コミックエッセイ:猫の手貸して~育児絵日記~
子どもの感性を潰さない! 元絵画教室講師の私が思う「創造力」の伸ばし方【猫の手貸して~育児絵日記~ Vol.3】
ウーマンエキサイトをご覧のみなさまこんにちは、ぴなぱと申します。
現在5歳と1歳の姉妹を育てている私ですが、長女を妊娠するまでは絵画教室で講師として働いており、幼児、小学生、美大受験生のクラスを受け持っていました。
今回はそんな私が親になって子どもの制作にどういう姿勢でいるかというお話です。
あくまで個人的な意見ではありますが、そのつもりで読んでいただければ幸いです。
まず、幼児の場合の褒めポイント。
言葉にしてあげることで、子どもも「私〇〇が描けるようになったんだ!」と認識し、自信が持てます。子どもは思うがまま、あるいは自分に見えたままに絵を描いているので、例えば手を描くようになっても「人間には手があるのが当たり前だから描かなくちゃ」と思って描いているわけじゃないことがあります。娘の場合手を描き始めた時に話を聞いたら「妹と手を繋いでるところを描きたかったから、手がないと繋げないと思って描いた」と言っていました。
私が気を付けているのは、子どもが自発的に描くようになるまで〇〇が足りないよ?とか、〇〇はこうじゃないでしょ?とかは言わないこと。あくまで自発的に描いたら褒めるのスタンスでいます。
事実は事実として知る時が来るし、子どもには子どもにしか見えない世界があり、それを一般的な先入観を与えることで潰してしまうのはもったいないと思うからです。
先入観についてこんなことも。
星型がダメということではありません。でも星型じゃないからって間違いではありません。だって本物の星は星型じゃないし。太陽だって実際見たら形なんてわからないんだから、どんな風に描いてもいいんです。知識もなにもない状態でよく知らないものを描くこと自体がすごい!
幼児期に限らず、自分で考えた物の描き方は絶対にその子の肥やしになります。