■「夏休みが長い!」共働き家庭の悲痛な叫び
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とくに共働きの夫婦にとって大きな壁となるのが、夏休みなどの長期休み中の対応です。例えばどのようなことに悩み、大変だと感じているのでしょうか?
「長期休みに子どもが1人でいるのは心配で、児童館に毎日行ってもらいました。自由な時間がなく、子どもはとってもイヤがるし疲れるし、かわいそうになりました」(広島県 30代女性)
「保育園と違い学童保育には給食がないので、1年生の入学前から春休み期間はお弁当生活が開始。娘より私が壁にぶち当たりました」(東京都 30代女性)
「パート勤務の私は学童保育に入るポイントが低くて、優先順位から外れ結局入れず、長期休みが心配で仕事を辞めてしまいました」(東京都 40代女性)
このほか、「仕事に出る時間が学童保育の開始時間より早かったので、子どもには学童が開くまで校庭で待ってもらっていた」という意見もあり、長期休暇中の預かり時間の短さに悩む親は少なくないようです。
また、
お弁当作りの大変さを訴える声は本当に多く寄せられていました。多くの保育園では、毎日給食が出されていたことと比べると、毎朝お弁当を作る親の苦労は想像に難くありません。
学童によっては、給食を出したり宅配弁当を出したりといった対応をしているところもあるようですが、地域によってバラつきがあり、多くの学童が長期休暇では弁当に頼ることが現状のようです。
■働き方、勉強サポート、安全の確保…さまざまある「小1の壁」
それでは、集まったさまざまな意見について紹介していきたいと思います。
▼預け時間の変化で働き方を変えたり仕事を辞めたりする人も
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保育園に比べると預かり時間が短くなった変化により、ママたちが働き方を変えたり、仕事を辞めたりしているという現状も見えてきました。
「保育園は20時まで見てくれたが、小学生になると残業はできなくなりました。そのタイミングで昇格してしまい、仕事と育児で悩んだ」(鳥取県 40代女性)
「保育園のときは正社員でずっと続けてきました。小学校にあがり、勤務時間に間に合わなくなりパートに切り替えました」(神奈川県 40代女性)
「預け先がないため仕事を辞めました。子どもは中2になり、いまはパートしていますが、経済的にかなり厳しい」(新潟県 50代女性)
そのほかにも、「朝の出勤時間がこれまで通りにいかなくなった」という意見も。小学1年生になったばかりの子どもを家に残して出勤するのはやはり不安な気持ちになりますよね。
こうした働き方を見直さざるをえなくなってしまうというのは、まさに「小1の壁」にぶつかってしまったといえます。
さらに、仕事を辞めた結果、人生設計が変わってしまうというのは、なんとも切ない話です。
▼「仕事から帰ってから勉強を見る時間がない!」
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「毎日のプリントの確認と宿題のチェックと直しが大変で、仕事から帰って時間がない中でパニックになりそうでした」(広島県 30代女性)
「長期休暇時の宿題のサポート。国語や算数のほかに日記や工作、作文、ポスター、標語など。夏休みは毎年恐怖です」(福島県 30代女性)
小学校で初めて出される宿題や学習のサポートに対して、不安な気持ちを抱くパパやママもいるようですね。また小学校ではプリントが大量にあり、重要度の判断、親がフォローすべき持ち物、提出物など、1枚ずつ読んでいるだけで、時間がかかると聞いたこともあります。
そして保育園、幼稚園と小学校の最大の違いは「勉強」があること。宿題のチェックや学習サポートが必要となり、親自身もアタフタしてしまいます。
子どもにとっても「宿題」という存在に拒否反応を起こし、親子そろって家庭学習という壁にストレスを感じてしまうことも起こりそうです。
▼子どもの安全の確保
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「自宅から学校が遠かったので、車の事故や不審者の心配がありました」(北海道 40代女性)
「学区の一番端に自宅があり、下校では最後1人になってしまうことがとくに不安でした」(神奈川県 40代女性)
保育園や幼稚園を卒園すると、親から離れての登下校が始まります。筆者も来年度から1年生の長男の登下校がいまから心配でたまりません。何か対策しようと考えていますが、ずっと張りつくわけにもいかないし…と悩んでいるところです。
▼学級閉鎖、外遊び、荷物…
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そのほかにも、いろいろと意見が集まっていました。
「保育園ではなかった学級閉鎖。仕事をする親にとっては死活問題!」(神奈川県 40代女性)
「学童保育に入れたものの、芋洗い状態、外遊びがほとんどできない、つまらない、意地悪な上級生がいるなどの理由で、年度途中で辞めました」(東京都 30代女性)
「夏休みや冬休み明けの荷物の多さ! 持ち帰るのは少しずつなのに、休み明けには大量に持っていかなくてはいけないのがかわいそうだった。学校で一番小さい子だったので」(神奈川県 40代女性)
家庭によって、さまざまな壁が立ちはだかったということがわかります。子どもの個性によっても、感じる壁は人それぞれ違うのでしょう。