コミックエッセイ:そんたんママときーちゃんの「はじめてづくし」
子どもの‟安心毛布”、卒業させないとダメ? 母子の関係で考えてみた【そんたんママときーちゃんの「はじめてづくし」 第18話】
■自分にもあった安心毛布。そのとき母が取った行動とは
そういう自分にも安心毛布のような存在がありました。
私の場合はシルクのような素材が好きで、ツルツルしたかけ布団『つるつる』を愛用していました。
小学校の終わりりぐらいにはボロボロになって処分してしまいましたが、今でもその存在を覚えていて、「あーあの切れ端とっとけば良かった」なんて思い返すこともしばしば。
今になって振り返ると、ヘビーユーズでけっこうビリビリになっていたのに、母はギリギリまで手を下さなかったんですよね。
やぶれたらつくろってくれていました。そういうところがすごいなと思うのです。私が母親だったら我慢できずに捨てちゃってたかもしれない。
「自分の大切なものを大切に扱ってくれる」母の姿が、親子の信頼関係につながっていたんじゃないかと思います。
■今のところ、わが家はそのまま
そんな母に自分自身救われたこともあり、きーちゃんのだいすきも今のところ、無理に卒業させようとは考えていません。
一応、「あらっちゃダメ!」から「たまにはあらってもいいよ」くらいには離れられるようになりましたし。
いつかビリビリに破けるか、「何歳まで使うつもりだ…?」ってこちらが思う時がくるだろうと思いますが…本人に任せることにします。
それに、わが家で安心毛布を愛用しているのは、子どもだけではなかったりしますしね!
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