コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?【コソダテフルな毎日 第62話】
■悩んでいる子どもが、大人に求めていること
学校の門の近くで女の子がしくしくと泣いていて、朝の挨拶で立っていた先生が声をかけていらっしゃいました。
聞くところによると、どうやら登校中にお友だちが自分のことを抜かして、早く歩いて行っちゃったとかなんとか。
大人からしたら「そ……そんなことで泣いちゃう!?」と思うわけですが(笑)、小学生の女の子からしたら、学校に行く気が失せちゃうほど嫌な出来事だったわけです。
しかし、しばらく先生が「そうだったの」と話を聞いてやると、涙を拭いて学校に入っていきました。
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きっとこれなんですよね。
私がこの女の子だったとしたら「あなたも負けずに早く歩いたらよかったんじゃない?」とか「そんな小さなこと気にしてたら、これからの人生やっていけないわよ」とかそんな言葉全然ほしくないんです(笑)
ただ話を聞いて、「そうか…それは嫌だったね」と
自分の気持ちを認めてくれたら、よし気持ち切り替えて頑張ろうってなれると思うんです。
だから私が長男にしてあげるべきだったのは、
解決の方法や言葉ではなくて、聞いてあげる姿勢だったんだな、とこの女の子をきっかけに考え直すことができました。
提案ではなく、話を聞いて、長男の気持ちを汲んで一緒に「それは嫌だったねぇ、わかる、わかるよ!!」と精一杯同意してあげたら、長男の気持ちも晴れて、お母さんは分かってくれたって、少しは思ったんじゃないかなと思います。
話を聞く力、私もまだまだ反省しっぱなしです。
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