事を主に書いています。大学時代は、言語学を専攻しており、日本語コミュニケーションにおける配慮表現について研究していました。 今は、地域コミュニティの再建や、若者の政治参加に関する活動を行っています。趣味は熱帯魚観賞と野鳥観察。生き物が大好きです!(フォークラス)
ギャグやスポ根など、マンガのジャンルはさまざまですが、社会問題をテーマに扱うマンガも数多く存在します。 おもしろく読めて、社会問題に対する知識も身につけられると、まさに一石二鳥。作品から得た知識が、会社のオジサマたちとの会話にも役立つかもしれません。 今回は、マンガ好きの筆者が女子に読んでもらいたい社会派の作品を紹介します。 ■『健康で文化的な最低限度の生活』(小学館) 有名人がらみの不正受給問題などで話題となった、生活保護をテーマにしています。 主人公・義経えみるは新人公務員。専門的な知識も足りないまま、ケースワーカーとして区の福祉事務所職員で働きはじめます。 そこでは、さまざまな事情を抱える生活保護受給者の姿を目の当たりにします。四苦八苦しながらも、生活に困窮する人たちと向きあおうとする、えみる。“住民と最も深く関わる公務員”といっても過言ではない「福祉事務所職員」の奮闘を描きます。 ■『いちえふ〜福島第一原子力発電所労働記』(講談社) 東日本大震災によって被害を受けた福島第一原子力発電所(通称・1F)での業務に携わった作者のリアルな体験記。 原発作業員がどんな業務に従事しているのか? 業務以外の時間はどうやって過ごしているのか? など、「フクシマ」の現実をくわしく知ることができます。 ニュースや新聞では知らされない、原子力発電所の敷地内のようすについての描写があり、とてもわかりやすいです。文字だけではわかりにくい事柄だけに、マンガのよさを改めて感じさせられる作品となっています。 ■『レッド』(講談社) 連合赤軍およびその母体となった2つの新左翼団体をモデルとした物語。フィクションでありながらも、実際に起きた事件がかなり忠実に描かれています。 1960、70年代の若者たちは、どのように政治と関わっていたのか? そしてなぜ、浅間山荘事件につながる一連の異常な行動に走ってしまったのか? これからの若者の政治運動を考える上でも参考になる作品です。 現在は、第2部「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」が連載されています。 テーマや絵のタッチなど、まずは気になったものを手にとってみることをオススメします。
2016年01月31日スポーツに打ちこむ男たちの姿に魅了される「スポ根マンガ」。男くさい世界観だと思われがちですが、女子にも楽しめる要素があるのです。 趣味の幅が広がれば、合コンやデートの際に、新しいトークテーマを提供できることでしょう。大人が読んでも楽しめる、現在絶賛連載中の作品を紹介します。 ■サッカーファンは必読!『GIANT KILLING』(講談社) 架空のプロサッカーチーム、ETU(East Tokyo United)の物語です。主人公はETUの新監督をつとめる達海猛。「格下のチームが、いかにして格上のチームに勝つか?」が物語のテーマとなっています。 戦術はもちろんのこと、プロサッカーチーム運営についてのリアルなドラマが描かれていて、どんどん物語に引きこまれることでしょう。 このマンガをモチーフとしたビジネス本も刊行されており、読者層の幅広さをうかがわせます。また、プロのサッカー選手のなかにもこの作品の愛読者は多いようです。 サッカー観戦が好きな女子たちには、ぜひ読んで欲しいものです。 ■障がい者スポーツマンガの金字塔『リアル』(集英社) 車椅子バスケに青春を懸ける男たちと、自分の夢に正直になれない健常者の主人公との物語です。自分の弱さと向きあいながら、信じた道をまっすぐに進む登場人物たち…。スポーツをしたことのない方でもきっと共感できるはずです。 作者は『スラムダンク』や『バガボンド』で知られている井上雄彦。その描写力たるや、ほかのマンガ家の追随を許しません。井上によって描かれる「スポーツをする男」の姿に思わずうっとりしてしまいます。 ■自転車競技の知名度を上げた作品『弱虫ペダル』(秋田書店) 主人公は、スポーツが苦手なオタク少年・小野田坂道。ひょんなことから自転車競技部に入部して、その才能をメキメキと発揮していきます。 自転車競技を人気スポーツに押しあげた作品。絵柄はまさに少年誌といった感じですが、内容はかなり骨太の青春スポ根マンガです。 設定自体は珍しくはないものの、自転車競技という、あまりなじみのないスポーツの面白さがよく伝わってくるマンガです。つい「いい自転車を買っちゃおうかな」なんて思ってしまいます。 テレビアニメ化のみならず、舞台化もされていて、いま最も注目されているスポーツマンガといえます。 気になった作品から読んで、熱いスポーツの世界を堪能してください。
