道枝駿佑(なにわ男子)主演ドラマ「マルス-ゼロの革命-」が、来年1月に放送決定。新春、テレビ朝日のドラマに新たなヒーローが誕生する。「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」の武藤将吾が完全オリジナルで描く本作は、「何かを変えたい」高校生たちが、カリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく、爽快な新感覚青春ドラマ。平川雄一朗監督と超強力タッグを組む。道枝さんが演じるのは、落ちこぼれ高校生たちを「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」と扇動していく19歳の謎の転校生・美島零。人心掌握に長け、いつの間にか人の心の隙間に入り込み、言葉巧みに操っていくカリスマ性を持ち合わせている。学校ではいじめに遭い、唯一の心の拠り所だったSNSでも居場所を失ってしまった“僕”は、人生に絶望し、命を絶とうとしていたそのとき、謎の青年・美島零が現れる。そして“僕”に「オレがお前をこの腐った世界から救ってやる」と告げる。その日を境に“僕”の世界は一変。“僕”をはじめとする落ちこぼれ高校生7人が団結し、マルスと名乗って大人社会に反旗を翻していく。その中で起きる不可解な事件、そしてゼロが抱えるある秘密――次々と生まれていく謎と巧妙に張り巡らされていく伏線も、このドラマの重要な要素。物語が進むにつれ徐々に驚愕の真実が明かされていく。今作でゴールデン帯連続ドラマ初主演、人生初めて金髪に染め上げ、新境地となるダークヒーローを妖しく演じる道枝さんは、「初ブリーチで、初金髪、初ハイトーンの髪色です!撮影が始まる頃には完全にハイトーンの髪色になるので、皆さんからもどんな反響が来るのか楽しみですし、そのイメージを定着させて、かっこよく零(ゼロ)を演じられたらなと思っています」とコメント。役どころについては「零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います」と意気込む。そして「今回初めてゴールデン帯の連ドラで主演をやらせていただくことになりました。すごくプレッシャーもありますし、反面楽しみなこともありますが、いつかゴールデン帯のドラマで主演をやりたいという夢があったので、それが叶ったことがとてもうれしいです。『マルス』が、皆さんの日々をワクワクさせられるような作品に、そして『来週どうなるんだろう』『続きが気になる』ってソワソワした1週間を過ごしてもらえるような火曜日にできたらいいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。また合わせて公開されたビジュアルは、零がオオカミを背負っている。マルスとは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する《軍神》のことで、オオカミはマルスの聖獣であることから、それをモチーフとしたビジュアルになったという。「マルス-ゼロの革命-」は2024年1月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月23日特集ドラマ「あれからどうした」が、12月26日(火)より3夜連続で放送されることが決定した。居酒屋の扉が開き、仕事仲間の男女が三々五々帰路につく。翌日、会社の食堂にたまたま集まった面々は、昨夜、別れた後にどう過ごしたのか互いに尋ね始める「あれから どうした?」それぞれが語る昨夜の出来事(音声)は、それぞれが実際に体験した出来事(映像)となぜか大きく食い違っている。あるものは浮気を隠し、あるものは悪事を隠す。音声と映像の内容が大きく乖離しながら、同時に提示される独特な映像手法が、何食わぬ顔で平然と嘘をついたり、つい物事を大げさに言ってしまったりする人間の表と裏を暴き出す新しい形のドラマ。前夜、居酒屋で飲んだ6人の同僚が、社員食堂に集まり、昼食をともにし、前夜のその後の出来事を互いに尋ねあう第1話 「虚実の社員食堂」には、戸次重幸、臼田あさ美、中島歩、田村健太郎、森田甘路、飯豊まりえが出演。父と母、高校生の娘と小学生の息子、犬のジョン。朝食を終えた久保家は、それぞれ仕事や学校へ出かけ、そして夜の食卓につき互いに尋ね合う第2話「久保家の隠しごと」には、角田晃広、上坂樹里、嶋田鉄太、西田尚美が久保家として出演。そして、地域課に勤務する5人の警察官が昼休憩に集まり、前夜、居酒屋を出たあと、何をしていたのか互いに尋ね合う第3話「制服を脱いだ警察官」には、三浦誠己、酒井若菜、井之脇海、芹澤興人、岸井ゆきのが参加する。特集ドラマ「あれからどうした」は12月26日(火)・27日(水)・28日(木)23時~総合テレビにて3夜連続放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日高畑充希と岡田将生が初共演でW主演、夫婦役を演じる渡辺ペコ原作の「1122」がPrime Videoにてドラマ化。今泉力哉が監督、脚本は今泉監督の妻である今泉かおりが務め、夫婦での初の共同作業となる。妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)。夫・文具メーカー勤務の相原二也(岡田将生)。友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子どもがいなくても、ふたりの仲は問題ない…だけど。私たちには“秘密”がある――。それは、毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと。結婚7年目の2人が選択したのは夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。二也には、一子も公認の“恋人”がいるのだった。「ふたりでいること」をあきらめない全ての人に届けたい――30代夫婦のリアル・ライフ。一見いびつで特殊な夫婦の関係に見えるふたり。だけど、結ばれて“めでたしめでたし”で終わる物語のその先は…?これは、「結婚」という“ハッピーエンド”の続きにある物語。「1122」第1巻(C)渡辺ペコ/講談社原作は、そのリアルさのあまり「妻に読ませたくない」「夫に読ませたい」と話題となり、夫婦としてのあり方に一石を投じる、全く新しいマリッジストーリーとして高い評価を得た渡辺ペコの累計販売部数146万部を超える大ヒット漫画「1122」。本作の実写化で監督を務めるのは、『窓辺にて』(22)、『アンダーカレント』(23)など引っ張りだこの今泉力哉。脚本は今泉監督の妻であり、監督作『聴こえてる、ふりをしただけ』(12)で、11人の子どもが審査員を務めるベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、準グランプリにあたる「子ども審査員賞」を受賞した今泉かおりが務める。さらに、今年4月期のテレビドラマ「unknown」や、舞台「宝飾時計」など様々なフィールドで活躍する高畑充希と、『ドライブ・マイ・カー』(21)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』などの映画作品のほか、舞台やテレビドラマで全く違う顔を見せ、今泉監督作品に初出演する岡田将生は、W主演にして初共演する。さらにスタッフ・キャスト5名からコメントが到着、撮影中の場面写真も解禁。2人が結婚記念の写真撮影をする様子を写した1枚で、自然体で仲の良さそうな様子が伝わってくるものとなった。本作は10月16日にクランクインしており、12月にクランクアップ予定。キャスト・スタッフからコメント到着高畑充希「1122」。いちいちにーにー?ん?なんて読むんだろうこのタイトル?あ、いい夫婦か!面白そう!と、コミックを手に取ったのが数年前のこと。読み進めてゆくにつれて、それぞれの登場人物が不器用で愛おしく、続きがどんどん気になる展開に、「これ、ドラマになったらきっと楽しいだろうなぁ」と確信していました。ですがなかなか挑戦的なシーンも多いので、地上波だと描き切れないのかも。。とも思っていたので、そこから月日が経ち、配信ドラマとして、そして一子ちゃん役でお話をいただけた時は、本当に嬉しかった。穏やかで楽しい素敵な人だらけの今泉組で。包容力を持って向き合ってくださる岡田さんと二人三脚で。来年の初夏、皆さんに良いドラマをお届けできるよう、がんばります!岡田将生今泉監督の作品は観ていて魅力を感じていたので、お仕事をして監督の現場の空気を肌で感じてみたかった。心地よい空気が流れていてやりやすい環境を作ってくださって、そして微かな心の揺れを敏感にキャッチしてくれる信頼できるスタッフ。とても素敵な現場です。高畑さんとは今回初共演でして、役をどうこうではなく今回はいちこちゃん、高畑さんを真っ直ぐに見つめていく事で二也という人物像がより明確になっていくと感じました。作品自体はとてもセンシティブで際どい話ですが、僕は夫婦が再生していく物語だと思っています。そして、どうか最後までこの夫婦を見届けてほしいです。監督:今泉力哉高畑さんと岡田さんをはじめとした俳優たちとドラマ「1122」を撮影しています。隣にいる人とずっと一緒にいるために、ときに不器用に、ときに滑稽に、でもいたって真剣に、恋をして、想い合って、悩みながら生活している人たちの物語です。高畑さんの明るさと気遣い。岡田さんの繊細さと人の良さ。演じ手である前に人として魅力的なおふたりとともに、いい作品にできたらと思っています。お楽しみに。脚本:今泉かおり原作を初めて読ませていただいてから脚本が完成するまでずっと考えていたのは、「良い夫婦」とは何か?ということでした。それを考えながら、原作と芯がぶれずに、世界観を壊さずに脚本にしていきたいと思っていました。人は一人でも生きていけるかも知れないけど、やっぱり誰かといるのっていいな、と思える「1122」の素晴らしさが、皆さんに伝わりますように。原作:渡辺ペコ先日現場にお邪魔して撮影を拝見しました。俳優さん達がご自身の身体を通し漫画のキャラクターをリアルな人物として生み出す様、監督をはじめとしたプロフェッショナルのスタッフさんたちが集まり大きなエネルギーを一つの作品として形作る様子に圧倒されました。このように華やかな映像化の機会を頂けた幸運を本当に嬉しくありがたく思います。今後も関わって下さったすべての方達の能力が発揮できる場であることを願っています。原作を楽しんでくださったみなさんにもどうか期待いっぱいでご覧頂けたらと思います。本当に素晴らしかったので……!私も完成を心の底から楽しみにしています。「1122 いいふうふ」は2024年初夏、Prime Videoにて独占・世界配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日「ユナイテッド・シネマ金沢」では、ユナイテッド・シネマでは9か所目、北陸3県(富山県・石川県・福井県)では初となるIMAXを12月22日(金)に導入することが決定した。