子育て情報『【専門家5人に聞いた】子どもの算数力&算数センスを伸ばす! 年齢別・最強の家庭学習テクニック』

【専門家5人に聞いた】子どもの算数力&算数センスを伸ばす! 年齢別・最強の家庭学習テクニック

目次

・なぜ、子どもは「算数が苦手」になるのか?
・【家庭の関わり方】「親子の会話」で算数力は育つ|黒沢俊二氏
・【幼児期】「数の概念」は体感で育つ|沢井佳子氏
・【小学校入学前後】「算数センス」を育て、つまずきを防ぐ|木野未来氏
・【小学校中学年】「四則計算=基礎力」の育て方|杉渕鐡良氏
・【3歳~小学生以上】そろばんで「算数感覚」と「自己肯定感」を育てる|藤本トモエ氏
【専門家5人に聞いた】子どもの算数力&算数センスを伸ばす!年齢別・最強の家庭学習テクニック

「うちの子、算数が苦手みたい……」と感じていませんか?じつは、算数に苦手意識をもつ子どもは少なくありません。それは、算数が“積み上げ型”の教科だから。ひとつでもつまずくと、先の学習につながらないという特性によるものなのです。

ですが、算数力は、ちょっとした関わり方や家庭での工夫次第で伸ばすことができます!

本記事では、立教大学特任教授(取材時)の黒澤俊二氏や、算数塾「RISU」代表の今木智隆氏など、専門家のアドバイスをもとに「家庭できる子どもの算数力を伸ばす方法」を年齢別にご紹介。日常の会話や遊びを通じて、無理なく楽しく算数に親しむコツをお届けします。

なぜ、子どもは「算数が苦手」になるのか?

算数に苦手意識をもつ子どもが多い理由について、算数塾「RISU」代表の今木智隆氏は、算数は「積み上げ型」の教科だからと分析します。

たとえば、かけ算が理解できていなければ円周率の計算ができないように、細かい単元の習得を積み上げなければ次の単元に進めません。ゆえに、どこかで重要な要素が抜け落ちたまま先に進んでしまうと、学年が上がるにつれて理解できないことが増え、苦手意識の原因となります。


算数はひらめきや直感よりも、ひとつひとつの単元をしっかりと理解し、コツコツ努力することが必要なのです。

また就学前からの「先取り教育」は、子どものタイプによっては逆効果になることも……。今木氏によると、ゲーム感覚で高得点を喜ぶ子には向いていますが、じっくり学ぶタイプには効果が薄いとのこと。算数という教科の特性を鑑みて、お子さんが算数嫌いにならないようにサポートしてあげたいですね。

次項からは専門家の意見をもとに、さまざまな視点から「算数力の伸ばし方」について解説していきます。子どもが楽しみながら算数を身近に感じられるような工夫をしていきましょう!

子どもの算数力を伸ばす02


【家庭の関わり方】「親子の会話」で算数力は育つ|黒沢俊二氏

「わが子の算数力を伸ばしてあげたい」とは言うものの、そもそも「算数力」とは具体的に何を指すのでしょうか。元立教大学特任教授の黒澤俊二氏は、以下の3つの力を算数力と定義づけています。1. 算数の知識と技能を使い処理する力
2. 論理的、統合的・発展的に考え、表現する力
3. 数学を使って問題を解決する力
これらの力をより効果的に身につけるには、小学校入学前から家庭でできることがたくさんあります。
次ページ : たとえば、幼い子どもは頻繁に「なぜ?」「どうして?」と親に… >>

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