「ジェンダーレスネーム」多数!男の子に人気の「濁音ネーム」ランキング、人気1位は?
濁音が含まれる名前は、重厚感のある響きになって印象的な名前になります。今回は、58,739名の男の子の名前を調査した2021年よみランキングTOP100より、人気の「濁音ネーム」TOP10をご紹介いたします。
1位 いぶき
最も多く名づけられた「濁音ネーム」は「いぶき」でした。よみランキングの27位に入っています。「一颯(42位)」「伊吹(67位)」をはじめ、「惟吹」「維吹」「勇吹」などの漢字が使われています。
「いぶき」は女の子にも用いられるよみで、性差を感じさせない名前「ジェンダーレスネーム」の一つでもあります。
息づかいや呼吸を意味する「いぶき」という単語は、生命力、凛とした力強さを感じます。
2位たいが
よみランキング39位にランクインしている「たいが」。「大雅(84位)」をはじめ、「大河」「大賀」「太賀」といった漢字が用いられていました。
大きな川を意味する「大河」や、英単語の「Tiger(虎)」を連想させるため、強く男らしい印象の名前です。有名人では、俳優の仲野太賀さんが活躍中です。
3位なぎ
よみランキングでは58位に入った「なぎ」は、2020年の61位からランクアップ。女の子のよみランキングでも66位に入っており、「ジェンダーレスネーム」として近年人気の名前です。漢字では「凪(19位)」をはじめ、「渚」や「梛」が用いられています。
「凪」とは、風がやんで波が止まり、海面が静まる状態を指す言葉。
そのため、大らかで穏やかな印象を与えます。海を連想させるため、夏生まれの男の子に名づけられることが多いようです。
4位がく
よみランキング65位にランクインした「がく」。2021年は196名に名づけられています。「岳(53位)」や「楽」「雅空」「樂」「岳玖」といった名前で名づけられていました。
「岳」はごつごつした山、高い山のように尊敬すべきもの、という意味があります。高い岩山のようにスケールの大きい人になってほしい、という願いを込めてもいいですね。有名人では、俳優の濱田岳さんが活躍しています。
5位ぜん
5位にランクインした「濁音ネーム」は「ぜん」。2020年はランク外のよみで、2021年に一気に人気になった名前です。