2016年01月29日実は東京の街は、素晴らしいアート作品の宝庫なのをご存じでしょうか。東京都内で人気を集めているおすすめ展覧会を、3つ選んでご紹介します! ■サブカル好きにはたまらない!? 「村上隆の五百羅漢図展」 常に「日本的であること」を問い続けてきたアーティスト・村上隆。 村上は日本の「マンガ文化」や「オタク文化」といったものを世界へ先駆けて発信してきた気鋭のアーティストです。 これまでも、日本画の達磨(だるま)図をテーマにした作品を手がけている村上。 今回の「五百羅漢図」も、日本の伝統的な絵画美術と現代の「キャラクター文化」が火花を散らしながら混ざり合っています。 東日本大震災をきっかけに作成されたという「五百羅漢図」。その圧倒的なスケールとパワーは、一見の価値ありです。 ■建物好き女子集まれ! 「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」 国立競技場の建て替え問題など、建築芸術に人々の関心が高まる昨今。 世界的な建築家・フランク・ゲーリーの展覧会が、赤坂21_21 DESIGN SIGHTで開催中です。 フランク・ゲーリーは、独創的なデザインの「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」などを手がけた、世界的に著名な建築家。 ちなみに、神戸港・メリケンパークのシンボルとなっている、巨大な魚のモニュメント「フィッシュ・ダンス」は、フランク・ゲーリーが設計をした作品です。 皆さんもこの機会に、建築芸術に触れてみませんか? ■教養を磨きたい方必見! 「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」 イギリスのリバプール国立美術館に所蔵している、風俗画や神話画などが多数展示されます。 ラファエル前派とは、19世紀のなかごろ、イギリスで結成された芸術グループです。 テーマとしては中世の伝説や文学、キリスト教的主題を取り扱うことが多いですが、それ以前の宗教画などに比べると、鮮やかで明るい感じの色調が特徴。 日本初公開となる作品もある本展示をみて、この冬教養を磨きませんか? ・ 村上隆の五百羅漢図展 六本木 森美術館にて。2016年3月6日まで開催。 ・ 建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea" 赤坂 21_21 DESIGN SIGHTにて。2016年2月7日まで開催。 ・ リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展 渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムにて。2016年3月6日まで開催。
2016年01月17日この冬、大手シネコンが扱わないマイナー映画が多数公開されます。そのなかから「大人の恋愛映画」をテーマに、3作品をチョイスしてご紹介。 普段はいかないような単館系の映画館に足を伸ばし、お気に入りの映画を探してみませんか? ■「岸辺の旅」しっとりとした大人の恋愛映画でいやされたい方に 主演は浅野忠信と深津絵里。どちらも同性からの支持率が高い俳優・女優です。 監督は、「CURE」「トウキョウソナタ」などで海外からの評価も高い黒沢清。原作は湯本香樹実の同名小説。 さらに音楽は、NHKの連ドラ「あまちゃん」の音楽も担当した大友良英。こんな豪華キャストとスタッフで固められた、今季もっとも期待値が高い映画は、大人のためのしっとりとした恋愛映画です。 設定は、死んだはずの夫と旅をするという、非現実的なものですが、浅野と深津の演技力によって、感情移入してしまうこと間違いなし! ■「マイ・ファニー・レディ」とにかく明るいラブ・コメディが見たい方に 「ペーパー・ムーン」などのヒット作を生みだしてきたピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの最新作。 俳優、脚本家、セラピストなど、複雑に絡まった人間模様が、暖かな笑いと胸のときめきを与えてくれる、大人のためのラブ・コメディです。 詐欺師の男と母を亡くした少女の、奇妙でハートフルな人間模様を描いた名作「ペーパー・ムーン」とは、大きく作風が異なるこの作品。 「ペーパー・ムーン」をみたことがある人も、ない人も、必見です。 ■「マンガ肉と僕」刺激が欲しい方に 原作は、女性のためのR-18文学賞をとった朝香式の小説。ひっこみ思案の青年・ワタベと、彼の優しさにつけ込み、寄生する「肉女」の物語です。 メガホンをとるのは、今回が長編映画初挑戦となる主演女優の杉野希妃。主演男優は栄養ドリンク剤のCMでおなじみの俳優・三浦貴大。 どちらかというと爽やかなイメージの三浦貴大が、どんな官能的な演技をするのか? 監督としては新人の杉野希妃が、原作小説の特徴である「女目線のエロス」をどう表現するのか? 公開が待ち遠しい一作です。 この冬は、大人な恋愛映画でいやされてみませんか? ■上映映画館情報 ・ 「岸辺の旅」公式サイト 上映映画館:渋谷アップリンク(12/5~12/25)/下高井戸シネマ(2/6~2/13)など ・ 「マイ・ファニー・レディ」公式サイト 上映映画館:ヒューマントラストシネマ有楽町(12/19〜)/YEBISU GARDEN CINEMA (12/19〜)/立川シネマシティ(12/19〜)/横浜シネマ ジャック&ぺディ(12/26〜)など ・ 「マンガ肉と僕」公式サイト 上映映画館:新宿K’s cinemaにて2016年2月11日から先行上映。