今回導入するのは、IMAX社の最新鋭テクノロジー「IMAXレーザー」。革新的な4Kレーザー投影システムを採用し、レーザー光源により、より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像を実現。従来とは一線を画す、劇的な映像体験をもたらす。さらに音響面では、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと、高密度サウンドを実現する最新の12chサウンドシステムを採用し、圧倒的な臨場感で客席を包む。針が床に落ちる小さな音から、お腹に響くような火山の噴火音まで、リアルに再現する。なお、IMAXレーザーは「SCREEN 5」に導入される。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日2010年に映画化されたベストセラー小説を、エミー賞ノミネートの制作陣により実写ドラマ化したオリジナルドラマシリーズ「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」が、12月20日(水)よりディズニープラスにて独占配信。予告編とキービジュアルが解禁された。人間と神のミックスとして生まれた少年パーシー・ジャクソンは、最強の武器であるゼウスの“雷撃”を取り戻してオリンポスの神々の全面戦争を止めるため、アメリカ中を旅する冒険に出る。母親を亡くしたパーシーは、半神の子どもたちの聖地であるキャンプに参加するが、自身も半神であることを知り、出自と向き合うこととなる。旅の仲間となったアナベスとグローバーの助けを借りながら、パーシーは世界の中に自分の居場所をどうみつけるのか、母親に再会できるのか、そして自分が何者であるべきなのか、という自分が追い求める3つの問いの答えに近づいていく。原作は、エドガー賞受賞作家リック・リオーダンによって執筆されたベストセラー小説シリーズで、2010年にも『ホーム・アローン』のクリス・コロンバス監督、ローガン・ラーマン主演によって映画化。今回はそんな原作をドラマシリーズとして新たに映像化。主演パーシー役を務めるのは『アダム&アダム』でライアン・レイノルズと共演した新進気鋭俳優ウォーカー・スコーベル、冒険の仲間のアナベス役に『ビースト』のリア・サヴァ・ジェフリーズ、グローバー役に『12人のパパ』のアーリアン・シムハドリというフレッシュスター。オリンポス十二神の1人ヘルメス役に『ハミルトン』『メリー・ポピンズ リターンズ』のリン=マニュエル・ミランダ。全能の神ゼウス役に『ジョン・ウィック』シリーズで知られる故ランス・レディックなど、ベテラン俳優が終結。クリエイター・製作総指揮には、エミー賞ノミネートの「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」のジョナサン・E・スタインバーグと共に原作者のリック・リオーダンも自らあたる。今回初公開されたキーアートは、主人公パーシー・ジャクソンが大波を背景に、光り輝く剣を地面に突き刺している、パーシーの意思が強く表れているビジュアル。初公開された予告編では、博物館にあるメデューサの首を持つペルセウス像を母と共に眺める子ども時代のパーシー・ジャクソンから始まり、「君は特別だ。自分の力に気づくときが、いつか来るだろう」と言われてからは神々や怪獣たちの世界を目の当たりにするようになっていく様子が。そして神々の最強の武器であるゼウスの“雷撃”が盗まれ、ついにパーシー・ジャクソンの力が必要になる時がやってくる。それを取り戻して神々の全面戦争勃発を阻止するという大きな使命を受けたパーシー・ジャクソン。その重大な任務をやり遂げることができるのか、期待が高まる。「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は12月20日(水)より初回一挙2話、毎週水曜ディズニープラスにて配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日ドラマシリーズ「Mr.&Mrs. スミス」が、Prime Videoにて来年2月2日(金)より配信スタートする。見ず知らずの孤独な2人が、謎のスパイ機関に就職し、新たな身分を手に入れるために結婚し、諜報活動をしながら、富、世界旅行、そしてマンハッタンにある夢の豪邸という輝かしい生活を手に入れる。ジョンとジェーンのスミス夫妻は、毎週非常に危険な任務をこなしながら、2人の関係に変化が起こっていく。2人の複雑な偽装工作は、互いの本音に気づいたとき、さらに複雑になる。果たして、スパイ活動と結婚、どちらが危険なのか――?本作は、映画『Mr.&Mrs. スミス』(’05)をリ・イマジネーションした全8話のドラマシリーズ。クリエイター&製作総指揮&主演のジョン・スミス役は、『スパイダーマン』シリーズのドナルド・グローヴァー。また、「アトランタ」「ファーゴ」の製作・脚本を担当したフランチェスカ・スローンも本作のクリエイター&製作総指揮を担当。共演は、「オビ=ワン・ケノービ」『ワイン・カントリー』の日系アメリカ人俳優マヤ・アースキンが、ジェーン・スミスを演じる。「Mr.&Mrs. スミス」は2024年2月2日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月19日米動画配信サービス「Peacock」が、ドラマ版「テッド」のティザー動画を公開した。今作は映画の『テッド』『テッド2』の前日譚ドラマで、2024年1月11日より配信開始となる。全7話。舞台は1993年。ティザーでクマのテッドは2023年のテッドに向けて手紙を書いている。「未来のテッドへ。1993年のテッドだよ。きみがこれを読んでいるということは、最も成功しているストリーミングサービスで、ぼくたちがドラマ化されているということだ。未来は最高かい?きっとNASAがいつでも月に人を移送できるようになっているだろうね。空飛ぶ車や、ごく普通の天気、昔のことを蒸し返さない新しいテレビのキャラクターがいる世界を見るのが楽しみだ」とつづるテッド。2023年のテッドは「哀れなクズよ、そんなにたくさん願いがあったんだな」と切なげな表情を見せる。映画シリーズで監督、脚本、製作、テッドの声を務めたセス・マクファーレンは、今作では製作総指揮、脚本、共同ショーランナー、監督、そしてテッドの声も再び務める。ティザー動画を観た『テッド』のファンたちは「ついにだね。ずっと待っていたよ!」「待ちきれない」「伝説のデッドが帰ってくる!」「セス、ありがとう!」と期待と喜びの声を上げている。(賀来比呂美)■関連作品:テッド 2013年1月18日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© UniversalPictures/Tippett Studioテッド2 2015年8月28日より全国にて公開© Universal Pictures
2023年11月17日ドラマ「大奥」Season2に出演した瀧内公美と冨永愛の息子・章胤(あきつぐ)のコメントが到着した。本作は、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた、よしながふみの「大奥」の実写化シリーズ最新作。11月からは、幕末編がスタートし、古川雄大、愛希れいか、岸井ゆきの、志田彩良、福士蒼汰らが出演。幕末編の主な出演者、瀧内さんが演じるのは、家康に影武者として仕えた阿部正勝の子孫・阿部正弘。腰の重い兄・正寧に代わり家督を継ぐ。「原作では、とてもおっとりしていて、甘いものが好きで、いつも走り回っていて、周囲の人の力を借りて政を動かしていく人物として描かれていて。機転も利きますし頭もきれる、なによりも人から嫌われないキャラクターだなと思いました」と印象を語った瀧内さん。「原作で描かれていた正弘の柔らかさを取り入れつつも、若くして亡くなる人物でもあるので、物語の始めの方はすごくファニーに演じました。キョロキョロしながらあっち行ったりこっち行ったり、その瞬間を一生懸命生きているという感覚を大切に演じました」とコメント。家定役・愛希さんとの共演については、「愛希さんはとっても明るくて、柔らかくて。そこに居るだけで光を放っているような、現場が明るくなる方でした。いざお芝居が始まると、目から伝わってくる意志がすごく強くて。セリフだけではなく、それ以上にもらえる情報が多くて、言葉の奥にあるものが伝わってきて。私もすごくお芝居がしやすかったですし、意思疎通がしやすかったです」とふり返る。今回の第17話の物語については、「上様に、最後に自分の気持ちを伝えられるシーンがあって幸せだなと思いましたし、初めて台本を読んだ時は、自分のシーンであまりにも感情移入しすぎて涙が止まらなくなってしまって。セリフが一番覚えられなかったです」と台本を読んだときの感想を話す。本作の撮影をふり返り、特に印象深いシーンについては、「まずは、大奥の廊下を走ったシーン。とにかく走り回って駆け抜けて。少しでも早く上様のお部屋に駆けつけようと一生懸命で。走り方もめちゃくちゃで大丈夫かなと思っていましたが、でもこれが正弘だったんだなと。体感して初めて、正弘の気持ちが分かったような気がしました」と語る。ほかにも、「やはり17話で上様が馬に乗っているシーンは思い出深いのと、上様とお菓子作りをしたシーンも心に残っています。中でも、上様と一緒にお豆を洗うシーンがありまして。それまでは所作を強く意識していたのですが、そこは初めて、所作を考えずにやることができて、豆洗いながら“生きている”という感じがして。(笑)家事をする 自分の私生活とリンクしたのかもしれませんが、正弘の日常を感じることが出来て、印象に残っています」と明かしている。なお第17話には、冨永章胤がゲスト出演。演じたのは、呉服の間に奉公する池谷。ドラマ初出演となった冨永章胤さんは、「現場に行ったらとても緊張して、しかも『ああしようこうしよう』って思っていたことができなかったことが何度も何度もありました。でも共演させていただいた俳優の皆さんに、沢山助けていただきました!」と撮影をふり返る。また、「下手なりに頑張りましたので僕をドラマの中で見つけたら注目していただけると嬉しいです!『大奥』に出演できてよかったです!この経験を今後に活かして頑張っていきます!」とコメントしている。「大奥」Season2は毎週火曜日22時~NHK総合にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて、11月23日(木・祝)公開の映画『ゴーストワールド』の公開記念として、スカーレット・ヨハンソンの出世作であり、絶大な人気を誇る『ロスト・イン・トランスレーション』(’03)の35mmフィルム限定上映が決定した。