■落ち込む母に、我が子がかけてくれた「泣ける言葉」
うなだれている私にきーちゃんが近づいてきたので、「お母さんのこと、よしよしして…」とお願いしました。
母の気持ちを知ってか知らずか、頭をなでてくれたので、きーちゃんのことをぎゅっと抱きよせました。すると背中越しに…
「きーちゃん、おかあさんのこと、ずっとだいすきだよ」
という言葉が。
思わず涙があふれ、「あぁ…今いるこの子をもっと大事にしなきゃいけない」と思ったのでした。
■「妊婦さんがうらやましい」について考えてみた
それから改めて、「妊婦さんをうらやむ気持ち」について考えました。
思えばきーちゃんを授かる前も、妊婦さんがうらやましく、ねたむ気持ちがありました。あの時の私からすれば、今の私はハッキリ言ってしまえば「子どもが1人いるからいいじゃない」です。
しかし実際には、1人子どもがいてもやっぱり妊婦さんがうらやましい。
そうなると仮に2人目を生んだとしても、やっぱり3人目を生む人をうらやましく思うでしょうし、3人生んだとしても4人目をうらやましく思うのかもしれない。
つまり、キリがないのだ! もうこれは
本能的なものかもしれないから、しょうがないじゃないか!
そう開き直ったら、なんだかスッと肩の荷がおりました。
今も2人目は望んでいますが、前のようにギスギスした気持ちはありません。
落ち込むことがあれば、あの時、息子に言われた言葉を、そっと思い出すのでした。
みんなの妊活・不妊体験記