連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
編集部おすすめ! 「イヤイヤ期」の子どもにぴったりの絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.12
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「今日はこれを着ようね」「イヤイヤ!」「そろそろ行こうか」「イヤイヤ!」…。魔のイヤイヤ期が到来すると頭の中では「冷静に」と思っても、ついイライラしてしまいますよね。いつも以上に手間がかかり、うまくことが運ばない子育て中、ちょっと絵本でひと息いれてみてはいかがでしょう。
子ども自身に問いかけたり、子どもへの接し方について考えさせられたりする、おすすめの絵本を編集部が厳選! ぜひ参考にしてみてください。
■にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ
絵・文:ひがしくんぺい/出版社:復刊ドットコム
「にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ」(絵本ナビ紹介ページ)
お風呂がきらい、あるいはすぐに入ろうとしない子におすすめのお風呂絵本。最初はお風呂を嫌がっていたにゃんこも、ちょっと不気味な魔法使いのおばあさんがやりたい放題してきて…。冒頭で登場する石けん遊びのシーンに心奪われつつ、お風呂に入る気持ち良さをわかりやすく伝えてくれます。
■いやだいやだ
作・絵:せな けいこ/出版社:福音館書店
「いやだいやだ」(絵本ナビ紹介ページ)
主人公のルルちゃんはどんなことにも「いやだいやだ」。そんなルルちゃんにママも「いやだいやだ」することに。大好きなおやつも、たいようさんも「いやだいやだ」になったら、ルルちゃんはどうする? 読み手に問いかけたまま、物語は終わります。ママの感じ方や子どもの受け取り方も実にさまざま! 多くのレビューがあるので「どんな子どもに」「どうなってほしいときに」読むといいか、参考になりますよ。
■スージー・ズー いやいやウィッツィー
作・絵:スージー・スパッフォード/訳・文:三原 泉/出版社:BL出版
「スージー・ズー いやいやウィッツィー」(絵本ナビ紹介ページ)
人気の愛されキャラクター、スージー・ズーのシリーズです。今回の主役は「イヤイヤ」ばかりするウィッツィー。首をぶんぶんと振るシーンがとてもかわいらしく、イヤイヤすること自体が楽しくなっている様子が、自分の子どもと重なって見える人もいるのでは? 仲間たちが「どうしたら一緒に遊べるかな?」と考えるところに優しさを感じてほっこり…。子どもへの接し方として、ひとつの参考になるかもしれませんね。