コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
夫に子どもを預けて夢の「ひとりビジホステイ」…しかし、そこに驚きの電話が!【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.31】
それはまだ息子が幼稚園にも入っていなかった頃…。
連日のワンオペ育児に、子どもの成長を喜びながらもクタクタの毎日でした。
たまに夫に子どもを任せて休んでも、結局、夕飯を作るのは私しかいません。
なかなか疲れが取れない中で、次第に心も疲弊していきました。
■義実家帰省…夫のまさかの提案
そんなある日、義実家への泊りがけの帰省が決まります。
夫の実家となると、お酒を飲み親戚兄弟と談笑に励む夫に幼い息子を任せるわけにもいかず、私は必ずついていき、台所仕事を手伝いながら親戚の子どもたちを見ていなければいけないという、疲れた体にはなかなかハードな行事となっていました。
正直、キツイ…。
でも、行かなければ…。
そんな思いでいると、夫が…。
「その日は俺が子どもたち見てるから、どこかでゆっくりしてきていいよ!」
まさかの、ひとり時間の提案!!
「ほ、本当に…!?」
やったーーーーーー!!
…とガッツポーズをしたいところですが、
私は心配性。
本当に大丈夫だろうか…。
談笑に花が咲いて、子どもが取り残されないだろうか…と、すぐに不安でいっぱいになりました。
大人の数は多くても、未就学児は息子ひとりだけ。
集まる家族はみんな楽しくて優しい方ばかりだけど、子どもは自由に遊んでてー! といういつもの空気に息子を放り込むには、まだ少しの…いや、結構な不安がつきまといます。
しかし、夫はなぜか自信満々。
若干やらかし王の傾向があるにせよ、ここまで言ってくれる夫を信頼しないのは、悪いことです。
ここは夫に子どもたちを任せ、ひとり時間で体と心を休ませることにしました。
そんなこんなで義実家帰省当日。
私はドキドキでビジネスホテルの予約を取り、息子としばしの別れ…。
「本当に本当に気を付けてね! 目、離さないでね!!」
必死に夫に注意事項をぶち込み、義実家を離れました。