ウィスキーのCM撮影のため来日したハリウッドスターのボブ。いまひとつ歯車がうまく噛み合わない妻から逃れる口実と200万ドルのギャラのために、なんとなく仕事を引き受けて東京へやってきた。しかし言葉が通じず、コミュニケーションのとれない人々に囲まれるうちに疎外感を強めていく。写真家のパートナーに付き添って来日した新婚のシャーロット。しかし、夫は仕事に明け暮れるばかりで、あてもない彼女はホテルの部屋に取り残されてしまう。「自分の居場所がない」同じように心に空洞を抱えた2人が、同じホテルで偶然出会った。急速にうちとけた2人は、「トーキョー」の街の目も眩むようなネオンと雑踏の中に繰り出していく――。本作は、新作『Priscilla』(原題)も期待されるソフィア・コッポラ監督の長編第2作。東京の街灯りの下、来日したハリウッドスターのボブ(ビル・マーレイ)と、写真家のパートナーに付き添い来日した新婚のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)がホテルで偶然出会い、互いに心を通わせるさまを繊細に描く。本作は、第76回アカデミー賞で最優秀オリジナル脚本賞受賞の快挙、日本でも大ヒットを記録。「はっぴいえんど」や「My Bloody Valentine」、「Phoenix」、「The Jesus and Mary Chain」らの楽曲を使用したサウンドトラックも話題を集め、公開から20年経ったいまもファンを増やし続けている。なお、今回の限定上映は、スカーレットが出演した『ゴーストワールド』の同館での公開を記念したもので、『ゴーストワールド』のチケット提示での割引サービスも実施される。映画『ゴーストワールド』公開記念『ロスト・イン・トランスレーション』は11月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて期間限定フィルム上映。『ゴーストワールド』は11月23日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日Netflixで来年1月4日に配信開始となるドラマ「The Brothers Sun(原題)」の予告編が公開された。舞台は台湾とロサンゼルス。チャールズ(ジャスティン・チエン)は台湾の犯罪組織のボスの長男として育ち、冷酷な殺人者になるべく訓練されてきたが、父親が謎の暗殺者に撃たれたことをきっかけにロサンゼルスへと赴く。そこに住む母親アイリーン(ミシェル・ヨー)と弟ブルース(サム・ソン・リー)を守るために…。「守る」と言っても予告編を観る限り、アイリーンはかなり肝の据わった「強い母」の模様。冒頭で次男が「兄貴がぼくを殴った」とアイリーンに言いつけると、彼女は「家族を殴るなんてことはしないでしょ!」と注意しつつ、次の瞬間に目の前の長男を平手打ち。「この世にもう安全な場所なんてない」と覚悟を決めたようなセリフをつぶやいたり、電動ドリルで死体とみられるものに「なにか」をして息子たちに驚かれたりと、ただものではない様子を見せている。予告編を観たファンは、「ミシェル・ヨーは本当にかっこいい。女版ジョン・ウィックだ」「内容を知らずともミシェル・ヨーというだけで観たい」「この作品が観たいがためにNetflixにまた入っちゃいそうだ」と大きな期待を寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月13日「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」が、2024年2月に名古屋・東京・大阪・福岡の全4都市で開催される。「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」全国4都市で開催シネマコンサートとは、大スクリーンでの映画上映に合わせて、音楽パートをオーケストラが生演奏するという新感覚のハイブリッドコンサート。映画のセリフや効果音はそのままに、大迫力の生演奏を通して新たな映画の世界が楽しめる。ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』2017年に日本公開された『ラ・ラ・ランド』は、アカデミー賞6部門、ゴールデングローブ賞7部門、グラミー賞2部門など、数々の賞を総なめにしたミュージカル映画。クラシカルなミュージカル映画の要素は踏襲しつつ、“必ずしも全てがうまくいくわけではない”という普遍的なメッセージを、女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズミュージシャンのセバスチャン(ライアン・ゴスリング)の甘く切ない恋を通して描いた名作だ。作曲者のジャスティン・ハーウィッツが来日し指揮を担当同作で音楽を担当したのは、ハーバード大学在学中のデイミアン・チャゼル監督と同級生でもあったジャスティン・ハーウィッツ。チャゼル監督の出世作となった『セッション』や本作『ラ・ラ・ランド』のほか、続く『ファースト・マン』『バビロン』など全作品で作曲を手がけており、多くの権威ある賞を獲得している。今回の公演では、作曲者のジャスティン・ハーウィッツが実際に来日。自らがタクトを振り、国内屈指の名門オーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団にジャズ・アンサンブルが加わった演奏陣を指揮する。開催概要「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」■名古屋公演日時:2024年2月8日(木)18:00開場/19:00開演会場:名古屋国際会議場 センチュリーホール■東京公演日時:・2月10日(土) 15:30開場/16:30開演・2月11日(日) 12:00開場/13:00開演会場:東京国際フォーラム ホールA■大阪公演日時:2月12日(月・祝) 15:30開場/16:30開演会場:オリックス劇場■福岡公演日時:2月13日(火) 18:00開場/19:00開演会場:福岡サンパレス コンサートホール上映作品:『ラ・ラ・ランド』(2017年日本公開)/英語上映・日本語字幕付き音楽:ジャスティン・ハーウィッツ(作曲)上演時間:2時間32分(休憩20分込)コンサート出演:指揮:ジャスティン・ハーウィッツ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団※映画キャスト・シンガー・ダンサーは出演しない。<チケット>チケット料金(税込/全席指定):S席 11,000円、A席 8,800円※3歳未満は入場不可。チケット先行販売(先着):2023年11月9日(木)13:00〜11月15日(水)18:00チケット一般発売:2023年11月18日(土)10:00〜(R), TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. and related companies. All Rights Reserved.
2023年11月12日全12席の映画館とレストランが融合した新しいエンタメを提案する「モンキーシネマレストラン」が、今年4月、大阪・大国町にオープンした。いつでもどこでも映画を観られる時代だからこそ、独自にセレクトしたここでしか出会えない映画をスクリーンで鑑賞してもらいたい、そして、厳選された松阪牛を中心にした無国籍料理やお酒を、映画の余韻に包まれながらゆっくり楽しんでもらいたい、というコンセプトでスタートしたお店だ。店内には海外の映画スターや映画監督の肖像画が飾られ、隠し扉を開けると映画館へとつながる通路が現れる仕掛けになっている。レストランのメニューは、タコスやフライドチキンライスをはじめ、この店の一番人気メニューであるA5松阪牛を使ったモンキーステーキなど、アメリカンダイナーを思わせるメニューが並ぶ。このお店のシェフが、『ニワトリ★スター』などを手掛けた映画監督でもある、かなた狼だ。ここ5年ぐらいの間の映画館を取り巻く状況の変化やミニシアターの苦境を間近に見たことで、映画作りの一環として、新しい映画の在り方を模索する中で、ここでしか観られない作品を上映するとともに、上映機会の少ないインディーズ作品のサポートなどをする、映画館を併設したレストランを思いついたそう。レストランには、映画を観ることは、その映画について語り合う時間も含まれているという、かなたの思いが込められ、「映画を観た後には、安くて美味しいものを食べて飲んで語り合ってほしい」と語った。それも、『ニワトリ☆フェニックス』を撮影した三重県での地元の方との交流が縁で、松阪牛を直接安く仕入れることができたと言うから驚きだ。かなたも元料理人という経歴から、レストランで腕を振るう機会もあり、その際には映画を観たお客さんと映画について話すことを楽しみにしているそう。また、レストランの上階が民泊になっていることから外国人のお客さんも多く、英語字幕版の上映が喜ばれているそうだ。今後は、『ニワトリ☆フェニックス』撮影時の裏側を映した新作ドキュメンタリー『GLIMPSE(グリンプス)』や日本で上映されていない短編作品などの上映も手掛けていきたいとのこと。現在、映画は週末に『神在月のこども』と『ニワトリ☆フェニックス(MCR Ver.)』を上映。平日も、要相談で上映可能とのこと。予約は公式サイトから。「モンキーシネマレストラン」大阪府大阪市浪速区大国3-1-15 Wolf Pack Apartment1階取材・文・撮影:華崎陽子
