コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
落とさなかった赤ちゃんに会えるか【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第28話】
移植の日がやってきました。
仕事を休んでくれたオットとともにクリニックへ。
融解した胚盤胞は、すでに中身(赤ちゃんの部分)が脱出を始めている脱出途中胚盤胞でした。グレードはABと言われました。
施術服に着替えて、台の上へ。
採卵のときよりも部屋全体が明るく、下半身丸出しの自分の状況がとても恥ずかしい!
「それでは卵を戻していきますよ。」
ドクターが言いました。
明るい天井を見つめながら、この前みたばかりの夢のことを思い出していました。
あの子に…会えるのかもしれない…
※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。