2018年3月1日 12:00|ウーマンエキサイト

子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?【コソダテフルな毎日 第62話】


■子どもの悩みの解決の仕方がわからない

なぜかというと、私自身が友だちと大きな喧嘩をした経験があまりなく、どう折り合いをつけたらいいのか自分自身よく分からないのです。いじめをしたこともなければいじめに合ったこともない、平和に育ってきたタイプです。

そりゃ学校生活の中で「嫌だなぁ……」「あの子ちょっと苦手だなぁ」と思う事もありましたけど、それを母親に相談して「なんとかしてくれ」って思ったことはありません。

だから、こういう時、子どもがどういう風に親に動いてほしいのか、どういう風に声をかけてあげれば子どもの気が楽になるのかがわかりません。

おまけに、子どもが全員男の子ということもあり、強くたくましく生きていってほしいという願いもあるので、つい「自分の力で乗り越えろ」精神を持ち出してしまいがちです。

学校でのお友だちの関係での悩みに母親の私がどういった言葉をかけてあげればいいのか……。いつも悩みます。そんな私の思いとは裏腹に、

私:「学校の先生には相談した?」

長男:「したけど。僕はお母さんになんとかしてほしいの!!」

と言い切る長男。えええええ~~~~~汗。困った…。

長男:「ねぇ、どうしたらいい? お母さんから何とか言ってよ。A君に!」

私:「そんなこと言われても………」

ごにょごにょごにょ。(自分に火の粉がかからないようにする私)

私:「よし! じゃぁわかった! 明日学校に行って、一度真剣にA君に話してみたら? 一緒に遊ばないと殴るとか言うのはやめてほしいって。きちんと言えばわかってくれるんじゃないかな?」

と、提案したのですが、長男の答えは、「どうせ言ったって聞いてくれないもん」のひと言。
子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?【コソダテフルな毎日 第62話】

出ました。「どうせ…」です。

私:「なんでよ! そんなの分かんないじゃない。きちんと伝えればわかってくれると思うよ?」

長男:「そんなことない。絶対わかってくれない」

(そ……そんな。その思い込みの激しさ誰に似たのか。あ、私か)

仮に私が長男の立場だったら、さっさとその場しのぎで公園に遊びに行きます(笑)。「一緒に遊びたくない」って面とむかってなんて言えないタイプだったので、きっとがまんして、しばらく遊んだら帰ってきます。そういう子どもでした。

だから、逆に「遊びたくない」って言える長男のメンタルすごいなと思うのですが、A君からしたら悲しいでしょう。

私:「きっとA君、長男とものすごく一緒に遊びたいって思ってるけど、その表現がちょっと空回りしちゃってるだけかもしれないでしょ?」

長男:「そんなことない。嫌なものは嫌だ」

(まぁそうか)

私:「でも本当に殴ってくるかどうかなんて分かんないじゃん。そうやって強めに言ってるだけかもよ?」

長男:「そんなことない」

私:「どうしてそんなことがわかるのよ」

長男:「きっとそうだもん!」

はぁ~。どうしたらいいのでしょう。

放課後のことだから学校の先生に相談するのも気が引けるし、ずっと悩んでる様子だったら相談しますけど今日1日だけのこと。私自身、これぐらい自分でなんとかせい! という感覚が強いんです。

そうなると、今度はこう言ってきます。

新着子育てまとめ
もっと見る

ウーマンエキサイトで人気のコミックが動画でも!

チャンネル登録よろしくお願いします!

記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.