コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

はじめての人工授精【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第11話】

こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

現在2人の子を持つ母、中村こてつです。同じ場所につむじがあるのは、おなじ時に受精した受精卵だからでしょうか。私とオットの不妊治療の体験記をお伝えします。

タイミング療法を数回試した後、数か月の通院拒否、そして開き直り(第10話参照)、その後、不妊治療クリニックに再デビューした私は、ドクターに次のステップに進むことを伝えました。

看護師さんから『人工授精(AIH)を受けられる方へ』という用紙とともに、説明を受けました。

人工授精は、精子が少ない場合や原因不明の場合に、少しでも卵子の近くまで精子を運ぶため、精子を子宮の中に入れる治療です。

ちょうど排卵の時期に、採取した精液を洗浄して元気のよい精子だけを選び、細いチューブで子宮の中に注入します。

はじめての人工授精【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第11話】

私の場合ですが、人工授精のための通院は3、4回ほどでした。

月経が開始したら排卵誘発剤を飲み始めます。

排卵日近くなったら卵胞の大きさをチェックし、排卵日を予想し、人工授精の日を決めました。場合によっては点鼻薬や排卵を促す注射を打ったりもします。

当日の朝、寝室にオットを一人残し、採精してもらいます。

採れたての精子とともにクリニックへ。採った精子はそのまま注入するわけではなく洗浄し、ばい菌などを取り除きます。その間1時間ほど待ちます。

診察室に呼ばれました。

いつものお股開脚椅子に座ります。

膣内に細い管が差し込まれる感覚が分かりました。


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