■“ママの生きづらさ”を痛感した悲しい出来事
なぜこれを詠んだのかというと、息子を産んで間もなく、悲しい出来事があったからです。
産後初めて、息子を私の両親に預けて電車に乗っていた時のことです。
私が電車に乗り出したときは比較的すいていましたが、気づくと座席は埋まる程度に混みだしていました。
私が座っていると、目の前に若い女性の2人組が立っていました。
電車が駅につくと私の左隣の方が降り、席が空きました。
彼女たちはどっちが座るかという話をしていたと思います。
するとその時…
「若い者は立つべき」という考えが根付いていますが、子どもが小さいうちは動き回るのを制御するのも大変です。
だからきっとお母さんの多くは「子どもが座れたら助かる」と思うでしょう。
そうすれば手をつながず済むので、だいぶ楽になるからです(もちろん大きくなっていくうちに「譲る」と言うことを覚えて欲しいですが…)。
さらに、そのお母さんは荷物を持っていたし、子連れでの電車は大変だろうと思って私は席を譲りました。
正直子どもと一緒に電車に乗っているだけで「お疲れさま」と声をかけたくなります。
しかし女性の一人は私たちを見ながら、こんな言葉を言い放つのでした。