「女子はみんな苦手なんだよ」と硬派な長男の小さな恋の物語【桃金兄弟の育児日記 Vol.3】



■父と母の結婚記念日での反応

先日、私たち夫婦の結婚記念日で、夕飯にうなぎを出前して食べたのですが、その時にこんなことを言っていました。

もも、おれも、おとなになったらうなぎたべよ。ミィちゃんと。

一瞬、今は子どもだからうなぎを食べていないのだけど、大人になったら食べられるようになる、という意味かと思ったのですが、「ミイちゃんと」というフレーズで理解しました。


そう、つまり、
ミイちゃんとの結婚記念日に、うなぎを食べるんだという意味だということに…!

くぅ〜っ!なんでしょう、このくすぐったい気持ちは…!

■好きな子のためならポリシーさえも曲げられる…!?

さて、幼稚園を卒園以降、ミイちゃんとは一度も会っていない桃太郎。
小学校に上がって好きな女の子も変わるかと思えば、案外いちずなタイプなようで、相変わらず「ミイちゃんとけっこんする」と言い続けています。

先日、偶然ミイちゃんのママに道で会って、立ち話をしていたら、
「ミイ、いつも、ももちゃんどうしてるかなって話してるよ。」
と、ミイちゃんも桃太郎のことをまだ好きでいてくれると仰るではないですか!

それならば、とミイちゃん親子を我が家にお誘いすることにしました。

ちなみに、長男 桃太郎は、「遊び」と言えば「車遊び一択」タイプで、家遊びはもちろん、公園にまでトミカを持参し、車遊びが好きな男子としか遊ばないくらい、遊びにはポリシーがあるタイプです。

▼「車遊び一択」な長男のエピソード(桃金兄弟の育児日記 Vol.1)


そんな桃太郎に聞いてみました。
「明日、ミイちゃんが遊びに来たら、何して遊ぶの?」と。

すると、少しはにかみながら…

えーと、おにんぎょうあそびとかかな。


もっ、もっ、桃太郎っ…!
遊びと言えば車のほかは認めない桃太郎が…!
好きな女の子のために、合わせてあげようとしている…!!

赤ちゃんだったももが、ミィちゃんに合わせている…!

息子が…恋をしている…

息子の小さな胸に芽生えた恋心、なんだかうれしいような寂しいような、
それでいて誇らしいような、そんな気持ちになる母なのでした。


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