コミックエッセイ:夫婦・子育ていまむかし
奴隷から総理大臣に! どんなピンチも とにかく明るい高橋是清とは?【夫婦・子育ていまむかし Vol.25】
ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。
突然ですが、ここ数年なんとなく停滞気味だった自分自身の活動を振り返って、今年はいろいろと新しいことに挑戦しているんです。でもそれってすごく不安で、今より悪くなるのではないか? 失敗したらどうしよう…と生粋のネガティ部メンタルが噴き出して仕方ないのです。
そんなさなかに高橋是清の生涯を知りました。
そうね、社会の教科書に載っていたのは知ってる。名前は誰でも聞いたことはあるでしょう。総理大臣もやってた気がする。
あとは名前の正義っぽさに引っ張られたのかなーんとなく品行方正な人のように思っていました。明治維新前後の人だし武士の厳しさは持ちつつ総理大臣までやるのだから賢くて政治力があったんだろうな…なんてふわっとしたイメージ。
人生の高低差が凄すぎる…!
ところがどっこい、調べてみると高橋是清って商魂逞しく成り上がったわけでもなく、気高い思想を掲げて民衆を率いたわけでもないんだけど、人生ひたすら天国と地獄行ったり来たりしてるような生涯でその波乱万丈ぶりに船酔いしそうなんです…!
幕府御用絵師の子、と言ったら何だか裕福で立派な感じがしますが、実はお手付きになった女中の子。生まれた是清は仙台藩の足軽の養子になって育ちました。
11歳の時には横浜にできたばかりの、宣教師のヘボン夫妻による塾に通い始めます。
ヘボン氏が医学、そして妻クララは英語を教えるヘボン塾で是清少年は初めて西洋の文化と英語に触れたんですね。
しばらく研鑽を積むと、留学のチャンスが訪れます。
14歳にしてアメリカ留学に向かう是清ですがここから地獄がはじまるのです…。