コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
憧れのパンツが逆効果!? 小1息子の「オムツ外れ」までの道のりが長かった【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.36】
息子と私には、長年、二人だけの秘密がありました。
誰にも言わない、内緒のコト…。
それは、
おうちではおむつマンだった、ということですーー。
■園ではお兄ちゃんパンツだけど…
赤ちゃんの頃から、尿意や便意をなぜか隠す癖があった息子。
幼稚園入園までのおむつ離れは叶わず、入園してもしばらくはトイレトレが続いていました。
しかし、“園ではお兄ちゃんパンツ”というルールと、先生方の協力(本当に本当に感謝しています)のおかげで、年中さんに上がるころには、パンツを濡らしてしまう失敗もなくなりました。
しかし…。
園から帰ってくると、おむつを履く息子。
ふ~っと一息つきながら、いそいそと自分でおむつを用意し、しっかり履く息子。
「今日もパンツ濡れなかったでしょ? おうちでも大丈夫じゃない?」
黙って首を横に振る息子。
息子の心は固く決まっていました。
パンツは確かに濡れていないし、トイレに行きたくなったら自分でちゃんと行けるようになりました。
夜だってトイレにひとりで起きてくれるくらいです。
でも、おむつを履きたいのです。
オムツが切れれば踏ん切りがつくかも、と息子に相談してみると…。
「おトイレ上手になったから、もうオムツ買わなくていいかな?」
「だめ!!!!!」
何度このやり取りをしても、息子は必死の抵抗でした。
普段はクールな息子の必死な姿。それは、決して無視できないものでした。
園では失敗もせず、涼しい顔でお兄ちゃんパンツ生活をしている。
これはある種のオンオフだと、私も受け入れることにしました。
ですが、ここからが長かった…。