2023年11月12日台湾・台北市で9日、ドラマ制作会社・大慕影藝は、2019年に放送されて大きな反響を呼んだドラマのシーズン2となる「悪との距離2」のキャストを発表した。主演を務めるのはヴィック・チョウ。「流星花園~花より男子~」でブレイクした頃から日本にも根強いファンを持ち、近年では「追撃者~逆局~」や時代劇「大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~」などで円熟味を増した演技を見せている彼が、妻子を失った精神科医という難しい役どころに挑む。ヴィック・チョウヴィックのほか、先日、台湾版エミー賞と称される金鐘奨で主演男優賞を受賞した「台湾犯罪故事-出軌」のシュエ・シーリン(薛仕凌)、Netflixドラマ華燈初上 -夜を生きる女たち-」や映画『恋の病 ~潔癖なふたりのビフォーアフター~』のニッキー・シエ(謝欣穎)、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)作品などで知られるヤン・クイメイ(楊貴媚)、「おんなの幸せマニュアル」などのユー・ズーユー(于子育)ら実力派俳優が名を連ねる。リン・ジュンヤン(林君陽)監督ほか主な制作陣は前作からの続投となる。前作は無差別殺人事件の加害者家族やメディアの在り方といったテーマに切り込んでセンセーションを巻き起こし、金鐘奨では6部門を受賞。「2」は脚本執筆に4年をかけ、「社会的セーフティネット」「国民裁判員」などをテーマに20年にわたる内容を描くという。撮影開始は12月を予定している。「来!金来號!(原題)」この日はまた、韓国ドラマ「梨泰院クラス」の台湾リメイク版「来!金来號!(原題)」のキャストも発表され、やはり12月から制作に入るとアナウンスされた。この作品は、大慕影藝が初めて韓国のKAKAOWEBTOONと合作するもの。主演をシンガーソングライターのエリック・チョウ(周興哲)が務めるほか、シャオ・ユーウェイ(邵雨薇)、香港からアンジェラ・ユン(袁澧林)らが出演する。「悪との距離」のほか、「做工的人(原題)」「WAVE MAKERS~選挙の人々~」といった話題作を多数生み出してきた大慕影藝。今回の2作の新作発表は、台湾文化コンテンツ産業のサポートと国際化を促す独立行政法人「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー 」(以下、TAICCA 読み:タイカ)が主催する「2023 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ(Taiwan Creative Content Fest )」の一環として行われた。同社とTAICCAは2021年に共同で「大慕可可」を設立しており、この日は、10周年を迎える大慕影藝のこれまでの歩みと今後の展望などを紹介した。〈協力:台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー 〉(新田理恵)
2023年11月11日Netflixが、ニコロデオンの人気アニメ「アバター:伝説の少年アン」を実写ドラマ化。予告編の公開と共に、2024年2月22日から本編を配信予定であることを発表した。主人公のアンを演じるのはゴードン・コーミエ。カタラ役にギャウンディーヨ、サカ役にイアン・オウズリー(「13の理由)、ズーコ王子役にダラス・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、アイロー将軍にポール・サン=ヒョンジュ・リー(「マンダロリアン」)、火の王ロザイ役にダニエル・デイ・キム(「LOST」)、ジャオ提督にケン・レオン(「LOST」)が起用されている。実写ドラマのタイトルは「Avatar: The Last Airbender(原題)」。かつて世界には水の国、火の国、土の国、気の国の4つの王国があり、4つの「エレメント」と呼ばれる能力を全てマスターしたアバターによって均衡が保たれていた。しかし、火の国が反乱を起こし、世界征服への一歩を踏み出したことで全ては変わってしまう。少年アンは次のアバターとして正当な地位を得るべく、サカやカタラと冒険に繰り出す。予告編を観たファンの感想は、「アニメのファンだからこそ実写には期待していなかったんだけど、とてもいいじゃないか!」「泣いています。全身に鳥肌も立っています。子どもの頃の思い出がよみがえったよ」「キャストが役にぴったり合っている!」などと大好評。「アバター:伝説の少年アン」は、過去にも実写化されたことがある。2010年公開のM・ナイト・シャマラン監督作『エアベンダー』だ。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月10日特集上映企画「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」が、2023年12月8日(金)から12月14日(木)までBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて開催される。小津安二郎生誕120年、12作品を特集上映映画監督・小津安二郎の生誕120年と没後60年にあたる2023年は、世界三大映画祭への『長屋紳士録 4K デジタル修復版 』『父ありき 4K デジタル修復版』の出品や、第36回東京国際映画祭での小津安二郎特集など、様々な場所であらためて小津安二郎に再フォーカス。人生の中で湧き上がる様々な感情を映し出す、小津安二郎の映画は今なお世界中から注目を集めている。特集上映企画「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」では、小津映画のトーキー作品の中から、「いま、観てほしい小津作品」をテーマに12作品をセレクト。小津の名を聞いて誰もが連想する「家族ドラマ」だけでなく、多種多様な主題の名作を上映する。『 長屋紳士録』『父ありき』『東京物語』など名作をセレクト会期中は、戦時下で製作され、笠智衆の初主演作でもある映画『父ありき』や、父とはぐれた子供と長屋の住人達による人情喜劇『長屋紳士録』、夫婦の苦しみとそれを乗り越える姿を描く『風の中の牝雞』の4Kデジタル修復版を上映する他、 寄る辺なき孤独が夜闇にゆれる異色の傑作『東京暮色』、母娘の関係性を繊細に描く『秋日和』なども4Kデジタル修復版で目にすることができる。この他、『東京物語』や『晩春』『秋刀魚の味』など、必見の名作も上映。“いまだから観たい”と思える作品の数々と一度に出会えるチャンスとなっている。【詳細】「小津安二郎:モダン・ストーリーズ selected by ル・シネマ」上映期間:2023年12月8日(金)~12月14日(木)展開場所:Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下住所:東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F※タイムテーブルは決定次第発表上映作品:父ありき 4K デジタル修復版、長屋紳士録 4K デジタル修復版、風の中の牝雞 4K デジタル修復版、晩春 4K デジタル修復版、麥秋 4K デジタル修復版、東京物語 4K デジタル修復版、早春 4K デジタル修復版、東京暮色 4K デジタル修復版、彼岸花 デジタル修復版、お早よう デジタル修復版、秋日和 デジタル修復版、秋刀魚の味 デジタル修復版
2023年11月10日来年放送予定の小芝風花主演ドラマ「大奥」に、亀梨和也が第10代将軍・徳川家治役で出演することが分かった。本作が時代劇初挑戦となる。様々な人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描いていく本作。2019年にシリーズの完結作として放送された、フジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」(主演:木村文乃)以来、約5年ぶりに「大奥」がより一層進化を遂げ、儚いラブストーリーとして帰ってくる。江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。主人公・五十宮倫子(小芝さん)は、第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがおり、一人の天下人の寵愛を受けるべく、女たちの熾烈な戦いの火蓋が切られる。亀梨さん演じる家治は、父である第9代将軍・家重が謎の死を遂げたことで、第10代将軍の座についた。苦境に陥る幕府を立て直したいと考え、行動に移すが、田沼意次にある秘密を握られてしまう。愛におびえ、愛を知らずに数奇な運命に翻弄されながらも、懸命に生きる将軍だ。フジテレビ系ドラマは約5年ぶり、ゴールデン・プライム帯連続ドラマのレギュラー20作品目となる亀梨さん。「家治は、特に序盤は一見冷たい印象を持たれると思いますが、後半にかけてしっかりと物語の内容を捉えていただくと、その前半の家治の意味合いが分かるような、見え方が変わるようなキャラクターなので、そこをうまく自分の中でも整理していきたいなと考えています」と役について語る。小芝さんについては「『セカンド・ラブ』という作品で共演させていただきました。がっつり一緒にお芝居をするシーンはあまりなかったのですが、まだどこか幼さが残っていながらも、10代ながらすごいしっかりされた方だなと思っていました。この前別のスタジオでたまたま2回もお会いしまして、何かご縁を感じています。とにかくお忙しそうなのですが、いつお会いしてもすてきな笑顔を向けてくださるので、今回の役柄的には将軍なのですが、僕としてはいい家臣となって小芝さんを支えていけたらなと思っています」とコメントしている。木曜劇場「大奥」は2024年1月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日珠玉の4つの奇妙な短編ドラマで構成される「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」にて、西野七瀬がシリーズ初出演にして初主演を務めるエピソードが放送される。草彅剛、北村一輝、溝端淳平の主演作に続き、今回西野さんが主人公を演じるのは、「走馬灯のセトリは考えておいて」という近未来SFドラマ。近未来。人の生活を記録する“ライフログ”という機能の発展により、死後その人の人格・姿形をロボットに注入することで、まるでその人のクローン(ライフキャスト)を作れるような世界になっていた。西野さんが演じるのは、ライフキャスター・小清水イノリ。彼女のもとに、バーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が舞い込んでくるところから物語は始まる。イノリは、そのバーチャルアイドルの過去を遡って調べていくうちに、依頼主の衝撃的な事実を知ることに。「いつか出演してみたいと思っていた番組でしたので、すごくうれしかったです」と本作への参加を喜んだ西野さんは、「イノリは自分の性格と少し似ているところもあり、等身大で演じることができたので新鮮な気持ちでした」と演じた感想を語った。また、イノリにバーチャルアイドルのライフキャスト制作を依頼する袖崎碧役で朝加真由美、イノリの父親役で利重剛、バーチャルアイドル・黄昏キエラ役でパラレルシンガー・七海うららが参加する。あらすじ近未来の日本ではライフログを活用し、ライフキャストを生み出す技術が発展していた。ライフログとは、ある人の生前の生活、趣味趣向、口調などのデータであり、それを上手くロボットに注入できると、その人そっくりのまるでクローン(ライフキャスト)を生み出すことができる。小清水イノリ(西野七瀬)は質の良いライフキャストを造るライフキャスターと評判になっていた。しかし、イノリは「あんなのは魂のない人形」と言い、良く思っておらず、仕事を辞めようと考えていた。そんなある日、イノリのもとに、かつて一世を風靡したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が届く。50年以上前に人気を博したバーチャルアイドルのライフログを集めるのに苦戦するイノリだが、次第にキエラの過去の隠された秘密にふれていき…。