2019年11月27日 14:00
「寄り添って」と言われても…ストレスでからだを掻きむしる娘。解決策が見つからない、試行錯誤の毎日
小さいころからアトピー体質の娘
広汎性発達障害の娘は、小さいころからアトピー体質です。小学3年生になった今も、毎日の保湿が欠かせません。
幼稚園(3歳)ごろから、肌の荒れが目立つようになり、いつもどこかがカサカサで、赤く荒れている状態でした。
病院に通い、飲み薬と、保湿クリームを使って、状態を安定させるのに必死で、私はいつも娘の肌に気を遣っている状態でした。娘は太陽の光や汗、ちょっとした刺激にも弱く、外を出る時は帽子と長袖が手放せませんでした。
本人も無意識に掻いてしまうので、せっかく良くなりかけてもまたすぐ掻きむしってしまい、気がつくと出血していることもよくありました。
イライラすると掻きむしるように
それでも、小学生にあがるまでは安定している時期も長かった娘。しかし、小学1年生ごろから、ある変化が起きました。
娘は、イライラしたりうまくいかないことがあったりすると、全身を掻きむしるようになったのです。
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何かを我慢していたり、自分の中で葛藤していたり、そうしたことが体に現れてきてしまうのでしょう。かゆい訳ではないのに、掻いてしまうようでした。
強く掻いてしまうと、血も出るし、傷になってしまう。私は娘に掻かせないようにしようと、日々必死でした。
試したのは…
簡単に「掻いちゃダメだよ~」「血が出ちゃうよ~」「治らなくなっちゃうよ~」と声を掛け続けましたが、娘はやめませんでした。
今度は強めに声掛けし、時には叱ることも…しかし、娘はその時だけしかやめてくれず、またすぐに掻いてしまうのでした。
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なぜ掻いてはいけないか…掻いたらどうなってしまうのか…理由をしっかり説明し、言い聞かせましたが、娘はまったくやめませんでした。
3種類の関わりを試してみましたが、どれも効果はなく...娘は掻かないほうが良いことはわかっていても、イライラするとどうしても掻きたい気持ちをおさえられないようでした。
皮膚科医に相談
ここまで1年ほど試して、力尽きた私は、『嫌なことがあると、掻きむしってしまう現状』を皮膚科の先生に相談しました。
皮膚科の先生は、「精神面のことは専門外だから、わからない。」と言いました。
困り果て、会計待ちをしていると、看護師さんが寄ってきて…
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「大変だろうけど…お母さんが『子どもが嫌なことがあると掻きむしっている』ということに気づいてるっていうことが大きいよ!
子どもが掻きむしってても気がつかない親御さんをいっぱい見てきたからわかる。