過敏性腸症候群の治療法は?おすすめ食べ物チェックリスト、薬、ストレス対策など【医師監修】
過敏性腸症候群とは?症状、原因は?
過敏性腸症候群とはお腹の痛みや不快感があり、それに伴って下痢や便秘などの症状が見られる消化器官の疾患で、日本人の中では14%程度の割合でいるとも言われています。英語ではIrritable bowel syndromeと書き、略してIBSと記載されることもあります。
過敏性腸症候群には症状によっていくつかのタイプがあり、「便秘型」「下痢型」「混合型」「分類不能型」とそれぞれ分けられています。また、お腹の張りやおならの多さが見られる場合には、「ガス型」と分類されることもあります。
厚生労働省のWEBサイトでは以下のように定義されています。
過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome:IBS)は、大腸の正常な機能を妨げる慢性疾患です。症状としては、腹痛、腹部疝痛(痙攣)、腹部膨満感、便秘、下痢などがあります。IBS患者の多くは、症状を軽減するために補完療法に頼ることがあり、そして、これらのアプローチの中には、いくらか有用である可能性を示す新たなエビデンス(科学的根拠)も出てきています。
出典:過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome:IBS)と補完療法について知っておくべき7つのこと|厚生労働省eJIM
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/11.html
過敏性腸症候群の原因は一つだけでなく複数のことが関係しています。その中でもストレスが大きく関わっており、ストレスによって脳と消化管の「腸脳相関」のバランスが崩れることで、腹痛や便通の異常につながると言われています。
また、細菌やウイルスが原因の感染性胃腸炎にかかったあとには、過敏性腸症候群にかかりやすくなるとも言われています。
過敏性腸症候群は比較的若年層に見られる疾患で、下痢などの症状やそのことに伴う不安感などにより学校生活や人間関係などにも影響が出てくる可能性もあります。
そのため、ストレスケアや食べ物を含む生活の改善を行って、症状を抑えていくことが大切です。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/01-%E6%B6%88%E5%8C%96%E7%AE%A1%E7%96%BE%E6%82%A3/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89
過敏性腸症候群(IBS)