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」は11月11日(土)21時~フジテレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日Netflixリアリティシリーズ「韓国ドラマな恋がしたい」より、アイナ・ジ・エンドの書き下ろし主題歌「華奢な心」が流れる予告編が公開された。本作は、韓国を舞台に日本と韓国の俳優、男女8人が共同生活をしながら、ドラマ主演をかけてオーディションに臨んでいく様子を描く恋愛リアリティショー。稽古やオーディション、様々なシチュエーションでの恋愛ドラマ共演を通して、2人の関係は変わっていくのか?夢、恋愛、友情が絡み合い、韓国ドラマのような胸キュン、切なさが生み出される。ホスト役には、韓国でユミンの芸名で数々のドラマに出演している笛木優子。スタジオMCは、近藤春菜(ハリセンボン)、あ~ちゃん(Perfume)、福徳秀介(ジャルジャル)、小森隼(GENERATIONS)、谷まりあが務める。そして今回、出演者8人が予告編とともに解禁。日本からは、朝ドラ「あまちゃん」や『母性』などに出演した山下リオ、「サカナクション」のMVで注目された工藤綾乃、「賭ケグルイ」「ゆるキャン△」などに出演した北原帆夏、「E-girls」「Flower」のメンバーとしてデビューした坂東希。韓国からは、「必須恋愛教養(Dating Class)」で注目されたキム・ドンギュ、「女神降臨」に出演するキム・ウォンシク、『Brave Citizen』で俳優デビューしたイ・テギョン、「SUPERNOVA」(超新星)のメンバーとして日本で活動し、韓国では俳優へ転身したソン・ジヒョクが出演。予告編では、キスシーンからスタートし、男女が1エピソードごとにペアを組み、お互いの演技を高めながらオーディションに挑んでいく姿が捉えられ、いつしか芽生える恋心との葛藤でぶつかり合い、助け合う様子など、揺れる8人のドラマが映し出されていく。Netflixリアリティシリーズ「韓国ドラマな恋がしたい」は11月28日(火)より世界独占配信(全12話)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月02日NHKドラマ『風よ あらしよ』を映画化した『風よ あらしよ 劇場版』が2024年2月9日(金)より全国順次公開される。主演は吉高由里子。女性解放運動家・伊藤野枝とは?今から100年前、自由を求めて闘った一人の女性・伊藤野枝。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、男尊女卑の風潮が色濃かった時代に、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性だ。NHKの特集ドラマを映画化2022年にNHKBS4K・8Kで放送された『風よ あらしよ』は、村山由佳の評伝小説を原作に、女性解放運動家・伊藤野枝の生涯を描いた特集ドラマ。今回は、『風よ あらしよ 劇場版』として全国の劇場で順次公開される。主演は吉高由里子主演は、翻訳者・村岡花子の波乱万丈の人生を描いたNHK連続テレビ小説「花子とアン」で主演を演じ切った吉高由里子。さらに、松下奈緒、稲垣吾郎、永山瑛太が出演する。伊藤野枝…吉高由里子福岡の片田舎で育った女性。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、バイタリティ溢れる情熱で「青鞜社」に参加する。ジェンダー格差や貧困などの社会矛盾に異議を申し立てていく。平塚らいてう…松下奈緒女性文芸誌『青鞜』を刊行した婦人運動家、評論家。辻潤…稲垣吾郎野枝の第一の夫。ダダイスト。野枝の文才を見出す。大杉栄…永山瑛太野枝の後のパートナーとなる無政府主義者。『風よ あらしよ 劇場版』あらすじ「女は、家にあっては父に従い、嫁しては夫に従い、夫が死んだあとは子に従う」事が正しく美しいとされた大正時代。男尊女卑の風潮が色濃い世の中に反旗を翻し、喝采した女性たちは社会に異を唱え始めた。物語の主人公は、福岡の片田舎で育った伊藤野枝。貧しい家を支えるための結婚を蹴り上京する。平塚らいてうの言葉に感銘を受け手紙を送ったところ、青鞜社に入ることに。青鞜社は当初、詩歌が中心の女流文学集団であったが、やがて伊藤野枝が中心になり婦人解放運動に発展していく。野枝の文才を見出した第一の夫、辻潤との別れ、生涯のパートナーとなる無政府主義の大杉栄との出会い、波乱万丈の人生をさらに開花させようとした矢先に関東大震災が起こる。そして混乱のさなか、理不尽な暴力が彼女を襲うこととなる……。【作品詳細】『風よ あらしよ 劇場版』公開日:2024年2月9日(金)~全国順次公開出演:吉高由里子、永山瑛太、松下奈緒、美波、玉置玲央、山田真歩、朝加真由美、山下容莉枝、渡辺哲、栗田桃子、高畑こと美、金井勇太、芹澤興人、前原滉、池津祥子、音尾琢真、石橋蓮司、稲垣吾郎原作:村山由佳『風よ あらしよ』(集英社文庫刊)演出:柳川強脚本:矢島弘一©風よ あらしよ 2024
2023年11月02日辞書作りにかける情熱を描いた、三浦しをんの大ベストセラー「舟を編む」が、プレミアムドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」としてドラマ化が決定。池田エライザと野田洋次郎が出演する。大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は、辞書編集部。ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者揃い。みどりは彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく――。今回のドラマ化では、原作の主人公・馬締ではなく、ファッション誌の編集部から突如、辞書編集部に異動になった新入り社員・岸辺みどりの視点で描く、新しい「舟を編む」になる。そんなみどりを演じる池田さんは「言葉について考える時間が好きです。今の自分を表す言葉、誰かに気持ちを伝える時の最適解…。答えなんてないけれど、心の拠り所でいてくれる言葉と、映像作品を通して改めて向き合えることが幸せです。そして、いつも言語化できない片付けられがちな人間の気持ちを読み解いて、音楽に乗せて届けてくれる野田さんとお芝居で共演できることが楽しみです。皆様にお届けできるその日まで全身全霊で頑張ります!」とコメント。辞書編集部主任・馬締役の野田さんは「演技のお仕事は3年半ぶり、緊張しています」と心境を明かし、「僕自身、普段音楽と共に言葉を紡ぐものとして、この作品に参加することで新たな発見や気づきがあったらと願っています。とどまることなく、形を変え続ける『言葉』。それは人間の『伝えたい』という想いの歴史そのものなのかもしれません。ご覧になるみなさんにとっても、この作品を通して日頃使う『言葉』に新たな意味や色が加わったら幸いです」と語っている。プレミアムドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」は2024年2月18日より毎週日曜日22時~NHKBS・NHKBSプレミアム4Kにて放送(全10回)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月31日「Netflix」では、11月よりABEMAオリジナルドラマ「30までにとうるさくて」、「ANIMALS‐アニマルズ-」、「覆面D」を配信する。今月は、ABEMAオリジナル作品8作品を世界配信した「Netflix」。「会社は学校じゃねぇんだよ」、「17.3 about a sex」は、配信初週に今日のシリーズ TOP10(国内)でそれぞれ2位と4位を記録しており、「Netflix」を通じて再注目されている。これに続き、来月より配信が始まるのは、それぞれ異なった感性や価値観を持つ、現代の東京を生き抜く29歳独身女性4人組の恋、キャリア、性、友情の物語「30までにとうるさくて」。葛藤する独身女性4人組を、連続ドラマ初主演のさとうほなみ、山崎紘菜、佐藤玲、石橋菜津美が演じている。また、恋も夢も忘れ、ブラック企業で働く主人公が、最高の自分に生まれ変わろうとする大逆転ラブストーリー「ANIMALS‐アニマルズ-」。主人公は、連続ドラマ初主演となった鈴木愛理が務めた。そして、現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、社会派学園エンターテインメント「覆面D」。「EXILE/GENARATIONS from EXILE TRIBE」の関口メンディーが、教育困難校で教鞭を執りながら、覆面プロレスラーとしての顔ももつ元熱血教師を体当たりで演じている。生徒役には、水沢林太郎、秋田汐梨、曽田陵介、紺野彩夏らが出演し、等身大の演技で共感を誘った。なおこの3作品は、11月の国内配信開始後、12月より世界配信も行われる。「30までにとうるさくて」は11月1日(水)~、「ANIMALS‐アニマルズ-」は11月10日(金)~、「覆面D」は11月24日(金)~Netflixにて国内配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月30日法政大学大原社会問題研究所では、2023年11月29日(水)に法政大学多摩キャンパス(東京都町田市)で第15回大原社研シネマ・フォーラム「ハマのドン」を開催します(参加費無料、事前申込不要)。上映後に、松原文枝氏(「ハマのドン」監督)によるトークも行われます。第15回大原社研シネマ・フォーラム「ハマのドン」2019年8月、“ハマのドン”こと藤木幸夫が横浜港をめぐるカジノ防止に向けて立ち上がった。地元政財界に顔が利き、歴代総理経験者や自民党幹部との人脈がある、保守の重鎮だ。その藤木が、カジノを推し進める政権中枢に対して、真っ向から反旗を翻した。身体を張った勝負師の行動は、多くの市民、自民党の長老、カジノ側の人物までも動かす。一方市民のカジノ反対の動きは燎原の火のごとく広がっていた。だがその声は届かず、横浜市長選に持ち込まれた。藤木は無名の新人を押し立て、現職市長、そして菅側近の現職官僚を相手に闘うことになる。無謀とも言える闘い。その行方は―。監督はテレビ朝日の「報道ステーション」プロデューサーを務めた松原文枝。ナレーションはリリー・フランキー。【開催概要】■日時 :2023年11月29日(水) 17:20~20:00(開場17:00)■会場 :法政大学多摩キャンパス EGG DOME 5階ホール (アクセス)京王線めじろ台駅、JR横浜線相原駅、JR中央線西八王子駅より法政大学行バス利用■プログラム:17:30~19:10 上映 「ハマのドン」19:15~20:00 トーク・質疑応答 松原文枝氏(「ハマのドン」監督)■参加 :参加費無料■申し込み :不要(どなたでも参加できます)■その他 :詳細は下記URL(大原社会問題研究所ウェブサイト)をご確認ください。 