連載記事:「幸せ力」の育て方

「3つのH」で子どもの能力が伸びる&幸せになれる(「幸せ力」の育て方 Vol.15)

「幸せ力」の育て方

「幸せ力」の育て方

自分の子どもが大人になったとき、「勉強はできるけれど、就職できない」「就職したけれど、仕事がつらくて病気になりそう」「収入は高いけれど、友だちがいなくて孤独」などという状態にはなってほしくありません…

子どもが将来、自分自身の力で幸せになるためには、どんな能力が必要なのか。その能力を育むために、どんな子育てをすればいいのか。
発達心理学などが専門の内田先生にこれまで伺ったお話をまとめ、さらに大切なポイントを加えてご紹介します。

子どもが将来、自分自身の力で幸せになるためには、どんな能力が必要か

© Sergey Nivens - Fotolia.com


親が「安全基地」になることで、子どもは安心して能力を伸ばせる

子どもが幸せに生きるために、内田先生は次の力が大切だとおっしゃっています。

●創造的想像力
●自律的思考力(自分で考える力)
●探究心・意欲
●自尊感情(自分を大切にする力)
●精神的回復力(レジリエンス)

これらの力を育むために、親はどんなことをすればいいのでしょう。

「子どもが伸びる、共有型しつけ(※詳しくは子どもの学力格差は幼児期に決まる? 親の「しつけスタイル」が重要な理由 ~「幸せ力」の育て方vol.11~)を心がけましょう。
子どもの気持ちに寄り添って、とにかくかわいがってあげてください。

自分を大切に思う気持ちは、親から愛されることで育ちます。

それは精神的回復力につながります。
子どもは親から大切に見守られ、肯定されることで『きっと、なんとかできるんじゃないか』と前向きな気持ちになり、それが探究心や意欲を伸ばすことになります」


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