2016年01月06日2015年11月に他界した漫画家・水木しげるさんをしのんで、女性にもオススメな、あまり知られていない水木しげる作品をご紹介。 「浅野いにお」などの若手漫画家にも多大な影響を与え、近年では芸術的な観点からも高い評価を得ている水木漫画。 手の込んだ点描、執ようなほど細密に描き込まれた背景、それでいてギャグ漫画のようにファニーなデザインのキャラクターたちは老若男女問わず愛され続けてきました。 水木漫画の素晴らしい点は、その洗練された画風だけでなく、独特の空気感です。それは水木しげるの人生観が作品ににじんでいるからなのでしょう。 ぜひ、これを機に、おどろおどろしいのに面白い、それでいてどこか哀愁や懐かしさを感じる水木しげるワールドに足を踏み入れてみてください。 ■「河童の三平」(ちくま文庫) かっぱによく似た人間の少年・河原三平が活躍する物語。 緻密な背景の描き込みと、とぼけたキャラクター造形という、水木作品の特徴がとてもでている作品です。 ギャグもちりばめられた脱力系漫画かと思いきや、とても考えさせられる内容となっています。 ■「のんのんばあとオレ」(講談社漫画文庫) 水木しげるが幼いころ、家でお手伝いをしていた通称・のんのんばあが主人公のコミックエッセイです。1991年、同名のテレビドラマとしてNHKで放送されました。 のんのんばあは、お化けや妖怪の世界のことに詳しく、幼いころの水木に多大な影響を与えました。彼女こそ、妖怪漫画家としての水木しげるの原点ともいえます。 そんな水木の、のんのんばあとの少年時代のエピソードは、おもしろおかしくて、どこか哀しく、忘れられない読後感を残します。 ■「総員! 玉砕せよ」(講談社文庫) この作品は、陸軍兵士としてニューギニアのラバウルに出征した経験のある、水木しげるの壮絶な体験が基になっており、戦争の「リアル」が生々しく迫ってくる作品です。 この作品を読むと、戦争の「悲惨さ」もそうですが、戦争の「無意味さ」というものがしみじみと伝わってきます。 水木漫画愛好家のなかでも、一番といっていいほどの人気を誇る作品。ぜひこの機会にご一読を!
2015年12月22日最近、分かりやすい哲学書がたくさん出版されていたり、イケメン哲学者・國分 功一郎さん出演のテレビ番組が人気を博したりと、哲学の人気がじわじわと広まりつつあるようです。 そこで今日は、ひとりの哲学者の残した言葉をご紹介しましょう。あなたの悩みを解決する糸口になるかもしれません。 「人生に意味などなければ、人生はずっと生きやすくなるだろう」 アルベール・カミュ 無性に寂しくなるこの時期、ついつい夜更かししてしまいいろいろなことを考えてしまいます。 「私、なんでこんなつらい思いまでして働いてるんだろう…」なんて問いが頭に浮かぶこともしばしば。 「本当に私がやりたい仕事は今の職場にはない!」「そもそも、今の職場は私のことを本当に必要としているのだろうか?」なんて思ってしまう人、いませんか? 特に自分の仕事が事務系の仕事だったり、職場で自分の能力が発揮しきれていないと感じていたりすると、 「この仕事、誰にでもできるんじゃないの?」「自分の存在意義って何?」「もっと自分の存在意義が見いだせるような職に転職したい!」なんて考えてしまったり…。 ■人生とは終わりなき格闘!? 冒頭の言葉は、『異邦人』や『ペスト』の著作で有名な、アルベール・カミュの言葉です。 彼にとって人生とは、「本質的に無意味な課題を遂行しようとして営まれる、終わりなき格闘である」とのこと。 私たちは、人生が有意義だと思えないことには、生きていけない生きものです。その一方で、人生が無意味で不条理なものであることにも気づいています。 その訳は、いくら仕事を頑張ったって、数十年後に自分は死んでいるかもしれないからです。 「いやいや、子供達や社会のために頑張っているんです!」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それでも数十億年後には、地球はなくなってしまいます。 たとえ、その頃には、人類が別の惑星に移住していたとしても、人類が永遠に繁栄し続けることなどできないでしょう。 ■終わることない課題を受け入れよう! カミュは、『シーシュポスの神話』を取り上げて、この世界について述べています。 