コミックエッセイ:四方向へ散らないで
双子の妹に「イチゴ状血管腫」が! 不安になりつつも経過を見守っていたところ…!?【四方向へ散らないで Vol.5】
こんにちは! 野原のんです。
いよいよ近づいてきた退院の日。
一晩、ひとりで2人を見るというミッションもなんとかこなした私でしたが、ちょっと気になることが…
産後数日たったあたりに双子の妹、いもちゃんのうなじあたりにポツンと小さい赤いものが。
繊維でもついたかな? と触ったのですがとれず。虫刺され…? いやでもあり得ない…? 何となく気になって触るものの腫れる様子もなく。
■先生に聞いてみたところ…
湿疹にしてはひとつだけだし、うーん…
ネットで検索しようとしましたが、こういう時にネットで自己流検索をかけると不安になってしまう!! と思い、思い切って先生に聞いてみたところ…
「これはイチゴ状血管腫やね」
と…
イチゴ状…血管腫!?
「え!? 腫瘍なんですか!?」
一気にサーっと血の気が引いた私だったのですが、どうやらこのイチゴ状血管腫は乳児血管腫とも言い、良性の腫瘍なんだとか。
「これからちょっと大きくなるだろうけど、3歳頃には薄くなっていき、小学生になる頃には赤みはほぼ消えることが多いから、いまは様子見でいいよ」とのことでした。
でも、経過を見ていく上で治療が必要になるケースもあるらしく…
「過剰に心配する必要はないものだけど、後に響く可能性もあるものだから一応」と説明されましたが、始終「大丈夫、大丈夫〜」と言われるほど、軽い症状のものでした。
その説明通り、いもちゃんの血管腫は2歳頃までずっと大きくなり続け、一番、大きいときは本当にこれ消えるの…? と不安になるほどに。
触るとポコっと出ていて、子どもの細い爪だと不意に傷つけて出血してしまいそうで、本人が気にして触るときは絆創膏を貼ったりしていました。
が、
2歳過ぎたあたりを境目に少しずつ、でも確実に小さくなっていったんです!
ありがたいことに出血したり、ただれたりもなく、薬や手術といった方法を取らずに、あと数か月で3歳になるいま、注意して見ないと、わからないくらい小さく薄くなりました。