コミックエッセイ:もりりんパパと怪獣姉妹
ドラマの真似して背中さすったら怒られた! 夫は無力か ~姉妹誕生物語その2~【もりりんパパと怪獣姉妹 第25話】
姉妹誕生物語:長女編の続きです。
前回のお話はこちらからご覧いただけます。
さて、祭りに行く準備をしているさなかに破水してしまった嫁さん。
慌てて産婦人科に連絡をし、車で向かおうとするも渋滞に巻き込まれてしまい…
焦りながらもどうにか病院に到着したのでした。
この時は2005年の8月27日。時刻は21時前。
長女が生まれるおよそ9時間ほど前です。
到着後すぐに病室へと案内されましたが、すでに痛みが強かったらしく苦しんでいる嫁さん。
僕は本当にどうしたら良いのか分からずただひたすら焦っていましたが、その場に嫁さんのお母さんも駆けつけてくれたので少し安心したのを覚えています。
なんせ僕も嫁さんも初めて直面する出産ですが、嫁さんのお母さんは3人も子どもを産んでいますし、嫁さんの性格も言動もよく分かっていますからね。
僕は…正直この時はまだまだでしたし(-"-;
で、そのうち嫁さんは病室のベッドにいつまでもいることが不安になり、分娩台に行きたいと言い出すように。
お母さんが分娩台特有の不便さを教えるも、嫁さんは聞く耳を持ちません。
この時は実際まだ子宮口は全開ではなかったらしいですが、とにかく初めての不安と痛みとの恐怖が大きかったとのちに嫁さんは語っていました。
病院側に確認すると、この日はたまたま空いていたらしいんですよね。
で、看護師さんも笑いながらでしたが分娩台へと移動していったのでした。
病室から分娩台までの移動はそれはもう地獄だったそうです。
そしてようやく分娩台へ。
で、お母さんの言った通り分娩台は狭くて固くて動けない。
ゴロゴロと動くことで気を紛らかすことが出来ず、途中台から降りて床にうずくまったり。
これはお母さんに怒られていたような…。
こんな姿を見ると、男ってホント無力だなとつくづく感じましてね。
そんな中で自分に何か出来ることを考えて動こうと思いました。