コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
謎すぎる母乳神話…! 戦中戦後を生き抜いた親戚の話がブッ飛んでいた【コソダテフルな毎日 第135話】
■戦時中に盲腸になったら…
おじ:「昔は、何もかもがめちゃくちゃで、適当やったから。医者も役所も適当よ」
おば:「そうよ、戦争中は、盲腸でよう人が死んどったわ」
え!? 盲腸で!?
盲腸で死んでたんですか!?
おば:「よう死んではったで。なんてったって、手術するっつっても、麻酔なんてないから、意識あるまま、お腹切るんやで」
ヒーー!!!!
もう、「ヒー!」しか出てきません。。。
おば:「押さえつけられて生きたままお腹切られて、消毒もなにもないから、化膿したり、術後の回復がよくなくってよう死んではったわ」
切腹じゃないですか!!
こぅっわーーー!!!!
おば:「私の親戚の兄さんも、盲腸になったゆうて、兄さんのお母さんが、リアカーに布団しいて、兄さん乗せて、茨木から、大阪城のとこまで押して歩いて運んどったわ」
ひーーー!!
大阪をご存じない方には分からないかもしれないけれど、茨木から大阪城まで歩く…。
歩けない事はないのでしょうが、、ろくに整備されてない道をリアカーに人乗せて…とても行ける距離じゃぁありません。
おば:「あのお兄さん、どうしはったんやろ。あ、でも、こないだ死んだから、生き残ったってことやろうな。
ガハハ」
わ…わろてる…。
戦時中の話はメチャクチャすぎて、激動の中生きてきた世代の人たちの生命力が凄すぎる!! と、改めて敬意を払ったのでありました。
■戦後復興を支えた人々に感謝せずにはいられない
結局父の初盆なのに、父の話は一切出てきてないことに後から気づきましたが…(笑)
鯉と盲腸の話はこの時の話のほんの一部です。
戦後の、日本全体が復興に向けて伸びていくまさにALWAYS(映画)の時代の話も聞きました。
今私たちが当たり前のように使っているトンネルだったり電線だったり高速道路だったり…。
今整えられているインフラは、昔の方々が必死に汗かいて働いて作ってきてくださったものだと考えると、感謝せずにはいられません(おじの話聞いてたら仕事が過酷すぎました。ブラックどころじゃない)。
いまのお年寄りたちが現在の日本の土台を作ってくださったからこそ、私たちは今こんなにも便利な生活を送れているんだと敬意を表しながら、カーナビ・ETC・Bluetooth搭載の涼しい車でバビューン! とトンネルくぐりたいと思います!
(ほんっと…数十年後の日本がこんなになってるだなんて当時の人達は想像もしていなかったでしょうね)
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