小さな家庭料理のレストランを営み、料理教室、出張料理、ケータリングも手掛ける。E・レシピでは献立、特集などを担当。素材を活かした料理レシピを提供している。JSA(日本ソムリエ協会)認定ソムリエ
冬から春にかけて美味しさが増す「カブ」は、漬け物やサラダなど生で食べたり、汁ものや煮物の具材にしたり、幅広い料理に取り入れられる冬野菜。 調理に時間がかかる根菜のなかで比較的短い時間で調理ができるところが良いですね。 さて、今回は旬の「タラ」を加えてつくる、冬ならではの「かぶら汁」をご紹介します。 カブはスライスやくし切りにして調理する方法が一般的ですが、すりおろして汁ものや鍋に加えると、カブの控えめな甘みがフワッと感じられてとても美味しいのです。 最後に「葛粉」でトロミをつけることで光沢がつき、美しく仕上がります。 葛粉がお手元にないようでしたら「片栗粉」で代用してください。 レシピ制作:保田 美幸 ■タラのかぶら汁 <材料 2人分> タラ(切り身) 1切れ 塩 少々 カブ 1個 だし汁 400ml 酒 大さじ2 塩 適量 <だし溶き葛> 葛粉 大さじ1 だし汁 大さじ1.5 カブの葉(塩ゆで:刻み) 少々 (※)だし汁の作り方はこちら↓をご参照ください。 <下準備> ・タラに塩を振って15分置き、水分が出たら拭き取る。 ・カブは皮をむき、すりおろす。 ・<だし溶き葛>の材料を合わせておく。 <作り方> 1、タラはグリルで焼いて取り出し、粗熱が取れたら皮と骨を取り除いて身をほぐす。 2、鍋にだし汁、酒、(1)を入れて中火にかけ、煮たったらすりおろしたカブを加える。再び煮たったら塩で味を調える。 3、<だし溶き葛>をまわし入れ、器によそう。お好みでカブの葉をのせる。 体の芯から温まる汁ものです。 寒さ厳しいこの季節に、ぜひお楽しみください。
2020年02月06日里芋の旬もそろそろ終わり。 今年もたくさんの里芋を調理しました。やさしい甘みと、ホクホクとネットリが入り混じった食感の里芋は、料理教室でもお店でも人気の食材。ヌメリが強くて調理が面倒だと敬遠する方も多いのですが、蒸して火を通すと皮をむきやすいので、蒸したものを保存すれば、みそ汁や煮物に手軽に取り入れることができます。 今回ご紹介するレシピは、子どもから大人まで人気の「フライド里芋」。蒸した里芋が冷蔵庫にあれば手軽に作れておやつにもぴったりです。いまのうちに里芋の旬を味わい尽くしましょう。 ■里芋の蒸し方 里芋は蒸し器で竹串がスッと刺さるまで蒸し、取り出します。 電子レンジの場合は皮を水で十分にぬらしてからラップで包み、電子レンジで1分30秒加熱します。上下を返してさらに1分30秒加熱してください。竹串を刺し、スッと刺されば取り出し、かたければさらに加熱してください。 ※レンジ加熱の時間は里芋の大きさによって変わります。 ※蒸した里芋は冷蔵庫で5日ほど日持ちします。 ■フライド里芋 <材料(2人分)> 蒸した里芋 4~5個 揚げ油 適量 塩コショウ 適量 <作り方> 1、揚げ油は180℃に予熱する。 2、蒸した里芋は皮をむき、食べやすい大きさに切る。 3、里芋を揚げ油でカラリと揚げて取り出し、塩コショウを振る。 コツ・ポイント 電子レンジは600Wを使用しています。 お好みでケチャップをつけてもおいしいです。ぜひお試しください。
2020年02月02日