コミックエッセイ:子育てログ!リンゴ日和。
迷子の私を探して流産しかかった母 親となった今、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいに…【子育てログ!リンゴ日和。 第17話】
■体調を崩してしまった母
しかし、その無理がたたり、母は切迫流産になったそうです。結果的には流産はしませんでしたが危なかったという話を聞きました。
そのことは自分が大人になった今もずっと覚えていて、小さな罪悪感になって胸の中に残っていました。
自分も子どもを産んで母になると、その母のそのときのしんどさが想像できるようになり、母親があのとき一生懸命私を探してくれたことや、流産しかかったことを思うと、申し訳なさでいっぱいになりました。
それで、最近母に会った時、その時の話をしてあやまろうかとおもったら…
「え、そんなことあったっけ?」と母にいわれてしまいました。
母はそのときのことをもうすっかり忘れていたのです。
育児のしんどいこと、つらいことって、母にもたくさんあったと思うのですが、時がたつと忘れてしまうのかもしれません。今さらながらあやまりたいと思っていましたが、「全然覚えてない」といって笑われてしまったので、そのままになってしまいました。
でも、母が忘れても私は忘れないで、苦労して私を育ててくれた母への感謝の気持ちはずっと持ち続けていようと思います。
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