【大原社会問題研究所】1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野ではわが国で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料を多数所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月30日黒島結菜、松岡茉優、蒼井優らも参加する『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』。この度、本作の新たな場面写真をシネマカフェが独占入手した。場面写真に写るのは、すっかり秋色に染まったシルバニア村。丘の上でおしゃべりをする、ショコラウサギの女の子フレアとブルースや、帽子を追いかけて丘を駆けるフレアとラルフ、さらには、あの“赤い屋根の大きなお家”が切り取られた。「『シルバニアファミリー』は架空の世界ではなく、地球上のどこかに実在するという想いで作っています」というエポック社・前田社長の言葉に感銘を受けた、監督の小中和哉がこだわり抜いて生み出した劇中のシルバニア村。小中監督は「シルバニアファンにはお馴染みの村の全景マップを手掛かりにして、風車がある丘の上から見下ろすとどう見えるかなど、シルバニア村が実在したらどのような風景が広がるのかをシミュレーションしました」とふり返り、「映画の絵作りを通して改めてシルバニア村の素晴らしさを実感しました」とコメントしている。『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの 2023年11⽉23⽇より全国にて公開©2023 EPOCH/劇場版シルバニアファミリー製作委員会
2023年10月29日亀梨和也主演映画『怪物の木こり』より、狂気的プロファイラー役で新境地を見せる菜々緒の新場面写真とメイキングカットが、シネマカフェに到着した。『銀魂』『地獄の花園』など様々な作品に出演し、最近では「ジバンシィ」(GIVENCHY)のアンバサダーに就任したことも話題となった菜々緒さん。今回本作で演じているのは、連続猟奇殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子。頭脳明晰だが、コミュニケーション能力に欠け、度々、他者と衝突し、捜査本部でも孤立した存在。また、プロファイリングを進めていくうちに、サイコパス弁護士・二宮彰(亀梨さん)にシンパシーを感じ、いつのまにか波長が合ってしまう危うさも…。原作とは設定が異なる役柄となったが、「私が演じた嵐子の目線で見てみると、普通の人なら”残忍だな”と思ったりするような、不思議な身近ではない光景も、プロファイラーとしての目線で見ることが出来たので、嵐子を演じる面白さを体感しながら現場にいることが出来たのではないかと思います」と撮影をふり返る。「現場検証のシーンでは、死臭を嗅ぐような仕草をはじめ、プロファイルのために色々な情報を収集するために、五感をフルに使って事細かに分析する仕草に監督がこだわっていらっしゃったので、現場に入って深く息を吸い込んだり、普通の人なら死体を見て目を背けたくなるであろう所を、すごく凝視して、“この人はどういう風な殺され方をしたんだろう”と、一部始終を脳内で変換しながら現場を見るようなお芝居を大切にして演じさせていただきました」と事件や証拠に執着する様子を意識しながら演じたという。『土竜の唄 FINAL』に続くタッグとなる三池崇史監督は、菜々緒さんの役作りについて、「菜々緒さんは、キャラクターを作り上げてくる人。一番最初に打ち合わせはするんですけど、自分なりに表現するとこうだというプランを持っている。作品の中で個性的な役を演じているのに、個性的であるだけに過度な自己主張をしない。芯がすごく強いんだと思う」と絶賛。さらにキャラクターの内面だけでなく、“事件には執着するが、自分自身には無頓着”という二面性を表現するために、髪型にもアプローチし、ボサボサヘアーにすることで、よりサイコパス気質を感じさせるプロファイラーへと昇華させた。これまでのイメージを打ち破るキャラクターに扮し、亀梨さんにも引けを取らない圧倒的存在感を見せつけている。今回公開されたのは、連続殺人事件の謎を追う戸城の姿と、三池監督とのメイキング写真。事件に異常に固執する戸城のサイコパス性が垣間見える。そして、原作とは異なる驚愕のラストに、菜々緒さんは「人間とは、人の心とはなんなのかということを考えせられる作品」とコメントしている。『怪物の木こり』は12月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月28日来年1月放送予定のTBS新金曜ドラマは、宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演の「不適切にもほどがある!」に決定。さらに仲里依紗、吉田羊、磯村勇斗も出演することが分かった。宮藤官九郎が脚本を手掛ける本作は、昭和のダメおやじの不適切発言が、令和の停滞した空気をかき回す、意識低い系タイムスリップコメディ。阿部さん、宮藤さんと本作のプロデューサー・磯山晶が組んだTBSドラマは「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(2002年)、「タイガー&ドラゴン」(2005年)と、今も愛される作品ばかり。「タイガー&ドラゴン」から19年の時を経た令和の時代で3人が新たな作品を生み出していく。なお、阿部さんと宮藤さんが主演と脚本としてコンビを組むのは民放ドラマでは今作が初となる。TBSドラマにレギュラー出演するのは金曜ドラマ「恋する母たち」ぶりとなる阿部さん。本作で演じるのは、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップしてしまう“昭和のおじさん”小川市郎。中学の体育教師であり、野球部の顧問で、“地獄のオガワ”と恐れられている市郎は、言葉遣いが荒く、不適切な言動を繰り返す。一方で、妻を病気で亡くしており、家では一人娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。しかし、そんな市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていくことに。妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディでもある。令和で出会うシングルマザー・犬島渚を演じるのは仲さん。時空を超えて出会った市郎と渚がどのような関係性を築いていくのかも大きな見どころのひとつ。そして市郎と同じ86年に生き、とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする、“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村さんが演じる。昭和に残された市郎の娘が密かに想いを寄せる相手だ。市郎とは逆に、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする、社会学者の向坂サカエ役で吉田さんが出演。サカエは性差別やジェンダー問題の論者としてメディア露出もしているフェミニズムの旗手。令和時代の代弁者として、市郎たち昭和の人間の破天荒さにするどくツッコんでいく役を担う。なお、吉田さんと磯村さんが宮藤さん脚本の作品に出演するのは今作が初となる。コメント全文・阿部サダヲ2020年以来のTBSドラマへのレギュラー出演ですし、宮藤さんが脚本のドラマも久しぶりなので、お話をいただけてうれしかったです。脚本を読んで、宮藤さんはやっぱり面白いことを考えるなと思いました。挑戦するところもあるドラマで、今の時代だからできるようなドラマになるだろうと思っています。今回演じる小川市郎という役は、昭和を知っている方たちが見ると「懐かしい。こういう人いたな」と思うような体育教師なので、僕自身もそういう先生いたなと思いながら役作りをしていこうと思っています。そして、今の時代の方々にも「こういう人っていていいんじゃないか」と思わせてくれるようなキャラクターになれたらいいなと思っています。皆さん(仲、吉田、磯村)とは2020年の金曜ドラマ「恋する母たち」でも共演していて、色んな役を演じられる方たちなので、今回もどういう芝居になるのか、今から撮影が楽しみでしょうがないです。昭和を生きてきた方たちが楽しめるのはもちろん、平成から令和を過ごしている若い方たちにも「こんな時代があったんだな」「こんな時代もかっこよかったな」と思っていただけるようなドラマになると思いますので、ぜひ楽しんで観ていただければと思います。・仲里依紗「恋する母たち」以来、本当にお久しぶりなみなさまと共演できるということで、前もあたたかい現場だったので、今回も撮影がすごく楽しみです。ポスター撮影のときから「絶対面白くなるな」っていう確信が持てました(笑)。私の役どころは、2024年で市郎さんに出会うシングルマザーでバラエティ番組のAPさんです。私もシングルマザーではないですけど母親なので、ちょっと共感しながら演じられる部分があるのかなと思っています。脚本を読んで、本当に読む手が止まらなくて…。まだ言えないんですけど、「どうやって撮るの?」とすごくワクワクするシーンがいっぱい組み込まれていました。今から撮影が楽しみでもあるし、上手にできるかなというプレッシャーもすごくあります(笑)。すごく元気をもらえるドラマになると思っています。昭和・令和それぞれの世代の方たちが見てもプラスな気持ちになれる、みんなの笑顔につながるようなドラマになればいいなと思っています。頑張ります!・磯村勇斗またみなさまと共演できるのですごく楽しみです!宮藤官九郎さん脚本の作品に参加するのは初めてなので、そこも含めて今からワクワクしています。この時代だからこそ描けるテーマに、宮藤さんの生み出す掛け合いや言葉がすごく面白いので、自分の役がこれからどうなっていくのか楽しみです。「この表現どうするんだろう?」と思う部分もあって、僕らも挑戦的なことをするやりがいのある3か月になりそうだなと思っています。僕の役は、昭和の1986年に生きていて、あるアイドルに憧れているという人物・・・もうそれ以上言えることはないです(笑)。役を通して昭和の時代を体験できるというのも楽しみです。日々、悶々としていたりちょっと悩んでいたり、そういったものが吹っ飛んでいくようなドラマになっていくと思います。登場人物みんなが個性的ですごく魅力的なので、たくさん笑って楽しんでもらえたらうれしいです。・吉田羊宮藤さん脚本のドラマは好きで拝見していたので、選んでいただけてうれしい気持ちでいっぱいです。