コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
3人目を作るか悩む… 夫と意見が割れても、私が諦めなかった理由【コソダテフルな毎日 第49話】
これを読んでくださっている読者の方の中には、3人目をどうしようかと考えておられる方もいらっしゃると思います。
「3人欲しいけれどどうしようかな」と悩むポイントは人それぞれでしょう。
そんな方たちのなにかのお役に立てれば幸いと思い、何人かの方から「書いてほしい」とリクエストいただいていた、私が3人目を欲しいと思った理由を書くことにします。
■「欲しい子どもの人数」と自分のきょうだい構成
全員がそうとは言いませんが、特に男・男と続いた兄弟の母親の場合、(私もそうです)3人目をどうしようかと悩むパターンが多いのではないでしょうか。
我が家の場合は、そもそも夫婦の価値観が違っていました。
結婚した頃から私は子どもは「3人欲しいなぁ」と思っていて、夫は「2人いれば十分」と思っていました。
どうしてそう思っていたのかというと理由は簡単です。
自分自身がそうだったから、です。
私は3人姉弟で育ち、夫は2人兄妹で育ちました。
自分自身の生い立ちをもとに、「自分はこれで十分だったから子どももこうしたい」と思っただけの話です。
私たちに限らず、自分が3人姉弟で楽しかったから子どもも3人兄弟にしたい、とか、自分が6人兄弟で辛かったから子どもは1人でいい、とか、自分自身の生い立ちを基準にして考える場合が多いのではないでしょうか。
ただ、夫婦間の相違をどのようにして埋めていくかが大事です。
夫からしたら「3人の壁」は高く、経済的な面から一家の大黒柱としてプレッシャーを感じていたようです。
それを知っていたので、3人目について深く話したことがありませんでした。
しかし次男が1歳になった頃、私の父が亡くなりました。
老後を楽しむこともなく、63歳の若さで亡くなりました。
癌(がん)でした。