2つあるエレベーターの表示を見ると、1つは上へ。もう一つは下へ。
忘れ物に気づく前、ワタシは下へ行くためのボタンを押していたことを思い出しました。
よく自分がやるんですが、電車でも次の特急を待とうと思っているはずなのにドアが開いた瞬間無になって発作的に乗ってしまうことってありませんか…?
たぶんそんな感じで何気なく乗ってしまい、行き先階を押していなくても他の階の方が呼び出していたらエレベーターは動き出してしまったのかもしれません。
ともかく、早く確保しないと2歳児のことだから、ワタシを探して突拍子も無い行動をしないとも限らない。心臓が泡立つような焦りを感じました。
とりあえず来たエレベーターに飛び乗り、ロビーへ。しかし長男の姿は見当たりません。
管理人さんなどもいる時間帯ではなく、息子を見なかったかと聞く相手もいない。
焦って外に飛び出したら車も走っている。夕暮れ時の視界が悪い中、幼児が一人歩きなんてしていたら…
この時点で悪い想像が湧き上がりまくって口から心臓が飛び出しそうな状態でした。
もう一つのエレベーターに乗って戻ったのか、それとも階段?
もう一度ロビーから乗り込み、全ての階を押して、一階ずつホールに出て見ていきました。
しかしどこにもいない!
たぶんこの時、俯瞰で見たらコントみたいなことになっていたんだと思います。
今思い出せばちょっと微笑ましくもありますが、この時はこちらも半泣き。
ロビーに戻って放心していると、上の階から子どもの泣き声が…!!
今度は階段を使い必死にお互いに呼び合いながら、上がっていくと…
やっとロビーの上の階で涙涙の再会…!!
長男に話を聞いても要領を得ず、想像ですが、たまたまドアが開いた階で降りてしまったようですがワタシの乗ったもう一つのエレベーターとはすれ違いになっていて会えなかったようです。
長男には1人で勝手にエレベーターに乗らないこと、もし今後エレベーターだけではなく迷子になったり親が見当たらないと思った時にはその場を動かないことなどを言い聞かせましたが、これは
子育てに少し慣れてきたワタシの過信が招いた重大なミスだったと思います。
ちなみに、この反省が活かされず実は次男もつい最近同じことをやってしまいました。