2020年6月30日 07:00
文字を書くのが苦手なADHD息子、原因は「ツルツル」にもあった!?筆圧の調整も道具をかえて練習してみると…
筆圧のコントロールが苦手だった小学生時代、文具にも原因が!?
Upload By かなしろにゃんこ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太と話していて、あるとき筆圧の話になりました。
小学校のとき板書がキライで、ノートがいつもぐちゃぐちゃだったというコラムを以前書きました。文字を書くことが苦手だった理由の中に筆圧の問題があったのですが、息子と話していて苦手感に意外な問題があったことがわかりました。
微細運動に問題があって筆圧のコントロールが難しいこともあるのですが、細かい運動をやっかいにしていた理由の1つに“下敷き”があったようなのです。
ノートをキレイに使うために使用させていましたが、息子に言わせると、
「下敷きはいらないよね!下敷きを敷いて書くと鉛筆が滑って止め、はね、がうまくいかないんだよね。指先のコントロールが難しいのに余計書きにくくなるんだよ!」
とのことなのです。
良かれと思って用意した文具ですが、微細運動を苦手とする息子には合わなかったようです。
息子「それに、テーブルや机の素材もツルツルしているとプリントが書きにくいんだよ」と言います。
紙の下の素材の違いでも書きにくいものがあったのね~と教えられました。
そういえばいつからか息子は下敷きを使わなくなった!そういうことだったのか…。
目が細かい紙やすりなどの少しざらざらしたものを下敷きにしてあげるほうが書きやすい子もいるみたいで、道具を見直すのも大事だなと思ったのでした。
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ナゼ微細運動が苦手なんだろう?と考えたら息子には折り紙や、つまむ・引っぱるなど、細かい動作ができる玩具で遊ばせてこなかったと思いました。
腕の筋肉や手首のひねりなどの運動が指の操作に関わってくることを知ったのは、息子が中学生になるころでした。
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中学生になった息子「漫画用のペンで絵が描きたい!」
そんな息子が字を書くことがキライじゃなくなったのは、中学のときに絵を描くようになってからといいます。私の影響でマンガ用の細い線が書ける耐水性のペンを使うようになってからでした。
一本300円とお値段が少し高いペンなのですが、ペン先が0.1ミリ程度しかなく、筆圧が強いとその細いペン先が潰れて描けなくなってしまいます。
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