コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
こぼしたら地獄! 目を離した瞬間に息子がまさかの行動に出た【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.24】
それは静かな昼下がり…。
やっと息子が歩き始めた頃でした。
歩き始めといっても、歩ける喜びいっぱいでそこらじゅうを駆け巡っている息子を追いかけるのはなかなかハードで、その日は私も疲れてしまい、二階の寝室で少し横になってしまいました。
■比較的安全だと思っていた二階で母、寝落ち…
火の気のある一階にはベビーゲートがあり降りられないし、二階の窓もすべて二重ロックで閉鎖している。
窓を開けられないのはちょっと蒸し暑いけど、あとは本しかない夫の書斎と、おもちゃしかない子ども部屋しかない。
そんな安心感で、私はふと、眠りに落ちてしまいました。
疲れから、つい寝落ちてしまった私。
“トントン…”
そんな、小さくてかわいい感触で目を覚まします。
すると…。
目の前には、
何やら水気をおびたつぶつぶまみれの息子が!!
な、なにこれ!?
よく見ると…。
息子の横には、フタがこじ開けられた、
押し入れ用除湿剤の容器が置かれています。
え…!!
どどどどうしよう…! 食べちゃった!?
息子の口を開け確認するも、口の中にはもう何も残っていません。
どうしよう…!
こんなの、絶対体に悪いやつなのに…!!
眠りに落ちてしまったことを激しく後悔しながら、私は病院に電話をかけるか悩んでいました。
しかし息子はいたって冷静に“食べてはいない”と首を横に振ります。
“でも、この時期の子どもの言うことなんて、結構ふわふわしているし…”
そう思いながらも、私は息子とともにこぼれ落ちたつぶつぶをたどり、事件現場へと向かいました。