コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
懸賞に当選してサンタさんがやってきた!? わが子の心に残り続けるあの年の「クリスマス」【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.37】
子どもに夢を与えてくれる、サンタさんという存在。
わが家でもクリスマスを前に、サンタさんへの手紙に何を書こうかと盛り上がる季節になりました。
そんなわが家には数年前、玄関ドアから思いっきりサンタさんがやってきたのです。
大人もびっくりのサンタさんの襲来。
それはいつも利用するスーパーからの、サプライズプレゼントでした。
■よくあるスーパーの懸賞で…
その年は、わが家が東京から千葉に引っ越してきた年。
娘は来年に小学校入学を控え、大好きな祖母の家も近くなり、新生活に胸を躍らせていました。
そんな中で、私はある懸賞に応募をしました。
近くのスーパーの、
お買い上げ金額◯◯円以上のレシートを貼って応募すると好きなものがもらえるよ!! という、気軽なものでした。
私はなんとなく、本当になんとなく半信半疑で懸賞に応募。
普段使いしているスーパーなので、あっという間に応募金額に達し、私は3通の応募をすることができました。
一通は私の名前でおしゃれホットプレート。もう一通は娘の名前でお人形とベッドのセット。最後は息子の名前で電車のおもちゃのセットでした。
そして私は引っ越し後の片付けや手続き、入学準備に追われ、その懸賞のことなどさっぱり忘れていたのですが…。
ある日、見知らぬ電話番号から着信が!
各種変更手続きでいろいろな着信があった頃なので、私は何の疑いもなくスマホを手に取りました。
「もしもし」
「もしもし!エリンギ様のお宅でしょうか?」
「あ、はい!」
「わたくし、オトクサービス株式会社の徳田と申します」
「(聞いたことない会社だな…セールスかな…)」
「先日はスーパーゲキヤスの懸賞に応募いただきありがとうございました! 抽選の結果、エリンギ様が見事当選されましたので、その件についてご確認を…」
「え…ええええええ!?」