なぜなら、たまに夫が私と代わってご飯をあげた時に限って、息子はお利口さんに食べたりするんです。
正直悔しくて、悲しくて、もっと夫が困ったりイライラしてくれたら救われるのに…なんて意地悪な考えさえ持っていました。
気づいたら涙と一緒に本音がこぼれていました。
涼しい顔で息子にご飯をあげていることが悔しい、なんて思っていました。
けれど案外、夫も夫なりにイライラしていたり、その感情を押し殺す努力をしていたことを知りました。
もちろん公共の場とか店内とか、放っておけないような状況もありますが…
「様子を見る」それは息子のためだけでなく、
自分の怒りを静めるためにも大事な時間なんだと思います。
そして何より、この話し合いで夫が“私の大変さを理解してくれた”ということが心の支えになりました。
「夫はどうせ私を“ダメな母親”とでも思っているんだろ?」という自分の中のゆがんだ考え方は実は思い込みで、きちんと話し合ったら「大変な時は家事とかやらなくてもいいよ」という優しい考えを持っていたのでした。
パートナーに対してゆがんだ考えを持っていたことが、私が反省すべき「鬼」の部分だったのかもしれません。
それからは、私の中には余裕が生まれました。
偏ってでもいいからバナナとかうどんをあげて、それでも食べないのならさっさと片付ける!
おかげで親子でストレスが減ります。
それに育児以外の家事などがおろそかになっていても、「きっくんのために頑張ってたんだから仕方ない!」「夫も理解してくれてるし!」という
「まいっか精神」が心の安定を保ってくれるようになりました。
もともとズボラなのに、このことがきっかけで余計ズボラになりましたが、鬼が出ることは珍しくなりました!
結局私の中の鬼は、「心の余裕ボルテージ」が空にならなければ現れないんだと思って、手を抜けるところは抜いています。
それが心穏やかに過ごせるコツです!
私の中に鬼が…! みんなの限界超えエピソード