コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
苦情が出ない子育てって…? ママが追いつめられてしまうわけ 【コソダテフルな毎日 第53話】
■「すみません」と頭を下げまくるママたち
今まで隠されていた「人の本音」がブワッ! と目に見えるようになったことによって、安心や共感も増えましたが、逆に、
「人がどう思っているのか」にものすごく敏感になってしまうようになりました。
今まではベビーカーで電車に乗ることにためらいもなかったのに、ベビーカーで電車に乗ってくる子連れを迷惑だと感じる人がいる、ということを知ってからは妙に気になってしまって、「ベビーカーで電車に乗ったら迷惑だからやめておいたほうがいいかな…でも、ないと困るしな…でも、迷惑だと思われたらどうしよう…」と今までなら気づきすらしていなかったためらいや心配が増えました。
混雑時にベビーカーで電車に乗ることが「迷惑だ」「赤ちゃんがかわいそうだ」と感じる人もいれば「公共の乗り物なんだからいろんな人が乗って当然」と思う人もいるわけです。
がしかし、私たちママはどうしても前者の意見に引きづられがちです。
ただでさえ「いいお母さんでありたい」「いいお母さんに見られたい」と思って頑張ってる中では
ポジティブな意見よりもネガティブな意見のほうがより印象強く残るからです。
「そういう人もいる」というだけなのに「たいていの人がそう思っている」かのように変換して捉えてしまいがちなんです。
このような理由から、現役子育て中のママたちは、「迷惑だと思っている人がいるかもしれない」から「いるにちがいない」と思って、
赤ちゃんが泣いたらすみません。
子どもが走り出したらすみません。
手をさしのべてもらってもすみません。
あっちですみません。こっちですみません。
一歩外に出れば、ペコペコペコペコ頭を下げまくっています。
ここに私たち子育て世代が感じている、得体の知れない窮屈さが潜んでいるんじゃないかと私は思います。
次回(1/4UP)に続きます。
※内容に不備があったため一部修正し更新しました。
2017年12月29日 10時現在
※内容を一部新たに追加しました。
2017年12月29日 11時現在
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