コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
謎すぎる母乳神話…! 戦中戦後を生き抜いた親戚の話がブッ飛んでいた【コソダテフルな毎日 第135話】
■謎の母乳神話…戦時中のトンデモ話
何故 父(父は戦後生まれ)の初盆で戦時中の話になったのかというと、仕出し料理に入っていた「お麩」がきっかけです。
おじ(愛媛出身)がおば(大阪出身)と結婚した当初、おばがお味噌汁にお麩を入れたんだそうです。
そしたらおじが「麩なんて鯉が食べるもんや!!」とキレたってゆう話から始まったんです。
今の私からしたらお麩は立派な食材のひとつですが、当時のおじからしたらお麩は「鯉の餌」だったんでしょうね。
そこから、鯉の話題になりました。
昔、おじが小さかった頃は家の庭に池があり、100匹以上の鯉が泳いでいたんだそうです。
そして、戦時中には、自分たちは食べるものもロクにないのに、家の中から庭の鯉に麩をやって鯉を愛でたらしく、ここからおじとおばの夫婦漫才かのような掛け合いが始まっていきました。
おば:「自分たちの食べるもんないのに、鯉かわいがっとってわけわからんやろ。ハハハ! 鯉とって食べたらよかったのに。
ガハハ」
お…おばよ…(笑)
歯に衣着せなさすぎる…(笑)
おば:「わたしら、
鯉食べとったで」
がーーーん!笑
大阪では鯉食べていたんだったら愛媛のおじも食べといたらよかったのに。
おじ:「たまに近所の人が『病人がいるから鯉分けてくれ』って来たからあげたりしとったけど」
おば:「昔(戦時中)は鯉の生き血が結核に効くっていわれてたんよ」
鯉の生き血…!?(ゴクッ…)
結核に鯉の生き血が効く…。
今のご時世だったらどこに根拠あんねん! エビデンス出してこーーい! で一蹴される話ですが、当時は生き血で病が治すと信じられていた時代だったんですね。