私が演じるのは令和時代を生きるフェミニストの社会学者です。令和の正義を振りかざしながら市郎さんに斬り込んでいく役どころ。そして、それはきっと視聴者の方の目線と近くなると思うので、私を通して視聴者の方はこのドラマをご覧になっていく、そういう存在になるのかなと思っています。この4人は「恋する母たち」で共演をしたメンバーなので、配信でサイドストーリーをやるのかなと思ったほど(笑)。緻密な計算したお芝居もできる一方で、アドリブで爆発する瞬間的なお芝居もできる方々なので、シーンが膨らんでいくのもすごく楽しみです。令和と昭和を行き来するかなりハチャメチャなドラマですが、非常に面白いです。令和という時代に、その感性を持って生きながらも「でもこれってどうなんだろう?」って思ってらっしゃるような方がいたとしたら、それにほんの少し、もしかしたらヒントをくれるようなドラマになるかもしれません。ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。・脚本:宮藤官九郎阿部くんも僕も53歳。思春期に『夕やけニャンニャン』と『毎度おさわがせします』と『ビートたけしのオールナイトニッポン』で倫理観を設定され、不適切に不適切を塗り重ねて生きてきた世代にとって、日々アップデートを強いられる令和はなかなか生きづらい。「昔は良かった」なんて口が裂けても言いたくない。昭和もそこそこ生きづらかったし、戻りたいとは思わないけど、あの頃の価値観を「古い」の一言で全否定されるのは癪なんです。だって楽しいこともあったし、大人が自由で元気だったし、若者は携帯電話を使わずに友達と待ち合わせできてたし、カセットテープのレーベルを自己流でレタリングするのに命かけてたし。そんな瑞々しく甘酸っぱい記憶を無かったことにはしたくないし、「知らねーし」の一言で片付けてほしくない。だからこんなドラマを考えました。市川森一先生がご存命だったら、こんなタイトルを付けたんじゃないでしょうか。『正しいのはお前だけじゃない』自分と違う価値観を認めてこその多様性。第1話を読んだ関係者から「スカッとした」「痛快です」「溜飲が下がった」などの感想を頂きましたので、おそらくそんな肌触りのドラマになると思います。仲里依紗さん、磯村勇斗くん、そして吉田羊さんが、持ち前のコメディセンスで多少の不適切は笑いに転化してくれそう。楽しみです!宮藤でした。・プロデュース:磯山晶常日頃、出来るだけ適切な言動を心掛けています。特に、高いコンプライアンス意識が必要とされる昨今は、ますます自分の言動が気になってしまう毎日です。だから「昭和から来たおっさん」が、自分の発言のリフレクションを恐れず、傍若無人に意見を言うことで、令和の人々が「今はそんなこと言っちゃダメなんだよ!」と呆れながらも「でもそれってちょっと真理ついてるかも」と考えるきっかけになるような物語を作りたいと思って企画しました。そんな昭和の意識低い系主人公・小川市郎を阿部サダヲさんに演じてもらえることになり、心の底から楽しみです。阿部さんだったら、今は言っちゃダメだけど、本当はちょっと言ってほしいことを言っても許されるキャラクターにしてくれるはずです。阿部サダヲさんという役者を一番光らせるのは、宮藤官九郎脚本だと心から思うし、そんな阿部さんと宮藤さんの信頼関係のフルスイングを間近で見られるなんて幸せです。仲里依紗さん、磯村勇斗さん、吉田羊さんという人気と実力を兼ね備えた役者陣の振り切った演技にもご期待ください。市郎さんがどんな極論を言っても、驚いたり、癒やされたり、突っ込んだりしながら3人が全てを受け止めてくれると信じています。コメディだとか時空を飛ぶとか関係なく、4人の名優が織りなす演技の丁々発止を楽しんでいただけたらうれしいです。今、この世に生み出すべき作品となるよう、精一杯頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。「不適切にもほどがある!」は2024年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月27日A24が2024年6月に出版されるルフィ・ソープの小説「Margo‘s Got Money Troubles(原題)」のドラマ化権を獲得した。ドラマ化にあたり、ニコール・キッドマン、ダコタ&エル・ファニング姉妹が製作総指揮を務めるという。「The Hollywood Reporter」が報じた。共同脚本家の一人としてニコールと「ビッグ・リトル・ライズ」でタッグを組んだデヴィッド・E・ケリーが契約交渉中とのこと。ニコールはエルと『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』で共演、ダコタとドラマ「The Perfect Couple(原題)」で共演するなど、それぞれにつながりがある。小説の主人公は、レストラン「Hooters」のウェイトレスの母と、元プロレスラーの父との間に生まれたマーゴ・ミレー。常に「だれの助けも借りず一人でやっていかなければ」と思っているタイプの人間。進学先の短大で教授と関係を持ち、若くして妊娠し、20歳でシングルマザーになる。乳飲み子を抱えるマーゴはとにかくお金が必要だった。そんな時、疎遠だった父と再会。元プロレスラーの父の助言を受け、OnlyFans(お金を稼げるSNS)で大成功を収めることになる…という物語。A24は今作のドラマ化権をめぐって10社近くと争奪戦を繰り広げ、勝ち取ったという。A24×プロレスといえば、公開待機作にザック・エフロン主演『The Iron Claw』もある。(賀来比呂美)
2023年10月26日京都シネマと自主上映や配給などを行うグッチーズ・フリースクールが、月に一度の映画上映イベントを行う「きょうとシネマクラブ」を発足し、毎月1週間限定で、未公開映画や視聴困難な作品でありながら、こんな時代だからこそ見たい映画を上映。12月8日(金)から開催される第1回イベントでは「女性と映画」を特集する。-きょうとシネマクラブについて-コロナウイルスの感染拡大などによる映画観劇人口の減少や、様々な時代の変化でミニシアターの経営はますます苦しくなり、また、知名度が低い映画や小規模な作品は、その内容にかかわらず、上映される機会がだんだんと減っている現在。そんな厳しい状況だからこそ、映画館の個性を活かした独自のプログラムとミニシアターならではのチャレンジングな企画を始めようと思い立ち、京都シネマとグッチーズ・フリースクールがタッグを組んで「きょうとシネマクラブ」を発足。規模や知名度、新作、旧作にこだわらず、いまこそ見たい映画作品を上映し、これまであまり語られることのなかった、あるいは途切れてしまった映画の可能性を楽しく考えていく、そんなシネマクラブを目指す。『ガールフレンド』そんな「きょうとシネマクラブ」の第1回目の特集は「女性と映画」。女性監督の作品だけでなく、女性と関連が深いサブジャンル映画も公開する。12月8日-12月14日『ラブレス』『ハート・ロッカー』で史上初の女性アカデミー賞監督賞受賞者となったキャスリン・ビグロー監督(モンティ・モンゴメリーと共同監督)の長編映画デビュー作品かつ、『アメリカン・サイコ』『スパイダーマン』でお馴染みのウィレム・デフォーのデビュー作を日本劇場初公開。現代アーティストと映画監督の2つの顔を持つビグロー監督にとって、本作『ラブレス』はアートの世界と映画製作のギャップを埋めるつなぎのようなものだったと後のインタビューで語っている。1959年のアメリカ南部の閉鎖的な田舎町を舞台に、突然現れたヴァンスたちという異分子が、住民たちの平凡な日常に不穏な緊張感を漂わせていく様子が描かれる。ウィレム・デフォーは主人公ヴァンスを演じている。不良バイカー集団のリーダーとして強い男性像を演じながら、内面の動揺を繊細に演じた。凶暴性と繊細さを合わせ持ち、独特の色気を放つ(悪としての)キャラクターはその後のウィレム・デフォーの代表的な特徴の1つとなり、『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)や『L.A.大捜査線/狼たちの街』(1985)でも圧倒的な存在感を示すこととなった。町の娘テレナ役のマリン・カンターはどこか影のある少女を好演。その後、ロバート・ダウニー・Sr監督のコメディ作品『ストレンジ・ピープル』(1990)への出演を最後に俳優を引退。本作は数少ない出演作の1つとなった。1月5日-1月11日『青春がいっぱい』全寮制カトリック女子校を舞台とした思春期にある女性の心の機微を描いた『青春がいっぱい』。監督のアイダ・ルピノは多くのTVシリーズと映画で監督を務め、女性として史上2人目の監督組合入りを果たした。1930年代にイリノイ州シカゴ近郊のカトリック校で過ごした自身の高校時代を描いた、ジェーン・トラヒーの1962年のベストセラー「Life with Mother Superior」が原作。入学当初は修道女たちがなぜその道を選んだのか理解ができないメアリーだったが、彼女たちの愛や寛大さ、献身の心に触れ次第に感化されていく様子が描かれる。ヘイリー・ミルズは、豊かな感情表現で思春期の微妙な心の変化を瑞々しく演じた。アカデミー賞子役賞を受賞するなど、それまでは子役スターとしてディズニー映画への出演が多かったヘイリー・ミルズにとって、本作はコメディ俳優としての出発点となった。修道院長役のロザリンド・ラッセルは、ゴールデン・グローブ賞を5回、トニー賞を受賞するなど映画と舞台の両方で活躍した俳優。自身もカトリック学校に通った経験をもち、厳しくも愛のある修道院長を好演している。2月『ガールフレンド』ミシェル・ウィリアムズがお気に入り映画のひとつとして挙げ、都会派女性映画として伝説的な作品として名高い『ガールフレンド』。ニューヨーク出身の監督・俳優であり、フリーランスのカメラマンとしても活躍、数多くのドキュメンタリーの製作を手掛けたクローディア・ウェイル監督による本作は、グレタ・ガーウィグやレナ・ダナムなど多くの女性映画製作者らに多大な影響を与え続けている。ヴィッキー・ポロンとの共同脚本は、ウェイル監督自身の体験に基づくもの。自身もカメラマンとして活動していた時期があるなど、主人公スーザンと重なる点も多い。夢を追いかけながらも、周りの同年代女性の成功や結婚が気になってしまう揺らぐ心の内をリアルに描いている。資金不足のために完成までに3年の月日を要するなど製作には困難が伴ったが、公開後は女性の友情や大都会で成功を夢見る若い女性をテーマとした作品の先駆けとして高い評価を得る。1978年、本作はロカルノ国際映画祭で銅豹賞(最優秀女優賞)、トロント国際映画祭でピープルズ・チョイス賞を受賞した。1979年、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でダヴィッド特別賞を受賞。同年、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞にもノミネートされた。