コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
小4長男が考えた、悪口を言われても傷つかない方法【コソダテフルな毎日 第94話】
夫:「自分の思いをぶつけることや、時にはつかみ合いの喧嘩をすることだって必要じゃないかな。子どもなんだし。なんでもかんでもスルーしてると、自分の世界だけで完結してしまい、人の意見を取り入れない人間になってしまうんじゃないか?」
夫:「例えばデブってからかわれたとしたら、くそー! と思って痩せるようにしたり、泳ぎ方を笑われたら、泳げるようになってやる! と決意して猛特訓したり。反骨精神も時には必要なんじゃないの?」
たしかに夫の言ってることも分かるのですが、誰かに笑われた時に、くそー! 見返してやるー! と
なれるタイプと、なれないタイプ、両方がいると思うんです。
逆境に立ち向かっていけるタイプもいれば、傷ついて内にこもってしまうタイプもいます。
例えば長男の水泳の場合でいうと、昨年は笑われたことに傷ついて、笑われるぐらいなら挑戦したくないと消極的になってしまっていました。
笑われたことで、「なにくそー!」とはなれなかったんですよね。
しかし今年は、「笑われたって別にいい。25メートル泳ぎきればキレイなクロールじゃなくたって溺れかけのような泳ぎ方だってなんだっていいんだ」と、他人からの評価をスルーして、「どんなに不格好でも25メートル泳ぎ切る」という自分の目標に焦点を当てて必死に泳ぎ切りました。
立ち向かう反骨精神は昨年にも今年にもありませんでしたが、でも目標に向かっていく心の強さは今年の方が断然あります。
この1年の精神的な成長っぷりはすごいことだと思うんです。
ましてや、いまは既にSNSが浸透していて、うちの子どもたちが大きくなるにつれそれらとの関係性は切り離せないものとなってきます。
見えない大多数の相手に対して、自分の心をどう保っていくか、どう切り離して考えていけるか。ここをわきまえることは、日常生活においてもとても重要なことだと思っています(大人の私たちでもSNSに傷ついて悩んでる人たくさんいますから)。
また、居場所がありさえすれば人は強くなれます。
「自分には居場所がある」「自分のことを絶対的に愛し、支えてくれる人がいる」安心感があること。
この事を子どもたち実感し、また実感し続けられるように、私たち親はその思いを言葉にして伝え続けていきたいと思っています。
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