コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子育ては思い通りにいかなくて当たり前。これから親になる人へ【コソダテフルな毎日 第79話】
あの時つわりで欠勤していた職場の先輩も、つわりがあけた後に少し出勤はしたものの、なんだか居づらい雰囲気ができてしまい結局退職してしまいましたね…。
今思えば、おめでたいことなのになんだか申し訳なさそうに辞めていった先輩がかわいそうです。
自分で経験してみてようやく、あの時、誰にも寄り添ってもらえなかった先輩のことを思い申し訳なくなりました。
そりゃたしかにつわりは病気ではないですが、こんな状態で出勤なんてできないですってば。
今ならもっと理解できるし、職場の独身の子たちにも
つわりというものの理解を深めて協力体制を作るように努めるのになと思います。
■スーパーで怒っているお母さんの気持ち
そして長男を妊娠中のことです。
スーパーで買い物をしているとかわいい男の子がひょこひょこと歩いてきて、れんこんを覗いていました。
お腹の子が男の子と分かったこともあり、かわいいな~と思って見ていたのですが、その子のお母さんが飛んできて男の子を叱りました。
いきなり怒ってるお母さんを見て、私は「なにもそんなに怒らなくても…」なーーんて思ってしまいましたが、今ならわかります。
そうじゃないんですよね。
場面だけ切り取ったら、れんこん覗いてるだけで怒るお母さんみたいに見えるけれど、多分、日ごろからチョロチョロと1人であっちこっち飛んで行ってしまっていちいち探すのが大変だったり、じっとカートに座ってくれてたら楽なのにカートに乗りたがらなかったり、牛乳1本買うだけなのに3倍ぐらいの労力と時間がかかってしまったり…
日々の積み重ねで疲れてしまい、ついつい声を荒げてしまうんですよね。
あの時、「そんなに怒らなくても…」とか思ってた私。今では、スーパーで次男・三男にがっつり怒ってます。
周りの人に「こわっ!」と思われてるのかもしれませんが、そんなの関係ありません。
だってぇぇ~ガツン! と怒ったって1分後には忘れてるんですもの! 「ちょっとでいいからじっとしてて!」と何回頼んだかわかりません。
馬の耳に念仏ならぬ息子の耳に説教ですよ。右から左へぴゅ~~~~~です。