今回ご紹介する『 The Very Hungry Caterpillar 』/Eric Carle(著)は、日本でも『はらぺこあおむし』(偕成社)として有名な絵本ですね! はらぺこあおむしが誕生するところから物語が始まって、お腹を空かせたあおむしが曜日替わりでいろんな物を食べていくお話です。■英語で『The Very Hungry Caterpillar』を読み聞かせるポイント英語での絵本読み聞かせを始めたばかりのお子さんには少々文字数が多いようにも思えますが、エリック・カールさんの色鮮やかなイラストを目で追うだけでも、子ども心をわくわくさせるはず。食べ物のイラストのところに実際に穴があいているのも、子どもたちの好奇心をそそる仕組みのひとつです。読み聞かせをしていると、どの子も必ず穴を指でたどります。小さな緑色の毛糸を用意して、はらぺこあおむしに見立て、穴をくぐらせながら読み聞かせるのも楽しいかもしれません。あおむしが食べるシーンでは、「On Monday he ate through one apple. But he was still hungry.」(あおむしは げつようび りんごをひとつ食べました でも まだまだ おなかは ぺっこぺこ)「On Tuesday he ate through two pears, but he was still hungry.」(あおむしは かようび なしをふたつ食べました でも まだまだ おなかは ぺっこぺこ)というように、曜日ごとに食べ物の種類が替わり、数もひとつずつ増えていきます。「But he was still hungry.」のフレーズが連続しますので、慣れてきたら、「But he was still…」で読むのをちょっと止めて「hungry」の発声を子どもたちに促すのもいいですね。さて、たくさんたくさん食べ過ぎてしまったあおむしはどうなるのでしょう? 卵から蝶になるまでの過程も含め、好奇心を育てる絵本です。初めての英語読み聞かせにいかがですか?■赤ちゃん向けにも、パペット付き『はらぺこあおむし』の絵本『The Very Hungry Caterpillar』の関連絵本として赤ちゃんにおすすめなのが、『The Very Hungry Caterpillar’s finger puppet book』/Eric Carle(著)です。特にストーリーはなく、数、形容詞(tart=すっぱい、crisp=カリカリする、など)、果物の3つが描かれていて、ページをめくるごとにそれらが変わっていくcountinng book(数を勉強できる本)です。あおむしのパペットがついていて、指で動かしながら読めるので、文字の読めない赤ちゃんでも楽しめます。お誕生祝いのプレゼントにもおすすめですよ。
2015年01月05日