コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

「病院に行こう」 言い出したのは夫だった【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第4話】


「病院に行こう」 言い出したのは夫だった

初診までに毎日基礎体温をつけるよう言われました。
憂鬱でした。とても。

それでも、病院で言われたとおりに基礎体温を記録しはじめました。


「病院に行こう」 言い出したのは夫だった

基礎体温は、朝目覚めてから体を起こさずに舌下に入れて5分ほど測ります。

(私は知らなかったのですが20秒ほどで測れる「予測式」というものもあるそうな!)

これが曲者(笑)で、朝に弱い私はしょっちゅう二度寝してしまい、口の中からポロリと落としてしまうことがよくありました…。

寝ぼけながらも「落としちゃダメだ…」とものすごい力で噛んでいたので、私の体温計は歯形でボロボロになっていました(笑)。

風邪を引いたら内科に、心を病んだら心療内科に、それと同じように子どもが欲しいけれど妊娠しづらいなら不妊専門の科にかかるのは当たり前だと思います。

しかし、私の場合、自分にその気持ちがないのに行かなければならないことが本当に苦痛でした。

そして、初診の日がやってきました。

(※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです)

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