コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
小4長男が考えた、悪口を言われても傷つかない方法【コソダテフルな毎日 第94話】
■SNSで発信する立場としてのスルー力
スルーっていうのは、相手を無視することじゃなくて、
「相手は変えられないものだ」と受け流して、自分の心を乱さないようにする力のことなんだよね。
立場は違うけれど、私自身もSNSで発信してる身として、どんなに頑張って自分を分かってもらおうとしても、本当に伝えたいことを主張したとしても、100%の人に正しく伝わることは絶対に無理なんです。
どんなに注釈をつけて、予防線を張ったとしても、かならず誤解は生まれます。
以前は、どうして分かってくれないんだろうとすごくヤキモキして傷ついて心をかき乱されたりもしていたのですが、ある時からさほど精神が乱れなくなってきました。
どうしてそうなれたのかというと、
自分と相手を切り離せたからです。
「他人の行動は自分には変えられないし、抑えられない。
全員に分かってもらえるなんて無理なこと」と諦めたことと、「どんなに伝えたって分かり合えない相手には、
自分の心と時間を費やさず距離を置く」と決めたことと、あとは、「絶対に私の味方でいてくれる
家族・仲間がいる」という安心感、自分の居場所をしっかりと感じることができているからです。
私:「ママはね、パパや子どもたちがママのことを大好きで応援してくれてるって分かってるから、周りのことはあんまり気にならないんだよね。本当に分かってくれる人がいればそれでいい。ちゅんたんもそう思うからスルーできるんじゃない?」
長男:「うん。
そう」
長男:「あんまり他の人がどう思ってようが、気にしなくなってきた」
私:「パパやママはいつだってちゅんたんの味方だからね!!」
長男:「うん」
長男が4年生にして気づいたこの「スルー力」。
とらえようによっては人間関係の希薄さやコミュニケーションの場を失ってるように思えるかもしれません。
現に夫は、こう言っていました。