旅行の記憶はずっと残る!? 親心と子どもの気持ちを天秤にかけると…【ふたごむすめっこ×すえむすめっこ 第31話】



■普段食べられないものを食べさせたい親心と子どもの気持ち

旅行に来たらおいしいものを食べさせたい親心

「ってめちゃくちゃ叱られた。『なんでも好きなもの食べていい』って言ったのになぁ」と、夫は言うのだ。

結局、そのときうどんを食べることができず、父親が選んだメニューを食べさせられたという夫。おそらく30年以上前の、夫が子どものときの話。それをいまだに覚えているということは、「相当ショックだったんだね」と2人で笑い合った。

好きなものを選んでいいと言われたのに怒られ、しかも勝手に違うメニューを食べさせられるなんて。でもお義父さんの気持ちもわかる。いつも食べられるものより、せっかく外食に来たのだから「普段食べられないものを食べさせたい」という親心だったんだろう。


「だからさ、パパは、娘たちが食べたいって言ったんなら、べらぼうに高い冷凍うどんでも食べさせてあげたいんだよね」

家族楽しい旅行なら何を食べてもおいしい!?

旅行先の食べ物の価値は、値段ではないのだ。家族一緒に楽しく食べること。その思い出こそが、値段以上の価値になるのかもしれない。

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