コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
苦情が出ない子育てって…? ママが追いつめられてしまうわけ 【コソダテフルな毎日 第53話】
■「苦情が出ない子育て」を強いられるママのプレッシャー
直接言われたわけでもないし、指摘されたわけでもないのだけれど、私たち現役ママたちはいつのまにか漠然とした過干渉と不寛容に囚われています。
苦情やもめごとを防ぐために、あらゆるリスクに対処して、その中で許されることだけをして子育てしなくてはいけないようになっているような気がします。
「それは迷惑になる」「これも迷惑になる」これは都会と地方でも違うと思います。
地方に暮らしてる方は「そんなに気をつかったことがない」と感じるかもしれません。
でも、
誰かに迷惑をかけてしまうことを必要以上に気にしてしまうママは本当に多いなと感じます。
私も心のどこかで常に気を張り巡らせています。
苦情が出ない子育てをしなくちゃいけない。批判を受けない子育てをしなくちゃいけない。多くの人に受け入れてもらいやすい子育てをしなくちゃいけない。
そもそも
誰にも迷惑をかけないで子どもを育てるなんて無理な話なのに…迷惑をかけないようにしなくちゃいけないんだというプレッシャーがすごくすごく重く肩に乗しかかっています。
■息子たちが赤ちゃんだったころ…
たとえば・・・我が家のおむつはずしの話をひとつします。
我が家のトイレトレーニングは3人とも「いきなりオムツを脱がせてしまう」方法でした。 ある日突然オムツをパッととってしまって強行突破するという技です。
ただ当然おもらしをしちゃうわけです。 昨日までオムツをしていたのに今日になったらいきなりオムツしないわけですから。
遊んでる間に床におもらしをしちゃったり 畳の上にうんちがボトッと落ちてしまっていたりします。 そりゃぁ〜まあとにかくすごい回数!!
その度に私は拭いてトイレに連れていき、「ここで用を足すんだ」と教えました。
しかし、そんな簡単にはいきませんよ〜〜。何回教えても、何度トイレにつれていっても毎日毎日何度も何度も漏らし続けるわけです。そして私はせっかくだからトイトレの様子やお漏らし大事件をブログ に書いたりしながら楽しんでました。
この話を聞いてどう感じますか?
ある人は「あるある」と感じるかもしれませんし、
ある人は「汚い」と思うかもしれません。
ある人は「今だけだもの」と理解を示すかもしれませんし、
ある人は「どうなの?」と思うかもしれません。
子育てひとつの話にしても、受けとる側の価値観によって 感じ方は別れます。 そして昔はただ感じただけで終わっていたものが 今はどう感じたかを個人個人が発信することができるし さらにその発信を誰もが読むことができます。