子どもの性教育 ~親から子に伝えるべきこと~

「赤ちゃんはどうやってできるの?」から「初めてのブラ選び」「初経」「ムダ毛ケア」まで。来るべき思春期に向けて、子どもの安全を守り、健やかな成長をサポートしてあげるための正しい知識や、家庭でできる“性教育”についてなど、幅広く紹介します。

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性教育のきっかけにも! 親子で使いたいデリケートゾーンコスメ4選

 

久保直子 ライター
久保直子

近年、急速に認知されてきたコスメといえばデリケートゾーンコスメではないでしょうか。

デリケートゾーンとは、ズバリ言うと、女性の性器、VIOエリアのこと。ヨーロッパではすでにデリケートゾーンをケアするのは常識となっていますが、日本ではここ数年でやっと浸透してきたところです。

(c) one - Fotolia.com



では、“デリケートゾーンに使うコスメ”とは何なのか。現在の日本の実情や、性教育の遅れなども含め、お話ししたいと思います。

■デリケートゾーンコスメって何だろう

デリケートゾーンコスメとは、女性の性器周り、つまり“おまた専用”のコスメのことを指します。なぜ専用のものが必要なのかというと、顔同様、膣内のPh値が関係しています。

健康的な膣内は弱酸性で、平均3.5~4.5位に保たれており、自浄作用が働いていると言われます。しかし洗浄力の高いボディソープやアルカリ性の石鹸(せっけん)は殺菌力が強いものが多く、Ph値のバランスを崩してしまい、かゆみやおりものの原因になってしまう可能性も。

(c) horiphoto - Fotolia.com



顔にも常在菌がいて、取りすぎない洗顔が推進されるようになりましたが、それはデリケートゾーンも同じ。専用のコスメで優しく洗い、必要以上のものは取らないケアを。菌との共生は人間の美容と健康にとっては重要事項なのです。

デリケートゾーンの悩みで多いのは、臭いとかゆみ、そして蒸れなどがあげられます。女性には月に1度生理が訪れます。ただでさえ、ナプキンをしたり、蒸れやすい環境にあるのがデリケートゾーン。必要な皮脂膜などを洗い流して、乾燥をひき起こせば、ますます悪臭の原因にもなりかねません。

これまでなかなかフォーカスされなかった部分だけに、悩みを外に打ち明けられなかった人も多かったのではないでしょうか。その場所をじっくり見直すためにもぜひ注目してほしいのが、デリケートゾーンコスメなのです。

■遅れている日本の性教育

振り返ってみれば、昭和の時代に、親子でデリケートゾーンの話をしてきた、生理や性の話をしてきた、という家庭はそうそうないでしょう。

日本ではそういう話をするのはたとえ家族であってもタブー。それこそ、おまたを触ろうものなら、そんなところ触ってはダメ、と母親に叱られた人が大半なのではないでしょうか。

しかし、考えてみると、このデリケートゾーンほど、女性にとってつながりが深く、大切な場所はありません。それこそ排泄(はいせつ)もすれば、生理の血を出すところでもあれば、ここから生命が生まれてくるという、体の機能にとって非常に重要で、かつ神聖な場所です。

それなのに、その部分の話になると目を伏せてしまい、「何か汚い場所」として捉えられてしまう…よく考えたらおかしな話です。

(c) JenkoAtaman - Fotolia.com



これは日本の性教育の遅れが関係していると考えられます。もともとすべてのことにオープンにするアメリカ、ヨーロッパの文化とは違うこともありますが、性の問題は特にクローズドな状態にあるのが現状。男尊女卑の文化も根強く存在し、性の問題は揶揄(やゆ)もされやすい。

ちなみに、ヨーロッパでは、すでに多くのデリケートゾーンコスメが展開されており、性についての知識もしっかりと教育されているというから、日本とは正反対です。

■知るべき知識を知らずにいる怖さ

重複して言うと、ここは生命が生まれる場所で、女性の機能が集約されている場所でもあります。つまり、この場所から目を背けているということは、体の機能と向き合っていない、女性として向き合っていない、ということになるのではないでしょうか。

毎月この場所で行われる月経を含め、しっかりと知識を持っている女性はどれだけいるのでしょう。脳と卵巣の連携によって女性ホルモンが分泌されて、女性ホルモンが2種類あって、それがそれぞれどういう働きをして、経血につながるかを学ぶ場面は少なかったように思います。

(c) maroke - Fotolia.com



女性にとって女性ホルモンは切っても切り離せない大切な機能であり、生命を誕生させる機能を知らずに育つということはとても恐ろしい話かもしれません。日本の性教育の遅れは顕著で、今も教育の指針は統一されてはおらず、各家庭で独自に行われているのが現状なのです。
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