3月『天使の復讐』『プロミシング・ヤング・ウーマン』を彷彿とさせる、レイプリベンジもののカルト作品。監督はニューヨーク・ブロンクス出身の鬼才アベル・フェラーラ。性犯罪の被害者となった主人公が男への復讐を果たしていく。当初は自分を守るために仕方なく殺人を犯す主人公であったが、徐々に殺しへの強い意志をもって街に繰り出すようになる。その姿は男を殺すという使命を背負った戦士を思わせる。内面の変化を表すように、気弱で化粧っ気のなかった主人公が、バッチリと化粧をして刺激的な服装に身を包んだ姿は、まるで別人のような美しさを放つ。また、自らの正義を果たすために殺人をも犯してしまうという人物像は、本作がインスパイアを受けているとされる『狼よさらば』(1974)、『タクシードライバー』(1976)に共通している。エキゾチックな顔立ちで独特な存在感を示すゾー・タマリスは当時17歳で、本作がデビュー作。彼女はフェラーラ監督の実生活のパートナーでもあり、俳優のほかに音楽家・政治活動家としても活動していたが、その後、深刻な薬物中毒となり、37歳という若さでこの世を去った。作品には劇場公開時に厳しい批評が多かったものの、現在ではアンダーグラウンドやインディペンデント映画のファンの間で高く評価されている。「きょうとシネマクラブ」第1回「女性と映画」は12月8日(金)より京都シネマにて上映。料金:1,500円※サービスデー適応外(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日木南晴夏が主演を務める「セクシー田中さん」の1話が10月22日に放送。原作の世界を丁寧に描いているドラマに「原作好きだから楽しみにしていたけど、ドラマも良かった」や「涙が零れた」の声が上がっている。「砂時計」や「Piece」など人気作品を多数執筆している漫画家の芦原妃名子の同名漫画が原作の本作は、正反対なタイプの2人の女性が出会いポジティブな化学反応を起こしていく物語。昼間は地味なOLだが夜はベリーダンサーとして活躍する主人公・田中さんを木南晴夏、田中さんの同僚で生きづらさを感じている愛され女子・倉橋朱里を生見愛瑠、女性に対して偏見まみれのサラリーマン・笙野浩介を毎熊克哉、朱里の大学時代の友人・仲原進吾を川村壱馬が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田中京子(木南晴夏)は、仕事は完璧だが地味なアラフォーOL。友達も恋人もできたことがなく、社内では変人扱いされていた。しかし彼女の同僚の派遣OL・倉橋朱里(生見愛瑠)は、田中さんの雰囲気がどこか変わったことに気が付く。そんな朱里は若くて可愛いことにしか自分の市場価値はないと焦り、そこから抜け出すこともできずに、合コンに明け暮れていた。しかし、合コンで出会った商社マンの笙野浩介(毎熊克哉)からは「絶対遊んでる」とレッテルを張られ、大学時代の友人・仲原進吾(川村壱馬)からは「友達」という言葉を盾に便利に扱われてしまう。そんなある日、モヤモヤした思いを抱えたまま立ち寄ったペルシャンレストランで、朱里はエキゾチックなベリーダンサー・Saliに一目惚れ。すっかり彼女の踊りに魅了された朱里だが、実はSaliの正体は、田中さんで――というのが1話の展開。Saliの正体を知った朱里は、田中さんのギャップにますます引き込まれていく。そんな彼女に最初は会社で正体をバラされるのではないかと心配していた田中さんも、いつしか彼女の存在に慣れ、逆にいないことが気になるように。また、ベリーダンサーとして活動する田中さんのかっこよさに背中を押してもらった朱里は、3年前に一度だけ肉体関係を持つも友人という言葉で便利に扱われてきた進吾に、ついに自分の気持ちをぶつけ、友人関係を解消。そんな進吾との関係を断ち切った朱里が田中さんのダンスを見ながらヒラリークリントンの演説を思い出し涙を流すシーンでは、「ヒラリークリントンの演説はもちろん芦原先生が原作に描いているのだけど、ドラマのめるるさんの演技が素晴らしかった」や「涙の流し方も本当に自然で感情が伝わってくる」など生見愛瑠の演技に対し絶賛の声が上がっている。また一見正反対のタイプに見えながらも、お互いの存在がプラスになる田中さんと朱里の関係に、SNSでは「2人のヒロインの関係が好き」や「誰かにどう見られるかなんて関係なくって、自分がやりたいことをやることで、どんどん背筋が伸びていく田中さんとそれを追っかける中で自分を見つけていく朱里ちゃんの関係性が大好きなの!!」の声が。またドラマを視聴した原作ファンからは、「原作好きで何回も読んでて、話もセリフも全部知ってるのに「曲がった背筋を伸ばそうと思ったんです」で涙が零れた」や「原作も読んでるけど、ドラマはメッセージがストレートで良い」「すごく原作大切にしつつ実写のための改変も入れててバランスいいですね」など、原作を大切にしたドラマ作りに評価の声が上がっている。主演を務める木南晴夏の演技にも「地味なアラフォーOLとベリーダンサーのギャップにビックリ」や「何がいいって木南晴夏が最高なんだわ」「木南さんのベリーダンスも綺麗すぎるし1時間あっっという間だったー」など絶賛の声が上がっている本作。次週はどんな展開が待ち受けるのか、期待が高まる。【第2話あらすじ】会社では地味なOLながら、ベリーダンサーという裏の顔を持つ田中さん(木南晴夏)のファンになった朱里(生見愛瑠)は、田中さんと同じベリーダンス教室に通うことを決意する。しかしMiki先生(高橋メアリージュン)の指導でレッスンを開始するも、田中さんのようにセクシーに踊るまでの道のりはかなり遠そう。そんなある日、以前スーパーで偶然知り合った田中さんからペルシャ料理店「Sabalan」のフェセンジュンが絶品、と聞いた笙野(毎熊克哉)が店にやって来る。しかしセクシーなダンサーの正体が田中さんだと気づいた笙野は、ドレス姿の田中さんに「おばさん」「痛々しい」と無神経な言葉を投げつける。それに対し田中さんは気にしない素振りを見せるが、朱里は笙野への復讐を誓い――。「セクシー田中さん」は毎週日曜22時30分~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日茨城県のシネマサンシャイン土浦でIMAXレーザーの導入が決定し、映画『ゴジラ-1.0』がそのオープニング作品となることが明らかになった。IMAXレーザーは、IMAXシアター専用にゼロから設計されたシアターで、より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像の4Kレーザー投影システムとリアルで圧倒的な臨場感のある音を再現する12chサウンドシステムで、これまでとは違う映画体験ができるプレミアムシアター。鑑賞料金は、IMAXが通常鑑賞料金に+700円、IMAX3Dは+1,200円となる(※IMAX3D専用メガネ持参の場合+1,000円、各種サービスデイ時はサービスデイ料金にIMAXレーザー特別料金を加算した金額)。『ゴジラ-1.0』オープニング作品は、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』で、11月3日(金・祝)オープンとなる(※11月4日は土浦全国花火競技大会のため休館)。また、10日(金)公開の『マーベルズ』もIMAXレーザーで公開予定だ。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2023年10月21日ムロツヨシ主演「うちの弁護士は手がかかる」の2話が10月20日オンエア。ムロさん演じる蔵前の“ドラマネタ”が注目を集めている。30年にわたり人気女優を支えてきた敏腕芸能マネージャーが、突如解雇されたことをきっかけに新人弁護士のパラリーガルになる…という育成型リーガルエンターテインメントである本作。人気女優・笠原梨乃のマネージャーだったが、突然クビを言い渡され、落とし物を届けたことから若き弁護士・天野杏のパラリーガルとして、彼女をサポートしていくことになる蔵前勉役にムロさん。超エリートながら人とのコミュニケーションが苦手で、弁護士として全く成果を出せずにいる天野杏役には平手友梨奈。天野とはいつも口論が絶えない彼女が所属する香澄法律事務所所長・香澄今日子役に戸田恵子。天野法律事務所に所属する努力家の熱血弁護士・山崎慶太役に松尾諭。同じく天野法律事務所のやり手弁護士・辻井玲子役には村川絵梨。パラリーガルの大神楓役に菅野莉央。ポンコツパラリーガルの岩渕亮平役には日向亘。蔵前の悩みを聞いて励ましてくれる良き相談相手の安藤カオリ役に安達祐実。杏の姉・さくらの部下・海堂俊介に大倉孝二。天野法律事務所所長の天野さくらに江口のりこといったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では杏のもとを若宮翔子(有森也実)が訪ねてくる。彼女は杏の中学時代の同級生・若宮円(渡邊圭祐)の母親で、円は息子からの依頼として人気動画配信者の合田修吾(曽田陵介)を訴えたいと杏に告げる。若宮は合田を中心としたクラスメートたちから酷いいじめに遭ったことが原因で、中学1年の途中から不登校となり、それから7年間、一度も外に出られないのだという。いじめの裁判は難しいと同僚たちから言われる蔵前と杏だが、円が“葬式ごっこ”のいじめを受けていたことを知り、合田たちを訴えようと動き出す。結局円は訴えることを辞めるが、合田たちから謝罪を受け、外に出て新たな人生を歩み始める…というストーリーだった。前回に続く“和解ラスト”に「前回同様、勝ってはいないが、被害者にとっての落としどころを満たす締め方でしたね」「最終的には蔵前さんによって理想と現実の間のところで解決策を探り実行することになっている、というのが結構リアルだな…と思う」「法廷で派手に争って白か黒かというドラマが多い中、このドラマの在り方の方がリアルでは多いんやろな」などといった反応多数。またムロさん演じる蔵前が繰り出す、ドラマ「GTO」をはじめ「振り返れば奴がいる」「古畑任三郎」など人気ドラマにまつわるネタにも「鬼塚先生って何度も言ってるの、なんか嬉しかった」「GTO世代には突き刺さりまくりw」「毎回、フジのドラマのパロディ入るのかな?(笑)」等々、懐かしさを感じる視聴者が続出している模様だ。【第3話あらすじ】香澄法律事務所所長の今日子が、情報番組の法律相談コーナーに出演。実はこのテレビ出演、杏を売り込むために蔵前が仕込んだものだった。おかげで事務所に法律相談の依頼が殺到する中、私立小学校に通う10歳の少年・樋口翔(三浦綺羅)がやってくる。翔は、父親が母親を殴って警察に逮捕された傷害事件の弁護を依頼する…。「うちの弁護士は手がかかる」は毎週金曜日21時~フジテレビにて放送中。(笠緒)
2023年10月21日勘違い父が引き起こした家族崩壊
安心して結婚したはずなのに
嫌がらせの犯人は信じていたあの人でした