シーシュポスとは、ギリシャの王様ですが、神に逆らったことから非常に重い罰を与えられてしまいます。 その罰とは、冥界の山頂まで、巨大な岩を押し上げるというものです。 何がつらいって、その巨大な岩は、やっとのことで山頂まで押し上げても、山頂に到着した瞬間に、また冥界の底まで転がり落ちていってしまうのです。 そのため、シーシュポスは永遠にこの苦役を続けなければなりません。 カミュは、「シーシュポスは、この永遠に終わることのない課題を、『無意味なもの』として受け入れるべきだった」と述べています。 そうすれば、自由を見いだすことができたかもしれないと言うのです。 ■人生には開き直りが大事? カミュの主張は、つまりこういうことです。 「人生は無意味だし、不条理なものであるが、それを受け入れることでわれわれは自由に生きることができる」 確かに、開き直りが人生に活力をもたらすことは、多々あります。 現代でも自分の存在意義に悩み、転職などを考えている人は、もう少し今の職場で頑張ってみませんか? 今の世界(職場)の無意味さや不条理さが嫌で、別の世界(職場)へ踏み出しても、また似たような無意味で不条理な世界が待っているだけかもしれません。 一見、後ろ向きとも取れるカミュの主張ですが、カミュは「よく生きる」ためにはどうしたら良いかを考えて、このような主張にたどり着きました。 彼の著作を読むと、「自由に生きる」ということが、彼のキーワードになっているように感じます。 『ペスト』は、不条理な世界を描いた小説です。われわれがふと感じる「人生の無意味さ」や「世の中の不条理さ」とうまく付き合っていくためのバイブルとして、一度読んでみてはいかがでしょうか。
2015年12月20日“芸術の秋”まっただなか。「展覧会に行きたいけど、たくさんありすぎて、どこに行けばいいかわからない」という人も多いのでは。 そこで、現在開催中のオススメの展覧会を紹介します! ■これぞ王道! アート好き女子は要チェック「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」 東京都美術館にて12月13日(日)まで開催中のモネ展。モネといえば、マネやルノワールとならび称される「印象派」の代表的な作家です。 日本での「印象派」の人気はとても高く、1年中どこかの美術館で「印象派」の展覧会が行われています。どうして「印象派」はこんなにも人気なのでしょうか? アートには「癒し系」と「覚醒系」(啓蒙系?)の2種類が存在します。「印象派」の絵画は淡い描線で描かれ、“光”をいかに表現するかを突きつめた、典型的な「いやし系」アートなのです。 日本人は、アートにいやしを求める人が多いため、「印象派」がこれほど人気を博すのではないでしょうか。東京都美術館で、いやしの時間を過ごしてみるのもよさそうです。 ■ちょっと通ぶりたい人には「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」 あらゆる人間をトリコにしてきた「黄金」にまつわる展覧会が、2016年1月11日(祝)まで、東京・上野の国立西洋美術館で行われています。 世界最古の金製品をはじめ、古代ギリシャ、トラキア、エトルリア、古代ローマの時代までの約4000年にわたる金の傑作が一堂に集結します。 なかでも必見なのは、女性たちを彩ってきた金の装飾品です。繊細でやわらかな曲線を持つ、豪華けんらんな数々の装飾品。金に興味がなかった人も、思わずじっと見入ってしまうことまちがいなしです! ■マニアック女子、集まれ! 話題づくりにはもってこいの「春画展」 芸術的にも、人文学的にも大変価値のある春画ですが、日本ではあまり注目されることはありませんでした。その芸術性に先に目をとめたのは海外の人々で、2013年から2014年にかけて大英博物館で行われた春画についての展覧会は大きな反響を呼びました。 その後、日本でも春画に対する評価が変わってきたようです。それまでは、春画は秘宝館くらいでしか見ることができませんでした。 じつは、著名な浮世絵師のほとんどが、春画を制作しています。そして、春画の普及は浮世絵版画という江戸時代の印刷技術の発達のおかげでもあるのです。春画を語ることなくして当時の浮世絵師を語ることはできませんし、当時の出版業や庶民の生活について語ることだってできないのです。 こんな展覧会行くのは、男ばっかりだろうって? いえいえ、女子だって、見てイイんです! 大英博物館で行われた展覧会も今回の展示も、女性客が目立っていたそう。絵師の高い技術とユーモアの融合である春画のよさが、性別を問わず受けいれられているということですね。 エロ時代の奔放なエドを…。もとい、江戸時代の奔放なエロを、存分に楽しんじゃいましょう! 会期は12月23日(祝)まで。場所は永青文庫です。 さまざまなジャンルのアートに触れて感性をみがき、教養を高められたら、女性としての魅力アップにもつながりそうですよね。
2015年11月16日