大混雑の電車内で大騒ぎし座席を占領するカップル。だが次の瞬間「あの…」予期せぬ“救世主”が割り込んだ話
通勤電車の中で、席を占領するカップル。席を譲るよう頼んだ年配の女性に罵声を浴びせる始末です。そこへ毅然と立ち上がり、カップルを一喝した女性がいました。今回は、1人の勇気が理不尽な状況を変えた体験談を紹介します。通勤ラッシュで…
私が1人の女性を強く意識するようになったのには、理由があります。それは数週間前の、通勤ラッシュの電車内でのことでした。騒ぐカップル
混雑した車内に、やけに大きな笑い声が響いていました。若いカップルが座席でスマホを見ながら騒ぎ立てています。
その視線に気づいたカップルが年配の女性に詰め寄りました。なんの騒ぎだと思って見ていると、年配の女性はおずおずと口を開きます。「私、足腰が弱くて…もう少し席をつめていただけると…」返ってきたのは、舌打ちと罵声でした。「はぁ?うっざ」「自分が座りたいからって自己中すぎ」カップルは自分たちのことを棚に上げ、容赦ない言葉をぶつけます。優先席じゃない
「ここは優先席じゃない」「座りたいなら優先席に行け」カップルは追い打ちをかけます。(なんだあれ…!自己中はどっちだよ!?)怒りで体がわなわなと震える私。
「よかったら私の席使ってください」1人の女性が年配の女性に向かって、すっと立ち上がったのです。「気づくのが遅くなってすみません」にこりと笑う横顔に、私は思わず見とれました。そして彼女はカップルへ鋭い視線を向けたのです。「あなたたち」強気な彼女
「そんなふうに席を占領して恥ずかしくないの!?」「文句言う元気があるなら体が不自由な人に席を譲りなさい!」その正論と迫力に、私は彼女から目が離せなくなりました。カップルが言い返しても、彼女は一歩も引かず…。
座席に荷物を置いていて、それをどかせば何人か座れそうです。すると年配の女性が、そちらをちらりと見やりました。席を詰めてほしい…
咄嗟に優先席を見ると、すでに妊婦さんや別のお年寄りで埋まっていました。譲れるものなら譲ってあげたいくらいですが、譲れる席がないのです。歯がゆさを感じていたそのときでした。快く女性が立って…
「まだ騒ぐなら車掌を呼ぶ」と毅然とした態度です。(すごい…!)彼女のその姿が眩しくて、胸の中に温かいものが広がりました。誰かのために声を上げられることの素晴らしさに気がついたのです。そして、そんな彼女とは職場でも運命的な出会いを果たしたのでした。見知らぬ誰かのために声を上げることは、簡単なようで難しいものです。同じような場面に出くわしたとき、役立つ3つのアドバイスを紹介します。1.小さな行動から始める席を譲ることも、声をかけることも、最初の一歩は小さなものです。何か1つでも助けになることをするという気持ちで、行動のハードルを下げてみましょう。
2.勇気ある行動は、見ている人の心も動かす誰かの行動は自分だけでなく周囲にも影響を与えます。その姿が誰かの記憶に残り、次の行動を生むきっかけになるのです。3.「動けなかった自分」を責めすぎない理不尽な場面を前にしても、体がすくんで動けないことはよくあります。そんな自分を責めず「次はこうしよう」と脳内でシミュレーションしておきましょう。次の機会で動き出しやすくなるはずです。正しいことをすぐに実行できる人は、特別な才能を持っているわけではありません。自分にもできる、という気持ちを忘れずにいましょう。作画:kiki***※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています